ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

KINGDOM/AUTO-MOD


 盆休みのない職場なもので,今週は一足先に夏の休暇を取得させていただいたのですが,それに合わせるかのようにやっと梅雨が明けまして,えぇ,ガシガシ走らさせていただきましたです。でも,まぁ色々と午前中に雑用をこなして,昼には子供らにご飯を食べさせてからということになるので,ほぼ午後1時から午後5時までの4時間,4日の火曜日は午後にも用事があったので走れませんでしたが,それ以外は走り倒しましたです。で,サイクルコンピューターを付けてからの積算走行距離がいつの間にか1000キロを超えてしまいましたし,今週だけで300キロ以上走っていましたです。最高は昨日の75キロかなぁ。プレシジョントレッキングでこれだけ走れば十分なのではないかと思いますですと自画自賛しておこう。で,今週走った中で思ったことを2つ。まず1つ目は2ちゃんを信じて酷い目にあったというか,やはり行間を読むということは大事だなぁとつくづく思いましたです。どういうことかと言いますと,2ちゃんの自転車板に私が住んでいる地域のスレがあって,そこで比較的楽で楽しいコースが紹介してあったので,たまにはコースを替えてみようかということで,そこに走りに行ったのですが,目の前にとんでもない坂が・・・しかもどこまで行っても上り坂だし,帰りはこんな狭い道で下りの速い速度で走ると死んでしまうかもしれないと思い,途中でUターンしたのですが,そのスレをよく読むと,スレ住人の大半はロードや本格的なクロスバイク乗りで,要するに自転車の性能も価格も私とは天と地の差があるよう人ばかりなので,そういう人が比較的楽で楽しいコースといってもそもそも次元が違うので,お話になりませ〜んという感じなんですよね。まぁ,これからは話半分で読むことにしよう。でも地域の情報があると非常に参考にはなるんですけどね。それから,やはりこの時期は水分補給が重要だなぁと思いましたです。というのも,この間の日曜日に2時間程度走りに行くかと思い,ここでまた,せっかくだからこれまで走ったことのないコースを走ろうと思い,初めての峠にチャレンジしたのですが,峠を走ると速度が出ないので,凍らせておいたペットボトルが溶けなくて飲めない,汗は乾かないし体感温度が下がらないため汗が止まらなくめちゃくちゃ水分が出て行く,その上,峠なのでコンビニもなければ自動販売機もなくて,水分補給ができない。本当に倒れるかと思っていたらようやく自動販売機があったので,なんとか助かりましたけど,結局その日は体調がよくないので,20キロ走って帰りましたです。それからは,凍らせたペットボトルの中身がなくなったら,その先にあったコンビニで凍らせてあるスポーツドリンクのペットボトル(これはやはり便利)と普通のペットボトルを買い,普通のペットボトルを飲み干しながら休憩し,凍らせてある奴はケージに付けて走りながら飲むということをやってましたです。4時間で大体,2回休憩して4本は買っていたので,600円程度の出費ですが,熱中症で帰れなくなっても困るし,午後半日遊んで600円だなんて,その程度のささやかな贅沢はいいんでないかいと思ったりします(実際,子供らに600円も飲むの?もったいないんじゃないの?と言われましたが,世の中にはパチンコで1日に2万も3万も使うお父さんもいるんだから,5日間遊んで3000円程度ののささやかな贅沢は許してもらってもいいのでは?と答えると,納得していましたです。)。

 話を自転車から変えて,今回は,いつか書こう書こうと思っていた,AUTO-MODのベスト盤KINGDOMを取り上げたいと思います。というのも,AUTO-MOD(ジュネですね。),LOOPUS(アレルギーの宙也のバンド),MOSQUITO SPIRAL(ガスタンクのバキのバンド),Madame Edwarda(ジンのバンドZEUS MACHINAの変名?)で,FREAKS OF THE LEGENDっていうイベントをやっているのですが,そのライヴDVDが9月に発売さえれるということで,多分,アマゾンでポチっと買ってしまうと思うので,それなら,この機会に取り上げてしまおうと思った次第でございます。
 このアルバムは,REQUIEM,DEATHTOPIA,EESTANIA,BIBLE,CEREMONY,ROCK OF ROMANCEの6枚のアルバムとヴェクセルバルク時代のシングルから1曲,ライヴ音源が1曲という非常に1枚でAUTO-MODの大まかな流れが分かるアルバムになっていますです。個人的には,曲順が発売年度順になっていれば,尚分かりやすいのではないかと思いますです。
 まず1曲目の“THE LIFE”はEESTANIAからのナンバーで,パーカッシヴなベースラインが気持ちよい曲です。ジュネのおどろおどろしいヴォイスが入ると,まさにAUTO-MODの世界でございます。ジュネの裏返ったようなシャウトについては好き嫌いがはっきり分かれると思うのですが,私的にはAUTO-MODの音と歌詞にはやはり,このヴォイスでないとなぁと思ってしまいますです。それから現在の5人編成(パフォーマーは除く。)のAUTO-MODには入っていないサックスの音がやはり禍々しさを更にアップさせていてよいです。
 2曲目の“CANNIBAL OF LOVE”はヴェクセルバルク時代のシングルですが,やはり勢いのあった時代の音だなぁと思いますです。イントロから吹きまくるサックスがカッコヨイです。ヘヴィなサックスとジュネの歌謡曲チック(良く言えばポップか?)なメロディーのギャップに思わずなんなんですか?と言ってしまいそうになりますが,このアンバランスがAUTO-MODの持ち味だと思うんですけどね。
 3曲目の“夢遊病者”はライヴ音源なんですけど,イントロのハイハットとベースラインがメチャカッコイイです。そのままジュネのヴォイスが絡むのですが,しっかりした演奏に好感が持てますです。どちらかというと音源で凝りまくっているバンドはライヴでの演奏はショボイというバンドがなくもないのですが,流石に80年代のライヴハウス叩き上げ世代ですよ。ライヴ音源でもしっかり聴かせてくれますです。
 4曲目の“SMELL”はDEATHTOPIAからのナンバーですが,布袋寅泰の思わせぶりな打ち込みとキーボードの音がカッコイイナンバーです。ジュネのヴォイスもエフェクターを掛けまくりで,更にパワーアップしています。というか,バックの音に合いすぎて怖いくらいなんですけど。
 5曲目の“SADISTIC DREAM”はROCK OF ROMANCEからのナンバーですが,元々はヴェクセルバルクのシングルなんですけど,こちらのヴァージョンの方がタイトでカッコヨイです。が,あの特徴的な,というかあの時代を感じさせるシンセベースっぽい短くスタッカートさせたベースラインや,P.I.Lを意識したかのようなうねりまくるベースラインがカッコイイなぁと今更ながら思ってしまいましたです。
 6曲目の“LOST IMAGE”はEESTANIAからのナンバーですが,これも布袋寅泰のパーカッシヴな打ち込みとそれに対比するかのようなジュネのシンプルなメロディーラインの絡みがたまらないですね。個人的にはバンドサウンドの方がAUTO-MODらしいとは思うのですが,これもあの頃の流行というものもあるので仕方ないかなぁなんて思ってしまいましたです。
 7曲目の“LOVE GENERATION”はCEREMONYからのナンバーなんですが,元々はテレグラフ時代(あぁ〜大昔だねぇ。)のシングルだったと思うのですが,やはり大昔のシングルよりも格段音が良いので安心して聴けますです。「これが僕らのLOVE GENERATION!」っていうところは相変わらずカッコヨイです。
 8曲目の“FRIEND”はREQUIEMからなんですけど,元々,このアルバムはライヴアルバムなので,待ったなしのバンドサウンド(というよりもテレグラフ時代のアルバムなので,後でオーバーダヴとかできないし。)で,パンクの影響であるとか,まだメンバーも若いということもあってか,性急な演奏なんですけど,そこがまた良かったりします。本当,この演奏はカッコヨイです。
 9曲目の“IDENTICAL NIGHTMARE”もREQUIEMからのナンバーなんですけど,こちらもシンプルなリズム体の上でエフェクトをかけまくった布袋寅泰のギターのカッティングがカッコヨイ曲です。ジュネのヴォーカルも冴えまくっていますです。本当,旧AUTO-MODのアルバムの中でもこのREQUIEMは個人的にはお勧めの音源でございます。
 10曲目の“REALIZE”はBIBLEからのナンバーで,なつかしいゲートエコーがかかったスネアの音が時代を感じさせますが,このドラムの音とベースだけのバックでジュネがうねるようにヴォイスを絞り出すと,これはこれでいいんでないかいと思ってみたりしますです。
 11曲目の“DEATHTOPIA”はもちろんDEATHTOPIAのタイトルチューンで,打ち込み系の重厚なイントロに一体どういう展開になるのかと思いきや,ジュネのヴォイスが入ると,シンプルなバンドサウンドになるんですけど,そこは布袋寅泰もジュネのヴォイスが入らないところは好きにやらせてもらうけれど,ジュネのヴォイスが入るところはシンプルにジュネのヴォイスが生きるようにアレンジしているんだろうと思いますが,深読みしすぎでしょうか?
 12曲目の“EESTANIA”はEESTANIAからではなくBIBLEからのナンバーになっています(EESTANIAに入っていたのかどうかは覚えていませんです。)。イントロはアコギのアルペジオから始まり,そこにフルートが絡み,そこにジュネのヴォイスが入るという,アルバムでなければ考えられないアレンジに驚いてしまいますが,ジュネのヴォイスは効果音的で素晴らしいのですが,こうやってゆっくりしたテンポの静かな曲で,朗々と歌い上げるような曲ではちょっとマズイかも・・・というところが諸刃の剣だなぁなんて思ったりしましたです。この曲は10分近くあるドラマチックな大作なので,じっくり聴いていただきたいなぁと思います。
 ラストナンバーの“伝説”はEESTANIAからのナンバーですが,イントロのベースラインがカッコヨイです,というか,どうしてポジパン系(今でいうゴス系)のバンドのベースラインってこんなに私好みなんでしょうかね。この曲は打ち込み系の音が少なくてバンドの音が中心になっているのも私的には好みですねぇ。やっぱバンドはバンドの音で勝負ですよ。とはいえ,あの当時は打ち込み系がカッコイイとされていた時代だから布袋寅泰が絡んでいる以上,仕方ないかと思ったりもしますです。
 しかし,よく考えなくても20年前の音なので,あんまり無理を言っても仕方ないよなぁなんて思ったりもしますが,本当に,あぁ80年代は遠くになりにけりだなぁなんて思ってしまいますが,そのジュネが今もAUTO-MODを率いて(メンバーは当然違いますけど。)精力的に活動しているのを見ると,凄いなぁと本当に思ってしまいますです。

 しかし,前回,自転車ばかりではなく音源の方も手を出さないとということを書きましたが,私が知らなかっただけなんですけど,驚愕の事実が判明してしまいましたです。私が住んでいる地方都市にはヴァージン・メガ・ストアとHMVタワレコがあったと思っていたので,たまにはタワレコ以外で音源を漁ってみるかと思い,まずはヴァージンメガストアに行ってみるとないではありませんか。しかたないなぁと思いつつHMVへ行ってみると,またないではありませんか。ということは私の街にはタワレコしか残っていないのね。というわけで,今後もネット(いぬん堂とかアマゾンとか)での音源購入比率が上がるということですねぇ。CDが売れていないっていう話は良く聞きますが,こんな状況だったとは。地方都市じゃぁそんなに売り上げがあるとは思えないしね。でもさぁ,やっぱり好きな音源はジャケットのアートワークも含めて買いたいって思わないのかなぁ。それとも,その発想はやはりオジサンの発想なんでしょうか。でも,まぁアマゾンはコンビニ受取ができるので,困ることはないんですけどね。しかし,これでアマゾンもなくなったら個人的には打撃が大きすぎるなぁなんて漠然と思ってしまいましたです。