ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

DEEPERS/FRICTION


 8月になったっていうのに,ギラギラとした太陽が照りつけることもなく,梅雨空のジメっとしたかんじで,本当に嫌になってしまいますよね。でも,まぁ,雨が降っていないのでまだましかなぁ。前回,プレシジョントレッキングのペダルをアルミの奴に交換したと書きましたが,実は片方のペダルがどうも欠陥品(というほど大げさではないが)だったようで,ペダルの回転部分のゴムパッキンがきちんと着いていなかったみたいで,走行中に取れてしまうことが,ペダルのクランクにそのパッキンが引っかかっていたために発覚しましたです。レシートなんて捨てちゃったし,この程度で新しいペダルを買うのもバカバカしいし,どうしようかと思っていたのですが,コニシっていうメーカーのSUっていうウルトラ他用途ボンドのことを思い出して,これをクランクに塗ってゴムパッキンを固定してやればいいんでないかいと思い,いそいそと仕事帰りにホームセンターに行って,ボンドを買って,家に帰る前にボンドでゴムパッキンを固定してみたのですが,おかげさまで無事に固定されたままでございますです。基本的にD.I.Y根性で何とかしてしまうところが相変わらず無茶だよなぁと思いながらも,そんな自分が好きなんですけど。しかし,アルミのペダルを取り付けたプレシジョントレッキングはなかなかカッコイイですし,何よりも多分,日本で1台ではないかいと思っていますので,それもそれでうれしかったりしますです。ノーマルじゃ気が済まない(By 藤井一彦)んだから仕方ないよなぁ。それから,前回,裾バンドを買ってみようかなぁと書きましたが,結局買いました。で,結果なんですけど,ジーンズで走るときはバタツキ感がなくなって非常に良いのですが,スラックス(要するに通勤時)だと,スラックスの裏地が汗で張り付いて逆に足が動かしにくいし,何よりも足下をベルトで閉じているため,暑苦しくて通勤には使えないということが判明しました。でもまぁ,冬には汗はかかないし,風が入ってこないのであれば逆に暖かいので,冬場には重宝するかも?とは思っていますです。

 で,あんまり自転車ネタばかり書いているのもなんなので,そろそろ本題に入りたいと思いますです。この間の日曜日は相変わらずの悪天候だったので,車で近所のショッピングセンターに行ったのですが,家族の買い物を待っている間にレコード屋に行って,何かめぼしいものはないかと探してみたのですが,見つからず(その代わり,THE GROOVERSのRUTE 09があったので,目立つように置き直しましたです。),火曜日にちょっと仕事が早く片付いたので,職場の近くのタワレコにでも行ってみるかということで,ゴソゴソと探していたら,あるじゃないですかFRICTIONの新譜が。というわけで,サクッと買わせていただきました。やはり,困ったときのいぬん堂タワレコだなぁ。で,FRICTIONの新譜なんですが,FRICTIONがRECKと中村達也の2人体制になっていたことは知っていたのですが,さて,どんな音になるのか楽しみだなぁと思いつつ,ジャケットも今回は格好いいんですよね。というのも,これまでのFRICTIONのアルバムはライヴ盤を除けばメンバーが表に出ることはなかったのですが,今回のミニアルバムでは今のFRICTIONはRECKと中村達也で演っているんだぜ!とばかりに床に寝そべったRECKと中村達也を頭の方から撮影したものが表ジャケットで裏ジャケットは,多分中村達也の入れ墨のドアップになっていて,なんか力の入れようが凄いなぁと思ってしまいましたです。で,結論なんですけど,えぇ,FRICTIONはRECKが唄ってベースを弾けば,何でもFRICTIONになってしまうのねと改めて思い知らされましたです。しかも二人体制で,ベースにハーモナイザーを噛ませて1オクターブ上の音(要するにギターの音)を出したり,ベースをループさせてソロを弾いたりしている以外,多分ダビングなしの二人の一発録りっぽい音なんですけど,それがまた潔くて格好いいんですよ。では,1曲ずつ紹介を。
 まず1曲目の“Raw Power”はIggy Pop&The Stoogesのカバーなんですけど,イントロのベースのリフとRECKの「Uh!」っていうシャウトもメチャカッコイイのですが,なんと言ってもRECKの唄が始まるとIggy PopのカバーというよりもRECKの唄にしか聞こえないというか,RECKのあの独特の巻き舌具合がいいんですよねぇ。この曲では中村達也はシンプルな8ビートをパワフルに抜けの良い音(というよりもドラムとベースしかいないので,ドラムの音が前にドコドコ出てくるんですよね。)で叩きまくってくれています。2009年のFRICTIONここにありという感じですね。
 2曲目の“Deepers”はRECKの曲なんですけど,これぞ正にFRICTIONとも言うべき音,そしてRECK節とも呼ばれるあの独特の言葉使い,全てがカッコヨイです。というか,メロディー楽器がベースしかないんだから,RECKのベースプレイが全ての印象を作ってしまうので,それは当たり前といえばそうなんでしょうけど。繰り返し繰り返される,リフと言葉にやられてしまいましたです。
 3曲目の“You Got Me Rocking”はThe Rolling Stonesのカバーなんですけど,中村達也のシンプルなんですけど,叩ききっているという感じのドラムが最高です。しかし,ストーンズをカバーすると,やはりストーンズっぽくなってしまうのは当たり前なんですけど,やっぱりFRICTIONの音になってしまうのは,やはりRECKのあの歌い方というか,独特のタイム感のせいなんでしょうかね。まぁ,カッコイイので別に構わないんですけど。
 4曲目の“メラメラ69”はRECKの曲なんですけど,最初,チューニングかと思っていたら,そうではなくてそのままRECKが歌い始めるので,あぁこういう唄なのねと思ってしまったのですが,重ための中村達也のドラムが入ると,サイケっぽい感じを漂わせながら,演ってくれるのですが,どちらかというと,これまでのFRICTIONにはなかったタイプの曲かな。
 ラストナンバーの“Fire”はJimi Hendrixの曲なんですが,ジミヘンの曲をギターレスで演るとはどういうこと?と思いつつ,始まるとギターレスとは思えないカッコヨサでございます。ギターソロのところもベースで弾ききってしまうところは流石でございます。というよりも,この曲では中村達也のキレのよいドラムもメチャカッコヨシでございますので,そこもききどころではないでしょうか。
 しかし,前作のZONE TRIPPERからこのDEEPERSまで14年かぁ。つい,この間ZONE TRIPPERを新譜で買ったような気がするのですが,本当に早いなぁなんてちょっと感慨にふけってみたりしましたです。

 で,話は変わって,私は休みの日はだいたいキャップを被っているのですが,ここ3年ぐらいはボブ・マーレーみたいな人が描かれていて“Load of The Reggae”って書いてあるレゲエなキャップを被っているのですが,さすがに被り初めて3年経つことと,いや普段レゲエなんて聴くことがないしというわけで,そろそろ別の帽子が欲しいなぁと思っていたのですが,なかなか気に入ったキャップがなかったのですが,やっと見つけましたです。今回のキャップにはカセットテープが描かれていて,“Music is Something Where it Touches you in Many Ways”って書かれていて,レゲエキャップよりはこちらの方が良いなぁと思って,ようやくキャップもメンバーチェンジと相成りましたです。
 来週は一足早く夏の休暇を取得したので,天気が良ければ自転車で走りつつ,雑用をこなしつつ,時間があれば中古レコード屋へも足を運ぼうかなぁと思っていますです。来週は天気が良くて,中古レコード屋で私の好みの音源が見つかるといいなぁ。