ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NON BAND+5 Tracks/NON BAND


 しかし,今年も始まったわねとか書いていたのに,いつの間にやら1月も終わりですか。本当,1月は行き,2月は逃げ,3月は去るだよなぁなどと思いつつ,相も変わらず寒い日が続いていて,嫌になっているんですけどね。雪が降らないなら,まぁいいかと思っていると,今日は雪がちらついたりして。でも,まぁ明日雪が降らなければ,50キロぐらいは流して走りたいなぁと思っていますが,果たして天気はどうなるんでしょうかね。
 ここのところ,金曜日の夜は家に居ない状態が続いていまして,先週と昨日は楽しい飲み会で,それはそれで良いのですが,来週は夜勤だし,その次の週は3連休初日だっていうのに,業務外業務の会議がある関係で,新幹線に乗らないといけないしなぁ。でも,会議の後は楽しい飲み会があるので,まぁいいかという感じなんですけどね。子供も大きくなったので,別に私が居なくても何の問題もないですし,自分の体調管理にだけ気をつけていれば良いというのはやはり楽ですね。きちんと健康管理をしておかないと,プレトレに乗れませんからねぇ。

 さて,今回から3回に渡って,大人買いしてしまった80年代自主制作盤の復刻版を順次紹介していきたいと思いますです。で,今回はNON BANDの“NON BAND+5 Tracks”を紹介したいと思います。このアルバムは1982年4月にテレグラフレコードから発売され,聴いてみたいなぁと思いつつ,そのころはネット通販もなく,手に入れることがないまま,どんな音なのか期待に胸を膨らませていたものです。というのも,昔,ラジオ小僧(というか,ネットのない昔は,FMが本当に新しい音楽を発見する宝庫だったんですよね。)だった私が愛聴していた番組にHNK FMの渋谷陽一サウンドストリートがあったのですが,たまたま日本の自主盤特集ということで,確かE.D.P.Sとか後に紹介するジャングルズとかと一緒にNON BANDのSOLARが途中まで流されて,なんか不思議な曲だなぁと思っていたので,今回,そろそろネタギレになりそうになったので,これはこの際,買ってみるかと言うことで買ってみたのですが,期待を裏切らないものでした。というのも,NON BANDはヴォーカル,ベースのNON,フィドルクラリネットの山岸騏之介,ドラムの玉垣満の3人編成なのですが,私の大好きなフィドラーがメンバーに入っているということで,それだけで期待十分という感じなのですが,本当,期待を全く裏切らない素晴らしい演奏でございましたです。
 まず,1曲目の“DUNCAN DANCIN’”という曲ですが,NONの「ハッ」というかけ声から,祭り囃子のようなドラムに乗って,フリーキーなクラリネット,自由奔放に歌うNON(というか,ほとんどドラムだけをバックに唄っているんですよね。),途中からさりげなくベースが絡み出し,ドラム,ベースというよく考えなくても音が薄い構成なのに,まったくそんなことを感じさせない曲です。まさしくアルバムのオープニングを飾るに相応しい曲でございます。
 2曲目の“GHETTO“という曲ですが,NONの重たいベースから始まり,それに山岸騏之介のフィドルが絡み,玉垣満のパーカッシヴなドラムが入ると,本当,唯一無二のバンドだなぁと思ってしまいましたです。というか,80年代初頭にこんな音を出していたバンドが存在していたことが奇跡ではないかと思ってしまいました。
 3曲目の“WILD CHILD CAN’T STAND IT”という曲ですが,私の大好きな3拍子の曲で,ドラムとベースが3拍子を刻む上をフィドルが自由自在にフレーズを入れながら,NONがメロディーにとらわれずに自由に唄っている様は,もはや神々しい感じすらします。また,後半のNONのヴォイスに負けない楽器同士の鬼気迫る演奏も素晴らしいでございます。
 4曲目の“SOLAR”という曲ですが,ポップなのにムチャクチャ浮遊感のある曲で,玉垣満の裏打ちのスネアのタイミングが非常に気持ちよいでございます。途中で浮遊感からタイトなリズムに切り替わるところがあるのですが,そこも格好良いなぁと思っていると,また浮遊感のある感じに戻ったりして,本当,気持ちよい曲です。
 5曲目の“DANCE SONG”という曲ですが,DANCE SONGというタイトルなのに,あんまり踊れない変拍子の曲で,こういうタイトルでこういうリズムを持ってくるか?と思っていると,途中でシンプルな8ビートになり,その上を山岸騏之介のフリーキーなクラリネットが鳴りまくるという,これまたカッコヨイ展開になっています。ちょっとやられたなぁという感じの曲です。
 6曲目の“あわのうた〜BAP PANG”という曲ですが,パーカッシブなドラムから始まり,そこにフィドルが絡み,これから何が始まるんだろうか?という期待感を否が応でも高めてくれると,ドラムとフィドルだけをバックにNONが歌い始め,途中からNONのベースが乱入してきたかと思うと,一気に演奏の速度がスピードアップし,フリーキーなフィドルに負けない,NONのベースにシャウトも素晴らしいです。
 以下の曲はアルバムには入っていなかった未発表のスタジオ音源やライヴ音源になります。まず7曲目の“VIBRATION ARMY“という曲は,このアルバムで一番ロックっぽさを感じる曲です。ちょっと呪術的なNONのヴォイスもカッコヨシです。
 8曲目の“SILENT-HIGH-SPEED”という曲は,タイトルどおりテンポアップしたリズム体に叩きつけるようにして唄うNONがカッコヨイです。また,山岸騏之介がフィドルをピチカートで弾いたりと,音の方もいろいろと変化をつけてくれていますです。
 9曲目の“WILD CHILD CAN’T STAND IT“という曲は,3曲目よりも少し重ためのリズムで3拍子を強調していて,より土着的な感じを受けました。個人的にはこっちのバージョンの方が好みですかね。
 10曲目の“あわのうた〜BAP PANG”という曲は, 逆に6曲目よりもテンポアップしているのですが,逆にこれくらいのリズムの方が,タイトな感じがして孤児的には好きですねぇ。山岸騏之介のまさしく弾きまくりのフィドルも非常に良い感じでございます。
 ラストの“インデプップ”という曲はライヴ音源ですが,アンプのノイジーな音も生々しく,ベースとフィドルとヴォイスがユニゾンになっているところも気持ちよいのですが,途中からパーカッシブなドラムが入って,音の力強さが増すと,まさしくライヴだなぁと思ってしまいました。しかし,ライヴでも3人のこの音だけで成り立たせてしまうところが凄いなぁと本当に思ってしまいましたです。
 できれば,生でこのバンドを見てみたかったなぁと思ってしまいましたが,それがもはや叶うことはないので,今後もこうして音源だけでも楽しませてもらいましょうかねと思ってしまいましたです。
 
 ところで,私はブラウザとしてLunascape Lite4っていうタブブラウザーをこれまで愛用していたのですが,どうも最近,途中で止まったりして調子がよくないので,どうしたもんかなぁと思って,配布しているサイトで確認したところ,Lunascape Lite4はWindows 7に対応していないことが判明してしまいましたです。どうしたもんかなぁと思いつつ,こうなれば通常のLunascapeにしてみるか!ということでシコシコとインストールしたのですが,最初は機能が多すぎて邪魔だなぁと思っていたのですが,得意の削除作業を行ってみると,これが結構シンプルなブラウザになったので,これならLunascape Lite4にも負けないなぁというか,表示速度はやはりこちらの方が速いので,やはりソフトは新しい方が良いなぁと改めて思ってしまいましたです。
 これであとは途中で止まってしまうことがなければということですが,インストールして4日過ぎましたが,今のところ止まってしまうことがないので,大丈夫なのではないかと思っていますです。