ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

EASTERN GOTHIC/AUTO-MOD


 鼻水がいまいち治りきらないんですけど,仕事が片付かないので,あいかわらず9時台の電車で帰宅する毎日でございました。まぁ,鼻水が出るとか言いながらも,家に帰れば相変わらず酒をおいしく飲んでいるので,まだまだ大丈夫なんだろうと思いますけど。まぁ,タバコを吸ってもおいしくなくて,酒を飲んでもおいしくなければ,さっさと休むようにしましょうかね。
 で,話は変わるのですが,先々週くらいからあーでもないこーでもないとやってきたハードディスクの載せ替えですが,やっとできたです。えぇ内蔵120GBに外付け60GBの合計180GBという今まで経験したことのない広大な空間が広がっていますです。メディアプレイヤーの関係で少し手間取ったのですが,ドライブ名を変更するという荒技に出て何とかしのぎましたです。今は外付けにしているドライブのデータをいったん内蔵にコピーして,15GBと45GBで切ってあるパーテーションを1つにまとめて,バックアップ用をメインに使おうということで,現在,シコシコとコピーの真っ最中でございますよ。

 で,今週はAUTO-MODの新作,EASTERN GOTHICについて語りますです。AUTO-MODについてはこれまでも何度か語っていますが,はっきり言って20年前の音源とかで,まさかこの時代にAUTO-MODの新作が聴けるだなんて思っていなかったです。というか,今回の新作は個人的には今までで1番好みの音に仕上がっています。というのも,ジュネの声を聴いた事のある人は分かると思うのですが,ジュネの声は甲高いのにヌメっとした質感のある声で,1つ間違えば気持ち悪い声であるため,これまで私が聴いた音源ではバックの音からジュネの声が浮いていて,もう少しなんとかならないかなぁ・・・と思っていたのですが,今回のアルバムではバックの音にジュネの声がとけ込んでいて,非常にいい感じに仕上がっていますです(コーラスのセリアの影響も大きいと思いますが。)。はっきり言って,先週紹介したTHE STALINのSTOP JAP NAKEDと一緒にMUVOの80年代パンクのフォルダに入れて通勤時間にヘヴィローテーションしていますです。全体の印象としては音的にはちょっとテンポのゆっくりとしたメタルコア(なんじゃそれは?)って感じですかね。
 1曲目を飾る“Der Teufel”はラストナンバーの“Lucifer's Song”のコーラスを数小節切り取ったナンバーなんですが,AUTO-MODの世界へのイントロとして非常にぴったりだと思いますです。
 2曲目の“Merry-go-round”はメリーゴーラウンドのSEから中音域をブーストしたギターのカッティングがカッコイイ曲です。はっきり言ってジュネのボーカルは昔ながらのジュネ声なんですけど,タイトなドラム,ヘヴィなベースライン,中音域をブーストしたギターが気持ちよくジュネの声を包んでいます。
 3曲目の“Poison Night”は中近東っぽいフレーズにジュネのヴォイスが乗り,セリアのコーラスが透明感を付けながら混沌とした雰囲気を醸し出しています。はっきり言って,リズム体(ギターも含めてですけど。)が本当にしっかりしているというか,ジュネの声をサポートしているので,聴いていて本当にいい感じですね。それから音像の組み立て方も面白くて,ヘッドフォンで聴いていると今ひとつ分かりにくかったのですが,家でスピーカーで聴いてみると,面白い位置に音を置いていたり,非常に拡がりを付けていたり,ちょっと感動ですね。え〜歌詞の話があまり出ませんが,AUTO-MODの場合には歌詞の内容と言うよりもドロドロとした雰囲気を感じるものだと思っていますので,えぇ。
 4曲目の“Devil Dance”は早いパッセージのベースから始まり,デス声のジュネのヴォイスが入り,そこからはハードロックな展開になっています。が,ジュネのデス声なんて初めて聴きましたが,カッコイイです。で,この曲はジュネが主催しているTOKYO DARK CASTLEのテーマソング的な歌詞になっています。ライヴでやったら盛り上がるんだろうなぁと思いましたです。地方都市に住んでいるとTOKYO DARK CASTLEは見に行けないので,ちょっと残念ですけど。
 5曲目の“Majesty”はうって変わって浮遊感のあるイントロから始まり,ジュネの少し押さえたヴォーカルがいい感じの曲です。ところどころ入るセリアのコーラスもジュネの声を支えながら導いているような感じで非常にカッコイイです。
 6曲目の“Belzebuth”はドラムは打ち込みらしいのですが,そんなことを微塵も感じさせないハードなロケンロールになっています(というか,ドラムレスでリズムボックスを使っていたこともあったもんなぁ。)。しかしサビのリフレインで「Loves You」と歌っているのに「Rock You」と聞こえてしまうのは私の耳が悪いんでしょうかね,カッコイイのでいいですけど。)。
 7曲目の“Legend Of The Blood”もハードロックなナンバーなんですけど,いい感じで歌謡曲チックなメロディがAUTO-MODらしさを増幅していますです。メロトロンのような音も曲の感じに合っています。後半の盛り上がり方も非常にいいです。
 8曲目の“禁呪”はタメの効いたバックの音にセリアのコーラスが響き渡るイントロだけでやられた〜!って感じになります。しかし,こうやって日本語の曲を2曲続けて聴いて思ったのですが,英語詩の曲のときはそうでもないのですが,日本語詩になると歌謡曲テイストがポロポロと出てしまうのがまたいい感じを醸しだしています。しかし,この曲はジュネの声をセリアの声の絡みが一番カッコイイと思いますです。
 ラストナンバーの“Lucifer's Song”は,パーカションとキーボードとコーラスでほぼ構成されているのですが,音の薄さを微塵も感じさせません。フィドルの音も曲に合っています。なぜにドイツ語なのかよく分かりませんが,まぁとにかくカッコイイのでよしにしたいと思います。
 で,個人的には非常にお気に入りのアルバムなんですが,1つだけ不満があるのは,全9曲39分という短さですかね。やっぱり50分程度はあるとよいなぁと思いますです。AUTO-MODの世界に浸りきれますし。

 話は変わって,昨晩,酒を飲みながら2ちゃんで見つけた原田知世My Spaceのサイトを見てみたら,原田知世の誕生日である11月28日に発売される新しいアルバムの「Music&Me」の視聴ができたので,喜び勇んで聴いてみたら,これがまたいいんですよ,アコースティックな感じで。40歳になった原田知世の声を堪能したくなったので,そのままアマゾンへ行ってポチっと購入ボタンを押してしまったですよ。楽しみだなぁ,なんたって私の永遠のアイドルですからね。届いたら,レビューを書きたいと思いますです。