ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

CHARGED!/THE GROOVERS


 夏休み(子供のね)に入ったとたん,ゲェ〜っというくらい暑くなりましたが,ビールは旨いよな!ってな日々でございますです。こう暑いと焼酎のロックを夜な夜な注入するのも辛いので(なら飲むなよな。)梅酒に変えましたです。飲みやすいので量をセーブするように気をつけましょう。
 しかし,最近,飲んで記憶が飛ぶパターンを発見しましたね。要するに飲んで,新幹線の中で寝てしまうと(というより新幹線の中で寝てしまうぐらい飲んでいると)記憶がなくなるんですね。まぁ,木曜日になぜかノートン先生のアンチヴィールスがクラッシュしてしまい(というよりもアップデートができなくなってしまい。),再インストール作業をしていたら,午前1時過ぎだもんなぁ。でもって起きるの5時過ぎなのに,ガンガン飲んだら酔うよな。それに最近,あんまりウィスキーを飲んでいないので,ウィスキーを飲むとちょっとよろしくないようですね。気をつけなくちゃ(と言いつつ,駄目駄目なんですけどね。)。
 で,無事,25日にはTHE GROOVERSの再発も始まり,THE LOODSの復活・解散ライヴアルバムも無事届いたのですが,今回を入れてあと2枚なので,今回も再販支援ブログとして書きまくりたいと思いますです。

 で,今回は1998年5月に発売された“CHARGED!”を紹介したいと思います。このアルバムには日清カップヌードルのコマーシャルソングにもなった最強ポップチューン“無敵の日々”を含む前11曲のアルバムで,前作同様,爆音ロケンロールだけでなく,クールな打ち込みも含めたいろいろなロケンロールが入っていて,非常にナイスなアルバムになっています(が,コマーシャルとのタイアップがあったにもかかわらず,ブレイクすることなく今があるのはやはりTHE GROOVERSっていうことなんでしょうかね。
 1曲目の“NIGHT AND DAY”は1曲目にふさわしい爆音ロケンロールナンバーです。「荷物も,上着も,肩書きも,名前さえも。説明も,証拠も,約束も,モラルさえも。いらない世界に惹かれるが,どこへ行っても風は吹き荒れる。NIGHT AND DAYきめな好き勝手,悩んで,ああ今日もまたここに踏みとどまる。」とロケンロールな生き方を望む自分と,それなりのポジションの中でそれなりの身の振り方を要求される自分との狭間で葛藤する自分っていう歌詞にも共感しまくりですよね。本当,悩んで,ああ今日もまたここに踏みとどまるんですよね。それと「NIGHT AND DAY」と「悩んで」の韻の踏み方がイカしていますです。
 2曲目の“わがまマン”は左右に振られた藤井一彦のハードエッジなギターカッティングとど真ん中を突き抜ける高橋ボブのベースと藤井ヤスチカのドラムがめちゃカッコイイロケンロールナンバーです。「つまらん正論は今日限り捨てた。我慢すんのは今日限りやめた。火を噴け,俺の機関銃!」なんて歌詞はまさしく,大人のロケンロールですな。間奏のど真ん中をぶち抜く一彦のギターソロもカッコよし。俺の機関銃はギターですよね。
 3曲目の“想像病患者の夢”はラテン系の打ち込みをバックにしたトーキングブルーズ的なナンバーです。「甘やかされたガキは放し飼い。俺のほうこそキレそうさ。」だなんて,本当,そのとおりでございますよ。サビでいきなり轟音系ロケンロールになってしまうのは,THE GROOVERSのどうしようもない性なんですかね。
 4曲目の“無敵の日々”は,ちょっと大きめのギターカッティングがポップ感を高める,THE GROOVERSならではのポップチューンになっていますです。基本的にはラヴソングなんですけど,いきなり「人はどれだけ風に吹かれて,答えはないってやっと気づいたって。」ってディランへのアンサー的な歌詞を書きながら,サビは「Do You LOVE Me?それさえ分かれば,もう無敵の日々」だなんていう非常にシンプルな結論を出しているところがロケンロールですよね。間奏のギターソロも歌いまくっていますです。
 5曲目の“ウイリー”はエレピの切ないフレーズから始まる,スネアの裏打ちが気持ちいい,ミディアムテンポのナンバーです。「夢見るように,奏でるように。言葉にできればとっくに歌っている。」なんて言葉はうた歌いだからこそ,出てくる言葉だと思いますです,はい。それと,「自信持って,自信持っていい。君の素晴らしさは正しいぜ」って全てにおいて肯定する歌詞もいいですよね。
 6曲目の“コスモス”はうって変わって,一彦のハードなギターから始まる爆音ロケンロールのラヴソングで,「いばらの道はだれかに任せて,最短距離で君に会いに行く。」という歌詞がまっすぐでいいですよね。しかし,歌詞にコスモスっていう言葉が出てこないんですけど,なぜに“コスモス”なのかは私にも分からないです。
 7曲目の“ピラニア”も爆音系ロケンロールなんですけど,歌詞も曲も勢いがあってめちゃカッコイイです。「たまにはピラニア,未来は食い放題。」だとか「戯言の中に潜んでいるリズム・アンド・ブルーズ」とか「不埒なプラチナ,輝く夜もある。」とかカッコイイフレーズがてんこ盛りの曲です。後半でうっすらと入ってくるエマーソン北村のエレピもナイスプレイでございます。
 8曲目の“境界線のエンジェル”は非常にスピーディーなロケンロールナンバーで,ヤスチカのシンプルな8ビートにボブさんのベースラインと一彦のソリッドなギターカッティングが乗っかり「そんなもんだ,全部OK。マンダリンの甘い声で境界線上のエンジェルが言った・・・」なんてやられた日にゃOK!ロケンロールですよ。本当カッコイイです。エンディングのギターソロもカッコよし。
 9曲目の“充電天国”はミディアムテンポのブギーで「あ〜よく寝た今日は,よく寝た今日も」と私からすれば非常にうらやましいフレーズで始まる曲でございます。本当,この曲のように「あふれるまで充電だ!目覚めたらすざまじいパワー!」ってな感じになりたいのですが,なかなかそうもいかないですな。でも,今日はブログを書いたらアイロンをかけて,ちょっと昼寝でもしようかしら。昨日,子供を連れて花火大会に行ったので,いろいろと疲れが残っているしな。しかも家に帰ったのは10時過ぎだったので,寝るのも遅かったし。
 10曲目の“ダーティ”はキース・リチャーズへのオマージュソングで,ストーンズばりのシャープなカッティングとルーズなリフがまさしくキースへのオマージュソングになっていますです。「枯れたり,咲き乱れたり,誰より,死んだジョニーより,くたばりそうにないあんたの方が好き。」だなんて,ジョニー・サンダースには悪いけど,イカしています。間奏のいかにもストーンズテイストのギターソロもカッコよしです,愛を感じますです。
 ラストナンバーの“ONE FOR THE ROAD”はミディアムテンポのロケンロールナンバーで,「帰りにどこかでもう一杯やろう!」っていうのがテーマの曲で,うっすらと絡むエマーソン北村のエレピがいい味を出していますです。「ああ,後はこの歌が,君の胸を打ち抜いてほしい・・」ってサビで終わる曲なんですけど,オイラ,とっくに打ち抜かれまくっていますですよ,本当に。間奏の歌うような一彦のギターソロも非常によいです。

 しかし,このアルバム発表後のツアーポスターを見て,ボブさんが居なくなったのか!と驚いたのは私だけではないと思いたい。まぁ,ジャケットとかあんまり見ずに片付けてしまう私が悪いんですけど,ジャケットをよく見るとボブさんがドレッドを切って,髭も剃っているのね。全く別人になってしまっていますです。まぁ,それもありかと・・・ボブさんがいなくなったのでなければね。

 話は変わるのですが,ROCK'N'ROLL90についてコメントをいただいたsyuさん,どうもありがとうございました。コメントを返そうと思ったのですが,なぜかブログ上でコメントが返せないので,今回のブログでお礼を書かせていただきます。こんな人気のないブログを見つけて,わざわざコメントを書き込んでいただき,うれしく思っています。