ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

WITH OUR BEAUTIFUL AUDIENCE/THE GROOVERS


 日本全国お盆休みモードですねぇ〜。今週の木曜日に午後から休みをもらって家に帰ったのですが,赤ちゃん連れのお母さん方が多いこと多いこと・・・多いのは別にいいんですけど,私が身障者用デッキに立っていることもあって,トイレが身障者の方と兼用のものが近く(というよりも目の前)にあるんですけど,「開く」ボタンを押してくださいと書いてあるのに,必死になって扉を引っ張りあけようとするお母さん方の多いこと。それから,ボタンを押して開けることを教えてあげたのはいいんですけど,今度は鍵を閉めていないので「使用中」の表示になっていないので,他の人が開けそうになると注意してあげないといけなかったりと。君たち,文字が読めないの?というか,日本がどんどん低学力というか常識がないというかそんな感じになるのは分かるような気がするなぁ。
 まぁ,私自身は盆明けの週に休暇を取ることにしているので,来週は盆休みでスカスカの新幹線で気持ちよく通勤させてもらいましょうかね。

 で,今週は先週紹介した“VERY BEST OF THE GROOVERS”の初回限定ボーナスCDの“WITH OUR BEAUTIFUL AUDIENCE”を紹介したいと思いますです。というか,このアルバムが出たとき,まだネットをやっていなくてたまたまタワレコに行ったらあったので,買ったのですが,その後ネットをやるようになって,どうもこの初回限定盤にはLIVE CDがついていたということを知ったのですが,時すでに遅くどうしたものかと思っていたら,近所のレコード屋を漁っていたら,なんとあるじゃないですか,初回盤が!もう,速攻で買いましたです。で,感動しましたです,すごいです。まぁ今は“ROUGH TRIANGLE”という最高のライヴ盤があるのでいいのですが,最高のライヴバンドであるTHE GROOVERSのライブ音源はこれしかなかったんですよね。もしかしたら,田舎の方の小さなレコード屋(CD屋?)にはまだ初回盤が残っているかもしれないので,どうしても聞いてみたい人はそういうところを探してみるとあるかもしれません。
 このライヴアルバムは新宿ロフトほか全国8か所でのライブ音源が納められており,音質的にはお世辞にもいいとはいえないのですが,それが逆に臨場感というかライヴハウス感を醸し出しているように思います。しかも,おまけCDなのに14曲も入っていて,今となっては入手できない“春だったね'93”と“Like A Rolling Stone”が入っているので,本当に素晴らしいです。
 まず,1曲目の“境界線のエンジェル”ですが,いかにもライヴらしい,ジャーンっという感じのイントロから,荒っぽく艶めかしい,藤井一彦のギターカッティングとそれを盛り上げる高橋ボブのベースと藤井ヤスチカのドラミング・・・最高でございます。1曲目からTHE GROOVERSのロケンロールにやられてしまいます。間奏前の一彦の「Come On!博多!」のトークもいいです,最高!
 2曲目の“暗闇の中で”も1曲目とベストなつながりでギターとベースのリフで始まり,ドラムがそれを引き裂くようになだれ込み・・・って,本当にたまんないです。ライヴならではの一彦の投げやりな歌い方もたまらないですね。「俺はただ,おまえ達の気を引きだけだ!」だなんて最高ですよ。
 3曲目の“The Longest Night”の「いくつもの苛立ちが世界を変えるなら,とっくに俺は革命家,一夜のレボリューション」っていう歌詞は,ライヴ音源だからこそ深く感じてしまうのは,やはり観客の前で「終わらないThe Longest Night!」って思っているからなんでしょうかね。
 4曲目の“フリージア”はまさにライヴアレンジになっていて,アルバムバージョンよりも強力でメチャカッコイイナンバーになっています。一聴の価値ありです。
 5曲目の“春だったね'98”は私的にはマキシシングルを買わなかったので,このアルバムで初めて聞きましたが,よしだたくろう(この曲が発表されたときは,まだひらがな表記だったんですよね。)のカバーをTHE GROOVERSがどう料理するのかと思っていたのですが,原曲の雰囲気は壊していないのに非常にラウドなカッコイイ曲になっています。「二人の声も消えてしまった・・・あ〜あれは春だったんだね」って,実は拓郎も好きな一彦と同年代の私としてはうれしい限りです。しかし,話は変わりますけど,このマキシシングルに入っていた“(I'm not a) COMMANDED MAN”がかなりカッコイイ曲だったそうなので,見かけたときに買っておけばよかったなぁ。あの頃はカセットで聞くしかなかったので,3曲入りマキシシングルを買っても使い勝手が悪かったんだよなぁ。今ならMUVOに入れて聞くので,サクっと買うんですけどね。
 6曲目の“プリテンダー”はアルバムバージョンが跳ね系のリズムだったのが,結構,しっとり系の感じに変わっていますです。個人的にはアルバムバージョンの方が好きですけど,まぁこれもありかと。
 7曲目の“スマイル”は一彦の「スマイル・・・」のつぶやきとともにギターのカッティングが始まり,そこへベースとドラムがなだれ込む,インチキジャズ(あえてフェイクジャズとは言わない。)ナンバーですが,間奏のギターソロが非常にカッコイイです。
 8曲目の“ダーティ”はアルバムバージョンよりも,ちょっとテンポアップして跳ね気味のリズムで気持ちよくロケンロールしています。ストーンズのフレーズをなにげに取り込んでいるところもカッコイイです。
 9曲目の“ピラニア”はちょっと音が悪いのですが,そこがまたライヴっぽくてよいです。特にスネアやハイハットの音が妙に回り込んでいるのですが,そこはそれ,ライヴハウスらしい音ということで。
 10曲目の“わがまマン”では観客の歓声も盛り上がりまくりで,このまま突っ走っていくのかと思っていたら,11曲目の“日が暮れてゆく”に繋がるのですが,これがいいんですよ,この“日が暮れてゆく”が。アルバムバージョンよりもテンポダウンして,かみしめるような一彦のギターが鳴り,ドラムのフィルインからドラムとベースが重なり,最高なのはサビの部分の「いつまでも,このままで居られれば,うまくいくのだが」の観客とのコーラスはジンときてしまうし,そこからの爆音ギターになってからの盛り上がりも最高だし,はっきり言って,このライヴバージョンによって“日が暮れてゆく”は名曲になったと言っても,私的には過言ではないです。
 12曲目の“閃光”で,再度爆音ロケンロールを巻き返し,以前の怒濤のナンバー13曲目の“SWEETHERART OF MY SOUL”に突入するのですが,はっきり言って,“SWEETHERART OF MY SOUL”はカッコヨスギです。最初のヤスチカのドラムのフィルインから怒濤のなだれ込みで,一彦のギターもシンプルにカッティングしつつ,要所要所でカッコイイリフをぶち込み,クールにビートを刻むボブさんのベースもイカしてます。なによりも途中のメンバー紹介でのヤスチカの暴れまくりのドラムソロ,ボブさんのブリブリのベースとは思えないベースソロ,そして「Do You Know Me? My Name Is 藤井一彦だ!」の後のこれぞロケンロールなギターソロを決めまくりで,最後までイカしたロケンロールを決めてくれていますです。
 で,14曲目はアンコールの“Like A Rolling Stone”なんですけど,アルバムでは“SWEETHERART OF MY SOUL”と一緒のトラックになっているのですが,“SWEETHERART OF MY SOUL”が8分ちょっと,“Like A Rolling Stone”が10分ちょっとと,約20分近いので,誠に申し訳ないのですが,自分でトラック分割をして聞いていますです。これは作詞(というか訳詞)を友部正人さんにしてもらったものですが,ディランのフォークロックの名曲がロケンロールナンバーに仕上がっていますです。っていうか,さすが友部正人さん,すごくイイ詩なんですけど,乞食とか放送できないような単語が入っているのはやはり友部正人仕様ですか?でも,サビの「どんな気分だい,宿無しになるって,ひとりぼっちになるって,頼る人もいない,帰る家もない,だれも君を知らない,Like A Rolling Stone」っていう歌詞もいいんですけど,最初,「どうもありがとうYeah!もう1曲聞いてくれるかい?Like A Rolling Stone!」で始まるところにTHE GROOVERSの観客への愛を感じてしまうんですよね。これからもついて行くぜ!っていう気にさせてくれますよね,本当に。後,個人的には「高値の花のお姫様達,贈り物の交換にも金かける。君は盗むしかない,ダイヤの指輪を質屋へ入れよう。それで楽しみをつかもう。馬鹿騒ぎとあいつの言葉があるところへ。」というところのアレンジもすごい好きですね。今は入手困難なシングルバージョンを聞いてみたいもんです。

 ってな感じで,ライヴアルバムは終わってしまうのですが,本当に手に入れることができてよかったと思っていますです。
 で,話は変わるのですが,なんだかんだでリッピングしたり,ファイルネームを変更したりと,細々としたソフトを利用することが多いので,ランチャーソフトがかかせないのですが,これまで使っていたランチャーソフトが登録しても再起動すると消えているという症状が出て,再インストールをしたのですが,やはり改善しなかたったので,新しくCLaunchというランチャーソフトに変えたのですが,これがいい感じで使えているでございますよ。作者さん,ありがとうございますです。