ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ELECTRIC WHISPER/THE GROOVERS


 先週,泣きながら家のパソコンの再インストールをしたのですが,今週は「どうせ,もうWin98SEなんて使うことは未来永劫ないんだから,こうなりゃデータ用のドライブもNTSFにしてやれ!」っとばかりにコンバートしたですよ。まぁ,その前提として,せっかくノートン先生にGo Backという復旧ソフトがあるのに今まではダブルブート環境で使えなかったので,使ってみようかと思ったところ,ダブルブート兼パーテーションソフトとぶつかってしまい,Go Backが使えない・・・こうなりゃ,どうせWin98SEとダブルブートすることはないし,パーテーションを切り直すことも当分ないので,ダブルブート兼パーテーションソフトをアンインストールしてしまえ!っとばかりにアンインストールしたのですが,そうするとブートデバイスを選べというメッセージが起動時に出るようになってしまい,私が使うなら別に問題はないのですが,嫁さんや子供じゃあ訳がわからないだろうなと思い,結局はGo Backを捨てることにしました。が,それだけでは前進がないので(イジリタガリの本質ですな。),データ用のドライブをNTSFにしたって訳です。まぁ,ノートン先生の2006もNTFSでフォーマットされていることを前提にして動作しているようなので,何かと便利ですね。やっぱり。あ〜それとうれしいのは,今までWin98SEとダブルブート環境にあったので,ノートン先生デフラグが遅いし,最適化率が98パーセント以上にはならなかったのですが,NTFSにしてからはデフラグは早いし,夢の最適化率100パーセントも達成でき,非常によい気持ちでございます。

 で,話を本論に戻して,今回もTHE GROOVERS再発支援ブログでございますです。今回は,1997年4月に“3Track Maxi Single'96”を経て発売された“ELECTRIC WHISPER”を御紹介したいと思いますです。内容的には“3Track Maxi Single'96”に入っていた曲が10曲中4曲(というよりスマイルを除けば,タイトルチューンのみ)が入り,アルバムタイトルもこれまでのタイトルチューンを用いるのではなく,あえて別のタイトル(「電気的なささやき」という意味深なタイトルですが。)でTHE GROOVERSのやる気が伺えますです。
 まず,1曲目の“SWEETHEART OF MY SOUL(ALBUM VERSION)”ですが,“3Track Maxi Single'96”とは異なり,いきなりアコギとコーラスから始まる驚きのバージョンでちょっと轟音サウンドが影を潜めてしまったかなという感じもしますが,これはこれでカッコイイです。なお,イントロのピアノは藤井一彦本人のプレイでございます。間奏もギンギンのギターソロがエレピのソロになっていて,さわやかさ倍増バージョンになっていますです。
 2曲目の“プリテンダー(ALBUM VERSION)”はこのアルバムで私が一番好きな曲で,ライオン・メリーのカリプソっぽいリズムのアコピから始まるポップチューンで,歌詞的には“現在地”にもちょっとつながる感じで,ものすごくイイ!個人的には名曲でございます。「散々気取っていた,背伸びしていた。散々強がった,大人ぶっていた。」なんて歌詞は齢40を越えた今の私に非常に響きますです(結局,無駄に年を取っているのな。)。
 3曲目の“閃光”はキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!,THE GROOVERSお得意の轟音ロケンロールナンバーです。ここまでちょっとポップにやってきたので,本当にカッコイイです。「この一瞬に光るために,全ての闇に悶えてきた!」だなんてカッコヨスギですよ一彦さん。間奏のギターソロもここぞとばかしにゴリゴリ弾きまくっていて最高でございます。
 4曲目の“COMPLETE STRANGER”はミディアムテンポのロケンロールで,「風のように気まぐれな通りすがりの男でいたい。風のようにいつの間にか街をさっと出て行きたい。」というデラシネっぽい歌詞がいいです。精神的には私もデラシネでいたいと思いつつ,ドップリ組織に浸かっている身には堪える歌詞でございます。
 5曲目の“マセラティ”は打ち込み系のまったりした音にサラっとしたボーカルが乗っかる,ちょっと息抜き的な曲です。「そこには仕事も電話もない。そこにはスピードがあるだけさ。マセラティで飛ばすのさ・・・」というちょっと現実逃避気味な曲なんですけど,バックのトラックとよく合っていて,これはこれでイカしています。
 6曲目の“何者”は,うって変わって,轟音ロケンロールで,シャープなカッティングと藤井ヤスチカのスネアのリンクが気持ちいいです。「あてもなく街をうろついていると,目的だらけの歩行者達が,おまえは一体,何やってんのかと掴みかかる・・・ナイフを突きつけ,答えなきゃやられそう」なんていう,目的や意味がなければ生きている価値がないのか?というか生きていること(ロケンロールであり続けること)に価値があるんだぜって言いたいんでしょうね。少なくとも私はそう思っていますけど。
 7曲目の“スマイル(ALBUM VERSION)”はライオン・メリーのオルガンが大胆に導入され,さらにフェイクジャズ度を高めていて,“3Track Maxi Single'96”では,一彦がギターソロをキメていた部分はライオン・メリーのエレピが一彦の轟音ギターに気持ちよく絡んでいます。
 8曲目の“欠けた月が出ていた(ALBUM VERSION)”では,現在もゲストミュージシャンとして参加しているエマーソン北村がオルガンで音に厚みを加えていますが,“3Track Maxi Single'96”よりもアコギのカッティングを前面に押し出したミックスになっていて,非常にフォークロック度がアップしていますです。
 9曲目の“The Longest Night”は“3Track Maxi Single'96”バージョンと同じようなので省略しますが,「果てしないThe Longest Night」なのさ。
 ラストナンバーの“日が暮れてゆく”なんですが,サラッと流すように「酔っぱらった時でさえ,俺は冴えている」と始まり,「いつまでも,このままで,いられれば,うまくいくのだが」というサビから爆音になって,そのままエンディングまで突っ走る(決してテンポの速い曲ではないのですが。)曲です。間奏で高橋ボブさんのベースがリフを刻みながら,その上を一彦のギターソロが歌うように流れていくところは,さすがTHE GROOVERSだと思わずにはいられないです。本当,ここまできたら,この3人でいつまでもTHE GROOVERSをやってほしいっていうのがファンの正直な気持ちではないかと思うのですけど。で,最後は(というかこの曲だけ)フェイドアウトで終わってしまうところもいい感じですね。

 で,話は変わるのですが,岡村靖幸が今年の春に出所しましたが,またまたキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!,9月にはシングルを出すそうな。タイトルは“はっきりもっと勇敢になって”だそうで,早速アマゾンで予約してしまったですよ。
 MUSICAの8月号には写真付きインタビューも出ているけど,痩せてる〜!カッコイイぞ!これなら本当に期待できるかもしれない。生まれ変わった(というかきちんと40過ぎであることを自覚した)岡村ちゃんの今後に期待するとともに,アルバム発表後はぜひ全国ツアーで来て,元気な姿を見せてほしいな。