ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

LAUGHIN’NOSE/LAUGHIN’NOSE


 台風が通り過ぎたら,途端にいい天気で暑いよ〜と思いつつ,先週,同僚の送別会の話があって,リクエストがあれば何でもしてあげるよと言ったところ,何か歌ってくれとのことで,そうすると,クソ重たいオベーションを持っていくのは新幹線だししんどいので,そうすると昔,結婚式の披露宴宴会芸用に買ったミディアムスケールのギターを使うしかないかと思っていたんですが,このギターがあまりにもチューニングが悪い!ので,こうなるとペグ(ギターのチューニングをするときに回すやつ)を取り替えるしかあるまいと思い,心の中でTHE GROOVERSの歌(ノーマルじゃ気が済まない♪)が頭の中を流れ,思わず昨日は一番安いペグを買い,速攻で付け替えてしまったのさ。元から付いていたペグはとんでもないくらい簡単というかいい加減なもので,これじゃ弾いてる途中でチューニングも狂いまくりだよな・・・と思いつつ,しかし,ギターの値段の半分の値段のペグだもんなぁ・・・でも,これで充分実用に耐えるギターになったので,非常にうれしい。とか思っていたら,今度はそのギターのケースを何とかしたい(最初に付いていたのはビニールのペラペラの内側にフェルトみたいなのが貼ってあるだけで,ギターを取り出すと,ヘッド側の弦のところにフェルトが付いてたり,そろそろビニールが劣化して破れていたり,とても移動には耐え切れそうになかった。)と思い,近所の某大型家電店の楽器コーナーを除いてみたところ(ここではエピフォンのウエストバックを500円で買ったことがあったので。),なんとグレコのベース用のケース(多分,最初からオマケで付いているやつだろうけど,それでもマシ)が980円で売っていたので,ネックのところは余ったら折っておけばいいやってことで買ったら,ジャストフィット(ネックの長さは除く。)でした。これでばっちりだぜと思ったら,そう言えば何の曲をするのか全然考えてないことに気付きました。まぁ,そこはぼちぼちということで。
 ついでにヘッドフォンのイヤーパッドがボロボロになってきたので,ネットで探してみたのですが,既に廃番になっているため,やけくそで100均でついでに自動車ワックス用にスポンジを買って,カットしてヘッドフォンに付けてみたら,黄色と青でやたらポップ?な感じになったけど,当面はこれでいいかと・・・
 
 で,今回も先週に引き続きLAUGHIN’NOSEで。今回は前作の“Never Trust Women”の続編でメジャーデビュー1作目となった“LAUGHIN’NOSE”です。で,今聴いてみると,音が甘くなったなぁ・・・という印象が強いですね。個人的には“Never Trust Women”ぐらいギターの音が尖っていた方が好みですけど,まぁあの頃の音ということで,こんなものなのかな?
 1曲目の“BROKEN GENERATION”はコーラスの効いたギターのリフからゲートエコーの効きまくったドラムと音的にはまぁあの頃のセオリーどおりですけど,歌詞とヴォーカルはラフィン節が効いています。「冷めてるわけじゃないのさ。Enytime オイラの世代。Never Mind・・・関係ないぜ!」と多分,当時はこの歌詞にやられちゃった人も多いんだろうな。私もその一人ですけど。
 2曲目の“TAKE YOUR SITUATION”はギターのカッティングが気持ちいいポップなパンクナンバーです。ちょっと不協和っぽいコーラスも気持ちいいです。もう少しベースの音が太かったら気持ちよかったかもと思います。
 3曲目の“CRAZY SATURDAY NIGHT”はキーボードがちょっとおしゃれな(当時では)感じで入った曲なんですけど,タイトルといいなんて言うか族っぽいというかヤンクス狙いというか,私的にはちょっとな・・・という曲です。
 4曲目の“1999”はインディー時には“戦争反対”という非常にモロな曲だったみたいですけど,非常にスピーディーでノリのいい曲ですね。1999のところを戦争反対にすると,また違うイメージで聴けてしまうところがいいですね。「1999,目をそらしても,叫べやしねえ!」と言われると,ちょっと対象が何なのかぼやけてしまうような気がしますが,メジャー1作目なので仕方ないか。
 5曲目の“I SHALL RETURN”はスピーディーなギターのカッティングが曲をグイグイ引っ張る,個人的には大好きな曲です。歌詞も「セコイ街に生まれ,濁った空の下で生きてきた。すえた臭いの中で罪を背負って・・・But,I Shall Return!」っていうところは大好きですね。
 6曲目の“PARADISE”はインディー時からの名曲なんですけど,シンセで管弦楽っぽいイントロが延々続くところはちょっと何というか・・・というかんじでしたけど,それが終わってギターのシャープなカッティングとシンプルなドラムが始まると,そんな憂鬱な感じはなくて,シンプルかつポップな展開に心も弾むぜって感じですか。というかやっぱ,パンクバンドはゴチャゴチャ装飾してはダメだよなと思ってしまったですよ。
 7曲目の“C'MON EVERYBODY C'MON”はエディ・コクランの曲のタイトルみたいですが,シンプルなロックンロールなところは同じですけど,よりロケンロールな曲ですね。これをライブでやったらさぞや盛り上がるだろうなという感じの曲です。
 8曲目の“GET THE GLORY”はもうラフィンの代表曲と言っても過言ではないでしょう。さすがにこの曲は不要な装飾はなしで(間奏には少し綺羅びやかなキーボードも入っていますけど・・・),ベースのリフとギターのカッティングとドラムのロールでひたすらロケンロールしています。気持ちいいです。タイトルどおり「GET,GET,GET THE GLORY!」ですよ。
 ラストの“FALLIN'FALLIN'INTO YOUR HEART”は何でこういう曲が入ったのかは分かりませんが,こういう曲もラフィンはできるんだぜっていうことなのかな。曲的にはポップでスピーディーなバラード?で私は好きなんですけどね。まぁ当時は永ちゃん(矢沢永吉ね!)を抜くとか力が入ってたから,そういう意味もあるのかもしれないですね。

 でも少なくともラフィンはメジャーから出したこのアルバムで,間違いなく全国区のバンドになって,夜のヒットスタジオ(知っている人はきっと同年代だろうな・・・)にまで出演してしまうんだから,当時の勢いはすごかったんだろうな(というか,とてもパンクとは縁のない,どちらかと言えば地味系の女の娘が「ラフィンが好き」とか言っていたくらいなので,そういう時代だったのかな?)。