ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NEVER TRUST WOMEN/LAUGHIN'NOSE


 どうでもいいけど毎日暑いです。駅に行くまでに一汗かいて,新幹線の中で冷えまくって,駅から職場までまた一汗かいて,職場についた時にはもう汗もかかない感じですね。職場について一息つきながらタバコを吸って,この夏のお気に入りのアクエリアスのFree StyleXを飲むと,(゚д゚)ウマーですね。本当,体に染み込むというか・・・
 で,先週はHEATWAVEの新譜について書いたのですが,今週はお休み中にレコードからCDに焼き直したものからセレクトして,LAGHIM'NOSEのメジャーデビュー直前の作品,NEVER TRUST WOMENについて語ろうかと思います。個人的にはT.REXをもう少し語ろうかとも思ったのですが,先週,HEATWAVEが入ってしまったし,明日は敗戦記念日なので,また今度の機会にしたいと思いますです(というか,丁度NO WARっていう曲も入っているし。)。
 で,このアルバムなんですけど,LAUGHIN'NOSEが一番波に乗っているときに彼らのAA RECORDSから発売になったもので,メジャーデビュー前にG.I.S.Mの横山サケビとP.O.W(Punk On WAVE)っていう雑誌をやったりして,その中の自画自賛インタビューで「青春ポップ・ハードコア」と自ら述べていたとおり,当時のノイジーでラウドでひたすら早いハードコアと一線を画して,ラウドで早いんだけどポップっていう感じがよく出ています。まぁ,チェッカーズには負けない!とかVoのチャーミーが言っていたのはあながち冗談ではなかったんでしょう。

 で1曲目の“TEENAGER”ですけど,イントロのハードなギターの音から,たたみ込むドラミング,TEENAGER!のコーラスで更にたたみ掛けながら,チャーミーからしたら自分らより若い世代に向けての思いっきりメッセージソングを叩きつけています。この曲を初めて聴いたとき,多分私はギリギリTEENAGERだったんですけど,尾崎豊?それともヤンクス(ヤンキー+パンクス)?に対するメッセージなのかいなと思いつつ,「そんなこと言ったって何も見えない!叫べやしない!」と叫ぶチャーミーをカッコイイと思うことが正解なんでしょうな,パンクだし。難しいことは置いておいて。
 2曲目の“NEVER TRUST WOMEN”は,あの名曲“I Can't Trust A Woman”の続編かいなと思っていたら,思いっきり日本語で唄っちゃってるわけなんですけど。一般的な女の娘に対する「おまえらひどいじゃないかよ〜!もう信じねーよ!」っていう感じの唄で,確かにこれまでのハードコアにこんな歌詞はなかったよな。若い男の子にとって女の娘のことはなくてはならないことで,そういう意味でも青春ポップ・ハードコアなのかな?いや〜でもカッコイイ曲ですよ。この曲も。
 3曲目の“NO WAR”は既発の曲なんだけど,P.O.Wではフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドっぽく決めてるぜとか書いてあったので,パンクでフランキー?とか思ったのですが,聴いてみたら大納得。爆音のS.Eが流れる中,4分打ちのドラムにルートベースがタメを効かせて,あっというまにスピードアップ(これはフランキーにはないけど)してNo War!No War!とシャウトしながら,重くて早いビートで突っ走ります。夏だからNo War!もいいんでないかというよりも,ださい曲を掛けて行進するんじゃなくて,こんな曲やSoul Flower Unionの極東戦線異状なしとか掛けながら,ポップにデモ行進してほしいよな,個人的には。
 4曲目の“COULD BE SO LONELY”も女の娘ネタの今日ですね。「街にいつも女がウジャウジャしているぜ。今夜もひどい格好で街に出かけるぜ。Hey C'mon!そんなシラけた顔で見るなよ。オイラと今夜これから楽しくやろうぜ!」ってもろナンパの唄ですか?「Hey C'mon!だまって足を開けば,オイラと今夜これから楽しくやれるぜ!」っていうところはモテナイパンクスの願望ですか?的な気持ちいい唄ですな。結構,この歌詞にやられちゃった野郎どもは多かったのではないでしょうか?
 で,ラストナンバーは“WHEN THE L・NOSE GO MARCHIN'INN”で元々はLAUGHIN'NOSEの名前を一気に有名にした新宿アルタソノシートばらまき事件でばらまかれたソノシートの曲で,原曲は聖者が街にやってくるっていう,キリスト教というかクリスマスというかそういう感じの曲なんですが,それを思い切り,気持ちよくポップなんだけどパンク(ブルーハーツ(あんまり好きでないけど)のような童謡ロックとはひと味もふた味も違って)で,気持ちいいです。メッセージはやっぱり反戦なんですけど。ナオキのタイトなギターリフもカッコイイし,個人的にはこのバージョンが一番好きかなぁ。

 で,栗コーダーカルテットの時に,LAUGHIN'NOSEのAAコレクションが欲しいよ〜と思っていたと書いていましたが,このアルバムをCD化してしまったので,そうなるともういいかな?という感じもしています。
 しかし,このミニアルバムにもう少し曲を足してメジャーデビューしても良かったのではないかとも思うんですけど,そこは好みの問題かな?でも今なら,この音とポップ感(歌詞は時代的には少し古くなってしまったところもあるけど)で間違いなく売れると思うんですけどね?余計なお世話かな?