ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

川本真琴/川本真琴


 雨が降るよ〜ムシムシするよ〜,扇風機で何とかやり過ごすのさぁ〜。
 だから何?と言われればそれまでなんですけど。まぁ,まだ熱帯夜がないのでしんどいよ〜という状態ではないのですが,やっぱり金曜日ぐらいになるとバテバテになってしまうのは,歳なのかね。
 しかし,結構,テレビ番組のBGMで栗コーダーカルテットがかかっている(主に“ペジエ”と“マヨネーズ第2番”が多いですけど。)ようで,栗コーダーファンとしては嬉しいでございますよ。
 で,今回紹介する川本真琴も自転車放浪ツアーでレンタルレコード屋の中古販売で100円で買いました。
 川本真琴は結構あの頃は売れたので知っている人も多いでしょうけど,岡村靖幸が“愛の才能”をプロデュースしたって聴いて気になっていたところ,テレビで“DNA”を聴いて,おぉ!もろに女性版岡本ちゃん!と思ってしまって,とりあえず買わずにいたのですが,岡村ちゃん受刑中につき,岡村ちゃん関連音源を聴いてみるかと思って,買ってみたですよ。
 1曲目の“10分前”はストレートなポップなんですけど,変に裏声使っているところなんか岡村ちゃんっぽいぞ。しかし歌詞の「こんな身体脱ぎ捨てて,あたしが新しくなる。ジェットコースター,ベルトしないで死んじゃうかもしんないあの感覚で」なんて妙に生々しい歌詞が良いですな。
 2曲目の“愛の才能”は,岡村ちゃん作,編曲で,も〜岡村ちゃん爆発でございますよ。ざっくりとしたアコギのカッティングがあ〜岡村ちゃんのファンクだよ〜!っていう感じで,たまんないです。あと途中で,こっそり入っているコーラスと言うには限界を超えた岡村ちゃんのヴォイス,ラストの川本真琴を完全に隅に追いやったシャウト・・・格好良すぎるぜ!岡村ちゃん(あれ?これは川本真琴の曲のはずなのに?)。歌詞的にも「あの娘にばれずに,彼にもばれずにKISSしようよ。明日の一限までには何度もKISSしようよ」っていうところは,岡村ちゃんのビスケット・ラヴっぽいかな?と思いつつ,「愛の才能ないの,今も勉強中よ「SOUL」っていうところは絶妙な韻の踏み方といきなりのSOULに才能は感じますですね。
 3曲目の“STONE”はバックをSparks GO GO(現Band Has No Nameだっけ?)で,もろハードロックな音なんですけど,声とバックの音があんまり合っていないのかも。歌詞的にはやたらと英単語が入っているところは初期佐野元春かっていう感じですけど,個人的には歌詞もいまいちな感じかな。
 4曲目の“DNA”はアコギと口笛で始まり,アコギの細かいカッティングがリズムを引っ張っている,私好みの曲ですね。歌詞もやたら生々しくていいです。「コンビニの傘なんかいらない,このままびしょ濡れてんの」だの,」「どこにも行けずにボンネットの上,タバコをふかして初めてキスした」だの,「だいっキライなのに愛してる・・・」とか。曲の展開も静的な部分と動的な部分の切り返しが上手いと思います。しかし,歌詞カードをじっくり読んで分かったんですけど,DNAってDNAとDaikirai Nanoni Aishiteruの略字のダブル・ニーミングだったのね。
 5曲目の“EDGE”ちょっとジャジーなナンバーで「冷蔵庫は退屈なガラクタばかり。脱いだ靴も歯磨き粉も死体になってる」っていうところは荒んだ一人暮らしの感覚がよく表現されていて,う〜ん・・・と思ってしまいました。しかし,唐突にBonnieとClydeが出てくるのはなんなんでしょうね?
 6曲目の“タイムマシーン”はちょっとゆったりめのビートで川本真琴がめずらしく大きなグルーブで歌っている曲です(言葉が多すぎて,歌っているというよりも語っているに近いかも?)。結構,気持ちいい曲ですが,「でも,ベランダではかないあたしはいったい?眠れないのはほっとくだけ,ほっとくだけ」っていうところで岡村ちゃんの名曲“イケナイコトカイ”を連想してしまったのは,私が岡村中毒だからですか?
 7曲目の“やきそばパン”ですが,曲名がいいよね。なんたってやきそばパンですよ。安いけど栄養は炭水化物しかなくて,でもおなかが一杯になる,学生時代の必須アイテムですよね。歌詞の内容はそのイメージどおり学生時代の歌ですね。「ホテルみたいな,あたしんち。早くチェックアウトして生きたい。」とか「今してる事,みんなずっと覚えていられるかな。遊んで,泣いて,そんで知って。遊んで,泣いて,そんで知って。」っていうところに妙なリアリティを感じてしまいましたです。
 8曲目の“LOVE&LUNA”はフルートの音がカッコイイですね。歌詞は私にはちょっと理解不能な感じです。うん,すいません。
 9曲目の“ひまわり”は王道ポップスってな感じの曲で,少女マンガのモノローグみたいな歌詞・・・これも私にはちょっと私には理解不能ですね。すいません。でも,曲としてはいいと思いますですよ。
 ラストナンバーの“1/2”はなんかテレビアニメの主題歌(かエンディング・テーマ)で売れたらしいんですけど,テレビアニメを見ない私にはそこのところはよく分からないんですけど,それは別としてアコギのカッティングから始まり,アコギのカッティングが曲全体のリズムを引っ張っていく私好みの曲ですね。歌詞的にも「背中に耳をぴっとつけて,抱きしめた。境界線みたいな身体がじゃまだね,どっかいっちゃいそうなのさ。」とか「唇と唇,瞳と瞳,手と手,神様は何も禁止なんかしてない,愛してる,愛してる,愛してる」とか「あたしたちってどうして生まれたの,半分だよね。一人で考えてもみるけど,やっぱへたっぴなのさ」とか妙に生々しい歌詞もいいですな。「ノストラダムスが予言したとおり」なんて歌詞も今となってはほほえましかったりしますけど。

 しかし,このアルバムって1997年発売なんですよね。ということはもう10年活動しているのか。にもかかわらず,アルバムは2枚しか出していない,無精なところも岡村ちゃん直系ですか?
 でも,最近はミホ・ミホ・マコト(朝日美穂ハイポジもりばやしみほとのユニット)や,どうも川本真琴の名前が使えないらしくてタイガー・フェイク・ファー名義で活動したりと,また少しずつ活動再開しているので,新しいアルバムが出れば買ってみようかなとは思っています。
 そうか,岡村ちゃんも出所後は別名で活動すればOK!問題ないまくりじゃん!と思ってしまった馬鹿な私でございます。