6月も中盤になって,雨もけっこう降って,ジメジメ・ムシムシでバテ気味です。昨日はさすがに体がしんどくて,19時過ぎには仕事をやめたのですが,新幹線に乗る前に,少し勤務場所の中古レコード屋を物色してみました。しかし,特にめぼしいものがなかったので,ちょっと残念でしたけど。
こう,ジメジメ・ムシムシだと家でボーッとしているときには,あまりハードなものは聴きたくないよな・・・ということで前々から買おうと思っていた栗コーダーカルテットのアルバムを買いました(というわけで,MUVOには入れていません。JORNADAには入れるかも。)。
そもそも私が栗コーダーカルテットを初めて耳にしたのは,某NHK教育テレビでプチプチアニメという子供向けの5分間のアニメをやっていて,その中の一つの「ジャム ザ ハウスネイル」っていうクレイアニメ(話は変わるが,このほかにも「ニャッキ」っていう奴も面白かったし,「ロボット パルタ」はテクノっぽくて凄く好きだったです。)で,音楽を担当していたのが栗コーダーカルテットで,エンディング・テーマを栗コーダーカルテットともりばやしみほ(hi-posi)が担当していて,これも結構よかったんですけど,一番はやっぱり岡村靖幸トリビュートアルバムでの“友人のふり”ですかね。何がスゴイって,これほど全然リスペクトを感じないトリビュートアルバムはないんじゃないかと思うんですけど(“あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう”を演った直枝政広と“だいすき”を演った朝日美穂はまぁ愛情は感じましたけど。),その中で一番,インストでありながら岡村ちゃんへの愛を感じたのが,栗コーダーカルテットだったんですよね。で,もっと聴きたくなってタワレコとか行ってみたのですが,そのころは何故か見つからなくて,この間,たまたまフラっとタワレコに行ってみたらなぜか,栗コーダーカルテットのコーナーがあって,何枚かCDも置いてあって,どれにしようか悩んだんですけど,ベスト盤的なこのアルバムにしました。
今も聴きながら書いているんですけど,いや〜非常によろしいですよ。自転車に乗って汗をかいて,少し疲れているんですけど,扇風機の風を受けながら(我が家にはクーラーなどという文明の利器はない(がパソコンだの,MP3プレイヤーだのはある不思議な家庭です。)。),栗コーダーカルテットを聴くと,非常になごんでしまうというか,これでビールがあれば最高だなぁ・・・という感じですよ。
というわけで,いつもなら全曲あーだこーだと書くのですが,インストなので私的にお気に入りの曲のみをというか,よく考えてみたら全曲気持ちいいので,特にお気に入りの曲だけにします。
1曲目の“仔犬のテーマ(ペジエ)”心地よいです。2曲目の“マヨネーズ第二番”も心地よいです。3曲目の“うれしい知らせ”はポップで気持ちいいです。4曲目の“シーベックシーモア”アイリッシュで気持ちいいです。5曲目の“オリオンビール”はビール飲みたくなっちゃいます。気持ちいいです。6曲目の“写真の中の君”は可愛い感じで気持ちいいです。7曲目の“I've just seen a face”は栗コーダーカルテットでビートルズです。力の抜け具合が気持ちいいです。9曲目の“泣くなよスノーマン”は可愛くて気持ちいいです。11曲目の“鉄道ワルツ”はほのぼのとしていて気持ちいいです。14曲目の“友人のふり”は岡村ちゃんへの愛を感じます。最高です。15曲目の“あめふりりんちゃん”は某NHK教育テレビの「お母さんといっしょ」の歌ですけど,インストでもかわいさ全開です。りんちゃんのアニメが浮かびます。19曲目の“Some Happy Day”はデルタブルーズの曲なんですけど,ブルーズらしくないところが気持ちいいです。ラストの“ピタゴラスイッチ オープニングテーマ”も某NHK教育テレビの番組のオープニングテーマなんですけど,あっさり31秒で終わる潔さが気持ちいいです。
お〜,なんか書いていたら20曲中,ほとんど捨て曲なしじゃないか,私的には。というわけでたぶん夏のお供には非常によいアルバム(多分,冬に聴けば聴いたでいいと思うけど。)ですので,見かけたら速攻で購入することをお勧めしますです。
しかし,栗コーダーカルテットとラフィン・ノーズのAAレコードセレクションを両手に持ってじっとレコード屋で悩んでいる私はきっと不審な奴だったんだろうな(というか,どういう趣味をしているのか,こいつは?って,きっと思われたんだろうな。)。
えぇ,どうせ大人買いができない小心者ですよ,私は・・・