ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

アイデン&ティティ/みうらじゅん


 岡村ちゃんの判決が昨日出ました。懲役1年6月なので,猶予中の前刑の2年も含めると,3年6月か・・・活動再開は早くても5年後かな。まぁ,待つのは慣れているので,いいんだけどさ・・・控訴はせず,早く罪を償ってほしいですね。

 で,今回はずっと書きたかったんだけど,先に岡村ちゃんネタをやっていたので,保留していたみうらじゅんの“アイデン&ティティ”について書きます。私的にはあんまりみうらじゅんの絵は好きでないんだけど,この“アイデン&ティティ”だけは,みうらじゅんがやっていた“大島渚”に通じるものがあり,非常に気に入りました。
 映画化もされた(これについては,DVDを買ったので来週のネタにしたいと思っています。)ので,ストーリーは知っている人も多いと思うんだけど,バンドブームの時にSPEEDWAYっていうバンドでギターを弾いている(後にボーカルが脱退した後はボーカルも兼ねていましたが)中島のROCKに対する熱い思いがバンドを引っ張り,バンドブーム終焉後に自分たちのROCKを見つけるというストーリーです。で,最初はボブ・ディランが歌うことで中島にROCKとは何かを語りかけ,次にジョン・レノンオノ・ヨーコが愛を歌うことで教えるという,かなりぶっ飛んだ展開ですが,無理筋の話ながら納得できてしまうのは,やっぱり私も音楽をやっていた人間だからなんでしょうかね。
 で,マンガなんで,あんまり中身を語ると面白くないので,そこは省略しますけど,実は私が持っているのは,映画化と同時に発売された角川文庫版で,中島が24歳のとき(バンドブーム)の話と27歳(バンドブーム後)の話が1冊にまとまっています(たしか,青林堂から出たときは,別々だったと思うんだけど。)。で,やっぱり,みうらじゅんのROCKに対する熱い思いが中島の作る歌詞にも反映されていて,私的に壺にはまったのは「だから,そのためにも所属したくない。他人が決めた満足に所属したくない。組織やチームや宗教に所属することなく,悟れない自分に悟ること」とか「満足出来ない分だけ,その先に進める。伝えたいことは,ただそれだけ。」とか,本当に好きですね。
 角川文庫版は税別743円とそんなに高くないので,みうらじゅんはあんまり好きではないけれど,ROCKは好きなんだという人には,読んでみてほしいマンガだと思いますし,きっと私と同じように気に入ると思います。
 本当,このマンガを読んで,中島と同じ思いで音楽をやっていたあの頃を思い出してしまったですよ。