ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Lovin' you/渡辺美里


 2月になったというのに,この間の週末は思いっきり暖かかったので,プレトレで西方面海岸コースを気持ち良く走らせてもらいましたです。というか,降水確率は20パーセントなんですけど,空はどんよりと曇っている,というか,なんかモヤがかかった状態で,レーダーナウキャストもそんなに雨雲もないようなので,走るか,走らざるべきか少し悩んだりもしましたが,降水確率とレーダーナウキャストのデータを信じて,走り出させてもらいましたです。走り出して分かったのは,曇っているのではなく,本当に全体的にモヤがかかった状態だったということでした。というわけで,整備&掃除したばかりのプレトレで雨に降られることもなく,往復70キロほど楽しく走らさせてもらったのですが,少し復路でやってしましましたです。というのも,オルベアに乗った人が流していたので,信号待ちで追いついたこともあり,すいませんが先に行かせてもらったのですが,なんとオルベアの人が風よけになってねとばかりにぴったり付いてくるではありませんか。う〜ん,基本性能は私のプレトレよりも遙かに高いですよね,そんなことをせずに私の前を遠慮なく走ってくれればいいんですけどね,と思いながらオルベアの前を走っていたのですが,途中でユッタリとした長い上り坂に入り,いや〜ここをこのままのペースで維持したらちょっとキツイよなぁと思いつつ,フロントギアをアウターからミドルに落として,後ろに付いているオルベアの動向をバックミラーで確認すると,相変わらず付いてくるではありませんか。いやいやロードなんだから,いい加減抜いてくださいよと思っていると,途中で横道へ入って行ってくれたので,ホッと一息というか,えぇ,少しペースダウンさせていただきましたです。クロスバイクならプレトレでも負ける気はしないのですが,さすがにロードはねぇ,勝てる気がしませんですよ。というわけ今回の教訓。ロードを抜くときは,よっぽど貧脚の人か,本当にポダリングしている人以外は前に出ないようにしましょうねということで。
 しかし,暖かかったのもこの間の月曜日までで,それから後は本当,2月らしく寒くなってしまいましたですね。昨日の夜は雪が降ったようで,朝,目を醒ますときっちり雪が積もっていたので,少し驚いてしまいましたです。とはいえ,ブログを書いている段階では晴れて雪も溶けてきましたので,明日の午後の降水確率は20パーセントなので,寒いとは思いますが天気が良ければプレトレで走りに行きたいなぁと思っていますです。

 というわけで,前回は渡辺美里の“eyes”を紹介しましたので,今回も引き続き渡辺美里ということで“Lovin'you”を紹介したいと思いますです。このアルバムは1986年7月にリリースされ,セカンドアルバムにして2枚組という,これまでの常識を覆すようなアルバムになっています(“My Revolution”がヒットしたこともあるとは思いますが,レコード会社的には冒険だっただろうと思います。)。1枚目はHEREと名付けられ,2枚目はTHEREと名付けられています。HEREは1曲目から10曲目まで,THEREは11曲目から20曲目が収録されているのですが,前作に引き続き岡村靖幸作品が多く収録されており,なんと8曲を岡村靖幸が作曲しています。前回も書きましたが,好きな曲はほぼ岡村ちゃんの作曲だったという事実に少し感動していますです。
 1曲目の“Long Night”は岡村靖幸作曲で,ミディアムテンポのストレートなロックナンバーで,少し抑えめに唄い始める渡辺美里の唄に前作からの成長を感じたりもします。メロディーラインに岡村ちゃんらしさは出てなく,王道的なメロディーラインになっています。「ずっと変わらないままでいるねと,ずっとと言われてる生き方。輝いた時を忘れない。」という歌詞は今も少し胸に響くなぁと思ってしまいましたです。そして,唄いきって終わるっていう感じの潔いエンディングもカッコヨシです。
 2曲目の“天使にかまれる”は小室哲哉作曲で,打ち込み系のキーボードが80年代というかう〜ん小室哲哉という感じもしますが,「友だちのままいられない,恋人にはなれない。」の唄い出しには,ちょっと切ない10代を思い出してみたりもしました。
 3曲目の“My Revolution”も小室哲哉作曲で,渡辺美里初期のヒット曲ですが,イントロの少し切ない感じのキーボードの音がイイ感じだねぇと思いつつ,サビに向けて少しずつ疾走感が出てくるアレンジは素晴らしいと思います。歌詞的にはその後のガンバレソング的な感じもあったりして,そういうところがヒットの原因かなぁと思ったりもしましたです。
 4曲目の“そばにいるよ”も小室哲哉作曲で,イントロのエレピのフレーズが雰囲気を出しつつ,打ち込み系のスローな曲をしっとりと渡辺美里が唄っています。10代なら共有できる歌詞なんですけど,40過ぎたオッサンにとってはノスタルジーの世界だなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目の“素敵になりたい”は岡村靖幸作曲で,一転してポップナンバー!という感じでいいねぇ。アレンジ的にはモータウンっぽくて岡村ちゃんの世界とは異なりますが,独特のスピード感があってすきな曲です。多分,岡村ちゃんがコーラスをしていると思うのですが,さすがに控えめに『Hey Hey」ってシャウトしているところはなんか可愛いじゃん!って思ってしまいましたです。
 6曲目の“19才の秘かな欲望”は岡村靖幸作曲で,岡村ちゃんもDATEのCDにボーナストラックで入れていた曲ですが,この曲は岡村ちゃんの曲だねぇという感じが出ていますねぇ。岡村ちゃんヴァージョンでは思いっきりロケンロールしていますが,こちらは渡辺美里のイメージを重視してか,少し大人しめのアレンジなっています。しかし「来週も10年先もただのTomrrow」なんて歌詞はもう唄えないですねぇ。10年先は生きていないかもしれませんしね。ここら辺はさすが10代だなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“This Moment”は小室哲哉作曲で,小室哲哉作品にしてはストレートなバンドサウンドで,Aメロでドラムとベースだけをバックに唄い,徐々に楽器が増えてくるところはうんうんと思いながら聴いてしまいました。が,やはり後半で打ち込み系のエフェクティブな音が出ると,あぁやはり小室サウンド(アレンジは小室哲哉ではないのですが・・・)と思ってしまいましたです。
 8曲目の“君はクロール”は大村雅朗作曲で,思いっきり打ち込み系で隙間のある音をバックに淡々と渡辺美里が唄っているのですが,ソロシンガーなので,こういう音作りもありというか,アルバムの中で緩急を付けるための曲なんでしょうね。
 9曲目の“Resistance”は岡村靖幸作曲で,多分,岡村ちゃんがデモテープでシャウトを入れているのだろうと思うのですが,渡辺美里もここで入れる?ってな感じで岡村ちゃんばりのタイミングでシャウト入れてくれています。ここまで来たらファンクっぽさを出せば完璧だと思うのですが,まぁそんなことをしたらこのアルバムの中で浮いてしまうので,ストレートなロケンロールで良いのでしょう。
 10曲目の“My Revolution(Hello Version)”は小室哲哉作曲で,“My Revolution”のアカペラヴァージョンなんですが,これはこれで良いかと。っていうか,1枚目のラストナンバーなので,こういうもんでしょう。
 11曲目の“悲しき願い(Here & There)”は岡村靖幸作曲で,いきなりハイテンションで始まるロケンロールでガシガシとしたギターのカッティングがカッコヨイ曲です。岡村ちゃんらしいメロディーラインではありませんが,ポップさとロケンロール具合がいい感じでミックスされていて良いです。しかし「風が冷たいのは誰も悪くない,悪くないんだ。」という歌詞が出てくるのですが,40過ぎたオッサンになったから言ってしまえば,誰も悪くないんですよ,あなた自身が悪いんですよということなんですけどね。う〜ん,こういうことを感じてしまっては身も蓋もなんですけどね。まぁ,いつまでも10代ではないということで。
 12曲目の" みつめていたい(Restin' in Your Room)”も岡村靖幸作曲で,ストレートなポップナンバーなんですが,初期岡村ちゃんのテイストがそこかしこににじみ出ている曲になっています。この曲を岡村ちゃんが唄っても,そのままでカッコヨイのではないかと思いますですが,多分,岡村ちゃんが唄ったら、もう少し捻るんだろうとは思いますけどね。
 13曲目の“言いだせないまま”は木根尚登作曲で,2曲続けて8ビートのポップナンバーが続いたので,ここらで一息的なスローなナンバーになっていますが,ほんわかしたメロディーラインが心地よいなぁと思いましたです。
 14曲目の“雨よ降らないで”は小室哲哉作曲で,小室哲哉らしい少しクールな畳みかけるようなメロディーとキーボードのリフがカッコヨイ曲になっていますです。
 15曲目の“Steppin' Now”は渡辺美里作曲で,少し荒削りなメロディーに打ち込み系のシンプルな音がなんか合っているような気がしたりもします。
 16曲目の“男の子のように”は西本明作曲で,アコピをバックに渡辺美里が切々と唄うのですが,「あなたは男の子のような目をしていた。」って唄っているのですが,ここに出てくる男の子は多分20歳前後だと思うので,別に男の子のような目をしていてもいいんでないかい?と思ってしまいましたです。しかし,素直に聴けないのかね,このオッサンは?という気がしないでもないのですが,まぁ仕方ないか。
 17曲目の“A Happy Ending”は岡村靖幸作曲で,これまたモータウンっぽいアレンジになっていますが,ベースラインを強調して,少し字余り的にメロディラインを組み立てるところや,裏声を使わせるところや,少しソウルっぽい展開は岡村ちゃんらしくて好きだなぁと思ってしまいましたです。
 18曲目の“Teenage Walk”は小室哲哉作曲で,“My Revolution”の次のシングル曲ですが,ドラマチックな曲なのはドラマチックなのですが,“My Revolution”と同様,少しシリアスなメロディーラインが,少し違うんでないかいと思ったのが正直な感想ですかね。渡辺美里にはやはり岡村ちゃんのキャッチーでポップなロケンロールナンバーが似合うと思うんですけどね。まぁヒット曲の次のシングル曲なので,似たような路線になるのは仕方ないんでしょうけどね。
 19曲目の“嵐ヶ丘”は小室哲哉作曲で,打ち込み系ハードナンバーで,小室作品としては私的には評価の高い曲です。徐々に爆発していく音にシリアスな歌詞,そして渡辺美里のしっかりとした声で唄われる唄と,全てが整っているのではないかと思います。「嵐に打たれても,僕にはいつでも君だけが大事。」と唄いながら次にはすぐに「僕から離れて何かを求めた君。戻っておいでよ,僕ならここにいるよ。」と唄われているのですが,若いよねぇと少し思ってしまった私はえぇオッサンです。離れていったんだもん,戻ってきやしねえよ。大事だって言ったって何もできやしねえよと擦れたオッサンは思ってしまうのでした。
 ラストナンバーでありタイトルナンバーの“Lovin' you”は岡村靖幸作曲で,はっきり言って名曲です。「僕の中のRock'nRoll,口ずさむMelody,帰り道はいつも華やいで。」の唄いだしだけでノックアウトって感じです。作詞は渡辺美里なんですけど,渡辺美里の言葉を最大限に生かしつつ、ソウルフルなメロディーを割り当てた若き岡村ちゃんの才能には嫉妬するばかりです。本当,格好良くて素敵な曲なので,アマゾンMP3で1曲だけダウンロードして聴く価値ありだと思いますです。
 で,このアルバム以降の渡辺美里はガンバレソング系に行ってしまったので,私としてはガンバレソング風味がまだ薄味なこのアルバムまでしか渡辺美里は聴いていないのですが,この後も渡辺美里はコンスタントに売れたようですが。しかし,私にとっては10代の思い出ですので,ここまでの2枚のアルバムは非常に好きなんですけどね。

 ところで,MOMO9が逝ってしまい,ASUSのMeMO Padに切り替えたという話を前回書きましたが,大分,なじんできましたので次回ぐらいにレビューを書こうかなぁと思っていますが,少し悲しいことがあったので,ご報告を。MeMO Padはブルートゥースが付いているのでminisuitのキーボード兼スタンド兼カバーを買ったのですが,打合せのメモ取りでキーボードを接続してシコシコと打っていると,打合せの終盤でAのキーが暴走してしまい,少しして暴走が止まったので,やれやれと思いつつバックスペースキーを押したところ,今後はバックスペースキーが暴走してしまい,あ〜っと思っているとザクザクと打ったはずのテキストデータが消えてしまいましたとさ。うん,データのセーブの大切さを思い知りましたので,次からはタイミングを見てはセーブしておこうと心に決めましたです。しかし,結構,キーボードの配列が変わっているのですが,Jornadaで鍛えさせてもらいましたので,この程度ならなんとかなるもんだなぁと思ってしまいましたです。
 それから来週ですが,土曜日が休日勤務のため,土曜日のアップは難しそうですので,多分,日曜日にブログをアップすることになるのではないかと思っていますので,土曜日にアップがなくてもプレトレでこけたのではないかと無駄な心配をしないでやっていただければ幸いでございます。