ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

セックス/岡村靖幸


 台風も無事に何とか通り過ぎたら,また何となく暑い日々になっているうえに,明日が投票日だから最後のお願いの車がうるさく走り回っていて,不快指数アップな日々でしたが,でも,明日の投票日はきちんと行きたいと思っていますけどね。やっぱり,今の政治がおかしいと思うのなら,それは投票という合法的な方法で意思表示をすべきだと思うし。明日の選挙関係のニュースで投票率がどれだけ増えているのか(それとも減っているのか)非常に楽しみですね。こんなもんじゃないと,私的には思っているんだけどね。

 で,前回の“禁じられた生きがい”から4年後のこのシングルのお話を。元々,私的にはシングルは買わない主義(というか,どうせアルバムに収録されるし)だったのですが,“禁じられた生きがい”後,“ハレンチ”を出た後,またもや岡村ちゃんが引きこもってしまったので,シングル曲(とは言え,それまではなつかしの8センチシングルだったのですが,“セックス”からは12センチになったので)とは言え,買わなければ聴くこともないかと思い,買ったですよ。このシングルから。
 ジャケットがラブホの受付みたいなのも笑ったのですけど,1曲目の“セックス”の音の重さにちょっとびっくりしたというか,岡村ちゃんが悩んでいるのがヒシヒシと伝わってくる名曲です。テーマとしては多分,不倫だと思うんだけど,君がどんな○○であっても」という歌詞が繰り返された後,「セックス,あんとき言ったろ」という歌詞が繋がっているんですけど,やっぱり肝心なのは「君は生まれて初めて,人生が平等か,そうじゃないか,考えてる」という歌詞に集約されるのではないでしょうか。これまで,「努力すればなんとかなるとか,人間は平等である」とかいう幻想を教え込まれてきて,学校から社会に放り出されて,圧倒的な能力の差だとかそういったことに気付くことになるわけですけど,この歌は“聖書”と裏腹な感じで,法的に保護されていない自分(ようするに法的に配偶者として保護されていない自分)がいくらレないをしたって,どうにもならないし,どうにもできないという,非常に本質的なことを歌っていて,ヘヴィなファンクの隙間から岡村ちゃんのうめき声(「気付けよ,見つけろ,逃げろよ」)が聞こえる切ない歌ですね。でも,逃げる所なんてどこにもないんですけどね。
 2曲目の“せぶんてぃーん”は,ドラムとベースの人と「せーの」で録音したような感じがいいですね。特に最初の「ナーバス。1,2・・・」で始まるところとか。で,多分,岡村ちゃんはアコギを弾いてるんだろうけど,シンプルな音にシンプルな歌で結構イイカンジですよね。タイトルと歌詞の「さんざん授業さぼっても,さんざんガラスを割っても」っていうところから,尾崎豊へのオマージュなのかなと思ったりもするんですけどね。
 3曲目の“セックス(old Version)”は,この後,セックスのリミックスバージョンばっかりが入ったシングルにも入っていて,タイトルからして,最初のバージョンだと思うんですけど,テンポが少し遅くてヘヴィさは一番ですかね。歌詞の内容は変わらないんですけど,一言一言岡村ちゃんがたたみかけるように歌ってくるので,こっちの方が個人的には好きなアレンジですかね。“家庭教師”に通じる感じもあるし。まぁ,そこは好みですので。

 しかし,岡村ちゃんの裁判の続報が何にもないので,ちょっとどうなっているのかなって感じですけど,本当,“どうなっちゃってんだよ”って感じですかね。