ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

家庭教師/岡村靖幸


 暑い,暑いと言っている間に,なんか8月ももうすぐ終わりだなぁ・・・結局,今年もクーラーなしで過ごしたし(子供も大きくなってきたので,文句は言われたりするけど。)。
 岡村ちゃん情報としては,2ちゃんではどうも昨日,東京地裁で公判が行われる予定だったらしいんだけど,弁護人辞任で公判が延期になったみたいですね。なんか岡村ちゃんも公判も迷走状態だなぁ・・・

 で,今回は,オリジナルアルバムとしては4枚目で,この後,一気に冬眠状態になってしまったけど,今でも名作として誉れの高い“家庭教師”を御紹介したいと思います。
 このアルバムはいろいろと思い入れもある(というか,今の嫁さんと付き合っていて,よくカーステレオでこのアルバムを聴いたなぁ〜)ので,その辺も思い入れも込みでお話したいと思います。
 1曲目の“どうなっちゃってんだよ”は日本語ラップも台頭してきた時期に岡村ちゃんが投入した問題作で,確か先行シングルだったんだけど,当時はシングルは買っていなかったので,初めて聴いたのは海水浴場のBGMとして聴いたんですよね。「Hey! everybody今年の夏は誇らしいと誰からも言われたい気がする。ねぇ,隣の席がバカなセクハラ上司で君を撫でたら怒るの?」っていう歌い出し(語り出し?)からやられてしまいましたね。今でも夏に聴くと,俺の夏は誇らしかったのかしら・・・なんて思ってしまうけれど(むしろ,今の私的にはセクハラ上司ですか?)。でも「どうなっちゃってんだよ,人生がんばってんだよ,一生懸命って素敵そうじゃん。どうなっちゃってんだと,人生がんばってんだよ,無難なロックじゃ楽しくない」なんて言われると,そうだぜ!ってな気分になるもんだ。
 2曲目の“カルアミルク”は「ファミコン」って言葉が古さを感じさせるけど,それ以外は名曲といっておかしくない!問題ないまくりの曲です。この曲は私がごちゃごちゃ言うより,聴いてもらった方がいいと思うので。
 3曲目の“(E)na”(カッコイーナって読むんですけど)もファンキーでちょっぴり泣かせる名曲ですよ。「あの娘に話そう,眠れずに泣いた日々。高飛車そうでもあの娘の彼氏になりたいな」だなんて,本当,当時のそのままの気持ちですよね。付き合っていても,「どうせ嫌われて捨てられるんだろ・・・」と心の片隅で思っていた私にとってはたまんない歌詞でしたね。
 4曲目はタイトルチューンの“家庭教師”ですが,これは岡村ちゃん得意のピンクナンバーですので,特にいうことはありませんです。
 5曲目の“あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」はタイトルの長さ(なんか当分,日本で最長のタイトルだったらしい。)もさることながら,爽やかかつ非常に大事なメッセージが入っている曲(だと私は思っていますけど)です。最初のアコギのストロークから最後のストリングスまで疾走感の中に青春のほろ苦さがあったりして。でも「寂しくて悲しくてつらいことばかりならば,あきらめてかまわない大事なことはそんなんじゃない」だなんて,普通言えないですよ。特に青春頑張れソング的な唄が多かった,あの当時,「あきらめてかまわない,大事なことはそんなもんじゃない」と歌う岡村ちゃんは神の域に達していたと思いますけどね。
 6曲目の“祈りの季節”はまさしく現在の少子化問題を歌った唄ですね。だって歌い出しから「性生活は満足そうだが,日本は子沢山の減少による高齢化社会なの?」「Sexしたって誰もがそう,簡単に親にならないのは赤ん坊より愛しいのは自分だから?」だなんて,なんかそのまんまですよね,今と。
 7曲目の“ビスケットLove”は先輩の彼女の浮気相手になるっていうシチュエーションの唄ですので,まぁ,これは聴いてもらえればとしか言いようがないですね。
 8曲目のステップUP↑”はアッパーなファンクナンバーで,これも聴いて感じてもらうしかないなと思いますね。
 9曲目の“ペンション”はラストナンバーに相応しい名バラードで,付き合っているのか,そうでないのか微妙な女の娘との関係を歌った唄で,ここにもおいしい歌詞がてんこ盛りですね。「曲がる順序間違えて最終のバスに乗り損ねたけど,平凡な自分が本当は悲しい」」だの「仇名から「さん」づけ呼びへの距離を測れないだなんて,ちょっぴり僕より大人だね,ねぇリボン」だなんて,泣かせるよね。彼女なのか友達なのか分かんないときの気持ちとしてはさぁ。

 で,このアルバム発表後,岡村ちゃんはその後5年間の沈黙に入ってしまうんだけどね・・・