ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GOLD DIGGER〜with true love〜/角松敏生


 いや〜本当によく雨が降るので,いい加減嫌になっているところですけど,この間の日曜日はなんとか雨もやんだので,イソイソとプレトレで走りに行かせていただきましたです。えぇ,朝の段階では雨が降って,路面が濡れていたので,今週も走りに行けないのかなぁと思っていたのですが,午前10時ころには雨がやみ,11時ころには路面が乾いてきたので,これは走りに行くしかない!ということで,2週間空気を入れてなかったので,きっちりとタイヤに空気を入れて,4時間ちょっとをしっかり走らせてもらって,往復85キロ走らせてもらいましたです。しかし,相変わらず風が強くて,往路は向かい風だったので速度が上がらないなぁと泣きながら走らせてもらいましたが,復路は若干風向きが変わったものの,少なくとも向かい風ではなかったので,往路は2時間15分かかりましたが,復路は2時間で走れたので,まあまあかなぁと思っていますです。しかし,チェーンのオイルがそろそろ切れてきたような音がしていたので,明日は天気が良いみたいなので,ブログをアップし終えたら,掃除&オイルアップをしようと思っていますです。掃除の時には,フロントのクイックレリーズのレバー付近にサビが浮いていたので,これもキレイにしておかないとねぇ。プレトレを置いているのは屋根付きの屋外駐輪場なんですけど,風が吹いて横殴りの雨が多かったので,どうしても濡れてしまうもんなぁ。まぁやむなしということで。

 で,今回も角松敏生のアルバムのお話をというわけで,1985年5月に発売された5枚目にして,個人的には角松敏生がブレイクしたといっても過言ではないアルバム“GOLD DIGGER〜with true love〜”を紹介したいと思いますです。前作の“After 5 Crush”から海から離れて,街での生活をテーマにした角松敏生ですが,このアルバムは当時,流行りつつあった打ち込み系のドラムを使ってみたり,ラップを取り入れたりしながら,艶っぽい曲あり,泣かせる曲ありと,メロディーの美しさに加え,歌詞の方も深みや含みがあって今でも非常に大好きなアルバムです。
 1曲目の“I Can't Stop The Night”という曲は,ハイヒールの歩く音から始まり,銃声の後,打ち込み系のドラムにシャープなシンセの音がこれまでとは一線を画してい違う感を思いっきり醸し出しています。早いキックのリズムにタムの連打でビート感を強調しつつ,その上で甘めのメロディーで女の娘にもてあそばれている情けない男の唄なんですけど,スクラッチやサンプリングのような女声コーラスなど,当時の最新のシーン(今では当たり前の音ですけど。)を取り込んだ,クールな音が思わずカッコエエ!と思ってしまいましたです。
 2曲目の“Springin' Night”という曲は,ホーンセクションがファンク臭いリフを奏でる中,シンセベースがこれまたクールなリズム感を出しているのですが,歌詞は片想いをしている男の妄想系の歌詞で,これまた情けなさ全開なんですけど,こういう情けなさは非常によく分かるので,これまた大好きな曲ですね。特に「こんな夜は電話でもしたくなるけど,きっと一人遊び。何も話せないなら,一人きり夜に熱いグラスをかたむけて,君を思い浮かべながらワインをまき散らすんだ。」という部分は情けないくらいにリアルすぎてたまらないですね。
 3曲目の“Move Your Hips All Night Long”という曲は,ハードなギターのリフから始まる,ハードファンクなナンバーなんですが,タイトルからもお分かりのとおり,ダイレクトにSEXを唄っているんですよねぇ。いままでのオシャレ路線というか爽やかな海,海岸線路線では出てこなかったシチュエーションだよなぁと思いつつ,岡村靖幸とは違ったエロさ(岡村靖幸のエロさは多分,もてない男の妄想系のエロさなので。)で,グイグイとこちらに迫ってきます。間奏では女性のあえぎ声を挿入するなど,もうやりきった感がありますが,やはりバックの音がカッコヨイので,そこまでエロさが前面に押し出ていないところが角松敏生らしいのではと思ってしまいましたです。
 4曲目の“Secret Lover”という曲は,ミディアムテンポのファンクなんですけど,もういきなり英語ラップで始まり,それがまたはまっているところが素晴らしいでございます。歌詞は彼氏のいる女の娘からちょっかいを出されている男の子ということで,やばいんじゃないの?と思いつつ,ズルズルと引きずり込まれている感がこっちに伝わってくる粘着系の歌詞なんですけど,これがそこはかとなくエロくてよろしい。また,間奏の男性と女性のラップの掛け合いから始まって,リズムがブレイクしていく部分もカッコヨイです。
 5曲目の“Melody For You”という曲は,イントロのサックスの暖かな音色が,この曲自体の印象を作っている感じが伝わってくる曲で,ここまでは角松敏生なりのエロさを前面に押し出していましたが,この曲は週末に自動車に乗って彼女のところへ向かい,肩の力を抜いて告白をするというシチュエーションなんですけど,その力の抜け方が非常に気持ちよくて,夏の週末に自動車に乗って,エアコンではなく,窓を開けて海岸線を走りたいなぁという気持ちにさせてくれる曲です。
 6曲目の“Tokyo Tower”という曲は,最初から打ち込み系のドラムに乗って,男性ラッパーがたたみかけるようにラップを決め,スラップベースが跳ねたリズムをグイグイと作りだし,それに乗ったラッパーが更にスピード感を出したラップを決めつつ,角松敏生の唄に入るところがカッコヨイです。この曲もSEXの唄なんですけど,要するに東京タワーは男性器の隠喩なわけで,非常に刹那的なSEXなんですけど,その中に真実の愛を見いだしたいという願いのような唄になっています。間奏のラップと角松敏生の唄が始まるタイミングも絶妙で,やはりこの曲がこのアルバムのターニングポイントなんだろうなぁと思います。1985年の唄なのでもう四半世紀前の唄なんですけど,歌詞の内容は今でも十分古くないと思いますです。音の方は流行廃りはありますが,個人的には非常に好きな音になっています。
 7曲目の“Prajna”という曲はインストなんですが,打ち込み系の短めの今日ですので,まぁお口直しといったところでしょうか。
 8曲目の“Mermaid Princess”という曲は,イントロの最初のキーボードの音だけで,角松敏生得意のバラードだなぁと分かる曲ですが,この曲の素晴らしいところは,今は亡きシュガーのウエディングベルっていう唄があったのですが,あれは彼氏を取られた彼女の唄なんですが,この曲はさらにその彼女を見ている男の子という,3層構造になっているのですが,歌詞に秀逸な言葉がたくさんあって非常に大好きな曲です。1番のサビの「たとえお伽噺夢見ても,人魚姫にはなれない。」っていうところや,2番のサビの「せめて僕がそばにいるうちは人魚姫にはさせない。」という部分は非常に胸に響くなぁといつ聴いても思ってしまいましたです。
 9曲目の“It's Too Late“という曲も角松敏生得意のバラードなんですが,これは愛していた彼女が亡くなってしまったというシチュエーションなので,イントロのシンセはフレーズも音色も重苦しくて,どうしようもなくやるせない想いが音からも伝わってきます。本当「時が流れて行くなかで,変わらないものは何ひとつないさ。誰もみな,いつも失った後で気づく。」という歌詞は,メロディーと,そして角松敏生の少し甘めの声と相まって,いつ聴いても非常に胸にズシンと来ますね。特に歳を取ってから聴くと,ねぇ,そういう年代だし。
 ラストナンバーの“No End Summer”という曲は,うって変わって,ミディアムテンポの前向きなラヴソングなんですが,これも名曲ですねぇ。シンプルなドラム,シンプルなベース,シンプルなギターのカッティングに乗って,これまたシンプルな歌詞を唄う角松敏生なんですが,シンプルだからこそ伝わってくるものがあるというか,ラストナンバーに相応しい曲になっています。「次の夏にも変わらぬ愛を届けよう。」そして「みんな忘れかけてるんだ。ときめくことのやさしさを。冬は誰も一人きりじゃ過ごせはしないから。」と唄い,「雪の街にあの夏の想い,もう一度届けよう。変わらぬ夢,君におくりたいから。せめて今宵は終わりのないNO END SUMMER。」と締めくくるのですが,本当,この曲は素晴らしいなぁといつ聴いても想ってしまいましたです。
 このアルバムジャケットは,長い髪をバッサリ切って,タキシードを着た角松敏生が写っているのですが,タキシードで決めているのに,座っているのはトイレの中の洋式便座だったり,トイレなのに赤いバラの花びらが巻かれていたり,胸には血痕があったり(したがって,裏ジャケットでは薄くなった角松敏生を鏡の中の角松敏生が笑いながら見ていて,バラの花びらが白い花に変わっているというブラックジョーク的なオチまで付いているジャケットになっているのですが,そういう角松敏生なりの遊び心もジャケットに出せるようになったんだなぁと想ってしまいましたです。

 しかし,今週は水曜日と金曜日に飲み会があったのですが,水曜日の方はあんまり楽しくて,楽しかったことしか覚えていないうえに,朝,目が覚めたらメガネもなくなっていたという・・・バカだよねぇ本当。仕事用のメガネなので,ないと困るので,家用のメガネで出勤した後,時間が取れたので,メガネを作りにいったのですが,なんと定休日・・・久しぶりに目の前が真っ暗という感じにならせていただきましたです。仕方がないので,翌日の金曜日は飲み会があるので,朝一番でメガネを作りに行き,日曜日の午前中にはできるということだったので,明日,アイロンがけが終わったらメガネを取りに行こうと思っていますです。しかし,前回,メガネをなくしたときは,フレームがレイバンだったのでショックが非常に大きかったのですが,その反省を踏まえて,フレームは2000円のお安い奴にしていたので,ショックはさほど大きくなかったとはいえ,私にとって仕事用メガネとは消耗品なのか?と思いつつ,若くないんだからあんまり楽しいからって飲みすぎてはダメだよねぇと思いつつ,でも楽しかったら飲んでしまうのは仕方ないじゃないということで。えぇ,昨日の飲み会も十分楽しかったのですが,さすがにメガネがもう1つしかないので,これをなくすわけにはいかないので,少しだけセーブして飲んだおかげで,今朝は無事にメガネがありましたです。まぁ,これが当たり前なんですけどね,はい。