ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

THIS IS ( )SONG!/Hiromi Furukawa


 私が愛用している携帯端末のDDIポケットが2月2日からウィルコムという社名に変わるので,社名変更前に安くなると思って,通信カード端末と通話端末の機種変更をしたんだけど,やっぱ新しい機種は便利だよね〜って実感しました。

 そんな話はさておいて,ここのところ,誰も知らない私の自主制作テープなんかの話をしていますが,今回は3本目であり,高校卒業前にリリースした“THIS IS ( )SONG”を紹介したいと思います。ちなみのこのテープは当時,私の住んでいた街にもU.Kエジソンっていう全国チェーンの輸入盤や自主制作盤の店ができて,そこの店長と仲良くなったのをいいことに,置いてもらったというものです。

 個人的には,このころは自分で“Highscool Acustic Connection”なんていう団体を旗揚げして,夏にはまた野外イベント(今度は大胆にも市内ど真ん中の公園で)やったり,毎月,コンスタンスにライブを企画していてと充実していたはずいなのに,テープを作る段階で曲が足りなくて,B面は基本的に弾き語りになってしまうという,自分でも不完全燃焼のテープでした(しかし,4月からは就職するので,とても4月までは引っ張れず,3月中に無理矢理リリースした。)。でも好きな曲も多いんだけどね。ちなみにタイトルの意味ですが,ようするに,もう自分の音に自分でカテゴライズするのはやめて,括弧の中は好きなように入れて(例えば,POPでもFOLKでもROCKでも)っていう半ばやけくそなタイトルです。

 で,1曲目は“ALL NIGHT LONG”っていう曲です。同名のグロビデオがありますが,あれとは全く関係ありません。この頃私が好きだった,エレポップ系の音を取り入れ,ドラムマシン,シンセベース,エレキ,アコギをバックに,好きな女の娘に「今夜は帰さないぜ!」っていう内容です。そうそう,このテープから,ドラムマシンもフィルインを手動で入れて,着々と進歩はしていますな。
 2曲目は“LIKE A VIRGIN”という曲で,マドンナの同名の曲のタイトルだけいただきました。これも1曲目と同様の音をバックに「俺が女の娘とやりたいんだから,君だって許してしまったことはあるだろう。だからLIKE A VIRGINでいいよ」ってな歌です。ちなみにこの曲ではお遊びで放送禁止用ビープ音を挿入したりしています(ライブでは口パクでやってましたけど。)。
 3曲目は“ARE YOU READY?”という曲で,ドラムマシン,ベース,エレキのシンプルなバックに好きな女の娘に「誰もいない公園じゃん。BABYいいだろ?」って内容の歌で,よく考えるとこの3曲とB面1曲目は全て同じ女の娘の歌だったなぁ・・・とふとしみじみしてしまったですよ。ちなみにこの曲は高校の文化祭でやったとき,仲の良かったブラスバンド部のサックス吹きをフィーチャーして,思いっきりジャンルレスな感じで気持ちよく演ったなぁ。
 4曲目は“CHERRY BOY BOOGIE”という曲で,ドラムマシン,ベース,エレキで大好きなT.REXの“GET IT ON”を重たくしたようなブギーをやっています。歌の内容ですか?タイトルどおりなので省略します。で,A面ラストを飾る曲は“HEY!BOY”という曲で,ドラムマシン,ベース,エレキの編成で,動き回るベースに裏打ちカッティングのギターが絡む,個人的にはすごく好きな音です。歌としては,当時,今は亡き尾崎豊が当時,すごく人気があったんだけど,私的にはメチャクチャ違和感があって,彼の歌う自由がすごくくだらなく思えていたので,自分なりのアンサーソングとして,「愛も自由もやさしさもオマエの欲しがっていたものは,全てオマエ自身の中にある!」という歌です。今でも好きな曲ですね。
 で,B面は打って変わってアコースティック系に。1曲目の“BOY MEETS A GILR”っていう曲は,昔は別の女の娘の歌だったんだけど,今ならあの娘との出会いのことを歌いたいと思って書き直した歌です。今となっては結構恥ずかしい内容なんだけど,まぁでも,好きな曲だよね。
 2曲目は“君が好きだ・・・”という単刀直入な歌で,アコギと間奏の時にオルゴールのような音のシンセを入れています。これは,当時,大好きだった女子大生D.Jが街中で泣きながら歩いているのを見つけ,そのときのことを膨らませながら書いた歌ですね。うんうん,青春だなぁ・・・。
 3曲目の“EVERYTHING〜海へ〜”っていう曲はシンセで波の音を作り,アコギとコンガでバックを作りました。この曲は歌詞がなかなか書けなくて,苦労した割りには,散漫な感じで,何が言いたいのか今一つ自分でも分からない曲。困ったなぁ。
 で,ラストは,実はこの曲をレコーディングするために,このテープを出したといっても過言ではない曲,“B級高校生”です。この曲は,まぁ工業高校という引け目を感じつつ,高校卒業で就職する自分達へささげる曲で,仲間内では非常に受けが良かった曲です。アコギと多重コーラスでバックを作り,歌詞的には「B級の高校生だったけど,A級の生き方はできると思ってた」という内容で,まさに自分たちの高校生活の総決算という感じの歌ですね。

 このテープまでは高校生ということもあって,毎年リリースしていたけど,やっぱり1本ごとにレコーディングテクニックや演奏テクニック,アレンジ能力が上がっていっているのが聞き直して実感できて,なんか自分のことながら,「結構やるじゃん,おまえ」みたいな感じです。で,ジャケットですけど,当時は自画像イラストでシンプルに決めてみたつもりでしたが,こうやってみるとスカスカだな。ちなみに,服には“WHAT IS ROCK?”って書いてあって,タイトルと相まってカテゴライズって何なの?っていうのをアピールしたつもり(分かってもらえたかどうかは別にして・・・)。