ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Recurring Dreams/Hiromi Furukawa


 というわけで,今回で私の自主制作テープの話も4本目だな。今回のテープは仕事を始めてから2年目に作ったものです。1年目はバイク(YAHAHA SR400)が欲しくて,テープを作る時間がなかったんだけど,2年目は,バイクも買ったし,ある程度,小金もできたので,機材も若干パワーアップ(リズムマシンをいいやつにして,ギターもきちんとしたフェルナンデスのテレキャス(それまではよく分からんメーカーの1500円のビブラートアーム付きのセミアコだった)にして,ミキサー(4トラックMTRにはミキサー部分がなかった。),デジタルディレイ(ディレイタイムが300msしかなかったので,2000msのもの)を追加しています。)して,全体的に音がパワーアップしていると自分では思っています。

 このテープは,前作が結構,シンセベースを多様して,エレポップ的な音づくりが多かったんだけど,どっちかと言えば,ギターサウンドがメインの結構Rock'nRollっぽい曲が多いです。
 で,1曲目は,以前,ここでも紹介したマンガ“万歳ハイウェイ”をイメージして作った“万歳ハイウェイ”で,これは,いきなりハンドクラップとアコギで始まったかと思うと,ディストーションのかかったエレキがギャ〜ンと入って,音的には大好きな曲です。「軽くアクセル吹かして,バイクで駆け抜けるように,自由に俺のやり方でやっていくのさ。思い切りマジメにフマジメなやり方が,そうさ,それが俺のHighway」っていうサビが自分でも大好きな曲ですね(ギターソロはいまいちかもしれんが。)。
 で2曲目は“Love Sick Lover”という曲で,内容はタイトルのとおりですね。ドラムマシンを買い換えたので16beatでやってみました。で,職場のバンドでベースを担当した経験も踏まえて,チョッパーなんてやっていたりします。
 3曲目は“Happy Birthday”という曲で,この曲は元々は高校生のときに,クリスマスイブのライブで演った“Merry Christmas”という曲が元歌なのですが,Merry Christmasでは歌う期間が限定されるので,オールマイティに使える“Happy Birthday"に書き換えたものですが,個人的には今でも大好きな歌ですね。
 4曲目は“僕の猫”という曲で,シンプルなRock'nRollで私の女の娘のイメージである“猫”(ようするにこれも前に紹介した“ネコじゃないもん”というマンガが原型だったりする。)を曲にしたものです。ちなみにラストのギターソロのネタに困って,子供ばんどの真似をして“チューリップ”(「咲いた,咲いた」のあの歌です)を弾いてみたら,結構,格好良くはまったので,それもお気に入りですね。
 5曲目は“見つめていたい”という曲ですが,これはポリスの同名曲と今は亡き漫画家「かがみあきら」のマンガの1フレーズからできた曲です。しかし,アレンジはポリスのパクリと言われても仕方ないくらいですが,しょせんアマチュアですので,勘弁してもらえればと思っています。
 A面ラストは“Sleepin'Beauty”という曲で,タイトルとか歌詞のイメージは「白倉由美」っていう漫画家の作品からいただきました。アレンジ的には,タブリング的なディレイをかけたアコギの上で,コーラスをかけたボーカルが乗っかる(自分のコーラス付き)もので,演奏はシンプルながら,これまでの単なる弾き語りでないところが,進歩したかな?っと自分では思っています。
 で,引き続いて,B面に移るんですけど,A面は割と前向きな歌が多かったんですけど,B面はドロドロとした感じですね。
 1曲目の“Bad Dream”はドロドロで,ロックでバーボン飲み干しながら,ハイライトをガンガン吸って,翌日はだり〜なぁ・・・って感じのあの当時の生活がよく現れている曲ですな。「ヘヴィなアルコールが体に馴染む,ハードなブルースが体に染み込む・・・」って歌詞は,本当にそのまんまでした。
 2曲目の“You Loved Me...”っていう曲は前作の“Boy Meets A Gilr”のモデルになった女の娘で,遠距離恋愛で結構手ひどい別れ方をされちゃった(わざわざ会いに行ったら,「やっぱりこっちで側にいてくれる人を好きになっちゃった。ごめんね。」だもんなぁ・・・)ことを,多分,酒を飲みながらドロドロになって作った歌ですね。自分ではいい曲なんだけど,結構辛いものがある曲です。しかし,この曲を楽器店の多重録音発表会に出したことで,音楽的な輪が広がったので,そう嘆いてばかりもいられないんだけど。
 3曲目の“ゆびわがほしい”もタイトルだけならイイカンジの曲なんだけど,実は“You Loved Me...”で別れた彼女とその後,なぜか海へ遊びに行ったとき,「女の娘って19の時に銀の指輪をもらえると幸せになれるんだって」って,私に銀の指輪を買って欲しいようなことを言われて,どないせえっていうの?って感じで作った曲です。曲はもろブルースで自分的にはこれもすごく好きな曲ですね。「君は指輪が欲しい。僕は君が欲しい。君は僕が欲しいのかい?僕は指輪を送りたい・・・」だなんて,本当に当時の素直な気持ちですね。
 で,ラストは“くだらない話”という曲で,アコギ1本で,ダラダラとやり直せない現実,やり直せない彼女のことを歌った歌です。B面はこの歌が歌いたくて,作ったのかもしれない。けど,今はとても歌えないと思うけどね(歌詞を書き換えても。)。

 で,ジャケットは愛しのYAMAHA SR400で九州ソロツーリングをしたときのやまなみハイウェイの写真を使い,ワープロも仕事の関係で自分で買ったので,結構,見れるジャケットになっているんじゃないかと思います(コピーは職場で休みの日にこっそりとったしな。)。で,このテープからSpecial Thank'sを入れるようになったんですが,好きだったけど振られちゃった女の娘の名前の後に“...And Many Oneside Lovers”と入れてしまうところが,当時の屈折した私をよく表しているような気がします。