ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

FROM T/原田知世


 前回がコケシドールで,今回は原田知世とは,あんたいったい何者?って言われそうですけど,好きなものはしょうがないじゃないということで,今回はこのネタで。

 現在の原田知世は,ムーンライダース鈴木慶一やトーレヨハンセンと組んでからは,どちらかというとアーティストっていう感じが強いし,ファンもそういう感じで受け止めていますが,私にとっては「永遠のアイドル」ですので,その方向性で書きたいと思っています(もちろん,今もブレンディのCMなんかは胸をときめかせながら見ているおっさんですけど。)。

 で,原田知世の映画について話してみてもいいんだけど,やっぱり音楽について話をしてみたいです。原田知世の最初のアルバムは,Birthday Albumというタイトルで彼女が16歳のときに発売され,透明なLPレコードで限定発売だったんじゃないかなぁ。このアルバムも地下鉄のザジ大貫妙子作)とかすごくコケティッシュな感じで好きでしたね。で,その後も18歳になるまでは,角川サイドの陰謀なのか,毎年誕生日に1枚のペースでアルバムを発表し,その後は角川映画があんまり売れなくなって,歌にも力を入れるようになりました(やっぱ,露出を押さえて,映画と本を売るというのが,当時の角川商法だったもんなぁ・・・)。
 確かに初期の原田知世の歌はお世辞にもうまいとは言えないのですが,でもその歌声や微妙な息づかいには,原田知世としかいいようがなく,例えば2枚目のアルバム(撫子純情)で英語詩の歌にチャレンジしていますが,どう聞いても英語詩にカタカナを振ってもらって歌っているという感じにしか聞こえないのですが,それが,またなんかいい感じだったんですよね(どう書いてもファンの贔屓目にしかなりませんが。)。
 
 で,その後もコンスタントにアルバムを発表し,このFROM Tを発売ししたのですが,これはセルフカバー集となっていて,時をかける少女とか,天国に一番近い島とかが新録されていて,もう感動してしまいました。音的にも今聞いてもそんなに古くさい感じがしませんし(実は今,メディアプレイヤーで聞きながら書き込みしています。),初期のう〜んというところもあった歌唱力もかなりアップしていて,本当にいい感じですね。
 特に天国に一番近い島,どうしてますか,愛情物語等,スローっぽい曲で不安なく聞き込めるというのはうれしい。むしろ,「原田知世?あんなのアイドルじゃねーか。角川春樹のおもちゃだろ。」とあのころバカにしていた人に聞いてほしいですね。

 とかなんとか言いながら,原田知世は私にとっては,永遠のアイドルですので,嫁がいようが子供がいようが関係ないね!って感じです(ちなみに,この間,子供(女子)が短く髪を切ったところ「原田知世みたいでかわいいね。」と言ってしまい,嫁の「あんたは・・・」という生暖かい視線を浴びてしまいましたとさ。)。
 昔,吉永小百合のファンのおじさん達がサユリストとか言っていて,あんなおばさんより若いアイドルの方がいいんでないかいとか思っていましたが,自分がおじさんになって(原田知世もおばさんになったけど),同じように歳を重ねていけるアイドルスターがいてもいいんじゃないかなぁ・・・と思えるようになりました(ちなみに私が原田知世と同学年ということも大きなファクターだと思うな。)。

 これから原田知世が結婚しようが,未婚の母になろうが,独身のまま突っ走ろうが,それは歳を重ねていくことの必然ということで,これからも私の永遠のアイドル,原田知世には頑張ってもらいたいですね(ちなみに蛇足だけど,「長男長女姉3人」のようなあんまり意地悪な役は似合わないと思うので(ファンの贔屓目),ミスターテレビ局のプロデューサーさんよろしくね。)。