ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

失踪日記2 アル中病棟/吾妻ひでお


 暑さ寒さも彼岸までとは昔の人はよく言ったもので,秋のお彼岸を前に少し涼しくなりましたね。山の中の町は今日はいい天気ですが,アパートの部屋の中は暑いなぁという感じではなく,ちょっと暑いかな?という感じでサーキュレーターだけで心地よく過ごせています。というか,来週の日曜日はもう10月になってしまうので,いつまでも残暑が厳しい・・・では困りますしね。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は自宅のオーブンレンジの調子が悪いということで午前中に買いに行きましたです。知らなかったのですが,最近のオーブンレンジはレンジについては皿が回らなくて,オーブンについては上からしか焼けない仕様になっているということで,軽く衝撃を受けたりしましたが,食パンの1枚にビザトーストのソースを付けて,もう1枚にとろけるチーズを載せて焼いたものをサンドウィッチにして食べているので,まぁ,オーブン機能が上だけであっても問題なしということで。昼ごはんを食べてからは予定どおりプレオで山の中の町まで戻らせてもらいましたです。途中に観光名所があるのですが,さすがに三連休の中日で天気も良いので,道路がめちゃ混んでいて,全く進まなかったのですが,その反対車線をロード乗りが結構走っていたので,あ~俺もパナモリで走りたいなぁ・・・と思いながら,何とか渋滞を抜けてプレオで山の中の町まで走らせてもらいました。いつものように途中のセルフのガソリンスタンドで満タンにして,道の駅で缶コーヒーを1本飲んでから音源をCD-RからカーナビのマイクロSDカードに切り替えて,残りの距離を走り,アパートに着く前に大型スーパーに寄って1週間分の食材を買ってから山の中の町のアパートまで戻りましたです。月曜日は三連休の最終日ということで,天気が良ければパナモリで走りに行きたいけど,予報どおりどんよりとした天気で,今後の雨予報を見ても,午後からどこかの時間で雨が降るという予報は変わらないので,これはノートパソコンを復旧させろということだよなということで,パナモリで走りに行くのは止めて,機嫌の悪かったノートパソコンを復旧させることにしました。このネタは書き出すと長いので,後半で詳しく書かせてもらいます。
 火曜日からは仕事ということで,ジタバタしている間にあっという間に週末になってしまい,金曜日は仕事帰りにドラッグストアに寄って,朝食用のホテルくるみブレッドを買って(冷凍庫に食パンが1枚残っているので。)から帰り,山の中の町のアパートで過ごすのんびりした金曜日の夜を過ごさせてもらいました。土曜日は秋のお彼岸だから自宅近くの花屋さんのこともあるので,墓参りに行かないとねというわけでプレオに乗って墓参りに行ってきました。いつもなら母親を乗せて行くのですが,事前に確認したところ,今回はちょっと用事があるということでしたので一人なら時間は自由だよなぁと思いながらも,相変わらず朝早く目が覚めたので,朝ごはんを食べて,午前8時前にはアパートを出発して,途中のコンビニでブラックコーヒーを飲んで,高速道路に入り,粛々と高速道路を走りながら,おはぎを買うのであればいつものインターチェンジではなく,1つ手前のインターチェンジで下りた方が良いのでは?ということでいつもより1つ手前のインターチェンジで下り,ドラッグストアでサクセスでも買って1万円を崩しておくかということで,まずはドラッグストアに寄ってサクセスを買ったところ,その近所にいつもおはぎを買っている店があるではないかすか。ここで買えればラッキーと思って店まで行ったところ,その店は午前11時から営業開始(その時の時間はまだ午前10時過ぎでした。)なので,仕方ないねということで,プレオに乗っていつもの店に行き,無事,おはぎをゲットし,そこから花屋へ行き,花を買ってから墓参りをしてきましたです。さて,どこで昼ごはんを食べてから帰ろうかなと思ったのですが,そういえば,Tverで“ワカコ酒”の最終回を見たのですが,ワカコが食べている南蛮漬けが美味しそうだったなぁと思い,まいどおおきに食堂(いわゆる定食屋)であれば,あるのでは?ということでまいどおおきに食堂で昼ごはんを食べることにしましたです。◯◯食堂に到着し,前の方が混んでいるのでゆっくりと探していると,あじの南蛮漬けがあるではありませんか。これは食べるしかないねということで手に取り,さてもう一品は何にしようかな?と思いながら目についたのがナスと鶏肉を煮たものと大根と鶏肉を煮たものとで悩みましたが,シミシミの大根が美味しそうでしたので,大根と鶏肉の煮たものを選びました。あとはご飯と汁物をどうするかなぁというかご飯は小にするのは間違いないのですが,問題は味噌汁にするか豚汁にするかで,味噌汁はいつも飲んでいるし,前の人が結構豚汁を頼んでいるので,よしご飯の小と豚汁を頼んで,美味しく昼ごはんを食べさせてもらいましたです。昼ごはんを食べた後はいつものようにセルフのガソリンスタンドで満タンにして,道の駅で音源をCD-RからカーナビのマイクロSDカードに切り替え,大型スーパーで1週間分の食材を買ってからアパートに戻りましたです。今日は少しゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べた後,部屋の掃除をして昼ごはんを食べてからブログネタを打っています。外は良い天気でパナモリで走りに行きたい気持ちがないわけではありませんが,明日は人間ドックなので,晩ごはんをガッツリ食べてというわけにもいかないので,まぁパナモリに乗るのはまた今度ということで。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は前回の続編ということで吾妻ひでおの“失踪日記2 アル中病棟”を紹介したいと思います。この漫画は前作“失踪日記”の5年後である2013年にリリースされたマンガですが,吾妻ひでおが1990年代の後半から問題飲酒を繰り返し,1998年に家族によって三鷹市の某病院に強制入院させられたことを描いています。
 まず“イントロダクション”で始まり,いきなり「酒で身も心もボロボロになって破滅していくのってむしろ美しくて潔いと私は思ってるんですけど」と発言しながらも,前作の“失踪日記”でも触れられていた入院前の話から始まります。連続飲酒が止められなくなり,幻覚,幻聴,自殺念慮のフルコースを経て,家族により強制入院され,ベッドに拘束された状態で目覚め,アル中病棟での生活が始まります。
 第1話の“女王様のティーパーティー”という話は,女性入院患者の御木本さんを中心にして夜中のティーパーティーが開かれるという話で,第2話が“教育プログラム”という話で,γ-GTPの数値が500だの1000だのという会話が何気なくされているのですが,通常値を遥かに超過していてて凄えなぁと思ったり,教育プログラムでアル中の症状の説明を受けるのですが,それを作者が全部経験していたり,入院中に脳からアルコールが抜けてなくて字が書けなくなるのは凄いなぁと思ってしまいました。第3話の“主治医”という話は,タイトルが主治医なので主治医のことが描かれているのかと思って読んでみると,主治医の話はほんの少しで,さすが吾妻ひでお!と思ってしまいました。第4話の“自治会”という話は,タイトルどおり入院患者自治会役員を決める話で,この中でも,アル中で入院しているのに「私は外泊許可出たら呑むね!」と宣言する患者が描かれたりと,本当,何で入院しているのか分かっていますか?みたいな人が描かれています。
 第5話の”スリー・ミーティング”という話は,禁酒のためのミーティングを1日3回するというもので,自助グループは断酒会は知っていたのですがAAというのもあるそうで,AAの方はキリスト教関係のグループらしく宗教が苦手なフルカワとしては,もしアル中になったら断酒会かなぁと思ってみたり。第6話の“続スリー・ミーティング”という話は,第5話の続き自助グループ人が院内に来て経験談をしてくれるというものですが,AAの方は凄惨な話が多くて凄えなぁと思いつつ,断酒会の方はふわっと流れていくような感じになっているようです。第7話の“面会日”という話は,作者の配偶者が面会に来てくれたのですが,他の患者が怖いということで,その後,差し入れはしてくれるものの,面会はなくなったという少し悲しい話です。第8話の“去る人・帰る人”という話は,退院する人もいれば,退院してまた飲んで帰ってくる人もいるという話ですが,切ない話があれば笑える話もあるのはさすが吾妻ひでお!といった感じでしょうか。第8話の“歯科検診”という話は,バシバシ歯を抜く歯科医の話で,昔はこういう歯科医もいたなぁとなんだか懐かしくなるような話でした。第10話の“王将戦”という話は,入院患者による将棋大会の話なのですが,「将棋ができるということが脳からアルコールが抜けている。」というほぼ普通でない説明が何気なくされていることでしょうか。しかも,作者が一番弱い入院患者と将棋を指したところ,ボロボロに負けてしまうというエピソードは少し泣かせてもらいました。
 第11話の“素面の我が家”という話は,外出許可で久しぶりの自宅に戻ったときの話で,最後に作者が「素面って不思議だ・・・」とつぶやくところにアル中の根深さを感じてしまいました。第12話の“引越し”という話は,入院するアル中患者が減ったので別の病棟に移ることになったのですが,精神病患者との同居は難しく,自治会から病院に対し完全分離の要望が出されるものの却下されてしまうという話です。第13話は“ちょっとキレる”という話で,問題入院患者の浅野さんと同室のため,各種当番の負担が作者ともう一人の負担となり,ついに作者がブチ切れるという話ですが,ブチ切れた後,自治会長が作者に気を使うようになったので「人間キレる時はキレとくもんだな。」というモノローグに笑わせてもらいました。第14話の“さらば浅野”という話は,浅野さんが転院する話で,浅野さんが最後に箸とクローバーが作者の引き出しの上に置いてあったのを速攻でゴミ箱へ捨てたのですが,やっぱそうだよねぇと思ってしまいました。第15話の“クイズ大会”では,自治会のレク委員である作者がクイズ大会を企画するのですが,御木本さんに問題のダメ出しをされまくったものの,何とかクイズ大会を成功させるという話です。
 第16話の“夜のミーティング”という話は,第3期(退院に向けた治療期)に入った作者らが断酒会の夜のミーティングに参加するという話で,酔っ払いのホームレスが乱入してきたりと,なかなか大変なんだなぁと思ってしまいました。第17話は“再び教育プログラム”という話で,依存症とは?という話なのですが,作者の記憶で描かれており,講師を担当した医師の監修も面倒ということで,どこまで本当なのか分かりませんが,大変だなぁということだけは伝わりました。第18話の“外泊日”という話は,3期になって外泊できるようになり,自宅に泊まることになるのですが,その時に確定申告の書類を作成するのですが,間違いだらけだったということで,入院して2か月経っても脳からアルコールは抜けないという話をサラッとしているのですが,これでとんでもない話なんですけど・・・と思ってしまいました。第19話の“誰のための断酒”という話は,自助グループのミーティングで「全てをなくしてからやっと断酒が始まる。」という話を聴いた杉野が腹を立て「家族のために断酒するんじゃないのか。」といきり立つのですが,結局は次のミーティングで「家族のために1日断酒で頑張ります。」と話が小さくなってしまうという,なんとも人間くさい話になっています。第20話の“AAミーティング”という話は,雰囲気の違う2つのミーティングに参加し,断酒日を誕生日とする家族的なミーティングに違和感を感じてしまう作者に,作者の人間性を垣間見たような気持ちになってしまったというか,自分も違和感を感じるような人間だよなと思ってしまいました。
 第21話の“拘禁ストレス”という話は,まぁシンプルに入院して自由を奪われていることのストレスから出る行動の話になっています。第22話の“Cミーティング”という話は,セルフケア自己ミーティングの話で,一緒に受けた患者の話がひどすぎて,作者が自己評価を上げていくのは,それはそうだなぁと思える内容になっています。第23話の“深大寺レク”という話は,看護師と患者で深大寺に行くという話で,行くところまでは問題はなかったのですが,患者の一人が外出許可をもらって家族と深大寺へ行き,甘酒を飲んだということで,禁止飲み物に甘酒が加えられるというオチになっています。第24話の“治療ミーティング”という話では,退院が近い感謝がミーティングでこれまでの経験を踏まえて断酒を誓うという発表をするというもので,作者も自分の話をすることで,「有言やむなく実行型」ではないかと自己評価していますが,人間なんてそんなもんでないかと。第25話の“心の空洞”という話は,酒だの人間だった自分から酒のない生活での心の空洞を何で埋めるのかを考えるという話なのですが,作者は結局マンガしかないよねということで,それが復活に繋がったのではないかと。
 第26話の“外泊”という話は,ワインクッキーを食べていたら家族に罵倒され,再飲酒をしそうになったので,ミーティングに行って何とか心の落ち着きを取り戻したり,入院中に描いた絵をまんだらけに持っていったら,値段がつけられないと言われたりと,なかなか実らない日々の話になっています。第27話は“退院”という話で,いろいろあったものの退院できることになり,家族に迎えにきてもらい,一緒に昼食を食べたものの,家族は自転車で帰るので,作者は一人バスで自宅まで帰るのですが,バスから下りて街を見渡して不安を感じて終わるのですが,そこに作者の人間くささを感じてしまいました。
 マンガはここで終わりでとり・みきとの対談が最後に入っているのですが,この対談もなかなかとり・みき吾妻ひでお人間性がよく現れていて素敵な対談だと思いました。それで終わるのかと思いきや“生まれ出づる乾き”というマンガが載っていて,要は断酒して1年後に強烈な飲酒欲求が出たときの話で,半日にらみ酒をして耐えたということで凄いなぁと思いました。そして,お楽しみの電子書籍限定特典ですが,カバーイラスト案ということで追加のマンガはありませんでした。残念!
 しかし,タイトルどおりアル中病棟での日々を入院から退院まで綴ったものですが,他の患者だけでなく,自分自身もフラットに描いているところはさすがギャグマンガ家だなぁと思ってしまいました。自分を客観的に見ることができないとギャグなんてできないですもんねぇ。

 前半で少し触れたノートパソコンの復旧ですが,まずは不調の原因がOSのクラッシュなのか,それともハードウェアの問題なのかを切り分けないといけないので,アパートから徒歩30分の距離にある某パソコン工房(全く「某」が意味をなしていないのはご容赦を。)へ天気が良くないのでビニール袋に入れたノートパソコンをデイパックに入れて,念のため電源コードも持参して行きましたです。店について店員さんに「Windows Updateをしようとするとデバイスエラーのブルー画面になってアップデートできないので,OSの問題なのかハードウェアの問題なのか切り分けたい」ことを伝えると,500円点検というのをやってみれば切り分けはできますということでしたので,500円点検をやってもらったところ,ハードウェアの問題はないので,多分,OSのどこかがクラッシュしているのではないかということでしたので,データバックアップ用のUSBメモリを買って,そのままアパートに戻りましたです。ひとまずMy Musicとかに入っているデータをUSBメモリにコピーしながら,Thunderbirdのデータをコピーする方法を調べて,そのバックアップデータもUSBメモリにコピーし,必要なデータのバックアップを終え,さぁ,本丸のOSの修復をしましょうかねということで,まずは,某パソコン工房の店員さんから「再インストールするのであれば,ローカルのデータが壊れているかもしれないので,クラウドからダウンロードを選んだほうがいいんじゃないんですか?」と言われていたので,“PCをリセットする”から,“個人用ファイルを保持する”を選択し,“クラウドからダウンロード”を選択して再インストールを開始して待つことしばし,再インストールはなぜか失敗したので,それならということで,“ローカル再インストール”を選択して再インストールをしたところ,無事,再インストールが終了し,My Music等のデータは残っていたものの,インストールしていたソフト関係は全て削除されていたので,まずはこれまで
できなかったWindows Updateを試みたところ,無事,Windows Updateが終了したので,これはいけるのでは?ということで,次はノートン先生関係をインストールし,それまでアンドロイドタブレットradikoJ-WAVEを聴きながら作業していたのですが,Firefoxをインストールすればノートパソコンで聴けるねということでFirefoxをインストールし,次にThunderbirdをインストールし,バックアップから復活させると,うれしいくらい元通りになり,Radio Sureをインストールし,ほぼ復旧できました。そうなると,Firefoxの方でログインが必要となるサイトのログイン作業を行っておいたほうが気持ちよく使えるねということで,Firefoxを同期させ,Robofarmを使えるようにして,サクサクとログイン作業を終わらせ,コミックデイズは読んでいたマンガの履歴が飛んでしまっているので,これも再度履歴を登録し,これでパソコンがほぼ使えるようになりました。
 その後,LibreOfficeをインストールしたり,Windows MediaPlayerのスキンをインストールしたりして,約半日の作業時間でパソコンの完全復旧ができましたです。その後のノートパソコンですが,Windows Updateはまだ実行するファイルがないのでやっていませんが,少なくともデバイスエラーでブルー画面になって再起動することは全くなくなっていますので大丈夫ではないかと。しかし,デバイスエラーでブルー画面になって再起動を繰り返していると,Firefoxをクリアにしないとradikoが再生できないので,その度にログイン作業が必要になり非常に面倒でしたので,それがなくなっただけでも万々歳かと。何気に,勝手に再起動されないというのも精神衛生的に良いですね。やって良かった“PCをリセットする”でしたが,この作業を安心してできたのも,原因の切り分けができたからで,そういう意味では某パソコン工房が近くにあって感謝!と思ってしまいました。とはいえ,自分で作業をしたので某パソコン工房さんには点検料金の500円とバックアップ用のUSBメモリーの代金しか払ってないんですけどね。