ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

無人島で…。/吉田拓郎


 梅雨が明けたと思ったら,台風が来て,雨が降ったりやんだりの天気が続いていますが,ぼちぼちやっています。単身赴任先アパートにはエアコンがありますが,まだサーキュレーターで過ごせていますので,エアコン出番がないのですが,今の状況でエアコンの出番がないのであれば,ひょっとするとエアコンの出番がないまま夏が終わってしまうかもなぁと思ったりもしています。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は台風接近中ということでどんよりとした曇り空でしたが,プレオに乗って単身赴任先の山の中の町へ帰るだけですので,もんだいなしということで。というわけで午後からプレオに荷物を積んで,出発しましたが,そんなに道路が混むこともなく,いい感じで流れてくれましたです。いつもガソリンを注いでいるセルフのガソリンスタンドはなんかウルトラマンとコラボしたキャンペーンをしているようで,以前,ウルトラマンが描いてある厚紙のコースターをもらったのですが,今度はシールをもらってしまいました。とはいえ,この歳でウルトラマンウルトラセブンのシールをもらって何に貼るの?ということで,冷蔵庫の側面にポスター代わりに磁石で貼らせてもらいました。そういえばコースターももらったものの,焼くのを失敗したCD-Rをコースターに使っているので,もらったコースターも出番がないんだろうなぁと思っています。帰る途中のコンビニでいつものようにトイレ休憩(もちろん買い物をした上でですけど。)をした後は一気に山の中の町まで走り,大型スーパーで買い物をしてからアパートに戻らせてもらいましたです。
 月曜日からは仕事ということで,相変わらずジタバタしている内にあっという間に週末になってしまいました。今日はいつもより少しゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べてからワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてからプレオに乗って大型スーパーへ買い物へ行き,その足でドラッグストアへ寄って買い物をしてアパートに戻り,昼ごはんを食べた後,少し昼寝をしてからブログネタを打っています。明日は予報では晴れ時々くもり所により昼過ぎから夜のはじめ頃雨という微妙な天気ですが,午後の降水確率は20%で最高気温が35度なのでパナモリで走りに行けるのではないかと思っていますので,降水短時間予報を横目に見ながら,走りに行く方向を決めようと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も吉田拓郎(以下,愛を込めて「拓郎」と呼ばせてもらいます。)を引き続き取り上げさせてもらいます。今回は前回紹介した“アジアの片隅で”の約1年後の1981年12月にリリースされた“無人島で…。”を紹介したいと思います。このアルバムは当時,究極の絵日記ソングと言われた“Y”が入っていて,結構硬派な感じだった前作とは打って変わってポップなイメージ(ジャケットも“アジアの片隅で”が拓郎の顔のアップなら,“無人島で…。”は青いクレヨンで画用紙を塗っただけのような感じですし。)で,1曲目から4曲目まで(レコードならA面)が拓郎の作詞,5曲目からラストナンバーまで(レコードではB面)が松本隆の作詞になっています。
 1曲目の“この指とまれ”という曲は,拓郎の唄とバンドの音で一緒に始まる,気持ち良いレゲエテイストのナンバーになっています(レゲエテイストとしたのは,“アジアの片隅で”みたいにゴリゴリのレゲエな曲でないため。)。とはいえ,感想で弾かれているオルガンの音色はめちゃカッコよいですし,ギターソロもカッコよいです。タイトルは“この指とまれ”ですが,歌詞の内容は「この指とまれじゃやってらんねえよ。オレはオレだよ。」という非常に拓郎な歌詞になっています。
 2曲目の“春を呼べⅡ”という曲は大久保一久に提供した歌詞に自ら曲を付けてセルフカバーしていることからタイトルも「Ⅱ」となっている曲で,シンプルなロックンロールに乗って,拓郎が軽やかに唄っています。シンプルなドラムとベースが作るリズムの上で拓郎は安定の拓郎節で唄いまくってくれていて,間奏のギターソロも弾きまくりという感じなので,ライヴで演ったら盛り上がったんだろうなという曲に仕上がっています。
 3曲目の“Y”という曲は,エレピだけをバックに「なんてことのない出会いって言うんだろ。ただ笑ってる君が居て。いつものように僕は酔っていて。」と唄い始めるのですが,これだけでグイグイ拓郎の世界に引き込まれてしまいます。「僕の趣味は雨の日のドライブとダイエーでのお買い物。君は僕のソックスを笑ったね。今度,連れてってあげたいな。女の娘の気取りやは何かといえばクリスタルなブランド物でしょう。」という歌詞には苦笑いしつつも,めちゃリアリティを感じてしまいました。しかし,「クリスタルなブランド物」って言葉に「あぁ~80年代だなぁ。」と思ってしまいました。
 4曲目の“ファミリー”という曲は1980年の日本武道館でのライブ音源で,ミドルテンポのロックな曲なのですが,これはもう最初から拓郎がシャウト全開でカッコいいです。ゆったりとしたリズムに一つ一つの言葉を噛みしめるように唄う拓郎はめちゃカッコよいです。サビの「マイ・ファミリー,マイ・ファミリー,一つになれないお互いの。マイ・ファミリー,マイ・ファミリー,愛を残して旅に出ろ!」という歌詞は,シンプルながら「そうだよね。」と思わせてくれる歌詞だなぁと4分割で生活しているフルカワは思ってしまいました。この曲は終盤からの拓郎のシャウトが凄いことになっているので,この感じを出すために,スタジオ録音ではなく,ライヴ録音にしたのではないかと思いました。
 5曲目の“パーフェクトブルー”という曲は,タイトルからポップな曲かと思えば,いきなり拓郎のシャウトが炸裂する重たい曲になっています。そうなんです,「ブルー」っていうのは色のことではなく,いわゆる気分を表す言葉だったんですよね。サビで「気分はぶるう,とにかくぶるう,ありったけぶるう」シャウトとしまくっているのですが,これがまたカッコよいです。というか,サビに入るまで,よくこれだけ気持ちがブルーになるシチュエーションを思いついてしまうなぁと思いましたが,そこが松本隆なんでしょうね。
 6曲目の“風のシーズン”という曲は,拓郎が爽やかに唄って始まるのですが,その歌詞が「風のシーズン。僕には四季がない。」という歌詞で,あまり爽やかな感じではないので,果たしてどういう展開になるのかと思っていると,サビで「風のシーズン,僕には四季がない。はしゃいだ夏と沈みゆく冬だけ。後はただの風のシーズン。」ということで,なるほどねと思ってしまうと同時に,自分自身を振り返ってみると「はしゃいだ夏と沈みゆく冬」ばかりでは・・・そうすると後はただの風のシーズンっていうことだよなぁと思いつつ,こんな歌詞なのに爽やかに唄ってくれている拓郎に感謝ということで。
 7曲目の“無人島で…。”という曲はタイトルなナンバーですが,タイトルどおりリゾートっぽい曲で,拓郎も軽やかに唄ってくれています。歌詞の方も「無人島で君を抱きたい。」という非常にシンプルな歌詞なのですが,シンプルな分だけ情景が思い浮かんできて,さすが松本隆だなぁと思ってしまいましたし,間奏でアコースティックギターがスライドギターでソロを聴かせてくれるのですが,これがめちゃいい音を聴かせてくれています。
 8曲目の“愛してるよ”という曲は,シンプルなロックンロールナンバーで「光と影があるなら光になりたい。涙と微笑み選ぶなら微笑んで生きよう。」と非常に前向きな歌詞が素敵です。そんな前向きなのにサビでは「愛してるよ,君を一瞬,そして永遠に。愛しているよ,偽りだけど,本当さ。」とアンビバレントな感情を思いっきり唄にしていますが,恋するってそういうことだったよなと,そんな感情とは無縁な生活を何十年も送ってきたよなとシミジミ思ってもみたり。しかし,終盤のギターソロでチャック・ベリーマーク・ボランが出てきたのはご愛嬌ということで。
 ラストナンバーの“白い部屋”という曲は,タイトルどおり少しダウナーな感じで始まり,拓郎がこれまたダウナーな感じで唄ってくれるのですが,これがまたいい感じです。「横須賀の暗い港にミッドウェイが入る。疲れた顔の水兵の一人が泣きながら,泣きながら人は兄弟だとデモ隊に叫ぶ。」だなんて松本隆っぽくない言葉が出てくるのですが,これが現場でデモをしている視点ではなくブラウン管の前の視点で,チャンネルを回してしまえば流れていってしまうという無常観を歌詞にしているところは松本隆だなぁと思ってしまいました。
 前半が拓郎節全開で後半は松本隆色が強い,まさにレコードならではの構成になっていますが,レコードだとこういう遊び方ができたよねぇと思ってしまいました。レコード(それをダビングした46分カセットテープでもそうですが。)A面からB面に切り替える作業が入る(仮にカセットプレイヤーにオートリバース機能があったとしてもテープが終わりまで早送りはしないといけなかったので。)ので,そこで気持ちが切り替わったのですが,今はA面,B面がないので,1曲1曲のつなぎを考えないといけないものの,A面,B面の世界観はなくなってしまったなぁとシミジミしてみたりしますが,その反面,大量の曲を一気に聴くことができるのは,それはそれでありがたいかな?とも思ったり。

 話は変わるのですが,昨日飛び込んできた,安倍晋三元首相暗殺のニュースには非常に驚くとともに,これからの日本はどうなってしまうんだろうと思ってしまいました。退任までは「アベ政治を許さない!」みたいな訳の分からない攻撃を左界隈の方々からされていましたが,民主党政権で外交も内政もガタガタになってしまった日本をよくここまで立て直したなぁと思っています。特に韓国との関係では「どうして,いつまで経っても言いなりになって謝罪して,言いなりになって賠償しなければいけないんだろう。」と思っていたまともや新たな慰安婦合意をするということで,正直,やっぱ自民党でも駄目かぁ・・・と思っていたのですが,慰安婦合意を韓国がひっくり返した(これ自体が驚きですが。)のを機会に何を言われても丁寧な無視ができるようになったのは本当に良くなったと思っています。慰安婦(しかし,慰安婦には日本人も居たはずなんですけどね。)以外にも戦時徴用工(これも日本人徴用工が居るんですけどね。)問題もありますが,これも条約違反ということできちんと跳ね除けたことも良かったと思っています。一度払えば,二度三度ということが慰安婦で分かっていますので,応じるわけにはいかないですもんねぇ。
 また,ロシアとウクライナの戦争を見ていると,この時代に力で現状変更しようとする国がある(というか,竹島尖閣諸島北方領土と,日本は力で現状変更されていたり,現状変更されそうになっている)のに,憲法を改正していないので専守防衛しかできない状況になっています。しかし,今回のロシアとウクライナの戦争を見てみてみると,攻め込まれてから専守防衛では遅すぎるということですよね。やはり,「攻め込んで来たら,どうなるか分かっているよね。」と反撃をちらつかせながら攻め込ませないことが重要なのではないかと思っています。そういう意味でも憲法改正に意欲的であった安倍元首相が亡くなったことは,憲法改正の大きなブレーキになるのではないかと思っています。いろいろな法律が時代の流れの中で改正されていく中,各種法律の規範である憲法だけは時代の流れとは無関係で改正されないということはやはりおかしいと思うので,憲法も時代の流れに中で改正されるべきではないかと思っています。
 あまり政治の話は好きではないのですが(と言いながら共産趣味者であることは公言していますけど。),やはり安倍元首相がこのような形でお亡くなりになったので,安倍元首相について語るのであれば政治の話はせざるを得ないので,仕方ないかな?と思っています。
 最後になってしまいましたが,安倍晋三元首相のご冥福をお祈りすると同時に,この国がおかしな方向へ行かないことを祈るような気持ちで(自分はもう期日前投票をしていますけど。)明日の参議院議員選挙の結果を待ちたいと思っています。