ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

明日また電話するよ/山本直樹


 8月15日ということで,お盆だったり,終戦記念日(個人的には敗戦記念日ですけどね。)だったりで,非常に夏真っ盛りな感じですが,なんとか扇風機だけで日々暮らせているフルカワでございます。今週ぐらいから高温注意報が発令されるようになり,水分補給だけはきちんとしておかないと正直,まずいよなぁと思っています。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予定どおりプレオに乗って往復600キロ走らせてもらいましたです。今回はガソリンも注ぎたいので,全て高速道路を通るのではなく,途中まで一般道を通りつつ,ガソリンを注いだ後は高速道路をひた走らせてもらいましたが,カーナビのありがたさを改めて実感させてもらいましたです。で,この日も暑かったので,プレオで移動とはいえ水分補給はできるようにしておいた方が良いだろうということで,サーモスのボトルにコンビニで買ったソルティライチを入れさせてもらったのですが,最後まで冷え冷えでソルティライチが美味しかったのは良かったのですが,ソルティライチは結構匂いが強いので,ボトルの飲み口に匂いが残ってしまい,その晩,ボトルに氷水を入れましたが,ソルティライチの匂いがして,氷水を飲んでいるのにソルティライチを飲んでいるような不思議な気分になりましたです。話は変わって,一般道を走っているときはカーナビの自宅までの走行時間が12時間近くになっているのに,高速道路に入った途端に4時間程度になってしまったので,やっぱり高速道路って早いんだなぁと思ってしまいましたです(信号がないので,時速○キロで走れば,それが1時間の走行距離になるわけですし。)。月曜日も山の日で休みということで,夏休み最後の日だし,前日はプレオで走ったのでパナモリで走りに行きたいなぁと思ったものの,降水確率が40%では走りに行くわけにもいかず,それなら少し早めだけど,遅く行くよりは良いか?ということで,午後からプレオに乗って墓参りに行きました。降水確率40%でしたが,途中でパラパラ降った程度だったので,これならパナモリで走りに行っても良かったのではないか?と思ったりもしましたが,きっとパナモリで走りに行ったら土砂降りに見舞われることになったんだろうと思いますので,これはこれで良いのではないかと自分に言い聞かさせてもらいましたです。
 火曜日からは久しぶりの仕事でしたが,休んだ分,いろいろ仕事が溜まっていて,バタバタしている間に終わってしまいましたです。今日はいつもどおりゆっくり起きて,ご飯を食べた後は,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから,スラックスをクリーニングに出して,買い物に行こうということで,まずはクリーニング屋へ行ったのですが,なんとクリーニング屋が日曜日まで盆休みではありませんか。営業母体が変わる前は盆でもやっていたし,営業母体が変わった後は盆にクリーニングを出すことがなかったので知らなかったとはいえ,これは非常に困ったなぁと思ってしまいました。というのも,スラックスをクリーニングに出しに行くときに,クリーニングに出していてスラックスを持ち帰っていたので,クリーニング屋が開いていなければ,週明けの仕事に履いていくスラックスがないではありませんか。う~ん,どうしたもんかなぁと思いながら,とはいえ夏のスラックスなので,自宅でも洗える仕様かもしれないので,今週履いていないスラックスが自宅でも洗える仕様であれば,とりあえず自宅で洗って来週を凌ぐしかあるまいと思いながら,今週履いていないスラックスを確認したところ,自宅で洗える仕様でしたので,買い物を終えて自宅に戻ってから洗濯させてもらいましたです。午前中,洗濯したワイシャツが夕方には乾くので,ワイシャツにアイロンをかけるとき,スラックスにもアイロンをかけておこうと思っています。しかし,スラックスが自宅で洗える仕様で本当に助かったです。で,昼ごはんを食べた後,少し昼寝をしてからブログネタを打っています。明日の天気は,予報では晴れで午後の降水確率は10%で最高気温は36度とパナモリ走りに行くには絶好の天気なので,水分補給をこまめに取って,楽しく走りに行きたいと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も漫画ネタで,中沢啓治から山本直樹という落差はなんなんだ?と思いつつも,2008年にリリースされた山本直樹の短編集“明日また電話するよ”を紹介したいと思います。山本直樹については今更私が語ることもないので,早速内容へ。
 1話目の“みはり塔”は,いとこのお姉さんが結婚して街に出た3年後に自宅ではなく主人公の自宅に現れ,父親は単身赴任,母親も父親の単身赴任先へという非常にご都合主義的な設定で,これでヤラないはずはないよねぇということ,ヤリまくる訳ですが,ラストシーンでいとこのお姉さんが地元で結婚するはずだった男とバッタリ会い,ふるさと創生予算も使いみちに困ったあげく作った展望台に登り,ポツリと「夢だね。「今よりもっとましな人生があるかもしれない」っていう悪夢。」とつぶやくのですが,ストーリーらしいストーリーはないのに,こういう刺さる言葉を一言だけ入れてくるのは流石だなぁと思ってしまいました。
 2話目の“ぽつん”は,女子高生が集まってエロ話をしているところから始まるのですが,なぜかそこに弟もいるのですが,弟はおもちゃにされ(なぜか,そこに来た主人公の女の娘にフェラされるわけですが・・・),そして学校のシーンになり,「明子が三年の市川と二年のトイレの中でセックスしてるぞっっ!!!」というセリフとともに教室からみんなが飛び出してしまい,独り教室に残った主人公が「ぽつん。」とつぶやいて終わる,まさしく中身のない漫画になっています。
 3話目の“泳ぐ”は,夏,海の近くの家,広い畳の間に水着のままで主人公の女の娘が寝ているところから始まり,海の近くの小屋で主人公はおっさんとヤリまくっていいるようなのですが,最後は少年が畳の間で目覚めるシーンで終わってしまうという,これまたわけが分からない漫画になっていますが,この中身のなさが山本直樹だなぁとも思ってみたり。
 4話目の“コールド”は,女の娘2人と男2人がマンションの1室で飲みながら話をしているところから始まり,どうも女の娘は整形して2人とも同じような顔にしているようなのですが,どうもテレビに出ているプロ野球選手が恋人のようで,男達はそんな話を信じていないのですが,帰る途中でプロ野球選手とすれ違い「5回コールド今帰るよ。」という言葉を聴いて,女の娘達の話が本当ではないかと思ってしまうという,中身がありそうでやっぱりない話になっています。しかし,“コールド”っていうタイトルが野球の“コールドゲーム”から来ているとはまさか思いませんでしたけどね。
 5話目の“渚にて”は,主人公のバイト先の知人の女の娘が結婚したのにドライブに誘いに来て,一緒にドライブに行き,海へ行くのですが,海へ行ったら行ったで,ヤッてしまうのが山本直樹作品だよねということで,その後はホテルの部屋でヤリまくった後,女の娘に家まで送ってもらい,主人公と別れるときに「バンゴハンのオカズ買いにいかなくちゃ。」と女の娘は日常へ戻っていくのですが,日常に戻りきれない主人公は「またドライ日行こーぜ。」と誘うのですが「ばーか。」と一笑に付されて別れてしまい,主人公の冬の寒さに耐えかねてシンセキのコネでまともな仕事に就き,女の娘とは長いこと会っていないというモノローグで終わるのですが,ストーリーがありそうになりながらもやっぱりないところは素晴らしいなぁと思ってしまいました。
 6話目の“アナログ温泉”は,男2人と女の娘1人の3人で映画を撮っているところから始まり,温泉宿で主人公も加わって麻雀をし始めたところに現像に出していたフィルムが届き,試写会が始まるのですが,当然ですが,全く面白くなく,むりやり濡れ場が必要だという話に持っていき,当然,濡れ場の撮影をするのですが,撮影が終わると女の娘は温泉へ入るのですが,そこで主人公となぜかヤッてしまうというよく分からない展開なのですが,まぁ,そこは山本直樹だからということで。で,主人公と女の娘がヤッている途中で男2人に岩で殴られ,男2人と女の娘はそのまま旅を続けながら映画を取るというところで終わるのですが,あまりにも唐突な終わり方に笑ってしまいました。
 7話目の“テレビばかり見てると馬鹿になる”は,1ページ4コマで視点を固定するという実験的な内容で,引きこもりの主人公の女の娘のところへ社会復帰の支援の仕事をしている男が訪れ,外に連れ出そうとしていると男がやってきて,ヤルことをやってお小遣いを渡して帰っていき,主人公の女の娘がバイトの面接へ行くというので,駅までは行ったのですが,電車に乗れずにバイトの面接には行けず,部屋の中からビルの屋上に場所を移し,ジャンケンで勝った方が飛び降りるという話になり,どちらが勝ったのかは分からないまま,屋上には誰もいなくなり,1ページ全体が空のシーンになり,最初の部屋に戻るのですが,テレビ以外綺麗サッパリ何もなくなった部屋に,女の娘にお小遣いを渡した男が無言で2コマ佇んだ音はテレビだけの2コマになり終わるという,意味がありそうで,やはり意味がない話になっています。
 8話目の“肉彦くんとせんせい”は,小学校の先生である主人公が教え子の肉彦くんとドロドロの関係になっていくのですが,最終的には肉彦くんは学校を卒業し,主人公は見合い結婚をし,町を離れたので,それ以来,肉彦には会っていないというモノローグで終わるのですが,山本直樹というと,女性キャラは少女(もしくは何をしているのか分からないフワフワしたイメージの女の娘)というイメージがありましたが,この話では学校の先生という大人キャラ(その分,肉彦くんが子供ですが。)なのには少し驚いてしまいましたが,えぇ,内容はやっぱり山本直樹ですよ。
 9話目の“Cl2”は,主人公の家に見張り役の男が女の娘を拾ってくるのですが,どうも主人公は教師で教え子を妊娠させて謹慎処分を受けているようなのですが,結局は教え子は死んでしまい,当面,逃げることになったのですが,逃げることもできず,飲んで酔っ払って,どうも女の娘を殺してしまったようで,気がつくと夕方で主人公は風呂掃除をしているのですが,偶然,混ぜるな危険の洗剤がこぼれてしまい,塩素中毒による殺してしまった女の娘の幻影を見ながら死んでしまうという,これまたどうしようもなく救いようのない話になっています。というわけでタイトルの“Cl2”はシーエルツーでC12(シージュウニ)ではありませんので,混ぜるな危険。
 10話目の“呼ぶ声”は,いきなり「15年目の夏,「呼ぶ声」が聞こえた。」というモノローグで始まり,漫画雑誌の編集部のシーンになり,天才だと絶賛されている主人公という夢を見たという,これまた救いようのないシーにへとなだれ込み,そして主人公がコンビニへ行くと,訳のわからない理屈を述べる男に出会い,その男はコンビニの商品のハサミを手に取り「ああ,こんなムす夜は人でも殺してぇよなあ。誰か,こん中で刺されてもいいかなって人ぉ!!」と叫ぶと「はーい,はーい。」という返事があったかと思うと,次のシーンではもう刺されていて,男から「はい,次,君の番ね。」と言われてハサミを手渡されると,なぜか女の娘の部屋に居て,そのままヤッてしまうのですが,その途中で女の娘の友人達が来たので,主人公は捕まってしまうのですが,その後,何があったのかは読者に丸投げして,主人公は部屋で横になっているシーンで終わってしまうというとんでもない話になっています。
 11話目でタイトル作品の“明日また電話するよ”は,遠距離恋愛をしているカップルの女の娘が男の子のアパートに来ているという設定で,そうすると当然,ヤリまくるというわけで,そういう話なのですが,東京に出てくることになった女の娘は最初は男の子と同棲することを考えていたのですが,男の子の方から一緒に住むことを提案されると少し冷めてしまったようで,別のマンションを部屋を借りることにし,引っ越しも終わり,男の子が自分のマンションへ帰っていくのを少し切ない顔で見ながら「明日また電話するよ。」と言って終わるのは少し叙情的だなぁと思ってもみたり。
 おまけの“山本直樹の歴代ハマリモノ集成”は,山本直樹がハマったテレビ番組だったり,活字だったり,マンガだったり,音楽だったり,演劇だったり,タレントだったりを紹介しているのですが,あ~これは影響を受けているだろうなぁと思うものや,あまり作品の表には出てきていないけど,こんなものもバックボーンにあるんだと思うものもあったりと楽しませてもらいましたです。
 山本直樹のショート作品って,「ヤッているだけで中身がない。」と言われることが多いのですが,「ヤッている」のはエロ漫画なのでそれはそうなのですが,「中身がない」と言われると少し違うかなぁとも思ってみたり。ストーリーは確かに明確なものはないのですが,何かぼんやりとこういうことが言いたいんだろうなぁということが,1シーンであったり,セリフであったり,作品そのものの雰囲気であったり,それらの中から伝わってくるんですよね。なので,ストーリーがないのは認める(というか,ページ数の少ない作品できっちりエロシーンを入れた上で,それなりのストーリーを入れるのは少し無理があると思いますし。)のですが,中身がないわけではないと思っていますし,だからこそ,多くのファンがいて,これまで長い間,漫画家として第一線で描き続けられることができるのだと思っています。

 ところで,この間,パナモリで走った後,ジャージとレーパンを洗濯したのですが,レーパンが擦れて白っぽくなっている部分を見つけてしまいましたです。まぁ,5年以上履いているので,そろそろ限界かなぁと思ったり,シリコンかぶれにならない,シリコンを滑り止めに使っていないレーパンも欲しくなっていたところでした(ちなみに,今は滑り止めのシリコンが付いている部分を外側に折り返して履いています。)ので,この際,レーパンを買うか”ということで,アマゾンで見ていると,デザインがシンプルで滑り止めがシリコンでないレーパンがあったので,エイヤッとカートにインさせてもらいましたです。火曜日に届いたので,水通しはしておいた方がいいんだろうなということで,水曜日に他の洗濯物と一緒に洗濯しましたので,明日から履こうと思っています。
 よく考えなくてもジャージも5年以上着ているのですが,ジャージはレーパンと違ってサドルで擦れるようなことがないので,まだ問題なく着られる(パンク修理をしたときに,チェーンで汚してはいるのですが,そんなものデザインと思えば問題なしということで。)ので,ジャージの方は引き続き,これまでのジャージを愛用したいと思っていますです。若干,色あせたような感じがないではないのですが,元々の色を知っているのは自分だけなので,問題なしということで。しかし,ネットで調べてみると,メーカー本のレーパンでも大体2年から5年で寿命が来るみたいなので,メーカー品でないアマゾンの安物レーパンを5年も履いていたというのは,十二分に元を取ったということになるのではないかと思ってしまいましたです。