ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

レッド,レッド−最後の60日そしてあさま山荘へ,レッド最終章−あさま山荘の10日間/山本直樹


 今日から3連休ですが,昨日の夜から雨で,ちょっと冴えない感じがしているフルカワでございます。午前中は掃除と洗濯を済ませた時点で雨が止んでいたので,傘を持たずにクリーニングの終わったスラックスを取りに行ったついでに買い物もして帰ろうとしたのですが,家を出た時点でポツポツと雨が降り始め,クリーニングを受け取った時点で本降りになり,買い物を終えて帰るときにはずぶ濡れになってしまいましたです。しかも買っておかないといけない物を買い忘れていることに家に帰ってから気付くという何とも冴えないスタートになってしまいましたです。ブログをアップし終えて,雨が降っていなければ,買い忘れたものを買いにいこうかなぁと思っていますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日はやはり雨でしたので,髪を切りに行こうというわけで散髪屋に予約を入れたのですが,なんと午前11時しか予約が取れず,髪を切り終わったのが午後1時過ぎになってしまったのですが,家に帰っても昼ご飯はなく(どうも帰省している子供が遅い朝ご飯を食べたので,昼ご飯は省いたらしい。),仕方ないのでコンビニでカップラーメン等を買って,昼ご飯にさせてもらいましたです。その後は,雨も降っていますので,部屋でゴロゴロしながらマンガを読んで過ごさせてもらいましたです。月曜日からは当然に仕事で,相変わらずバタバタしているとあっという間に午後8時という感じで,火曜日も同じ様な感じでした。とはいえ,帰省していた子供が翌日に帰るということで,今年,帰省したらビアガーデンに行こうと言っていたのですが,結局,雨がずっと降ったことからビアガーデンに行くことができなかったので,また次に帰省したら飲みに行こうと約束をしましたです。水曜日は定時退勤日なので午後6時過ぎには職場を後にさせてもらい,早めに帰って洗濯をして,一杯飲んで,さっさと寝させてもらいましたです。木曜日は午後6時にルーティンの仕事が終わったので,当分,寝かせていた仕事を少しやってから帰ろうと思っていると,今日中にチェックしておいてほしいという案件が午後6時に入り,そのチェックをしていると,あっという間に午後9時になってしまいましたです。久しぶりにこの時間帯に帰りましたが,駅のホームに着くと,午後9時36分のひかりと午後9時52分ののぞみがあり,どうしたもんかなぁと思いつつ時刻表を確認すると,ひかりの方が5分早く自宅駅に着くので,ひかりに乗って帰りましたが,自宅駅に着いたら午後10時30分ということで,結局寝たのが午前1時前になってしまいましたです。睡眠不足の金曜日は朝から体が非常に重かったのですが,ルーティンの仕事の合間に寝かせていた仕事を片付け,更に寝かせていた仕事にも少し手を付けることができたのですが,やはり午後8時台の新幹線に乗らないと体が持たないよねということで,午後8時20分には仕事を片付けて職場を後にさせてもらい,のぞみに乗って帰らせてもらいましたです。
 今日は金曜日が寝不足でしたので,泥のように寝たものの午前8時30分にセットしている携帯のアラームよりも先に目を醒まし,う〜ん,やっぱりオッサンだなぁと思いつつ,雑用をこなしながら,午後は少し昼寝をしてからブログネタを打っていますです。明日は曇りの予報ですが降水確率が10パーセントなので,このまま降水確率が下がらなければ明日はパナモリで走りに行こうかなぁと思っています。この2週間は仕事に行ったり,雨だったりしてパナモリに乗れていないので,明日はパナモリで走りに行きたいなぁと思っているフルカワでございます。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回はマンガネタというこで,8月に最終巻が発売され,2006年から12年を掛けて完結した山本直樹の“レッド”,“レッド−最後の60日そしてあさま山荘へ”,“レッド最終章−あさま山荘の10日間”を紹介したいと思いますです。
 レッドはそもそも講談社のイブニングという雑誌で連載していたのですが,イブニング自体が隔週発売の上,1回1回のページ数はそう多くはなかったので,ストーリーを最後まで知っている者としては,果たしてレッドは最後までたどり着くことができるのだろうか?と思っていました(所詮は雑誌なので,人気がなければ打ち切りになるでしょうし,場合によっては雑誌自体がなくなることもあるでしょうし。)が,無事に連載を終えることができて感謝していますです。レッドの内容は連合赤軍事件を描いたもので,の“レッド”が全8巻,“レッド−最後の60日そしてあさま山荘へ”は少し薄くなって全4巻,そして“レッド最終章−あさま山荘の10日間”は“レッド”と同じ厚みで全1冊となっており,全13巻ですが,分量的には,“レッド−最後の60日そしてあさま山荘へ”は2冊で“レッド”1冊分程度なので,全11巻程度になるのかなぁと思っています。
 内容的には基本的に植垣康博の“兵士達の連合赤軍”と坂口弘の“あさま山荘1972”(上・下巻),“続あさま山荘1972”の3冊をベースにしつつ,加藤倫教の“連合赤軍少年A”や大泉康夫雄の“「あさま山荘」籠城−無期懲役囚吉野雅邦ノート”を元に描かれています(というか,今書いた本は全て持っているわけで。)。物語の始まりは岩木(植垣康博をモデル)の東北の大学での学生運動から始まり,それと平行しながら谷川(坂口弘をモデル)の羽田空港での外務大臣訪米反対闘争が描かれ,まさに赤軍派に参加する前の岩木の話から始まりつつ,革命左派の活動家として活動していた谷川の話を重ね合わせながら,生き生きと楽しそうに闘争をしていく岩木を描きながら,外務大臣訪米反対闘争で刑事被告人となり,保釈中に地下潜伏することになった谷川との差を描きながら,赤軍派と革命左派の違いを描き(組織として行き当たりばったりな赤軍派(まぁ,幹部クラスが逮捕されたり,海外へ行ったりしたので,それはそれで仕方ないのでしょうけど。)と,赤城(永田洋子をモデル)ががっちりとリーダーとしていて,ぶれることなく闘争を続けていく革命左派),どうしてこの2つの組織が連合することになったのかということを前述の本から離れる(省略する)ことなく,きっちりと描いてあるところが素晴らしいなぁと思っています。そして,“レッド”は赤軍派と革命左派が連合赤軍となり,総括(という名のリンチ)が始まったところでいったん終わります。
 “レッド−最後の60日そしてあさま山荘へ”はそのタイトルどおり,全4巻が総括まみれということで,いや4巻使って総括を描ききっているところは素晴らしいなぁと。だって,陰惨なシーンばかりで,“レッド”の最初の頃のように(やっていることは間違いなく違法行為ですが)楽しそうな雰囲気は全くなく,淡々と同志をリンチしているだけの描写が中心ですからね。普通は嫌になるか,少しは創作部分を入れて救いがある展開を入れるのではないかと思いますが,山本直樹は創作部分を一切拒否し,元になった話に忠実に,淡々と進めています。とはいえ,多分,永田洋子の“一六の墓標”は各所で永田洋子の自己弁護本と言われているので,多分,用いていないのではないかと思います(自己弁護本ということなので,フルカワも実は敢えて買っていない。)。
 “レッド最終章−あさま山荘の10日間”は山岳アジトを捨て,山越えによる逃亡を始めたところから描き始め,全員が逮捕されるまでが描かれているのですが,あさま山荘での籠城部分での警察目線の部分は佐々淳行の“連合赤軍あさま山荘」事件”や北原薫明の“連合赤軍あさま山荘事件」の真実”(この辺の2冊は紙の本ではなく,キンドル本で読ませてもらいました。)を参考にしているのだろうと思います。あさま山荘の外側から描いた映像はニュース映像や佐々淳行の“連合赤軍あさま山荘」事件”を映画化した“突入せよ!あさま山荘事件”がありますが,あさま山荘内部を描いたものはなく(唯一あるとすれば若松孝二監督の“実録・連合赤軍 あさま山荘への道程”がありますが,あさま山荘を監督の持っていた別荘を使ったことから,映像としてはちょっと違うかな?という感じがします。),マンガとはいえ,あさま山荘内部をきっちり描いたのはこの作品が初めてではないかと思います。というよりも,マンガだからこそ,描けたのではないかと思いますです。最後の扉絵で岩木が炊飯器を見つめている絵にしたのは山本直樹らしいなぁと思いながらも,なぜに岩木が炊飯器を見つめているのかは分かりません(その分からないところが山本直樹らしいということになるのでしょう。)。巻末の推薦文は植垣康博が書いていて,その中に「この作品のすごいところは,事実を無視した創作が一切持ち込まれていないことである。というのは,創作を持ち込むと,これまでの作品がそうであったように,事実をまったく違う世界に落ち込んでしまうからである。」とあり,私も参考にした本に忠実に淡々と描かれているからこそ,読んでいる方に訴えてくる力が強い(多分,“レッド”を読むような人は参考にした本を読んでいると思いますので。)のだろうと思いますが,とはいえ文字からは分からない服装だったり,表情だったり,仕草だったりは山本直樹が想像しながら作品に落とし込んでいったものですので, そういう意味では元ネタはありますが,きっちり山本直樹の作品になっていると思いますです。
 連載12年なので,発売されたばかりの“レッド最終章−あさま山荘の10日間”は本屋にあると思いますが,それ以外は本屋にはないので,全て読みたいと思った方はアマゾン本で読むしかないのではないかと思いますが,とはいえ共産趣味者でなければ読みたいとは思わないと思うので(山本直樹のファンでも,エロ要素がほとんどない本作は買っていないのではないかと思ったりしています。),まぁいいんですけどね。とはいえ,本作だけでなく,本屋で買えない作品がアマゾン本を始めとした電子書籍で買えるようになったのは,本当,便利になったなぁと思ったりもしています。それまでは古本屋で何とか探して・・・みたいな感じだったもんなぁと少し遠い目をしてみたり。

 しかし,休みの日に時間があるということは良いことで,ここ2週間,気にはなっていたけれど直していなかったものを直させてもらいましたです。まず,先週は普段使っている折りたたみ傘の修理をさせてもらいましたです。というのも,傘の生地と親骨を止めている糸がほぼ取れてしまい,傘を内側から見ると糸が垂れている状況で,直したいなぁと思いつつ直していなかったのですが,先週の日曜日に直しておくかということで,髪を切りに行くまでにシコシコと糸と針を使って直し,すっかりキレイになりましたです。そもそもユニクロで買った安い折りたたみ傘なので,そんなことをしなくても買い替えればいいじゃないのと思わなくはないのですが,えぇ,根っからの貧乏性ですので,まだ使える物は大事にしましょうということで。今回の修理でイイ感じになったので,まだまだ使わせてもらいますよということで。
 今朝は毛布を直させてもらいましたです。暑い時期は毛布を使う事もないので,気にならなかったのですが,実は一昨年から毛布の縁をまとめている部分が取れていて,場合によっては縁をまとめている部分が垂れ下がった感じになったりして,直さないといけないなぁと思いつつ,単身赴任中はどうせ自宅に帰ったときに使うだけだからと直していなかったのですが,単身赴任が終わり,涼しくなって,毎日のように毛布を使うようになると,このままではちょっとねぇという訳で,毛布を直すことにしましたです。朝,目が覚めてからシコシコと縫い物をさせてもらいましたです。あんまり上手く縫えた感じではありませんが,それでも縁をまとめている部分がぶら下がったような感じにならないので,問題なしということで。そもそも寝るときにはメガネをかけていないので,縫い目なんて見えないですしね。
 傘を直したり,毛布を直したりと,結構,縫い物をしましたが,別に縫い物が得意な訳ではなく,やらないといけないことをやって,その結果が不格好でも,どうせ使うのは自分だから許容範囲と思えるからやっているだけなんですけどね。と,カッコつけたようなことを言っていますが,結局は貧乏性なだけなんだよねぇ。まぁ,そんな感じで50年以上やっていますので,もうそれが自分にとってのスタンダードなのでいいんですけどね。