ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

連合赤軍少年A/加藤倫教


 前回のブログを書き終えた時点で窓の外で雪が降り始めたなどと書きましたが,正しくその後も雪は降り続き,朝,目が覚めると道路は真っ白でございましたです。こうなると走りに行くと事故ってしまう可能性大なので,家で大人しくすることにしましたです。まぁ,昼前には道路の雪は無くなったんですけど,断続的に横殴りの雪が降っていたので,さすがにこの状況は厳しすぎるので,仕方ないよなぁと思ってしまいましたです。足も腫れはひいたものの,まだ痛むので,ひょっとするとこれはヒビが入っていたのではないかい?などとも思ってしまいましたが,すでに20日以上が過ぎているので,今更病院に行ってもなぁという思いと,ヒビは結局は時間が治すしかないので,このまま放っておくしかないよなぁというわけで,ぼちほち治らないかなぁと思っていますが,肋骨にヒビが入ったときも1か月程度かかったので,今回もそれくらいはかかるのかなぁと思っていますが,肋骨と違って足はやはり体重がかかるところなので,もう少し時間がかかるかもなぁと思ってしまいましたが,まぁぼちぼちで。今日は天気が良いので,明日も曇り程度ならプレトレで走りに行こうかなぁと思っていますです。さっき2週間振り(平日は乗れないもんで。)にプレトレに乗って,銀行へ行ったり,クリーニング屋さんに行ったりしましたが,気持ち良かった〜。やはりプレトレはいいなぁと思ってしまいましたです。話は変わって,センタースタンドに付け替えようかなぁなどと書いていた時期もありましたが,当面,今のサイドスタンドで行くことにしましたです。というのも,今の再度スタンドはチェーンステイに固定するので,結構ずれてスタンドの角度が変わったりするのですが,よく考えれば,ずれるのであれば,駐輪するところの状況に合わせてスタンドの角度を変えてやれば,駐輪時にプレトレが不安定にならないのではないかと思い,駐輪するときにそのときの場所に応じてスタンドの角度を変えてやると,あら,これは便利というか安心感が増すというか,非常に良い感じになったので,当面はこのサイドスタンドで行くことにしましたです。

 などと書きながら,今回のネタにそろそろ突入することにしましょうかね。という訳で,今回は加藤倫教の“連合赤軍少年A”という本を紹介したいと思いますです。この本は2003年に新潮社から発行されたのですが,当然に絶版となり,手には入れたいもののどうしたもんかなぁと思っていたところ,アマゾンで検索したところ,中古で1100円で売られているのを見つけてしまいました。本のコンディションはあまり良くなさそうでしたが,読めればいいやということで,早速カートにインさせてもらい年末年始の嫁さんの実家で,有り余る時間で読むことにしましたです。
 ところで,加藤倫教は,連合赤軍加藤三兄弟の次男(兄は榛名山で亡くなった加藤能敬)なんですが,未成年であり兵士以下の存在であった著者のことは,坂口弘の本にも植垣康博の本にもあまり出てきていませんでしたので,どういう経緯で当時未成年の彼がこんな組織に入っていったのかが疑問だったのですが,今回,この本を読んでそこら辺の経緯がよく分かりましたです。
 さて,本の方は“第1章 「でくのぼう」の生き方”から始まり,田舎の家長意識の強い父親に育てられ,小学校6年生にして将来,宮沢賢治の描いた「でくのぼう」になりたいと思う,なかなか珍しい少年だったようです。そうこうしているうちに高校2年生で初めてデモに参加し,兄の影響で革命左派と接したりと,段々と後の展開に繋がる関係が構築されていく様子が描かれています。
 “第2章 過激派への道”では,まず,高校での学内デモのシーンから始まり,中京安保共闘の結成,組織への本格的な参加,そして弟の加藤元久も巻き込み,結果的に高校3年生にして,警察から尾行されるような状況にあるのですが,出入国管理事務所に火炎瓶を投げ込む実力行使闘争へと入っていくのですが,筆者の「「革命を起こすには武力によるほかない」という信念を,ついに実際の行動で証明するときがきたと興奮した。私たちが先頭を切って実力闘争を行うことで,革命戦争を高揚させなければならない。それは全員に共通した思いだった。」とあるのですが,当時の若者を純粋だったと評価するのか,それとも盲目的だったと評価するのかは意見の分かれるところだとは思うのですが,私としては(たとえ方法論が間違っていたとしても)純粋だったのだろうと思います。そして,高校卒業後,筆者はどっぷりと組織活動に浸ってしまい,コーズマイトの所持容疑で逮捕され,家庭裁判所で成人に達するまでの保護観察処分を受け,高校時代の友人の大部分は大学へ進学するという,筆者から見ると「体制に妥協した」道を選んでおり,また運動も盛り下がってしまっていて,活動を続けることへの迷いが出ても当たり前の状況のようでした。
 そして,とうとう「第3章 連合赤軍誕生」ということで,さらに深みに入っていくことになるのですが,兄からの「家を出て山に設けられたアジトに移れ。」という指示が全ての始まりだったというのが,後の展開を考えると,少し悲しいですね。そして,兄を隊長として中京安保共闘のメンバーは人民革命軍の予備軍となり,どっぷりと革命活動に浸っていくのですが,脱走者が出るなど,組織としての革命左派が段々と崩壊していく様子が描かれています。そしてとうとう赤軍派との連合赤軍結成,新倉での合同軍事演習の実施等,とうとうあの悪魔のフレーズである「自己を革命戦士化する「共産主義化による党建設の地平を獲得」というフレーズが登場してしまいました。「自己を革命戦士化」するってなんなんだ?と思わなかったのだろうかと思いつつ,組織にどっぷりと浸かってしまうと,そんなことは疑問に思わなくなるんだろうなぁと思ってしまいました。
 “第4章 修羅の山”は,はっきり言って,こんなに早くこんなに思いテーマに入るの?と思いつつ,いきなり,「おれの友達をなぜ,殴るのだ」と感情を剥き出しにしていればと思いつつ,すでに革命が自己目的化してしまっていたことが悲劇を招いた最大の原因ではなかったのかと自己分析しています。そして,更に悪魔のキーワードである「総括」が出てきます。終わりのない総括地獄がここから始まるという感じですね。そして,筆者の兄が総括の名の下に殴られ,総括援助の名の下に殴らされるという理解不能な悪夢のような展開が始まっていきます。しかし,この場面での永田洋子の「小嶋は男に殴られると喜ぶから,女性が殴らなければダメだ」などというムチャクチャとしか思えないような発言には驚きましたね。そして,更にもう狂っているとしか思えないあのキーワードである「敗北死」も登場してきます。一体何に敗北して死なないといけないのか?という感じなのですが,そんな理屈が通るような状態ではなかったんだろうなぁと思います。この本で特筆すべきところは,永田洋子の異常な言動が詳細に取り上げられているところですね。例えば寺岡の処刑後「皆,一緒の立場になった。捕まれば死刑よ。」だの大槻に対して「あなたは可愛すぎるから総括しろ。」だの,妊娠している金子について「いざとなったら金子のお腹の中の子供を取り出すことも準備すべきだ。」とか,本当,常軌を逸しているとしか思えないというか,こんな人間が幹部だったということも連合赤軍の不幸なのかなぁなどと思ってしまいました。しかし,この本で残念なのは総括シーンが結構あっさり書かれているところなんですね。ページ数の都合もあったのかもしれませんが,この点については,もう少し詳細に記載があっても良かったのではないかという点が個人的に残念な点ですかね。まぁ,この辺は他の本で補充すれば良いということはありますけど。
 “第5章 山荘籠城”では,とうとう,あの「あさま山荘事件」へと突入していくわけですが,この辺もかなりあっさりと描かれています。山荘内部に居た者でなければ分からない話をもう少し読みたかったんだけどなというのが正直な気持ちですかね。まぁ,この辺はあっさり流して,懲役を終えて筆者が社会復帰するところでこの章は終わってしまうんですけどね。
 “第6章 新たなる居場所”では,筆者が社会復帰後,共産主義活動から環境保護活動へスライドしていった様が描かれているのですが,あぁそうですかという感じです。結局は何かの大義名分にしがみつくことによって自己を正当化しているのではないかという印象を受けました。別に環境保護運動が悪いことだとは言わないのですが,なんとなくそういう印象をうけただけなんですけどね。
 しかし,この本の帯に「30年の時を経て,初めて語られる連行赤軍事件の真実!」とあるのですが,この帯には騙されてはいけないと思いますです。より詳細に知りたいのであれば,やはり坂口弘の“あさま山荘1972”を読むべきだと思いますね。でも,連赤にちょっと興味を持って読むのであれば,“あさま山荘1972”はあまりにもページ数が多いので,この本ぐらいがちょうど良いのかな?と思いました。ただし,既に絶版になっていますけどね。

 ところで,この間の日曜日は雪が降るので家で大人しくしていたのですが,ネットをダラダラと見ていると,ドッグタグが非常に気になりまして。というのは,今から20年前,私がかオートバイに乗っていたとき,友人が一緒にドッグタグを買わないかということで,確か1000円程度で買ったと思うんですね。個人的にはシルバー系のアクセサリーは好きでしたし,オートバイで転んだときに名前とかが分かるものを身につけていた方が良いよなぁということで買ったのですが,プレートは多分アルミだったと思うのですが,ボールチェーンがメッキだったことからあっという間に黒ずんでワイシャツが汚れたりしたので,結果的にはホムセン(あ〜あのころからホムセンを愛用していたのね。)でステンレスの細いチェーンを買って,付けていたのですが,チェーンがガチャガチャうるさいことやゴムのサイレンサーが朽ちてしまったことから,捨ててしまったのですが,やはりプレトレで走っているときに事故に遭わないにこしたことはないのですが,もし事故に遭っても連絡先が分かるものを持っていた方が良い(プレトレに乗るときには免許証は持っていませんし。)と思い,ドッグタグをまた買ってみようかなと思っていろいろ探してみると,値段は2200円と昔の倍の値段なんですが,ボールチェーンもプレートもステンレスで,しかも選択で4行打刻もできるということで,これは良い!ということになりました。ボールチェーンがステンレスなら昔のようにメッキがはがれて汚くなることはありませんし,4行打刻ならばゴムのサイレンサーを付けても全てがきちんと表示されるので,これは買いかも!というわけで,得意のカートにインさせていただきましたです。
 で,木曜日にドッグタグが届いたので早速着けていまが,久しぶりに首周りにアクセサリーが付いているのもなんか慣れない感じもしますが,まぁそのうち慣れるさ!というわけで風呂にはいるとき以外は着けっぱなしにしておこうかなと思ってます。そうそう,結構,音がするのではないかと思っていたのですが,ボールチェーンとゴムのサイレンサーのおかげで静かに着けていられるのもいいですね。これで,行き倒れても大丈夫だな。まぁ,そんなことはないに越したことはないんですけどね。