ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

夕方のおともだち/山本直樹


 今日ぐらいから少しは気温が下がるという予報でしたが,今日になってみれば最高気温は36度ということで,引き続き暑いねぇ・・・という感じです。部屋の中では扇風機を回しっぱなしにして,水分も適宜補給していますが,これだけ水を飲むと塩分も補給しておいた方が良いだろうということで,塩分チャージタブレットで塩分の方も補給していますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は気温は高めでしたが,降水確率は低めでしたので,西方面海岸線コースをパナモリで走ってきましたです。この日は新しいレーパンの検証(裾の滑り止めにシリコンを使っていないので,普通に履いてもかぶれることがないかどうか。)も兼ねさせてもらいましたです。この日も暑いのは暑かったのですが,パナモリで走り出せば多少は暑さも和らぎますし,なんといっても煮えた体に冷たい水分を投入できるので,この点も非常に体への負担を軽減しているのではないかと思います。で,往路は少し向かい風でしたが,向かい風ならそれはそれで涼しくていいじゃないと思いながら楽しく走らせてもらい,この間は確かクリームパンだったから休憩のときはアンパンが食べたいねぇと思いながら走り,折返しポイント兼休憩アンド補給地点であるコンビニに到着したので,パンの棚に行ってみたところ,なんとアンパンがないではありませんか。仕方ないのでクリームパンにして,クリームパンならミルクティーではなくて抹茶ティーラテにしようかなぁと思いながら紙パック飲料のコーナーに行ってみると,抹茶ティーラテもないではありませんか。それならばということでレモンティーを買うことにし,家を出るときにボトルに入れたおいたVAAMもなくなってしまったので水も買い,買った水は速やかにボトルに入れ,クリームパンとレモンティーで補給してから復路を出発しました。往路が少し向かい風なら,復路は少し追い風さということで,いい感じで走らせてもらいましたです。東方面海岸線コースは復路の途中に路面の状態が非常に良いところがあるので,いつもはそこで思いっきり踏み込ませてもらっているのですが,この日は暑かったせいか,海水浴に行っていた人たちの自動車で混んでいて,あまりスピードを出すと危ないなぁということで,そこそこ踏み込む程度にさせてもらいましたです。復路は一番暑い時間帯を走っていることもあり,ボトルの水が自宅まであと1時間のところでなくなってしまい,とはいえ,水なしであと1時間を走るのは非常に危ないということで,自動販売機で水を買うことにし,赤い自動販売機(コカコーラの自動販売機。いろはすとの相性が悪いので。)以外の自動販売機があったので,そこで買うことにしましたが,普通の水と少しレモン味が着いたものがあったので,ここはやっぱりということで,少しレモン味の着いたものを買わせてもらいましたです。冷たく飲めるのであれば味が着いていたほうが美味しく飲めますからね。というわけで,水をボトルに入れ,残り1時間も楽しく走らせてもらいましたです。それから新しいレーパンですが,これは買って正解でした。これまではシリコンかぶれになってしまうので,裾の滑り止めのシリコンの部分を外側に折って履いていたことから,折り方に気をつけないと裏の縫製が表に出てしまって少しかっこ悪かったのですが,新しいレーパンは裾の滑り止めにシリコンを使っていないので普通にそのまま履けますし,当たり前といえば当たり前なのですが,シリコンを使っていないのでかぶれることもないので,良い買い物をしたなぁと自分で自分を褒めさせてもらいましたです。
 月曜日からは仕事ということで,毎日,暑いなぁと思いながら通勤し,バタバタと仕事をしているとあっという間に1週間が終わってしまいましたです。今日は朝はいい感じで涼しかったので予報どおり気温が少しは下がるのかな?と思っているとそんなことは全くなく,朝ごはんを食べた後は,暑いねぇと思いながらワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をした後は買い物に行ってきました。さすがに炎天下にマスクは辛いなぁと思いながら歩かせてもらいましたが,まぁ今日はやっとスラックスをクリーニングに出して,出していたスラックスを引き取らせてもらいましたです。昼ごはんを食べた後は少し昼寝をしてからブログネタを打っています。
 明日は天気予報ではくもり時々晴れ所により昼過ぎから夜のはじめ頃雨で雷を伴い激しく降るということで,午後の降水確率は40%,最高気温が34度ということで,雨男のフルカワとすれば走りに行くのが難しい降水確率なのですが,実は今日も同じような予報になっているのですが,雨はまだ降っていないので,今日の天気を参考にしつつもレーダー・ナウキャストも見て,明日のことは考えましょうかね。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も山本直樹ということで,2009年にリリースされた山本直樹の短編集“夕方のおともだち”を紹介したいと思います。実はイースト・プレスから前回紹介した本と,今回紹介する本と,次回紹介する本が短編集として発行されているのですが,この本だけGoogle Play Booksでなぜか販売されていなかったので,Amazon Kindleで購入させてもらいましたが,できればシリーズものは同じソフトで正直読みたいなぁと思ってしまいましたです。
 1話目の“渚のアルバム”は,いきなり部屋の中でヌードモデルになっている女の娘が脱ぎ始めるところから始まり,「いきなりですか?」と思いながら読んでいくと,いきなり男子同級生と卓球をしているシーンになり,今度は主人公である女の娘が寝ていると卓球をしていた男子同級生が現れ,まぁ,当然のようにヤッてしまうのですが,卓球のシーンとヤッているシーンが切り替わりながら進んでいき,最後は卓球のシーンで男子同級生が「ボク,チンコの癌なんだ。」と言い,主人公の女の娘が「なんそれ?」と行った次のコマで男子同級生がいきなり消え,話も終わってしまうという,全く海が出てこない“渚のアルバム”になっています。,
 2話目の“便利なドライブ”は,自動車を走らせながら主人公のモノローグで始まるのですが,ここのモノローグの言葉がいいんですよね。「一度は流行った場所が,やがて忘れられて「さびれた土地」になるわけで,最初からなにもない場所には「さびれる」余地さえない。」って,このクールな視点はなんなの?という感じです。で,主人公の男がコンビニへ入り,トイレを借りることで自動車に女の娘が乗り込んできて,まぁ,いつもどおりヤルことはヤルのですが,最後は女の娘を駅まで送り,電車に乗ってどこかに行くのを見送ってから実家に戻り,なんにもないから,そんな話もなかったことにして終わらせているのですが,このラストも非常にクールな視点だなぁと思ってしまいました。
 3話目の“田園”は,なぜか田舎で生活している父親と主人公の男の子の話で,そこにバカっぽい女の娘がやってきて,まぁ当然のようにヤルことはヤルのですが,突然,やってきた母親たちから父親が仕事をクビになっていることを聴くのですが,そんなことよりも女の娘が別の男といることを見てしまい,その夜,コンビニで女の娘と会い,女の娘がその男とヤッて金をもらったことを聴くのですが,だからといって関係性に変化があるわけではなく,最後は父親が作っているマリファナを吸っていると幻覚で巨大化した女の娘がやって来たところで話が終わってしまうという,思いっきり中身がない話になっています。
 4話目の“日々の泡”は,主人公は女性漫画家とそのアシスタントの男の子で,アシスタントの男の子は女性漫画家のことは嫌いなのですが,「人格は嫌いだけど,カラダはこういう仲です。」と述べるとおり,まぁヤルことはヤッているという,非常に山本直樹な展開です。アシスタントの男の子がデビューが決まったということでアシスタントを辞めたのですが,結局はグダグダなセックスをしてしまい,連載は取れず,アシスタントを辞めれず,もう一人いた女性アシスタントがデビューしてアシスタントを辞めてしまい,女性漫画家は女性アシスタントを募集するというここから先の泥沼が見えそうになったところで終わってしまうというなんとも言えない話です。
 5話目の“ファンシー”は,いきなり「朴はペンギンです。ペンギンだけど詩人です。理由は特にないです。」で始まる,本当にペンギンが主人公のマンガなのですが,ペンギンが主人公ならさすがの山本直樹でもいつものような展開はありえまいと思っていると,やはりサブキャラの郵便屋が最初から胡散臭くていい感じなんですよね。そこにファンの女の娘が転がり込んでくるのですが,特に話が転がるわけではなく,雑誌の懇親パーティーに女の娘と郵便屋が一緒に行くところから話が転がり始め,郵便屋と女の娘はそういう関係になり,女の娘は実家へ戻ってしまい,また主人公と郵便屋のまったりとした関係に戻るという話なのですが,さすがに主人公がペンギンなのでセックス描写は少なめになっています。
 6話目の“奥さん、いいじゃないですか”は,タイトルが安物のAVみたいですが,まさしく,安物AVに出ようとする主婦の話で,しかし,出演しようと考えた理由が男優をしているのが昔の同級生だったからという,なんだかよくわからない展開で,まぁAVの撮影ですからそういうシーンもあるのですが,最後の主人公のモノローグが非常に良くて,「そしてそのとき,石田密がどんな目をしていたか?朴はどうしても思い出すことができない。ビデオを観ても,目にモザイクがかかっているからだ。」だなんて,まさに「こう来たか!」という感じですね。
 7話目の“夕方のおともだち”は前編,中編,完結編となっており,いきなりのSMシーンにひえぇと思いながら,主人公の気合の入ったMであるヨシダとミホ女王様とのシーンから始まるのですが,どうもヨシダは最近,Mに満足ができず,ミホ女王様の仕事が上がるのを待って飲みに行くのですが,ミホ女王様から「Mが抜けかけているのではないか。」と指摘され,全日本クラスのMとまで言われてしまい,オリンピックにM種目で出場する夢を見てしまうところはなかなか可愛いところがあるじゃないのと思ってしまいました。そうこうしていると,職場の同僚が自宅を訪れ,実はヨシダのことが好きだと告白するのですが,同僚はヨシダがSだと思っていて,そういうことを言ってしまうのですが,それがヨシダの心に火を着けたようで,同僚の前でセルフMプレイに突入し,理解を越えたヨシダのセルフMプレイを前にして同僚は耐えきれず逃げ出してしまうのですが,そりゃあセルフとは言え,これだけやってくれると逃げ出してしまうよねぇというのが正直な感想で。そして,どうしてもMに身が入らないヨシダはミホ女王様にセックスをさせてほしいと頼み,ミホ女王様はこれを受け入れるのですが,ヨシダが役に立たずにできなくて終わってしまうのですが,伝説の女王様であるユキ子女王様とヨシダとのエピソードを聴き,泣きたくなったヨシダが胸で泣いても良いかとも申し入れを受け入れてあげるところは,ミホ女王様は仕事上のSなんだなぁと思ってしまいました。そうこうしているうちに選挙事務所にユキ子女王様を見つけ,何とか会えることになったのですが,待ち合わせ場所に現れたユキ子女王様はとてもSとは思えない風貌で,これが本当に伝説の女王様?と思っていると,プレイを求めるヨシダに対して「そんなに死にたいか。」と言い放ったときのユキ子女王様の邪悪な顔はめちゃ怖いです。その次のページからはとても文字で書けるようなプレイではなく,最後は海で溺れ死ぬのかと思っていると,数日後,なんでもなかった顔で病院を退院していてびっくりしてしまいますが,SMクラブも店を閉めてしまい,ミホ女王様も仕事がなくなったので,別の町に行くのですが,ヨシダはユキ子女王様に(生き延びるならば)ここにいろって言われたので,残ることにしたのですが,ミホ女王様に自動車で送ってもらいながら「こうして僕らは宙ぶらりんのまま,町のほうへと走り出した。」というヨシダのモノローグで終わるのですが,ヨシダがこれからどうなってしまうのか分からないまま終わってしまうのですが,「宙ぶらりん」という言葉からすると,Mは残っているけど,それを高めてくれる女王様はいないということなのかなぁと思ってもみたり。
 8話目の“学校”は前編,後編となっており,左右対称で単発的なシーンでが延々と続くマンガで,ストーリーらしいものはなく,そこが学校であるというだけのマンガです。実験的な内容であることは認めます。
 おまけの“山本直樹1万2千字インタビュー「水と夢と家族」”は,まぁ読んでいただければと思います。
 今回の短編集はやはり圧巻は“夕方のおともだち”なのですが(量があるのでストーリーもしっかりしていますし,登場人物の設定もしっかりと描けています。),本当に短編であってもモノローグを使って,非常にクールな視点の言葉を投げかけてきているなぁと思いました。エロシーンはもちろんあるのですが,単純にエロ漫画というより,山本直樹が書きたい言葉をエロの洋服をまといながら小出しに出しているのかなと思いました。“ファンシー”でも主人公のペンギンの切なさとあざとさを感じますしね。

 で,今回,山本直樹の“夕方のおともだち”のことを書こうと思っていたので,昨晩,少し読んでおこうと思い,タブレット端末のAmazon Kindleを起動させたところ,アイコンがグルグル回るだけでAmazon Kindleが起動しないので,どうしたもんかなぁと思いながら,いったんAmazon Kindleをアンインストールして,再インストールをしたところ,無事に起動するようになりました。起動するようにはなったものの,ダウンロードしていた本のデータもすべて削除されたので,仕方がないので本のデータも再度ダウンロードしましたが,よく考えると駄目になったのがAmazon Kindleだったのが不幸中の幸いで,Amazon Kindleはマンガが30冊,文字の本が7冊ですが,Google Play Booksの方はマンガが72冊とほぼ倍近く入っているので,Google Play Booksが駄目になっていたら復旧まで倍の時間がかかったのかなぁと思ってもみたり。
 しかし,よく考えるとこのタブレット端末の中に100冊以上の本が入っていると思うと,改めてとんでもないことだなぁと思っています。100冊の本をリアルに買っていたら置くところがないですもんね,正直な話。しかも,100冊以上の本をこの薄っぺらいタブレット端末だけで持ち運べるだなんて,本当,信じられないですよね。最初は絶版になった本が電子書籍なら買えるということがありましたが,新刊本を買うようになると,発売日が近くなるときちんと表示してくれるので買い忘れることがないですし,発売日になればダウンロードしてサクッと読めますし,読みたいと思えば,いつでも手に入れることができる(ただしWifi環境が必要ですが。)し,本当,便利な時代になったなぁと思っています。
 正直,今使っている中華タブレットがどれくらい持つのか不安でしたが,とりあえず1年は持ってくれたので,そうすると当面はこのまま使えるのではないかと甘い考えを持っています。今使っているタブレット端末のアンドロイドのバージョンが8.1.0なので,アンドロイドのサポートが打ち切られるまで持ってくれると言うことはないんですけどねぇ。