年内の仕事も昨日で終わり,すっかり年末モードに入っているものの,予報では今日が年末年始期間では一番寒いということなので,大掃除をするのはやめて,普通の土曜日の生活をすることにしました。まぁ,いつもよりは1日早く年末年始の休暇に入ったので,明日から大掃除でも全く問題なしということで。
さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は天気も悪く,これではパナモリで走りに行くのはねぇ・・・といった感じの天気でしたので,入院している知人のお見舞いに行った後プレオで走らせてもらいましたです。知人が入院している病院はJR駅の近くだったので,下手にプレオで行くよりもJRで行った方が良いなということで,昼ご飯を食べた後,プレオの鍵を持った上で出発し,自宅近くの駅からJRに乗って病院近くへの駅へ行き,そこから徒歩で病院へ行き,知人のお見舞いを済ませ,逆ルートで自宅まで戻り,自宅の駐車場に着いたときは既に午後3時前でしたが,往復2時間程度エンジンを回せればいいだろうということで,プレオに乗って出発しましたです。さてどっちに向けて走ろうかなぁと思いましたが,時間も短いし東方面海岸線コースにしようということで,東方面海岸線コースを1時間走り,適当な所でUターンして復路を走りましたが,往復2時間ちょっとということもあり,コンビニで休憩するのもなぁと思って,そのまま復路を走ったのですが,帰りは混むかもしれないので,どこかでトイレには行っておいた方が良いよねと思いながらプレオを走らせていましたが,ちょうど進行方向に駐車場のある商業施設がなかったので,さて,どうしたものかと思っていると,家電量販店が見えたので,ここならトイレはあるだろうということで駐車場へプレオを止め,店内へと入っていきましたです。初めての店なので,さて,どこにトイレがあるんだろうと思いながら店内をウロウロしていると,トイレの案内表示があったので,「トイレがあった~!」と思いながらその矢印の方へ歩いていくと,無事トイレがあったので,ありがたくトイレを借りました。コンビニであれば缶コーヒーを買うとかするのですが,さすがに家電量販店では買うものがない・・・ということで,申し訳ないのですが何も買わずに店を後にさせてもらいました。店を出た後,駐車場の出口案内に従って敷地から出たのですが,ここはどこ?みたいな感じになってしまったのですが,いやいやナビの指示に従えば大丈夫ということで,ナビの指示どおりにプレオを走らせていると,無事に元の道路に戻ることができたので,ナビ様々だなぁと思いましたです。そこからは走り慣れた道を自宅まで走るだけですが,途中,少し混んだので,予定どおりに自宅に戻ることはできませんでしたが,それでも極端に遅くなることもなかったので,まぁこんなもんでないかと。
月曜日からは仕事ということで,年内あと1週間ということで,いつもよりもジタバタしながら過ごしているうちにあっという間に週末になってしまいましたが,何とか年内に済ませておきたい仕事は何とか片付けることができたので,ホッと一息といった感じでしょうか。今日はいつもどおりゆっくり目に起きて,朝ご飯を食べた後はワイシャツにアイロンをかけ,スラックスをクリーニングに出しに行った後はスーパーへ買い物に行き,自宅に戻ってカフェオレで一息入れ,昼前に天気が少し良くなってきたので,洗濯機を回し,昼ご飯を食べた後にちょうど洗濯が終わったので,洗濯物を干してからブログネタを打っています。
明日の天気はくもり時々晴れで午後の降水確率は10%,最高気温は9度(ちなみに今日はくもり,山地では夜のはじめ頃まで雪で午後の降水確率は20%,最高気温は8度)ということなので,今日よりは大掃除がしやすい天気なのではないかと思っています。
フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は楳図かずおの“漂流教室”を紹介させていただきます。このマンガは週刊少年サンデーで1972年から1974年にかけて連載されたもので,コミックス版では全11巻でしたが,文庫版では全6巻とコンパクトになっています。なぜ,今,“漂流教室”なのかなのですが,楳図かずおがお亡くなりになったからなのかどうかは分かりませんが,Amazon Kindleを起動させるとオススメで表示されるのと,楳図かずおも亡くなったし,ちょっと読み直してみたいなぁということで,酔った勢いで大人買いしてしまったというのが正直なところです。
第1巻は,主人公である高松翔(以下「翔」といいます。)のモノローグから始まり,欲しかった未来カーを買わずに母親へプレゼントする腕時計を買ったものの,横断歩道で落としてしまし自動車に踏まれて壊れてしまい,何気なく小学校に立ち寄ったところユウちゃんに会い,遊んでいるうちに家へ帰るのが遅くなって母親に怒られ,そのまま母親と喧嘩したまま,小学校ごと未来へ吹き飛ばされてしまうのですが,給食費の袋を翔が忘れていることに気がついた母親が小学校まで行ったところ,学校が敷地ごとなくなっていて,その頃,翔達は変わってしまった周囲の状況にパニックになってしまいますが,先生たちがついた嘘で平静を取り戻します。
平静になれば,今度はお腹も空くということで,給食を食べようとするのですが,給食屋の関谷久作(以下「関屋」という。)給食を独り占めし,みんなに給食を配るよう説得しに行った先生達に火を点け,自分だけが生き延びようとします。翔はユウちゃんと校庭で出会い,ユウちゃんから学校の銘板が落ちていたと教えられます。そうしている間にも関屋は翔が持っていったパンを取り戻すために各クラスを回って暴虐の限りを尽くすのですが,翔達のクラスである6年3組で翔達に取り押さえられ,縛り上げられ,ピストルで打たれようとするときに命乞いをするのですが,そのクズ加減は素晴らしいです。
無事に給食を食べることができ,眠りにつくことができた翌日,ユウちゃんの案内で学校の銘板が落ちていた所に連れて行ってもらったところ,翔達の慰霊碑が見つかり,未来に来てしまったことが分かります。その頃,学校では校長が狂い,先生は自殺をし,若原先生が他の先生を殺し,まさに修羅場と化したところで終わります。
第2巻は,関屋にやられて亡くなった畑くんの葬儀から始まり,若原先生が運転する自動車で外の世界を見に行くのですが,若原先生は翔達を自動車で轢き殺していきます。そして翔と西さんが建物だったところで若原先生に首を締められ,殺されようとしているところで,現代のシーンに切り替わり,なぜか翔の言葉が電話を通じて母親に伝わり,ホテルの一室で母親は翔の声を感じ,翔のナイフをホテルの部屋に穴を開け翔のナイフを壁に埋め込むのですが,ハッキリ言って,他人から見ればとても正気の沙汰ではないのですが,そこを母の愛で乗り越えてしまうところが,ある意味恐怖だよねぇと思ってしまいました。そして翔は母親が壁に埋めたナイフを手にすることができ,それで若原先生を倒すことができました。って簡単に書いたけど,すごい話だよねぇとシミジミ思ってしまいました。そして翔と西さんが学校に戻ってくると,咲っぺこと川田咲子(以下「咲子」という。)が学校から逃げてきたのですが,翔が学校に戻ったところ下級生が上級生を縛り上げて火を点け,槍で上級生の体を突き,その血で火を消せば雨が振り,元の世界に戻れるということだったのですが,火を消すために翔が校内を探したところ,プールには水があり,学校のそばの倉庫が一緒に吹き飛ばされており,その中には食料品があったり,生きていくために必要なものがいろいろあることが分かりました。そして6年生が下級生の親となって頑張っていくことになりました。そうしていると,若原先生と一緒に出かけた長田くんが植物の葉っぱを持って学校に戻ってきたのですが,長田くんはそのまま亡くなってしまいます。その頃,関屋は食事を持ってきてくれた子供を騙し,閉じ込められているロッカーから出るために子供を騙して針金を受け取り,その針金でロッカーを開けて出てきて,今度はユウちゃんを人質にとって葉っぱのあるところまで連れて行けと言い,森を見つけるのですが,そこには気味の悪い植物しか生えていないのですが,その造形デザインはさすが楳図先生だなぁと思ってしまいました。そして,翔が関屋に無理やり未来植物の実を食べさせられると,その実は砂になってしまうのでした。しかし,その植物をかじった形跡があり,しかも卵の抜け殻が落ちていて生き物がいることが分かります。その生き物とは怪虫で,この君が悪い造形もさすが楳図先生!と思ってしまいました。怪虫に迫られた関屋は幼児退行化し,逃げる子供らは怪虫に食べられ,阿鼻叫喚となっているところに,今度は学校内では女番長が学校を支配しようとし,下級生達は耐えきれなくなって屋上からダイブしまくりと,別の意味で阿鼻叫喚になってしまうのですが,翔が下級生を落ち着かせたところに5年生で天才の我猛くんが学校ではなく,国として統治すべきと提案し,総理大臣を決めることになり,その選挙には女番長と翔の二人に投票することになりますが,なんと同点となり,ユウちゃんが翔を選んだことで翔が総理大臣となることになったのですが,女番長が小学生ではないので無効だと抗議したことから,投票に参加していなかった我猛が翔に投票し,翔が正式に総理大臣になったことから女番長とその一派は学校を出ていきました。そして翔達は怪虫対策をするのですが,5年生の異常食欲の仲田くんが怪虫対策の秘密兵器を1つ無駄にしてしまったところで怪虫が学校にやってきました。勇敢に戦う子どもたちをなぎ倒して,怪虫が翔達に迫ってくる中,怪虫は精神が眠っている人は襲われないということが判明し,下級生はクロロホルムで眠らせ,上級生は自分が椅子になったと思い込み,怪虫をやり過ごすことにしたのですが,それに耐えられない子供が怪虫に次々とやられてしまい,怪虫は学校から出て行ったところで終わります。
第3巻は,怪虫が倉庫の食料の半分を食い荒らしていったことが判明するところから始まり,翔達が怪虫を退治に行くのですが,森に怪虫はおらず,西さんから仲田くんが書いた怪虫の絵を見せられ,我猛くんからも怪虫や植物は仲田くんの妄想ではないかと言われ,仲田くんが物を食べると怪虫が出てくるのではないかということで,仲田くんにお菓子を食べさせたところ怪虫が現れ,翔が仲田くんを刺すフリをすると森も怪虫も砂になってしまいました。怪虫を倒し,翔達が一安心しているところ,今度は怪虫の子供が学校内で蔓延していて,子どもたちが食われまくっていたのですが,最後は仲田くんが自らの命を絶つことで怪虫の子供は消え去りました。ところが今度は校内でペストが発生し,子どもたちがお互いに殺し合うようになってしまいます。そして,翔は母親のペストの薬を求めるのですが,その声は母親に届いたところで終わります。
第4巻は,小学校の慰霊碑ができたところから始まり,テレビから翔が薬を求める声が母親に届き,翔は母親にミイラの中に薬を入れるよう頼むのですが,ミイラになる人は有名な野球選手で,そのことを確かめるために母親はプロ野球の最中のグラウンドへ侵入し,ミイラになる人を確かめるというとんでもないことをするのですが,母親の愛は凄い(というか無茶苦茶だ)なぁと思ってしまいました。しかも,その野球選手が搬送された病院へ入院するために自分の腕を包丁で切ってしまうという荒業までやってくれます。そして母親は父親の協力を得て,亡くなった野球選手の体内へストレプトマイシンを埋め込み,翔はミイラの中からストレプトマイシンを手に入れます,ペスト禍を乗り越えます。しかし,ペスト禍は乗り越えたものの,今度はプールがひび割れ,水がなくなってしまいます。しかし,学校を燃やしたことで雨が降り,水の問題は解消されたと思ったら,今度は雨で土砂災害が発生したものの何とか耐え忍んだのですが,今度は不気味なキノコが生えてきて,この造形がまたナイス楳図先生!という感じで,そのキノコが食べられるかどうかを確かめるため,関屋に食べさせようとしたのですが,その際に関屋が元に戻ってしまい,子供が関屋にキノコを食べさせられてしまいます。キノコを食べた子供は未来人類になってしまい,復活した関屋と,翔が原因で学校がこうなったと主張する子供らによって翔は学校を出ていこうとしますが,咲子らが来てくれたものの,関屋に井戸掘りの穴に落とされ,横穴を見つけるところで終わります。
第5巻は,横穴に階段があることを見つけるところから始まり,どうやらそこは地下鉄の中のようで,未来キノコが生えまくっているものの,なぜか電車が走っていて,理由が分からないまま未来人類の集会を見ることになり,電車で逃げたところに生き残っている人間を見つけたのですが,ショックで死んでしまいました。しかし,人が生きているのであれば水があるはずだということで,探してみたら水はあったのですが,なんと火山でその水がなくなってしまい,今度は火山の爆発で翔達が危なくなったのでその原因となった管を何とかするために母親に呼びかけたところ,翔の声は届かず,西さんがいなければ駄目なのではということが分かりました。何とか助かったものの,翔と大友くんが仲違いを始め,しかも未来人類が襲ってきたのですが,未来人類は学校内に入ってきて,子供らは関屋に命じられるまま未来人類へ突入し,関屋は自動車で逃げていきます。そして翔は未来人類へもう無駄な殺戮はやめるよう訴え,未来人類は翔の願いを聴いたのか学校から出ていってくれました。未来人類が出ていったら,今度は未来ヒトデがやってきたり,学校内のまとまりがなくなり,しかも翔は盲腸炎になり,麻酔なしで手術をするという荒業が繰り広げられるのですが,無事,手術は終わり,西さんの口から母親の声が聴こえ,お化けのようになった子供が現れたところで終わります。
最終巻である第6巻は,お化けのような子供があの女番長であったところから始まり,女番長は「富士山が見える所に天国がある。水も食べ物もなんでもある。」と言ったものの,水を飲み干して死んでしまいます。食べ物のなくなった学校は飢餓状態で,海の方からやってきた不気味な生き物(これまた造形が最高です。)は共食いを始め,未来人類は不気味は生き物の生き血を吸い,阿鼻叫喚の中,毒性の高いスモッグがやってきて,翔達は学校から出て,女番長の言っていた天国を目指します。天国とはレジャーランドの成れの果てのことでマリリン・モンローのロボットが翔たちを迎え入れ,壊れたロボットが子どもたちを襲う中,作られた銀座に出てこれたのですが,食べ物があっても食べられないという地獄のような状態の中,飢餓状態でパニックになった子供らが殺し合いを始め,食人をし,翔がダイナマイトで学校を吹き飛ばしたと嘘をつき,怒りのエネルギーでみんなを学校まで戻し,みんなの怒りで殺されかけたところで大友くんが本当は自分が犯人であることを告白し,ダイナマイトをランドセルの中から取り出し,翔と大友くんが和解をします。そして,もう一度ダイナマイトを爆発させて元の世界に戻ろうとしますが,戻ることができず,ユウちゃんの三輪車だけが戻っていきます。そして,翔は自分たちが選ばれた存在であることをみんなに話しているところにロケットが降りてきて,その中には母親の手紙と食料が入っていたことから,この世界で生きていくことを決め,ユウちゃんだけ元の世界へ戻すことにしました。しかし,ここでまたもや関屋が出てきて,自分だけが元の世界に帰ろうとするのですが,学校で窃盗をしていて右手と顔の半分だけ未来に行ってしまった馬内の右手が関屋の息の根を止め,ユウちゃんと馬内の右手と顔の半分が元の世界に戻り,ユウちゃんは翔のノートを母親に渡し,三輪車で自分の家に帰ります。そして母親の元にあのロケットへと繋がる連絡が入り,話は終わります。
50年前の作品ですが,正直古さを感じません。というか,絵柄はあくまでも楳図かずおの絵ですし,圧倒的なストーリーに,圧倒体な画力,そしてとんでもない造形と,今読んでも十分面白いと思います。というか,これが少年漫画雑誌で連載していただなんて,とんでもない時代だよなぁと思ってしまいました。楳図かずおというとどうしても“まことちゃん”が有名ですが,個人的にはこの作品が一番かなぁと思うフルカワです。
しかし,本当,歳を取ると1年経つのが速いよねぇ。ついこの間,“Looking Back to 2023”を書いて2024年になったと思っていたら,今回のブログが通常営業ネタのブログとしては2024年最後のブログだもんなぁ。とはいえ,いつもダラダラ好きなことを書いているので人間としての成長が全く感じられることがないのですが,アラ還ですぜ!そんな人間としての成長を求められてもちょっと困るんですがということで良いのではないかと。
とはいえ,ただ劣化していくのも辛いので,せめて劣化が遅くなるよう,いろんなものを取り込み,古くなったものは上書きできればなぁと思っているフルカワですが,長年染み付いた貧乏性やノーマルじゃ気が済まない(by藤井一彦)ところは,今更変わることもないんだろうなぁと思っていますが,それは個性の範囲でしょう?と誤魔化しているフルカワだったりします。