ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

DOKIDOKI/JITTERIN JINN


 KURAKOUさんもコメントをくれましたが,岡村ちゃん覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまいました。いきなりの吉本興業とのマネージメント契約の破棄,公式ホームページの閉鎖等,何かあったのではないかと思われていましたが,ファンとしてはきっと吉本うまくいかなくて,また事務所を辞めたんだろう程度に思っていたのですが,こういう結果になってしまって,複雑な気持ちです。特に岡村ちゃんの場合にはどこかで“ピュア”であることを本人もファンも望んでいたと思われるので,さて,これからどうなるんでしょうね。ぽけギコだと2ちゃんの岡村靖幸スレが見れない状態なので,IEでとりあえず全部ダウンロードして見てみることにしましょう。
 でも,井上陽水大麻で捕まった後,Whiteていう名アルバムを発表したし,岡村ちゃん拘置所で規則正しい生活をして健康的になって戻ってきてほしいなぁ。
 岡村ちゃんの音楽が好きなので,あくまでも答えは音楽で出したいし。

 というわけで,岡村ちゃんの愚痴はこの程度にして,今回はJITTERIN JINNのデビューミニアルバムを紹介したいと思います。
 JITTERIN JINNは,私と同年代の人であれば,イカ天出身でバンドブームに上手く乗っかったバンドというふうに評価されがちですが,私的にはまた違ったイメージを持っていて,JITTERIN JINNは甘くせつないバンドである!(ただし,1stアルバムまでという限定で。その後は私は聞いていないし。)ということです。甘くせつないというよりも,高校生ぐらいのHigh-Teen時代のなんというか,そういう感じですよね。バンドの音も結構ペナペナで軽音楽部のバンドみたいな音だし,歌詞に出てくる小道具もそういったものが多いような気がします(それも戦略だったとすれば,それはそれですごいと思いますけど。)。
 まず,1曲目の“アニー”ですが,アップテンポのスカっぽいナンバーなんですけど「自転車に乗って,毎日フラフラ君の町まで行き。」っていう歌詞がなんとも高校生っぽくって良いですよね。今は知らないけど,昔はバイクに乗らない,乗せない,免許を取らせないという,いわゆる3ない運動っていうのをやっていまして,高校生が自由に乗れるのは自転車しかなかったんですよね(電車やバスは金がいるし。)。だから,この「自転車に乗って毎日フラフラ君の町まで行き。」っていうフレーズは非常に心にしみいるのですよ。
 2曲目の“SINKY-YORK”はちょっとミディアムテンポのポップなロックンロールで,初めて付き合った彼と彼女の別れが内容で,なんかそういうことってあったよな・・・っていう感じの内容です。
 3曲目の“なによ!”は「あんたはいつも冷めた目をして,タバコを吹かし,ベッドに誘う。」とう感じの,シチュエーション的にはちょっと年上の男と付き合っている女の娘というイメージだと思うんだけど,少女マンガチックでもあり,少女マンガ愛好家でもあった(というかマンガ全般が好きなんですけどね。)私としてはせつない感じですね。
 4曲目の“エブリデイ”は確かイカ天に出た時にやった曲で(というよりも,このときは既にデビューが決まっていたっていうんだから,なんというか),アップテンポのロックロールナンバーで,勝ち気な女の娘が大好きな男の子に毎日会いたいよ〜という気持ちを歌った唄で,そのサウンド構成(4ピースのまんまの音)と相まって,高校生バンドの唄を聞いているような感じで,せつないですね。
 5曲目の“相合傘”はアコースティックな感じで始まるので,こういう曲もやるのかなと思っていたら,途中でアップテンポなロックンロールに切り替わりまして,大好きなあの人と相合い傘で歩きたいので雨が降らないかなっという唄で,なんかほほえましい唄ですよね。ちなみにこの曲の「アメダスは晴れです」というフレーズに秀逸さを感じてしまいましたです。
 で,ラストナンバーは“いつかどこかで”という曲で,私の好きなコード展開の曲です,ミディアムテンポのナンバーです。別れを決め,この町を出ていく男の子が女の娘にまた「きっといつかどこかで会えるさ」って歌っている唄で,まぁ,歳取ってから考えれば,非常に身勝手な唄なんだけど,大学受験や就職で自分の町から巣立って行くあの年齢には非常にジャストな内容なのではないかと思いますけどね。

 で,このアルバムはミニアルバムなので,5曲で終わりなんですが,その後も2枚のミニアルバムを出して,満を持してフルアルバムを出したんだけど,ミニアルバムで聞いた唄が多かったので,そこから先は聞かなくなったんですけどね。
 でも,このバンドは,ドラムの女の娘がきちんとしたビートを出していて,しかも手数も叩けるということですごく感動したようなことを覚えています。っていうか,あの頃は,結構レディスバンドが流行って(プリンセス・プリンセスとか)いたんだけど,下手だなぁ・・・とつい口から出てしまうバンドが多かったので,女性できちんとした(特にドラムやベース等のいわゆるバック系の楽器で)プレイができる人は少なかったと思うので。この思いはSuper Junky Monkeyが出てくるまで,変わりませんでしたけどね。
 しかし,今はどんな音をやっているのか聞いてみたいような気もしたので,ホームページを見てみたのですが,数年前から更新されていないようなので,もう解散しちゃったのかな?