ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

世界最後の日々/山本直樹


 8月も残すところあと3日ですが,相変わらず暑いですねぇ。9月になってもあんまり涼しくはならないんだろうなぁと思いながら,まぁ,熱中症でダウンすることのないようボチボチやっていきましょうかね。とはいえ,これまでの過酷な日々を熱中症でダウンすることがなかったのは,毎晩,サーモスのボトルに氷水をたっぷり入れて枕元に置き,のどが渇いて目が冷めたときに気持ちが良いくらいキンキンに冷えた水を飲んでカラダをクールダウンさせていることが大きいのではないかと思っていますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は午後からの降水確率は30%だったものの,降水短時間予報からすると,午後4時過ぎから午後5時過ぎにかけて結構な量の雨が降る予報になっているので,これは走りに出たら間違いなく雨に降られるということで,プレオで西方面海岸線コースを走らせてもらいましたです。パナモリで午後半日走るときは島へ渡る橋の手前でUターンしていますが,プレオなら島へも渡って,これまでパナモリで走りに行った先へも走れるのではないかということで,島を目指して走りました。島に入るとガソリンスタンドはそんなにないだろうということで,島を渡る前に最近だい慣れたセルフのガソリンスタンドでガソリンを満タンにし,さて,島へ渡る橋まで来ましたが,パナモリのときは自転車なので無料ですが,プレオだと片道570円ということで,往復で1000円以上かぁ・・・と思いましたが,橋を通った以上,帰りも橋を渡らなければ帰れないのでやむなしということで。で,プレオで島へ渡り,パナモリだと少し辛い短い距離でのアップダウン(島と島をつなぐ橋を通過するため。)もなんのそのと走り,パナモリだとUターンする地点を通り過ぎ,これまで行ったことのない島まで足を伸ばし,このルートで初めて他県まで行きました。島の港でUターンし,島にはコンビニがないので,いつも休憩するコンビニで休憩することにし,島を淡々と走り,橋を抜けて,コンビニに到着したので,一息入れさせてもらいましたです。コンビニで休憩した後は自宅までひた走りましたが,あれ?雨が降らないじゃないですか。というわけで自宅に戻り,ダラダラとしていると,午後6時くらいからかなりの雨量の雨が降り出したので,雨が降るのは外れなかったけど,降り始めの時間が1時間ずれたのねということで。しかし,パナモリで走りに行くのであれば北方面峠コースを走る予定にしていたので,山の方はもう少し降り始めるのが早かったのではないかと思えば,まぁそんなに間違った選択ではなかったかと自分に言い聞かさせてもらいましたです。
 月曜日からは仕事で,毎日暑い中,相変わらずマスクをして,バタバタと仕事をしている間に1週間が終わってしまいました。今日はいつもどおりゆっくり起き,朝ごはんを食べた後はルーティーンのワイシャツのアイロンがけと洗濯と買い物を済ませ,昼ごはんを食べた後は少し昼寝をしてからブログネタを打っています。今日の最高気温は35度ということですが,室内の温度計では33度なので,扇風機が回しっぱなしであれば汗をかくことはなく,パソコンに向かい合っていられますので,慣れもあるとは思いますが,まぁそんなもんでしょう。明日は天気予報では晴れ時々くもり所により昼過ぎから夕方雨で雷を伴うということで,午後の降水確率は20%,最高気温は35度なので,パナモリで走りに行けるのではないかと思いますが,明日の降水短時間予報を見ながら考えましょうかね。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も山本直樹ということで,2010年にリリースされた山本直樹の短編集“世界最後の日々”を紹介したいと思います。今回でイースト・プレスから発売された短編集の3作は終わりになりますので,ひとまず山本直樹は今回で終わりになります。
 1話目の“この町にはあまり行くところがない”は,いきなり女子高生のエッチなシーンから始まり,手紙を出して電話で振られた男の子が日曜日に町へ行こうと誘われ,深く考えずに行くことにしたのですが,定番の本屋で待ち合わせをしたのは良いのですが,女の娘が見ながら待っていた本はスカトロ系の本で,しかもいきなり(コートの下は)下着を着けていないことを告白され,海へ行きたいということで電車に乗って海へ行くことになったのですが,田舎の電車で他に乗っている人がいないので,電車の中でもうやりたい放題するのですが,海に着くと女の娘の彼氏が待っていて,いきなり喧嘩を初めて,彼氏は東京へ戻り,もうこの町には戻らないと言い放って去っていき,女の娘は不機嫌なまま電車に乗って一緒に帰り,どこかへ行く?と誘ってみると「どこへ?」と返され,「この町にはあまり行くところがない。」というモノローグで終わるのですが,不条理系だけどヤルことはヤッているのは山本直樹作品だぇということで。
 2話目の“きさくなあのこ”は,本屋で万引をした家出中の女の娘を家へ連れて帰るマンガ家の話で,もちろん漫画家が描いているのはエロ漫画で,女の娘にエロ漫画と同じことをしようと言って,あんなことやこんなことをしたあとで,お腹がすいたから何か買ってくると言って家を出ていく女の娘に漫画家が「それで出てったきりもう戻って来ないんだろう。」と尋ね,女の娘が「戻ってきてほしい?」と答えると,「どっちでもいいよ。俺は少し眠る。」と言い,女の娘が「いってきまーす。」という台詞を残して話は終わるというまさにエロシーンのためのエロシーンによるエロ漫画という感じで素晴らしいです。
 3話目の“世界最後の日々”は出発,コンビニ,川,パーティー,世界最後の日々となっており,「1999年7月 きっとみんなその話題でもちきりだ。」のモノローグで始まり,主人公の男の子の前にカミサマが現れ,男の子に「恐怖の大王」をやっつけるように指示するのですが,山本直樹作品の主人公がそんな前向きなことをするわけはなく,「どうせ世界が今月いっぱいでメツボーするのだから,今さら何をやっても同じだ。ということでカミサマには悪いけど・・・行きたいところへ行き,やりたいことをやることにした。」ということで好きな女の娘の彼氏をバットで撲殺し,偶然通りかかった女の娘の母親もバットで撲殺し,母親が乗っていた軽自動車に女の娘を乗せ,ロードムービーの始まりだ!と思っていると,エロに走るのは男の子の特権ということで,女の娘に手を出そうとしたところ,女の娘からコンドームを着けてほしいと言われ,コンビニで買い物をすることになったのですが,その間に女の娘は逃げようとし,通りすがりのおじさんに助けを求めるのですが,おじさんは男の子の乗った軽自動車にひかれてあっさりと退場し,コンドームを買った男の子は女の娘とヤルのですが,翌朝,女の娘は死んでいたので,川原に女の娘を放置して,ノストラダムス関連の本で儲けた作家のパーティーに成り行きで参加することになり,恐怖の大王を名乗ったところ,頭のおかしい男に拳銃で手を撃ち抜かれるのですが,手を撃ち抜かれているのに演歌の新星の女の娘とヤルことはやって,警察が捜査に入ったということで逃げようとするのですが,逃げることができず断崖にたどり着き,断崖から落ち,ブラックアウトし,病院で治療を受けているシーンに繋がるのですが,病院を抜け出し,恐怖の大王だと名乗った黒犬を殴り殺そうとするところで再度ブラックアウトして終わるのですが,ノストラダムスの大予言オウム真理教と世代的に被っているフルカワとしては,エロはさておきこういう切り口できたかと思ってしまいました。ノストラダムスの大予言を理由に勝手に突っ走って壊れ,壊していく男の子に共感はできないのですが,ありえない話じゃないよね(まぁ,実際にはないわけですけど。)と思ってしまいましたです。
 4話目の“なやまない”は,電車の中で男子高校生達に暗示をかけられる女子高生のシーンから始まり,もちろん男子高校生の暗示はエロいことしかなく,最後に手を叩かれ,電車の中で全裸で立っているシーンで終わるのですが,まさしく悩まずに思うがままにエロマンガを書きましたというくらい清々しく中身がないマンガになっています。
 5話目の“アイスクリーム”は,1ページ3カットで上下に絵が,真ん中にモノローグが挟み込まれるという実験的なマンガで,土曜日の夜から日曜日の夕方まで女の娘とやりまくる話で,タイトルは,単に「さっきコンビニで買ったアイスクリームを食う。」というモノローグから取られているだけで,大きな意味はありません。最後のページだけ通常のコマ割になり,「日曜日の夜 彼女はパパとママの待つおうちに帰っていく。」,「明日からまた地獄のような5日間が始まる。」というモノローグで終わる,これまたストーリーがほぼないマンガになっています。
 6話目の“霧”は,「2年前,親父は退職員で格安温泉つき別荘を買った。こんな山奥で格安なのは当たり前だが。」というモノローグで始まり,主人公の男が別荘に着くと,なぜか女性が寝ていて,まぁこういう展開でヤラないわけはないのは山本直樹作品ですので,もちろんヤッてしまうのですが,その後,別荘は手形の不渡りにより別の会社の物になり退去を求められ,空港までの道を歩く男の視線の先には男女の白骨死体があり,多分,男の母親と女性の父親なんだろうと思われるのですが,そこには一切の言及はなく,飛行機に折って東京へ戻るとき,霧が深くて今どこなのかよく分からないという会話で終わるのですが,ラストシーンの霧だけでなく,全体のストーリー自体が霧がかかったようにモヤッとした話になっています。あと,エロシーンはあえて省略しているのか,比較的あっさりした感じのマンガになっています。
 7話目の“イマジナリ”は男のたまり場に女の娘がなぜかいるというまたもやお得意の展開で,なぜか外出した真っ昼間の町中でやりまくるという無軌道な展開で,女の娘はメシ代を踏み倒して走って逃げ,男はトイレで寝ているというシーンで終わるという,全くストーリーらしいストーリーはなく,エロシーンだけで突っ走ってくれているところが潔いです。
 8話目の“青空”は,薬物中毒の女性と売人の男の話で,薬を飲んでやりたい女とやった後は寿司屋にご飯を食べに行くのですが,その寿司屋にどう見てもしゃらくさい子供がいて,女性がしゃらくさい子供の飲み物に薬物を入れたせいで,そのしゃらくさい子供が刺身包丁で寿司屋に居た人間を皆殺しにしてしまうという救いようのない話で,なんで“青空”なんていう爽やかなタイトルかと言うと,単にテレビから「青空の気持ちよさというのは背後に暗闇の恐怖が隠されているからである」というセリフが流されているだけで,ラストシーンも薬が切れた女性が「バンゴハン作らなきゃ。」で終わるという唐突感が半端ないマンガになっています。
 9話目の“ひどいやつらは皆殺し”は,エイのようなものを女性の体内に入れることで女の娘を思いのままにしている男の話で,男の子の口からもエイのようなものが出てくるのですが,女の娘の体内に入る前にエイのようなものが駄目になってしまうというマンガで,何がいったい“ひどいやつらは皆殺し”なのかよく分からないマンガになっています。
 10話目の“ひどいやつらは皆殺し2”は,ビデオカメラの修理に来た女性が,セックスをしているところを撮影するように男に言われ,そういうサービスはできないと断ると,セックスをしていた女の方から逆らうとひどい目に合わされると言われ,結局,撮影することにし,男のスキを見てスパナで頭を殴って逃げようとするのですが,女に邪魔をされ,結局巻き込まれてしまい,最後,何事もなかったかのように「おじゃましましたあ。」と言って帰っていくという,これまたエロシーンは多めに,ストーリーは少なめにというマンガになっていますが,これまたタイトルとの関係性が全く分かりません。
 11話目の“ひどいやつらは皆殺し2001”は,いきなり無理やり女の娘とやってしまうシーンから始まり,あとはひたすらやりまくるのですが,実はそれは宇宙空間に取り残された二人の宇宙飛行士の思い出(というか妄想)で,最後は「でももうすぐ死ぬよな俺たち」,「死ぬよな」で終わってしまうというこれまた中身がないマンガになっています。
 12話目の“夜組(NIGHT SHIFT)”は,作家の男と,そのゴーストライターをしている女の娘の話で,まぁストーリーにとりとめはないもののエロシーンだけはきっちりありますという,これまた山本直樹なマンガになっています。タイトルと内容は全く関係なく,男の事務所に男の子を連れてきて,男が嫁さんが今からそっちに行くから事務所から出ておいてほしいという電話をしてきたのですが,それを無視して連れてきた男の子と始めてしまい,男の「誰かいるのか?そっちに今誰かいるのか?いるんだなっ!」のセリフで終わってしまいます。
 おまけの“山本直樹・父娘インタビュー「娘から父へ、今いちばん聞きたいこと」”は,娘から山本直樹への質問と,山本直樹がそれに答えるという内容で,父親らしい山本直樹の発言が読めるという,まさかの企画になっています。
 しかし,こうやって短編集を3冊読んでみると,ショート作品は本当,中身がないなぁというか,山本直樹が“レッド”の連載を終えたときに「これでやっとエロ漫画家に戻れる。」とインタビューで答えていたのが分かるような気がします。山本直樹のショート作品は確かにストーリーはないけど,しっかり読めるんですよね,不思議と。

 ところで,今年の7月31日をもってPHSが停波になるということで,家庭内からPHSを一掃(というか自分の端末については壊れたのでやむなしという感じですが。)したのですが,さて,その後,どうなったんだろうと思い,検索して(家庭内からPHSが一掃されたこともあり,Y!mobile関連のサイトはブックマークから削除したので。)調べてみると,なんと新型コロナウイルスの関係で来年1月31日まで停波が延期されているではありませんか。しかも,4月以降の解約については契約解除料は不要になっているではありませんか。なんてこったい,契約解除料のことは一切アナウンスしていなかったので,さすがソフトバンク系列,阿漕よのうと思いながら,壊れてしまった自分の端末は別にして,嫁さんの端末を4月までに契約解除してauに乗り換えたのですが,そうであればもう少し待っていれば契約解除料は取られなかったのかと思うと,少し悔しいような気がしますが,その反面,子供の契約を切り替えるのに合わせて契約をしたので,まぁ,3000円でソフトバンク系列から全てサヨナラできたと思えば,それはそれでいいんでないかいと思ったりもして。
 とはいえ,WILLCOM WX330Jは相変わらず目覚まし時計として頑張ってくれていますので,本当の意味で壊れるまで使わせてもらおうと思っています。どうして受信関係が壊れてしまったのかよく分からないのですが,まぁそのおかげでスマホへの移行ができた(というよりもスマホに移行する以外に手段がなかったわけですが・・・)ので,まぁいいんですけど,果たして起動しなくなるのはいつなんだろうと思いつつ,目覚まし代わりに毎日枕元にWX330Jを転がして寝ています。そうそう,WX330Jを目覚まし代わりにしていて便利なのは,電話機なので当然バックライトがあるのですが,目覚ましがなる前に目が覚めたときに,部屋の電気を点けなくても時間が確認できるのが結構便利なので,起動しなくなるまで愛用させてもらいますです。