ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Scoop/大沢誉志幸


 いきなりですが,今週は親知らずに始まり,親知らずに終わるという感じだったですね。この間の土曜日に左上奥の親知らずを抜いたところまでは良かったのですが,親知らずと一緒に上あごの骨がくっついていたため,上あごの骨が一部欠損という自体になってしまい,正直,親知らずだけならどおってことはないと高をくくっていたものの,上あごの骨が欠損したということで,歯医者の指示どおり,月曜日は出張先から直帰させてもらって,歯医者へ行くことにしましたです。で,月曜日なんですが,痛みはないものの正直,顔の左側がシャレにならないくらい腫れていて,これは困ったなぁと思いつつ,出張先での用務をとりあえず無事こなし,直帰して歯医者に行ったところ,歯医者から「縫ったところが開いていないので,とりあえず一安心です。次は痛みがでないかぎり土曜日に抜糸に来るだけでいいです。」ということでした。で,正直,こんなに腫れるものなんですかと質問したところ,「腫れようがどうしようが,ともかく土日に抜歯した穴が開いては困るので3針縫いました。ですから,腫れるのは仕方ないと思いますが,確かによく腫れているので,今回は腫れをひかせる薬も処方しておきます。」ということでしたので,帰りに調剤薬局で処方された薬を受け取り,毎日きちんと飲んだのですが,まだ少しは腫れているかなという感じはありますが,まあまあ元の顔に戻ったような気もします。で,今日は抜糸ということで午前中に歯医者へ行ったのですが,今日は2本ほど抜糸して,1本は念のため残しておいて,来週,最終的な抜糸にしましょうということになりましたです。まぁ,どうせ来週も歯医者に行かないといけないだろうと思っていたので,糸が1本残っていてもいいかぁという感じですが,歯医者は「少し歯茎が盛り上がってきましたね。」ということだったので,何とか年内でケリがつくといいなぁと思っているフルカワでございます。でもさ,この1週間,右側で噛むように意識しているのもあるんだろうけど,歯と歯の間に物が詰まった感がないのは,非常に精神衛生上よろしいです。こんなことなら,早く抜いておけば良かったかなぁと思ったりもしましたです。

 さて,親知らずネタはこれくらいにして,今回は1984年に発売された大沢誉志幸のセカンドアルバム“Scoop”を紹介したいと思いますです。このアルバムは個人的には大沢誉志幸のアルバムの中では名盤だと思っているのですが,銀色夏生の雰囲気のある歌詞,バンドの音と打ち込みの音のバランス,そしてブレイク寸前の勢いと全てが揃っていると思いますです。個人的に好きな曲も沢山入っているというか,捨て曲なしのアルバムでございます。
 1曲目の“Scoop”という曲は,ファンファーレのようなシンセの軽やかな音に引っ張られ,ギターのカッティングがビシッと決まるスピーディーな曲なんですが,一言で言えば,1曲目に相応しいカッコヨイ曲です。銀色夏生の歌詞も「あなたのつたない真心にかきみだされるのはまっぴらだ。」とか,「ハンバーガーの形の勇気で,彼女は男を笑い飛ばした。」とかカッコヨサ全開でございます。
 2曲目の“スロウダンス”という曲は,ミディアムテンポの曲なんですが,ギターのシャープなカッティングに揺れながらリズムを決めるベースラインがカッコヨシです。それに加えて,大沢誉志幸の少し抑え気味のクールな唄い方がカッコヨシです。この曲でも「君の右手が空を切るのは,夜のあかりが眩しいせいで,次のステップ踏み惑うから。」とか,「スロウダンス。君は静かにルージュをぬぐい。スロウダンス。ただなすがままに声もたてない。」とか,ダンディー銀色夏生の歌詞が炸裂していますです。
 3曲目の“午前2時を過ぎたら”という曲は,イントロのガラクタっぽいパーカッションのチャカポコしたリズムが楽しい雰囲気を醸し出しつつ,ディレイをかけたサックスが浮遊感を出しつつ,リズムは早くなっていないのに,テンポアップしていっているように感じてしまう不思議な曲です。この曲でも銀色夏生の歌詞がいいねぇ。「ためらっているなら,あきらめていい頃。二人会えた事実を無駄にしたくない。好きなように決めればいいさ君は。この両手が抱きたいと言うからオレは。」とか,イカしてますねぇ。
 4曲目の“I loved you………”という曲は,タイトルどおりうって変わってゆっくり目のリズムで淡々と唄うのですが,この曲の雰囲気は聴いてもらわないと分からないなぁと思いつつ,この曲も大好きなんですよね。「Good Night,Good Night寒いから手をかしてand I Loved You So Good Night」なんて唄われると,こっちもどうしようもない気持ちになってしまいますですねぇ。
 5曲目の“ハートブレイク・ノイローゼ”という曲は,打ち込み系のクールな曲なんですが,クールなアレンジに銀色夏生のハードボイルドな歌詞が非常にカッコヨイ曲になっています。「選ばれなかった黄昏は,いつまでオレを迷わせる。」とか,「喉が渇いていたせいで,オレは今夜もミスをする。」とか,「玩具やつれのあなたさえ,急に背中を向けてしまう。コマーシャルの時間だけオレを眺めまわし,飽きただけ。」とか,う〜ん,カッコイイなあと思ってしまいましたです。
 6曲目の“ジュークボックスは傷ついてる”という曲は,このアルバム中では比較的ハードなロケンロールナンバーなんですが,当時の流行であったスクラッチ音を多用しながらも,ストレートでスピーディーなロケンロールを炸裂させています。この曲は勢いのまま最後まで聴くだけで言うことはないのではないかと思いますです。
 7曲目の“Ring Ring”という曲は,イントロのベースがひたすらカッコヨイ,ミディアムテンポの曲なんですが,歌詞の内容は彼女との初のベッドインで,ひたすらそれをなぞっているのですが,なぜかカッコイイんですよねぇ。特に「夜はカーブでショートする。」なんて言葉回しは銀色夏生でなければ書けないのではないかと改めて思ってしまいましたです。
 8曲目の“ゲームを教えて”という曲は,大沢誉志幸の「誰か彼女にゲームを教えて。」というアカペラで始まり,密度の濃いパーカッシヴな打ち込みがドカドカ流れる中,大沢誉志幸が唄っているのですが,これが不思議な切迫感があったりして,よく分からないけれどカッコヨイ曲に仕上がっています。「せめて週末はひとりになりたい。」だの「ダブルベッドは広すぎると思いはじめている。」ということなので,ゲームを教えてどこかでゲームに打ち興じて,一人にしてほしいということなのかなぁとぼんやりと思ってみたりしましたです。
 9曲目の“ビリーの災難”という曲は,シンプルな8ビートの曲なんですが,そこに打ち込み系の細かいリズムを刻むパーカッションが入ってくると,リズムが少し複雑になったりもしつつ,そんなことは関係ねえぜってな感じで粛々を唄う大沢誉志幸にカッコヨサを感じたりもしながら,最後は唄と演奏が一体となってエンディングへ向かっていくところがカッコヨイでございます。
 ラストナンバーの“CAB DRIVER”という曲は,個人的には大名曲ですね。ゆったりとしたテンポのバラードなんですが,パーカッション系の音を中心としたスカスカで浮遊感のするアレンジなんですが,そこに大沢誉志幸がつぶやくように唄を入れると,それだけでカッコヨシと思ってしまいます。しかも,この曲は銀色夏生の歌詞がこれまたいいんですよねぇ。「愛する者を傷つけてた幼い頃を思い出した時,ついでのようにアーメン,つぶやいた。悲しみはさりげなく通りすぎる。あなたはひとりじゃない。」とか「ずっと昔に一度だけ追いかけられた夢がある。別れた人はもう,帰らない。喜びはさりげなく通りすぎる。あなたはきっとひとりじゃない。」とか,いいねぇと思える言葉が目白押しになっていますです。
 全体的にクールな曲が多いので,夏に聴くよりも冬の帰り道に聴くと,イイ感じではないかと思います。特に“CAB DRIVER”を夜の帰り道に聴きながら歩くと,それだけでなんかグッと来たりするんですよねぇ。とはいえ,“Scoop”なんて夏の朝に聴いたら体が目覚めそうですし,うんうん,1年中,自分の好きなときに聴けばいいのさぁということで。

 話は変わって,私はあまりMP3のダウンロード販売っていうのは好きではなかったのですが,AMAZONのMP3ストアをウロウロと見ていたら,岡村ちゃんの曲もあるではありませんか。実は,岡村ちゃんのセカンドアルバムのDATEは持っているのですが,LPレコードなんですよね。CDには1曲ボーナストラックとして,渡辺美里に提供した“19才の密かな欲望”が入っているので,聴きたいなぁと思っていたのですが,1曲のためにCDを買い直すのもなんだかなぁという気がするので,これまで“19才の密かな欲望”の岡村ちゃんバージョンを聴くことができなかったのですが,MP3なら1曲だけ購入することもできるので,これならと思い,カートにインさせてもらいましたです。正直,Zen X-fi3でMP3を扱うと文字化けしたりするので,いったんWAVEファイルにデコードして,CD-Rに焼いて,それをWindows Media Playerリッピングするという作業をして,それからZen X-fi3に落とすという面倒な作業が必要になるのですが,それをしても“19才の密かな欲望”がいつでも聴けるのであれば,そんなことは問題なし!ということで,サクサクと作業をさせてもらいましたです。
 まぁ,緊急避難的な買い方とか,ジャケットまでは要らないので,とりあえず音が欲しいというときにはMP3のダウンロード販売も悪くないなぁと思いましたが,多分,そんなに沢山はダウンロード購入することはないんだろうなぁとは思っていますです。
 で,プレトレの総走行距離を何とか年内で2万キロ超えにしたいなぁと思っているのですが,ここにきて寒くなってきましたよねぇ。まぁ12月も中旬ですもんねぇ,こんなもんかなぁ。2万キロまで残り40キロになったので,明日,天気が良ければ明日で2万キロ越えは間違いないので,明日の天気がよくなり,少しでも暖かくなるよう祈っておきましょうかね。もちろん,冬装備で走りますけどね。