ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

CONFUSION/大沢誉志幸


 やった〜!この間の日曜日は天気が良かったので,プレトレでイソイソと東方面海岸線コースを走らせてもらいましたが,これまでずっと「年内2万キロ超えだぁ〜!」と散々書き散らしていましたが,無事サイコン読みで2万キロを越えさせていただきましたです。嫁さんが昼食を作るのが遅かったので,スタートが午後2時前になったのですが,2万キロまで40キロちょっとだったので,まあ3時間走れば60キロはいけるので,今回で2万キロ突破だろうということで,復路ではサイコンの表示を総走行距離に切り替えて,2万キロ超えの瞬間を味あわさせてもらいましたが,走っているときですので「2万キロを越えたなぁ。」という漠然とした思いしかなかったのですが,こうやって文字にしていると,本当,ママチャリ系クロスバイクのプレトレでよくぞここまでという気がしましたです。特に3年前に新幹線通勤になってからは週末しか走れなくなったので,本当,2万キロなんて走れるんだろうかと思っていたのですが,さすがハイテンフレームですよね,壊れることもなくここまで走ってくれましたです。しかし,買ったときはママチャリ系クロスバイクだったはずなのに,新幹線通勤になって週末しか乗らなくなったおかげで,すっかり元の面影がなくなってしまいましたですね。正直,リムダイナモのライト以外はママチャリらしさを失っていますし。というわけで,私のプレトレのママチャリ系クロスバイクアイデンティティはマグボーイのリムダイナモのライトだけだったのですが,このライトも4年目を迎え,途中で自分で塗り直したりもしたものの,そろそろ限界かなぁという気もしたので,祝2万キロ突破記念だ!というわけで,ライトを新しく,しかも電池式のライトに変えてしまえということで,いろいろと調べてみた結果,デザインといい,明るさといい,デザインといい,お値段といい,私に丁度良いのではないかということでAKSLENのダブルアイをアマゾンで買わせていただきましたです。レビューではあまり明るくないというコメントもありましたが,正直,夜に山の中を走るようなことはしませんし,どちらかというと夕方,まだ見えなくはないけれど自動車への注意喚起ということでフラッシングができれば十分ですし,仮に夜に走るとしても街中なので,大丈夫ではないかと。まぁ,この辺は走ってみないとなんとも言えませんけどね。というわけで,唯一残っていたママチャリ系パーツのリムダイナモのライトを取り外すと,これまでフロントの右側がう〜んママチャリという感じで,その他の部分とのミスマッチ感がありありだったのですが,取り外したらなんかフロント右側がすっきりしましたし,ライト用のステーが気になるかなぁと思っていたのですが,すぐ上にブレーキがあったりするので,さほど気にならない感じだったので,よかったのではないかと。明日は天気が良ければ多分,年内最後(次の週は大掃除やらなんやらで走りに行ける時間が取れるかどうか分からないので。)になると思うのでプレトレで走りに行きたいなぁと思っていますです。もちろん,手も足も完全冬使用でないと間違いなく復路で泣きたくなると思うので,完全冬使用で行きたいなぁと思ってしますです(実はこの間の日曜日はインナーグローブなしで走りに行ったのですが,復路ではやはり手が冷えた感が思いっきりあったので,やはりインナーグローブなしではもう無理だと思いますです。)。

 というわけで,そろそろ本題に入りたいと思うのですが,大沢誉志幸初期作品の最後として3作目の“CONFUSION”を紹介したいと思いますです。このアルバムは1984年にリリースされ,レコーディングは当時の流行であったニューヨークのパワーステーションで録音(その他,国内のアルファスタジオでも録音されていますが。)されています。化粧品のCMソングに起用され,大沢誉志幸知名度を高めた5曲目,そして,日清カップヌードルのCMソングに起用され,大ヒットを飛ばした2曲目を配した,ノリにノリまくったアルバムになってします。私は前作の“Scoop”を名作に上げましたが,このアルバムを上げる人も多いほど,完成度の高いアルバムになっています。1曲目とラストナンバーは大沢誉志幸が作詞ですが,それ以外は銀色夏生が作詞で,銀色夏生のセンスがさらにアップしているように思いますし,そういう意味では次作から銀色夏生を作詞から外したのは,銀色夏生の詩のイメージに曲が縛られてしまうのを大沢誉志幸が嫌ったのかもしれませんね。
 1曲目の“CONFUSION”という曲は,ドラムと大沢誉志幸の「CONFUSION!」というシャウトだけで始まる,ハードなナンバーなんですが,これまでアルバムではシャウトするイメージがなかった(というか,銀色夏生の詩はシャウトするには向かないような気がしますです。)大沢誉志幸ですが,この曲では気持ちいいぐらいシャウトしまくっていて,ロケンローラーな大沢誉志幸ここにあり!って感じを出してくれています。
 2曲目の“そして僕は,途方に暮れる”という曲は,私がグダグダ書くまでもない,大沢誉志幸最大のヒット曲ですよね。多分,この曲がヒットしたのはカップヌードルのCMソングに起用されたということもあるのだと思いますが,冬の風景を映す画面にヒンヤリとした,そして乾いた空気感を持ったこの曲が非常にマッチしていたからではないかと思います。基本,4分打ちのキックの音に乗って,大沢誉志幸がハスキーな声でクールに唄うのですが,Cメロの「あの頃の君の笑顔で,この部屋は満たされていく。窓を曇らせたのはなぜ。」のメロディーはどうしようもなく切ない歌詞なんですが,パァと目の前が開けていくような感じがする素晴らしいメロディラインだなぁと今更ながら思ったりもしました。
 3曲目の“雨のタップダンス”という曲は,打ち込みのバックで少しだけドラムのカウント音が入っているところがなんとなくカッコヨイと思えてしまう,少し抑えめのポップソングです。こういう曲だと銀色夏生の歌詞が光るなぁと思ってしまった曲で,特に「愛より先に行かないで。誰もかわりになれない。one on oneすれ違う,立ち止まる,振り返る。one on one出会いの君だけを頼りに。人の波に肩を押されて。」なんてフレーズは素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“FREE WAY まで泣くのはやめろ”という曲は,少しだけBメロらしきものはあるのですが,基本的にはシンプルなAメロだけで最後まで突っ走ってしまう曲なんですが,シンプルなドラムにウネウネを入ってくる打ち込み系の音が曲の振幅を出しているので,そんなに単調な感じには仕上がっていないところが,アレンジの妙だなぁと思ったりもしましたです。
 5曲目の“その気×××”という曲は,これは化粧品のCMソングに起用された曲ですが,全編にわたって弾かれるシャープなギターのカッティングとドラムのスネアの絶妙なタイミングが作り出すリズムがカッコヨイ曲です。というか「×××」で「ミステイク」と読ませるだなんて・・・と今ならば思ったりもしますが,当時はこういう表現が流行っていたよなぁと少し遠い目をして思ったりもしました。
 6曲目の“Living Inside”という曲は,イントロのギターの絡みだけでご飯が3杯いけるぐらい,シングルコイルのエレクトリックギターのパキパキとした音がカッコヨイ曲です。曲の方はギターのカッティングに合わせるかのように(ギターのカッティングが曲に合わせているのだとは思いますが,あまりにギターのカッティングが好みの音なもので・・・)少し抑え気味のファンクナンバーになっていて、ドカドカ踊るというよりもクールに体を揺らすという感じが似合う曲になっています
 7曲目の“彼女の向こう側”という曲は,シンセのリピートするキラキラしたフレーズに絡みつくユッタリとしたスラップベースがカッコヨイ曲で,この曲もサビのポップな部分がともかくとして,基本的には体をクールに揺らして踊りたい曲です。エンディングのサックスソロもカッコヨシです。
 8曲目の“ダーリン小指を立てないで”という曲は,イントロのドラムとベースとギターの作り出すリズムが,少し臭いを落としたファンク(多分,ここで臭うほどファンクにしてしまうと一般受けしないんだろうなぁと思います。)でオシャレな感じを醸し出しています。掴み所のない銀色夏生の歌詞に曲の雰囲気がピッタリ合っているなぁとシミジミ思ってしまいましたです。
 9曲目の“BROKEN HEART”という曲は,タイトルからも分かるとおりの曲なんですが,重ためなんですが,ここを安直にバラードにしないところが大沢誉志幸の素晴らしいところだなぁと思ってしまいましたです。というか,この微妙な感情をこう表現するか!という銀色夏生の歌詞に改めて驚愕してしまいましたです。「見上げる空は,苦笑いも吸い込むほど。」とか,「今度の雨は,ワイパーでもかわせやしない。」とか,どうしようもない終わった感を間接的な言葉で,胸にグイグイ迫る表現をしています。
 ラストナンバーの“ウーレイ”という曲は,エレクトロファンクな曲で,大沢誉志幸もシャウトしていますが,そういう意味では銀色夏生ではなく大沢誉志幸作詞だからこそなんでしょうかね。記号的な歌詞を吐き捨てるようにシャウトする大沢誉志幸のヴォーカルに,これまでとは違うノリが刻み込まれています。1曲目とラストナンバーがアルバムの中では異色な感じを受けたりもするのですが,大沢誉志幸としては多分,ゴリゴリのファンクやハードなロケンロールナンバー等,自分のルーツを出しつつ,それを打ち込み系の音と混ぜ合わせていくという作業が今後はしたかったのかなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,このアルバムがもう約30年前のものだなんてなんか驚きですよねぇ。今,こうやって聴いても古臭さとか色褪せた感じがしないどころか,新しい発見があったりもしますし。まぁ,昔,金がなくて買えなくて,いつの間にか廃盤になって買えなくなった人は,今ならまだ買えるので,さっさと買った方が幸せになれるのではないかと思いますです。というわけで,大沢誉志幸初期3部作がまた廃盤にならないうちに速やかに手に入れておくことをオススメしますです。

 ところで話は変わり,親知らずを抜いたら,親知らずと一緒に上あごの骨も取れてしまいました〜!とこの間から書いていますが,今日の午前中,1本だけ残していた糸を抜糸してもらいましたです。歯医者からは特に問題はありませんので,このまま様子をみましょうということで,来週か来年の頭に来院してほしいということでしたので,新年早々,歯医者に行くのもなんだしなぁというわけで,来週も歯医者に行くことにさせてもらいましたです。来週で11月から始まった歯医者通いも終わりになればいいなぁと思っていますがさて,どうなることやらという感じですかね。でも,日常生活には全く支障はなくなりましたし,支障どころか今まで物を食べるたびに歯と歯の間に物が詰まっていた感がいつもあって非常に嫌だったのですが,それが全くなくなったので本当,食後も爽やかな気分でございますよ。抜いた親知らずは物が詰まる関係でけっこう虫歯になっていたようなので,このままにしていたら多分,熱い物を食べては染み,冷たい物を食べては染みということになるしかないので,それが楽しい年末年始になっては目も当てられませんので,ギリギリというか,ベターなタイミングで治療できたのではないかと思っていますです。しかし,あと1本残っている親知らずが果たして10年後に出てくるかどうか少し不安ではありますが,まぁ出て来て不具合があれば抜けばいいやとしか思っていないフルカワでございました。