ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

TOWN AGE/相対性理論


 7月も終わりが近くなり,正に夏本番で毎日「暑いなぁ・・・」と思いつつ,家に帰って飲む,緑の缶のビールのようなものが非常に美味しいので,いいんです。で,ツール・ド・フランスも無事に全ステージをブルーレイでDVDに焼いたものの,まだ最終ステージまで見終わっていないというこのていたらく。まぁ,フルームが個人総合優勝したのは知っているんですけど,それでも見れば面白いですしね。しかし,今年のツールは優勝したフルームよりも個人的にはモビスターのキンタナ(クィンターナかもしれませんが,2ちゃんのようにキン○マではないのは間違いないですな。)が面白かったというか,よく頑張っていて,見ていて気持ち良いでしたですね。
 で,暑いけれど天気が良ければ問題なしというわけで,この間の日曜日は北方面峠越えコースを走ったのですが,やはり北方面コースは夏でも風が吹くのねぇ〜というわけで,往路は追い風だったので峠の登りもそこそこガシガシと走らさせてもらったのですが,復路は思いっきり向かい風で,心がバキバキに折れながら走らせてもらいましたです。あまりに向かい風が強すぎて,せっかくの楽しい峠の下りであんまりスピードが乗らなかったのも少し残念でしたです。苦しい峠を登った後の下りは本当,自転車乗りのご褒美みたいなもんだと自分では思っていますので。で,峠の登りだの向かい風だのとくればエンドバーを握りっぱなしになってしまうのですが,本当,リアルあさひ謹製のロックオングリップのロックオン部分の硬さで手が激しく痛くなってしまったでございます(エンドバーを握ると,エンドバーの先を握らない限り,ロックオン部分が手のどこかに当たってしまうため。)。次に走るときはロックオングリップからバーテープに変わっているからこんなことはないだろうと思いながら,家まで走らさせてもらいましたです。

 アーリー谷山浩子の紹介をと書いておきながら,なんか新譜が出ると寄り道ばかりしていますが,前回まではFree Sex Maniaの新譜関連を紹介させたいただいたところ,今回は相対性理論の新しいアルバム“TOWN AGE”を紹介させていただきます。Free Sex Maniaの次に相対性理論だなんて,振り幅が大きいんでないかい?という気もしないではないですが,私はそういう人間ですので,気にしないでください。相対性理論は知っていない人の方が少ないのではないかと思われますが,これまで“シフォン主義”,“ハイファイ新書”,“シンクロニシティーン”,“正しい相対性理論”を発表し,真部脩一と西浦謙助が脱退し,オリジナルメンバーとしてはやくしまるえつこと永井聖一だけになってしまった相対性理論なんですが,やくしまるえつこと真部楽器隊とも揶揄されていた相対性理論が果たしてどのようになってしまうのかという期待と不安を込めつつ,アマゾンでカートにインさせていただきましたです。
 1曲目の“上海an”という曲は,いきなりドラムから始まり,リコーダーがメロディーを流し、ポップなメロディ-やくしまるえつこが唄っているのですが,雰囲気としては“シフォン主義”のころの感じを今のメンバーで遣ってみたという感じです。荒っぽさというか,バンドっぽい音になっているのですが,とこどころ仕掛けがあったりします。歌詞も音に負けないくらいストレートな歌詞になっています。
 2曲目の“BATACO”という曲は,イントロのギターの質感が“ハイファイ新書”っぽいねぇと思いつつ,ミディアムテンポのポップナンバーになっていますし,歌詞もストレートで,この辺からアレレという感じに私はなってしまいましたです。少なくとも「真面目なだけじゃ,世の中渡っていけない。」みたいな歌詞を相対性理論が?という感じですかね。
 3曲目の“YOU & IDOL”という曲は,キーボードとやくしまるえつこの唄だけで始まるのですが,メロディーラインの感じは“アワーミュージック”かなぁと。この曲も歌詞がストレートですね。ストレートなんていう持って回った言い方はやめましょう。えぇ,普通の歌詞です,普通の。「あなたは来る,来ない」だの「夏のエンドロール」だのアイドルポップですか?という感じです。
 4曲目の“キッズ・ノーリターン”という曲は,少しダークなポップなナンバーなんですが,やくしまるえつこの吐息を交えた唄い方がなんかわざとらしくて耳に付いてしまうなぁと感じてしまいました。“さわやか会社員”のようにさりげなく吐息を入れてくれるとイイ感じなんですけどね。途中でラップっぽくなったりして,新機軸を打ち出しているのかなぁと思っていると「冒険少女」だの「発明キッド」だの既に使ってしまった言葉を再度挿入してくるのはなんだかなぁと感じてしまいましたです。
 5曲目の“辰巳探偵”という曲は,これも今までになかった感じの曲になっていますが,ドラムがちょっとバタバタしすぎでないかいという感じがしないでもないです。真部詞を意識して「子・丑・虎・卯・探偵さん」とか「ウマシカと書いてばかなあなたを」なんて歌詞もあったりしますが,もう少しひねりがあっても良いのではないかと思ってしまいましたです。
 6曲目の“救心”という曲は,シンプルな演奏のポップナンバーなんですが,「二人は出会って恋に落ちた。結婚しよう。」なんてどストレートな歌詞が相対性理論名義で聴くことができるなんて思っていませんでしたので,少しびっくりしてしまいましたです。まぁ,好みの問題なんでしょうけどね。
 7曲目の“ジョンQ”という曲は,これまでの相対性理論にはなかった感じの曲で,軽やかな演奏に軽やかに唄うやくしまるえつこという感じなんですけど,本当,サラっと最後まで聴けてしまう,逆に言うと引っかかるところがなくて聴き直してしまうことがないくらいサラっと流れて行ってしまう曲になっています。
 8曲目の“ほうき星”という曲は,シングルコイル系のノンエフェクトのギターのコードストロークをバックにやくしまるえつこが唄い始めるという,これまたこれまでの相対性理論にはなかった展開なんですが,ほんの少しこれまでの相対性理論の臭いがする曲になっています。ギターを中心としたシンプルな音につぶやくでもない,唄うでもない,中途半端なやくしまるえつこの唄い方が曲の雰囲気を作っています。
 9曲目の“帝都モダン”という曲は,これまたこれまでになかったアレンジなんですが,東京をテーマにした曲はこれまでもありましたが,捻りがなくストレートな歌詞なので,ストレートでポップな音に合っているのではないかとおもいます。ちなみに「お願いその目で見つめないで。心が折れちゃいそう。」っていう歌詞のメロディーはジッタリンジンの曲で聴いたことのあるメロディーだなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“たまたまニュータウン”という曲は,打ち込み系の音なんですが,“バーモンド・キス”の荘厳さとは違って,なんかやたらチープな音なんですが,狙っているのかなぁと思いつつも,歌詞も中途半端な狙っている感だし,なんかやくしまるえつこの唄が雑だなぁという感じもあって,私的にはなんだかなぁという感じのラストナンバーです。
 全体的な感想としては,次の相対性理論の新譜を買うことはないかな?って感じですかね。普通の女性ボーカルのポップバンドだと思えば,良いアルバムだと思いますけどね。えぇ,決して悪いアルバムではないと思います。ただ,真部脩一が構築した,偏執的なまでに作り込んだメンヘル一歩手前の不思議系少女に微妙に80年代テイストを混ぜ込んだ世界観にやられてしまった者としては,普通のポップな曲じゃあ満足できないんですよね。今回の音は進化といえば進化なんでしょうし,メンバーが替わったのだから音が変わってもしょうがないという言い方もできるとは思うのですが,私にとっては,あの世界観を唄うやくしまるえつこ相対性理論でしたので,あの世界観がなければ,あえて買ってまで聴く必要はあまりなくなってしまうんですよね。正直,メインヴォーカルが変わらなければ,そんなに変わることはないだろうという思いもあったのですが,メインコンポーザー兼プロデューサーである真部脩一の存在が本当に私にとっては大きかったんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 
 今回の書き出しネタでロックオングリップのロックオン部分が手に優しくないと書きましたが,アマゾンからバーテープが届いていましたので,今日はブログをアップする前にプレトレのハンドルバーにバーテープを巻かせていただきましたです。正直,ロックオングリップのゴム部分がべたついて素手で乗っていると嫌な感じでしたので,グリップを交換しようかなと思ってはいたのですが,バーエンドバーを外すのが(というよりも,取り付けた後のバーエンドバーの角度合わせが)面倒だなぁというわけで,見て見ぬ振りをしていたのですが,今回はそういう問題ではないので,まずバックミラーを外し,バーエンドバーを片方外し,ロックオングリップを外してから,再度,バーエンドバーを取り付け,反対側のバーエンドバーと角度を合わせ,次に反対側も同じように作業をし,バーエンドバーに貼っていたバーテープを剥がして,バーエンドバーからハンドルバーのデュアルコントロールレバーまでバーテープを巻いて,バックミラーを付けて,無事,完成しましたです。バーテープを巻くのが上手くないというか,元々大雑把な性格なので,左右が同じように巻けなかったのですが,まぁ,自分の自転車だし,いいやねというわけで気にしないことにします。どんな感じになったのか少し走ってみたのですが,正直な話,ロックオングリップのロックオン部分がどれだけ硬くて手に優しくなかったのかということがよく分かりましたです。もちろん,べたつきもありませんしね。それから,副次的な効果としては,バーエンドバーを外す必要がなくなったので,バーテープがダメになれば,サクっとバーテープを買って巻き直せば良いので,そういった意味では作業の面倒くささも少なくなったのではないかと思いますです。今日の段階では明日は天気が良くないのですが,良い方向に予報が変われば走りに行って,レビューも少し書きたいと思っていますが,さてどうなることやら。少なくとも写真は次回はアップしたいと思っていますけどね。