ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

正しい相対性理論/相対性理論


 前回,私の住んでいるところからビッグカメラがなくなるので,ポイントを使って地デジ化するか!?ということを書きましたが,何のことはなく無事に地デジ化させていただきましたです。液晶テレビソニーブラビアを昨年買ったので,繋げるなら同じメーカーの方が良いよなぁというわけで,ソニーのブルーレイを買いました。ポイントを全て使ったので,実質2万円で買えたのでホクホクでございます。で,持って帰ってこれまでのビデオデッキ(DVD付き)も込みで繋げたのですが。なんとうれしいことにハードディスクへのダビング機能があるじゃないですか(さすがにDVDはダビングできませんでしたけど。)。で,ハードディスクからDVD-Rに焼けるではありませんか。ということは,ビデオで持っているSOUL FLOWERの日清パワーステーションのライヴ映像をDVDに焼けるということなのね,イヤッホー!というわけで,早速,ハードディスクに取り込みましたです。DVD-Rを買ったら焼いてパソコンで楽しみましょうかね(というか,私にはチャンネル権がないので。)。しかし,やはり新しい機器というのは,本当,使いやすくなっていますよね。一番感動したのが,録画予約なんですけど,ビデオのときは子供らにとってはなんかよく分からない操作をしなければいけないみたいで,よく録画を頼まれていたのですが,ブルーレイは番組表から選択するだけで録画できるので,子供らが勝手に録画できるので,私がいちいち録画する必要がなくなりましたし,あと驚いたのが,番組の途中からでも番組表から録画予約するとそのまま録画できるんですね。ビデオのときは当然に開始時間を過ぎているので録画できなかったので,子供がそれをやっているのを見たときには録画できていないんじゃないかと思ったのですが,録画できていたので,本当に驚きましたです。あと使うことは多分ないと思うのですが,念のため2番組まで同時録画できるのにしたので,もし番組が競合しても大丈夫だなぁ(まぁ私はパソコンのワンセグチューナーで録画するからいいんですけどね。)。ハードディスクの容量も500GBの奴にしたので,500時間は録画可能なので,ビデオテープを買いに行く必要もないしね。500時間ならビデオテープにして約83本分ですが正直,私の家にはそんな数のビデオテープはありませんしね。まぁ,見ない番組は消しても良いし,保存するならDVD-Rに焼けば良いだけなので,それはそれでスペースを取らないし。しかし,今回,ブルーレイをテレビ台に組み込むとき,ビデオテープを引っ張り出さないといけなかったのですが,子供が小さいときに録画したビデオがほとんどだったので,もう見ないものについては捨てて,見るものについてはハードディスク経由でDVD-Rに焼いてしまえばかなりスペースを節約できるのでは?と思ったので,嫁さんに相談しながら(勝手にやって逆ギレされても困るので。),時間を見ながら作業に着手しても良いかなぁと思っていますです。

 さて,話を本題に戻して,今回は1か月遅れで発売された相対性理論の新譜“正しい相対性理論”を紹介したいと思いますです。既にネットとかでも書かれているとおり,今回のアルバムはオリジナル3曲とリミックス10曲という構成で,バンドとしての相対性理論を楽しむというよりも,やくしまるえつこの声とリミキサーのセンスを楽しむという感じでしょうかね。しかも,リミキサーが結構くせのある人ばかりなので,賛否両論分かれるところだと思いますが,個人的には結構楽しませてもらっていますです。
 1曲目の“Q/P”という曲は,今作中3曲の新曲の1曲目ですが,作詞作曲はTica-αことやくしまるえつこなんですが,浮遊感のある空間系のエフェクトをかけたギターは相変わらずの荘相対性理論なんですが,途中でラップっぽくなったりと,全体的にリズムが強くなっているのかなぁと思いつつ,やくしまるえつこのヴォイスや唄い方は相変わらずなので,その落差が面白いなぁと思ってしまいましたが,歌詞が比較的ストレートであのくだらない歌詞率が減っているのは少し残念な気がしましたです。
2曲目の“QJPCAM“という曲は,MatthewHerbertがリミックスをしているのですが,元ネタは“ペペロンチーノ・キャンディ”なんですが,いきなりテクノっぽい感じで始まったかと思えば,やくしまるえつこの「ペ」のヴォイスをサンプリングしてループさせてリズムを作っているのですが,こう来るかぁという感じで私的には楽しめました。後半のやくしまるえつこのヴォイスを重ねた音とペラペラなテクノな音ががっぷり4つに組んだ感じのところもなかなか面白かったですね。
 3曲目の“QGKGAO“という曲は,大友良英がリミックスをしているのですが,元ネタはスタジオヴォイスのおまけCDの“やくしまるえつこの朗読”なんですが,こうなるともう相対性理論では全くないのですが,だからと言ってバックトラックが面白いかというと,私には退屈な電子音等のリピートで,はっきり言ってこれはちょっとないだろうという感じですが,こういうのが好きな人にはいいんでしょうかね。
 4曲目の“QSMJAF“という曲は,Fenneszがリミックスをしているのですが,元ネタは“四角革命”なんですが,静かな感じのアレンジでやくしまるえつこのヴォイスを引き立てる感じですかね。サビのメロディーが結構リズムが強いので,静かな波のようなアレンジとのギャップが面白かったりします。その反面,曲の前半は淡々と唄っているので,静かな波のようなアレンジが非常に合っているんですけどね。個人的にはサビ以外はこのアレンジはアリだなぁと思ってしまいました(というよりやくしまるえつこのソロだったらアリだと思いましたです。)。
 5曲目の“QHPMAS“という曲は,SPANK HAPPY菊地成孔)がリミックスをしているのですが,元ネタは前半は“(愛は)百年戦争”なんですが,少しテンポを落として少しジャジーな感じのアレンジになっていますが,途中で菊地成孔が唄ったり,ハモったりと好き放題にやってくれていますが,相対性理論の曲は男性ヴォイスが絡むとなんかイイ感じになったりするんですよねぇ。そういう意味では本体の方でもっと真部脩一にシフォン主義のときのように絡んでほしいなぁなどと思ってしまいましたです。後半の元ネタは“マイハートハードピンチ”なんですが,ハングルのMCが入ることからも分かるとおり,いわゆるK-POPという奴ですか?とにかくそういう感じのペナペナの打ち込みの音なんですが,個人的にはこういう軽薄な流行物の音は好きでないので,まぁポップな曲でごちそうさまでしたということで。
 6曲目の“QMSMAS“という曲は,坂本龍一がリミックスをしているのですが,元ネタは“ミス・パラレルワールド”なんですが,淡々とフリーに坂本龍一が弾くアコピの上にやくしまるえつこのヴォイスが乗っているだけなんですが,これが凄いんです。結構サビのところなんかはリズムが強いメロディーなんですが,坂本龍一の弾くアコピが全く破綻していないんですよね。本当,最初からこういう曲でしたと言って聴かされたら,あかそうですかと言ってしまいそうな感じが素晴らしいです。
 7曲目の“Q&Q”という曲は,新曲の2曲目ですが,真部脩一が作詞作曲をしているのですが,ちょっと80年代アイドル歌謡(70年代か?)を彷彿とさせるポップな曲です。さすが真部脩一とうならせてくれる曲になっていますです。「なにせ照れ屋のおぼこさん」などという言葉がアイドル歌謡風ポップスの中でスパークしてしまうところは本当に,あぁ真部脩一と思わせていただきましたです。
 8曲目の“QSSGAB”という曲は,Buffalo Daughterがリミックスをしているのですが,元ネタは“元素紀行”なんですが,いきなり非常階段ばりのドラムとノイズギターで始まり,さて一体どうやって収拾させるのかなぁと思っていると,途中からうって変わってやくしまるえつこが朗読を始め,しかしいったいなんなんだよ「三角以外に興味はありません。」って。その後,バロックぽいチェンバロの音をバックに元素の名前ををひたすら繰り返すという,原曲を思いっきりレイプしまくっている(というか,やくしまるえつこのヴォイスを本当にパーツとして扱っている感)アレンジが逆に潔くてカッコヨシですなぁ。そして,最後はやはり壊れていくところも素晴らしいです。そして,やはり最後に「三角以外に興味はありません。」で終わるんですが,だからなんなんだよ?という置いてきぼり感も素晴らしいです。
 9曲目の“QVSCAA”という曲は,Arto Lindsayがリミックスをしているのですが,元ネタは“バーモンド・キッス”なんですが,途切れ途切れのノイジーなキーボードの音をバックにやくしまるえつこのヴォイスが乗っかるという感じで,途中からは謎の太鼓が延々と鳴らされたりと意味不明のバックトラックなんですが,“バーモンド・キッス”自体が淡々とした曲なので,これはこれでアリかなぁと思ってしまいました。
 10曲目の“QMCMAS”という曲は,鈴木慶一がリミックスをしているのですが,元ネタの基本は“ムーンライト銀河”なんですが,淡々とした打ち込みにハードなギターが乗っかったりしながら,途中で“シンデレラ”が入ったりしながら,ループしたドラムに乗って電話声にエフェクトされたヴォイスで“ムーンライト銀河”に戻り,最後は普通の声で唄われるのですが,曲の長さが10分程度なので,少し長いかなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“QLOTAS“という曲は,スチャダラパーがリミックスをしているのですが,元ネタは“テレ東”なんですが,思いっきり4分打ちのラップバージョンになっていて,ところどころ挟まれる男性ヴォイスのシャウトもカッコヨシです。途中で挟みこまれるスチャダラパーによるラップも曲の内容に合っていてカッコヨシです。これも,元ネタを知らなくて聞かされたら,こういう曲だと思ってしまうのではないかと思ってしまいましたです。
 12曲目の“QKMAC”という曲は,Corneliusがリミックスをしているのですが,元ネタは“ミス・パラレルワールド”なんですが,坂本龍一のアレンジとうって変わって,いかにも打ち込みな感じで,ふ〜んという感じでしょうか。私的には。歌詞に合わせて時報やブザーを鳴らしているのもなんか安易すぎるような気もしますし。ピッチシフターを使っているのか,ところどころ微妙にメロディーの音程を変えているのも,どうかなという感じですし。まぁ,私が元々Corneliusがあまり好きではないということもあるんでしょうけどね。
 ラストナンバーの“(1+1)”という曲は,新曲の3曲目ですが,作詞はTica-αことやくしまるえつこ,作曲は永井聖一なんですが,相対性理論にしては珍しくアコギをフィーチャーしたアレンジなのですが,こういうのもアリか?と思いつつ,どちらかと言えばやくしまるえつこソロの色が強いのかなぁと思ってしまいましたです。結構,さわやかな曲なので,ラストナンバーにはちょうど良いのではないかと思いましたです。
 しかし,相対性理論は年に1回程度しかアルバムを出さないので,今年はこれで終わりとなると辛いなぁという感じですが,そうは言ってもつまらない曲でアルバムを出してもらっても困るので,真部脩一が練りに練った曲が詰め込まれたフルアルバムが発売されるのを楽しみにしていましょうかね。

 ところで,前回のブログでゴールデンウィークの密かな目標としてサイコンの積算距離を9000キロ台にすることだと書きましたが,なんと5日のこどもの日に往復90キロほど走って帰る途中,突如としてサイコンが反応しなくなってしまいましたです。センサー部は特に変化がなかったので,本体か電池かケーブルが原因なんだと思いますが,電池だったら電池交換でリセットされるし,そもそも液晶の表示もそんなに薄くなっていないので,多分本体が逝ってしまったのか,ケーブルの断線だろうと思いますです。サイコンが動かなくなった時点での積算距離が8996キロなので,もう少しで9000キロだったのになぁという感じです。まぁこうなると新しいサイコンを買った方が早いかな。というか,今使っているサイコンはCat EyeのVelo 5という一番安い奴でタイヤサイズの入力がインチサイズでしかできない奴なので,これを機会にきちんとタイヤ周長が入力できる奴にしようかなぁ。そうすると走行距離も速度もきちんとした数字が出るしなぁ。せっかくデトネイターの28Cにしたことだし,その辺はきちんとしてもいいかも。というわけで,いろいろネットで調べて,自分の使い方ならCat EyeのVelo 8のUS EditionかMITY 8のどちらかかなぁと思いつつ,MITY 8なら積算距離の引き継ぎ(設定時の入力)ができるので,勤め先の近所のビックカメラにMITY 8があったら買おうかなというわけで,昨日,仕事帰りにビックカメラに寄ったところ,無事MITY 8があったので買ってしまいましたです。一番安いVelo 5から少しグレードアップしたので,どんな感じになるか非常に楽しみでございます。インプレについては,また今度書こうと思っていますです。