ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Traxx Disc 2/大沢誉志幸


 この間の三連休は,土曜日は扇風機の片付けを,日曜日は嫁さんのホムセン巡りのお伴をしたおかげで,最終日の月曜日は嫁さんから「明日は朝からでも,昼からでも好きなように走ってきたら?」といううれしい言葉がもらえたので,えぇ,午前10時スタートで6時間120キロライドをさせてもらいましたです。せっかく6時間,120キロは走れるということで,どこに走りに行こうかなぁと考えて,そういえば西方面海岸コースの島しょ部を走っていないなぁと思い,久しぶりに西方面海岸コース+島しょ部コースを走ることに決めましたです。午前10時に出発し,向かい風ながらも楽しく2時間走っていつものコンビニで休憩&燃料補給を。で,ここまでで思ったのは,チェーンを換えるのも結構効果があるんだなぁということで,途中のトンネルを抜けるのが危険なので,敢えてちょっとした峠を越えているのですが,これまでフロントインナーでないと少しきついなぁという坂がフロントミドルでそんなに苦もなく昇れてしまいました。プラシーボ効果かもしれませんが,プラシーボでも楽に峠が越えられればいいんです,本当。で,燃料補給なんですが,前回の160キロライドではおにぎり2個だと後半戦がバテバテだったので,おにぎり3個にしようかなぁと思っていたのですが,おにぎり弁当298円という奴があったので,それをうまうまと食べ,橋をを渡り島しょ部コースに入ったのですが,楽しいながらも大変でしたね。というのも,最近のご多分にもれず,相変わらず風がけっこう強かったのですが,島の海岸線は遮るものが何もないので,どうしようもなく逆風に身をさらされて,う〜ん,スピードが乗らないなぁって感じでした。しかも島があまり大きくないので,橋を3回渡ったのですが,橋は当然島でも高い位置にあるのですが,小さい島なので,フロントインナーリアーローでもきついなぁという坂がてんこ盛りで,しかも昇ったかと思うと,すぐ下り,下ったかと思うと,すぐ昇りという感じで,本当ヘトヘトになってしまいましたです。とはいえ,下りで1回フロントアウター・リアトップでチェーンを落としてしまいましたが,それ以外はシフトも全く問題なく走れたので,天気もそこそこでしたし,楽しかったと言えば楽しかったのかな。で,片道1時間島しょ部を走り,2時間走ったのでそろそろ補給だなと思っていたのですが,本当,ヘロヘロになってしまい,コンビニを発見し,カフェオレとアンパンで糖分補給だ!と思っていると,アンパンがないので,がっかりしていると,いわゆる薄皮アンパンのOEM商品があったので,それを買い,4個入り薄皮アンパンを食べながらカフェオレを飲み,糖分を補給して,復路の残り2時間を走らせてもらいましたが,薄皮アンパンOEM使用のおかげで120キロを無事走りきらせてもらいましたです。結構,汗をかいたような気がしたのですが,やはり夏ほどではなく(まぁ,家から持って出たVAAM1本以外は栄養補給時に麦茶とカフェオレを買っただけなので,そんなもんでしょう。),体重はそんなに落ちていないですね。でも,晩ご飯のときに飲んだビール(のようなもの)は十分,染み込みましたけどね。すっかり涼しくなりましたし,来年の夏まではまた1日200円で楽しく休日が過ごせるなんて,なんて安上がり(プレトレに突っ込んだ金のことは一切無視ですけど。)なんだろうと思いますね,本当。

 で,前置きのグダグダとした話はこの程度にして,今回は前回紹介した大沢誉志幸の“Traxx”のDisc 2を紹介したいと思います。Disc 2は私があまり大沢誉志幸を聴かなくなってからのシングル曲がセレクトされています。
 1曲目の“naive”という曲は1992年9月リリースの曲で前々回の“Y〜naive Collection”でも書きましたが,イントロのそこはかとなく流れるストリングスの美しさと浮遊感のあるシンセアレンジが絶妙なんですが,それにもまして大沢誉志幸の優しい声が胸に染みるスローな曲(でもバラードではないと思うんですけど。)です。基本的には別れのシチュエーションなんですが,「頬にこぼれたのは涙じゃなく,粉雪さ。」と強がる野郎の切ない歌詞が本当,オッサンの胸に響くなぁという感じでございます。
 2曲目の“虹を越えて”という曲は“naive”の両A面としてリリースされた曲で前々回の“Y〜naive Collection”でも書きましたが,イントロのゆったりとしたアコースティックギターのリフからして,私のツボにはまりまくった気持ちよさで,ゆったりとしたリズムで大沢誉志幸が優しく唄っているのですが,“naive”とは正反対の前向きなラヴソングで,両A面シングルというのも分かるなぁという感じの曲です。最初の「夜明けが染める街並みを君はじっと見つめてる。」という歌詞だけで,その風景が頭の中にザァっと拡がってくるのは,やはりこれまで生きてきた経験がそうさせてしまうのかなぁと,歳を取るのも悪くないんでないかい?と思ってしまいましたです。
 3曲目の“初恋”という曲は1993年5月リリースの曲で,初恋ってタイトルだと有名な村下孝蔵の同名曲だとか,私の好きな角松敏生の同名曲がありますが,さて大沢誉志幸はどんな感じかと思いきや,打ち込み系スローファンクな曲で,ふわふわとした音色のイントロのギターソロが初恋というイメージを醸し出しつつも,湿っぽくはなく,跳ねるビートの上で大沢誉志幸がユッタリと唄うのも悪くはないですね。曲の立ち位置的には角松敏生村下孝蔵の間くらいかなぁと勝手にカテゴライズしてしまいましたです。
 4曲目の“Angelic Baby”という曲は1993年10月リリースの曲で,イントロから重ためのドラムのリズムとブイブイ言わせているサックスがカッコヨイじゃありませんかと思っていると,唄が入る直前で少し雰囲気が変わり,ちょっと甘めのメロディーで大沢誉志幸が唄い始めるのですが,サビでロケンロール!という感じでドカンとR&B風味を出し,そのまま間奏のサックスソロに入るのですが,前半の大人しめの展開が後半の盛り上がり感を更に盛り上げていくところがカッコヨシです。
 5曲目の“涙のかわりに”という曲は1993年11月リリースの曲で,曲頭の口笛のような音から軽快に始まる,ポップなナンバーで,タイトルだけ読むとなスローなバラードなのかなぁと思ってしまうのですが,軽快なリズムでグイグイと引っ張りながら,振られた野郎の切ない独り相撲的な感情をこれまた軽快に唄ってくれていて,このタイトルで,この歌詞でこういう曲を当てるか!と思ってしまいましたです。「笑う顔も,細い指も,別の人に戻る君も。胸の中の秘密さえも,どんな君も愛しかった。」という歌詞の後でツインリードでギターソロが入るのですが,唯一ここが切ない気分にさせてくれるメロディーラインだったりするのですが,この切ないメロディーラインが絶妙に気持ちよかったりもします。
 6曲目の“1/2の神話”という曲は1994年7月リリースの曲で言わずと知れた中森明菜への提供曲なんですが,イントロのハードエッジなギターソロの音がカッコイイ!と思っているとゴリゴリのバンドサウンドに乗って,中森明菜とはひと味もふた味も違う大沢誉志幸のロケンロールな唄が炸裂しています。特にサビの「半分だけよ,大人のまね。」以下の部分はタメの聴いたバンドの音と相まってメチャカッコイイです。
 7曲目の“ガラス越しに消えた夏”という曲は1994年10月リリースの曲で,ゆったりとしたリズムにストリングスを中心としたアレンジがたまらなく美しいのですが,それに乗っかっているメロディーもいいんですよねぇ。歌詞も少し切ないところがこれまたいいです。特に「サヨナラを言えただけ君は大人だったね。」というフレーズは私的には非常に秀逸だなぁと思ってしまいましたです。また,間奏のゆったりとしたアコースティックギターのカッティングの作るリズムとその上で繰り広げられるストリングスのメロディーも,あぁ染みるなぁという感じでございます。
 8曲目の“愛する能力〜明日へ,未来へ〜”という曲は1995年6月リリースの曲で,なんか合唱曲のようなメロディーラインだなぁと思いつつ聴いていると,サビからドカンと盛り上げてくれるのですが,なんかこのメロディーは聴いたことがあるなぁと思っていると,歌詞カードを看てみれば某栄養ドリンクのCMソングだったようで,納得という感じですねぇ。
 9曲目の“甘い関係”という曲は1995年8月リリースの曲で,打ち込み系の軽快なグルーヴが非常に心地よい曲で,そのグルーヴの上で大沢誉志幸が少しハスキーな甘い声で唄っているのですが,これが歌詞の世界観と非常にマッチしていて,夜に一人で酒を飲みながらシミジミ聴くと,これまた染みるなぁという感じの曲に仕上がっています。「君は可愛いしょうがないヤツ。」だの「見違えるくらい髪を切って,きれいになったと言わせたいの?」とか私的にが何とも美味しい歌詞も,これまた染みる要素をアップさせています。途中で大沢誉志幸がまさかのラップを聴かせてくれるところには少し驚いてしまいましたが,そのころはそういう時代だったんでしょう。
 10曲目の“せつない時は僕がいる〜素晴らしい世界〜”という曲は1995年12月リリースの曲で,イントロのストリングスの音がバラード系の曲をイメージさせますが,イメージを壊すことなく,大沢誉志幸がちょっといい男的な歌詞を唄っているのですが,こういう台詞を言ってみたいもんだねぇとシミジミとオッサンは思うのでした。でも「争ったり,裏切ったり,人は弱いけど,恐れずに受け入れよう明日のために」なんていう深いねぇと思わせるような言葉もちゃんと入っていたりして,私の大嫌いなお子様向けガンバレソングのような底の浅さを感じないところがよいですねぇ。また,サビの「せつない時にはそばにおいで。痛みも見えない傷も包んであげよう。」なんて歌詞も大人だねぇと思ってしまいましたです。これも夜に一人で酒を飲みながら聴くと,本当,染みる曲だなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“キャンドルを消さないで”という曲は1996年11月リリースの曲で,元Cioccolataのかの香織とのデュエット曲なんですが,発売日とタイトルからも分かるとおり,クリスマスソングになっています。唄は先にかの香織が少し舌足らずな唄い方で唄うので,大沢誉志幸はどこなの?と思ってしまうのですが,かの香織大沢誉志幸が交互に唄う形だったのでホッとしました。途中でカノンっぽいメロディーでかの香織が少しコーラスを取るところがあるのですが,雰囲気出過ぎで思わず背中がゾクゾクしてしまいましたです。クリスマスソングなので,あと2か月して聴くと更にイイ感じかもしれないですね。
 12曲目の“Lovejenic”という曲は1997年2月リリースの曲で,モータウンなリズムでドラムとベースとギターのリズムがグイグイと突っ走り,その上を大沢誉志幸がこれまたポップにグイグイと唄っているのですが,思わず横ノリで踊ってしまいたくなってしまう曲に仕上がっています。「ラジオからのビルボード,夜明けまで踊ろう」なんて歌詞は本当,ラジオ世代でないと分からないよなぁと思いつつ,正にラジオ世代なフルカワとしてはえぇ,十二分に分かっていますよ。FMラジオで聴いた洋楽のポップソングを聴きながら,踊らせていただきましたもの。
 13曲目の“トパーズ”という曲は1998年3月リリースの曲で,打ち込みのリズムとギターの大きく刻んだリズムのアンサンブルが非常に気持ちよい曲です。歌詞の世界感としては,いったん別れたのだけど,また出会ってやり直しているっていう感じで,タイトルのトパーズって言葉は歌詞には出てこないのですが,「僕があげた,その指輪をはめてる君とてをつなげば,思い出せる,あの夜の夢」という歌詞から,その指輪がトパーズの指輪なんだろうと言うことで,それが「君のその指に僕がいるよ」というカッコエエ歌詞に反映しているということで,これも大人でないと唄えないよなぁと思ってしまいましたです。
 14曲目の“Summer Breeze〜心が還る場所〜”という曲は2002年9月リリースの曲で,大沢誉志幸の声にかけられたエフェクトも思いっきりレゲエだなぁと思っていると,バックの音も思いっきり打ち込み系レゲエで,大沢誉志幸がレゲエ?と思いつつ,裏打ちのリズムにチープなオルガンの音に大沢誉志幸のハスキーで少し甘い声が非常にマッチしていて,これもアリだと思わせていただきましたです。
 ラストナンバーの“夏の終わりの午後”という曲は2005年10月リリースの曲で,打ち込みのクールでシンプルなリズムパターンが私的には非常に気持ちよく,そのリズムの音を前面に出して,コード系の楽器は本当にバッキングに徹しているので,大沢誉志幸の唄が非常に際立っていて,シングルベスト盤なのに,なんか2枚組オリジナルアルバムのラストナンバー的な音になっていて,「これってシングルベスト盤だったよなぁ?」と聴きながら思ってしまうぐらい,ラストナンバーに相応しい曲になっています。
 しかし,こうやってDisc 1から通して聴いてみると,1983年から2005年の12年間でバックで鳴っている音は変わったものの,大沢誉志幸の唄は全く変わりがなくて,そういう意味ではヴォーカリストは強いなぁと思ったのと,大沢誉志幸は曲は書くけれど歌詞はほとんど書いていないので,そういう意味ではメッセージ性が高くない反面,普遍性があるのではないかと思っています。初期と違ってシャウト感はなくなっていますが,それにあまりあるあの少しハスキーで甘い声が堪能できるDisc 2は個人的には,仕事から帰って,家の片付けなんかを終わらせて,一人で酒を飲みながら聴くのに最適というか,本当,染みるなぁという感じでございます。まぁ,デビューから売れるまでをリアルタイムで見てきた世代であることもあるんでしょうけどね。

 しかし,本当,暑い暑いと言っている間にあっという間に朝夕は涼しくなって,今日も半袖Tシャツ1枚だと窓を開けたら少し肌寒いかな?という感じですので,自転車に乗らないときは,そろそろ長袖Tシャツでもいいんでないかいと思えるようになってしましたです。というか,もう10月中旬なんだから,そろそろ半袖Tシャツ1枚は季節感がなさ過ぎるかなぁというわけで,ブログをアップしたら,近所のユニクロにでも行って,好みのデザインの長袖Tシャツがあれば1枚買おうかなぁと思っていますです。春に1枚買い足したものの,ドライ系の無地Tシャツだったので,それは自転車用にシフトするということで,普段着のできればボーダーの長袖Tシャツがあればなぁと思っていますが,まぁユニクロになければ,ユニクロ自体がイオンの中に入っているので,イオンの方でも探してみるかなぁと。時期的には長袖Tシャツが処分セール時期ではないはずなので,そこそこデザインとか選べるのではないかと思っているのですが,さてどうなることやら。まぁ,どっちにしても本日の予算は2000円以下なので,それ以上のものを買うつもりはないんですけどね。あぁ相変わらずの貧乏性。