ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

コメットさんにも華がある/川原泉


 前回,フロントタイヤに亀裂のようなものが入っているので,リアルあさひに相談したと書きましたが,木曜日には電話で連絡があり,タイヤを交換ということでした。で,昨日は午後から休暇を取って,少し早めに家に帰って,リアルあさひにイソイソと自転車を持って行き,フロントタイヤを交換してもらいました。その間に店内を見ていると,プレトレは残り1台となっていましたので,プレトレはやはり廃盤のようで,プレトレの替わりにディアリオに変わっていくんだろうなぁと思いながら,もしプレトレでなく,ディアリオに乗っていたら,ここまで弄ってないかもしれないなぁと思ってしまいましたです。格好は似たようなものなんですが,ブレーキはVブレーキでないし,スプロケは6速だし,純正のプレトレがママチャリ系クロスバイクだとしたら,ディアリオはシティバイクなんですよねぇ。というか,多分,あまり弄りようがないというか,プレトレのように弄ったらなんとかなるのでないかいという気にならない自転車だなぁと。しかし,その分,さっさと見切って,TREKに行っているかもしれないんですけど。まぁ,今の私とすれば,ここまで手塩に掛けたプレトレを降りるなんて考えられず,ここまできたら自称“国内最速のプレトレ”ということで,フレームが逝ってしまうまで乗りたいなぁと思っています。で,タイヤ交換が終わり,リアルあさひの店員さんの話では,メーカーさんからは,こういうケースは初めてですけど,強度には問題はありませんということでした,でも,気持ちが良くないので交換ということになったそうです。まぁなんにせよ,こちらとしては無償で交換してもらえれば良いので。タイヤ交換の工賃も無料でしたし。で,この時点で午後6時,嫁さんには午後8時くらいに帰ると言っていたので,2時間流すかぁというわけで,2時間程,ポダリングをさせていただきました。まぁ,仕事から帰ってそのままなので,ネクタイ,スラックス,背中にはデイバッグとゴイゴイ飛ばすようなカッコではないので,ボチボチ走らせてもらいましたが,でもやっぱり自転車に乗ると気持ちよいなぁと思ってしまいましたです。特にこの間は日曜日に乗れなかったので,その分を取り戻させていただいたという感じでしょうか。で,走っているうちに河川沿いの自動車が入って来れない直線道路まで来てしまったので,これは久しぶりにハイスピードアタックをしろということなのか?というわけで,ネクタイ,スラックス,デイバッグなのにもかかわらず,ハイスピードアタックに挑戦しました。たしか,フロント1枚のときは38キロぐらいだと思いますが,今回は,仕事帰りのこんな格好にもかかわらず42キロをマークさせていただきました。やはり,フロント3段化は違うね!と思ってしまいましたです。こんなことをやっているから,帰り道で右のふくらはぎがつってしまったのは,自業自得としか言いようがないのですが,まぁ楽しかったからいいやということで。
 それから,駐輪場の隣のボロボロのGIANT ROCKのバーエンドラバーへの対抗策としてマジックテープを巻き付けていましたが,やはり,マジックテープでは限界があることが判明しましたので,どうしようかなぁと思いつつ,得意の百均に行ってみると,化学ぞうきん2枚組というのがあったので,それをトップチューブに巻いて,マジックテープで止めることにしましたが,結果的には非常に良いです。というのも,屋根はあるとはいえ,やはり屋外の駐輪場なので,砂埃だとかついてしまうのですが,これまでは掃除するときや,ちょっと拭いておこうとあえてウエスを家から持って降りたときでないと,プレトレの汚れを拭き取ってあげることができませんでしたが,トップチューブに巻き付けてあることで,いつでも気がついたときにプレトレのちょっとした汚れを取ってあげることがでいるので,非常に良いです。まぁ自転車を止めている時には格好良くはないのですが,GIANT ROCKのグリップエンドのゴムがトップチューブにこびりつくのに比べれば全然問題なしでございます。

 で,今回は私の大好きな漫画家なんですが,遅筆すぎてなかなか単行本が買えない川原泉の最新作,“コメットさんにも華がある”をご紹介したいと思います。川原泉白泉社系の少女(なのか?)漫画家なんですけど,私が出会ったのは,なぜかサブカル系雑誌だったころの宝島に“甲子園の空に笑え”という単行本が紹介されていて,要は体育会系のノリではなく,運が良いというだけで甲子園の決勝戦まで行くという,反体育会系マンガということで,自称反体育会系の私としては面白そうだなぁということで(そのころの私は,マンガなら三流エロ劇画から少女マンガまでをモットーにしていましたので。),買って読んでみたところ,これが本当に面白いのよ。普通の少女マンガのように「○○くんのことが好き!」だの「どうして私に振り向いてくれないの?」的な愛だの恋だのというノリではなく,なんていうか人として生きていくことと恋愛を絡めながら,浅いようで深いストーリー(確か“笑う哲学者”という異名があったような気もする。),そして,時として,思いっきり人間としてダメっぷりをさらけ出すキャラクターに親近感を感じたりして,なんだかんだでブレーメン?という作品以外は全部持っていたりするんだけどね。前作,“レナード現象には理由がある”と同じく,共学のエリート校である私立彰英高校を舞台に,恋愛を絡めながらも,あんまり恋愛恋愛していないサラッとしたストーリーで,高校生の姿を借りながら,生きにくい人間がそれなりに普通に生きていく様を描いています。
 1話目の“その理屈には無理がある”という話は,主人公の1年生の女子生徒と2年生の生徒会長をしている男子生徒を中心としつつ,女子生徒が友人の魔性の少年と言われる男子生徒から学生服を借りることになったことから,男子生徒は,女子生徒を男子生徒と勘違いしたまま仲良くなり,なんとなく女子生徒に恋心を抱くのですが,自分はホモではないわけで,ということであんまり書いているとネタバレになってしまうので,この辺でやめますが,なんかいい話なんですよね,設定はどう考えても普通ではないんですけど。
 2話目の“その科白には嘘がある”という話は,3年生の霊感バリバリ女子生徒と高校のOBの大学院生を中心としつつ,女子生徒の部屋に住んでいる自縛霊と,大学院生の守護霊を含めた,その他霊の皆様の話で,淡々と女子生徒と大学院生が晩ご飯を食べているだけなんですけど,なんとなく話は進んでいき,えぇっと,これ以上書くとネタバレになるので,この辺で。
 3話目の“グレシャムには罠がある”という話は,3年生の貧乏な女子生徒と,お金持ちの男子生徒を中心とした話で,男子生徒から部下になるよう命じられた女子生徒が,最初はプライドから断っていたにもかかわらず,空きっ腹の目の前に松坂牛のステーキを差し出され食べてしまったばっかりに部下にならざるを得なくなり,なぜか部下のはずなのに・・・とこれ以上書いてしまうとネタバレしてしまうので,この辺で。
 最終話の“コメットさんにも華がある”という話は,3年生の俳優もやっている男子生徒と同じクラスの感情表現が上手くできない女子生徒を中心にした話なんですが,感情表現がうまくできないことで男子生徒との関係が最悪になってしまうのですが,その後なんやかやで持ち直して・・・とこれ以上書くとまたもやネタバレになるので,この辺で。
 しかし,どの話も,これから恋愛関係に入っていくのかなぁというところで終わってしまっているのですが,そこに行くまでの感情の流れの描き方というか,どのキャラクターも1癖も2癖もあるのですが,そのキャラクターの心の動き方が,あぁ川原泉だなぁという感じで,非常に満足させていただきましたです。まぁ,オジサンも若い頃はどちらかというと変な人の部類でしたので(今も変な人の部類であることには変わりないのですが。),変な人たち(というよりも,どうしても普通の人というか,一般的な人になれない人たち)が生き生きと生きて,きちんと恋愛もできる川原泉作品は本当に素晴らしいと思います。というか,大体少女マンガで始まっても,何年か経つとレディコミ系の漫画家になったりする人が多い中,30年近く一貫してマイノリティな人間を中心としたマンガを描き続けているのは凄いことだと思いますです。ぜひ,川原泉にはこのままの路線でずっと書き続けてほしいなぁと思っていますです。ここ2週は音楽ネタが枯渇していましたが,音楽ネタも仕入れが完了しましたので,次回からはまた音楽ネタで行きたいと思っていますです。でも,そろそろ自転車のパーツ関係のインプレも書かないとなぁと思っていますので,明日,走りに行くことができれば,次回は自転車のパーツ系のインプレで行きたいなぁと思っていますです。

 話は変わって,私が住んでいる地方都市もやっと長かった梅雨を脱したらしく,明日もどうやら天気が良いようです。やっと夏本番かぁというわけで,ユニクロでインナー用のドライデオドラントTシャツが安くなっていたので,そろそろ買い換え時かなぁということでユニクロで物色していると,最近はドライスポーツっていうのも出ているのね,ということで,これまた2年ぐらい着ているグレーの普通のドライメッシュTシャツから切り替えようかしらというわけで,オレンジ色の奴を2枚買ってしまいました。で,そうなると,日常使いや自転車に乗っているときに吐いているスニーカーも良いのがあれば買い換えるか(というか,先の方は擦れて色が剥げているし,表面もひび割れてきているので,どっちにしてもそろそろ限界だったので。)というわけで,ユニクロで買い物をした後,靴屋で靴を物色していると,ドライTシャツの色に合わせたかのようなオレンジ色で防水かつ透湿のHEADのスニーカーが3000円で売っていたので,これは買いだなというわけで,サクっと買わせていただきましたです。明日からはちょっと派手目の色でプレトレに乗らせていただきますというか,少し派手で,自動車からよく見える色でないとね。それに,そろそろ黒い靴は暑いけど,昨年買ったメッシュの靴を履くのは少し早いような気もしているので,明日はHEADの靴とドライスポーツのデビュー戦といきましょうかねと思っているフルカワでございまいした。