ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

EARLY WORKS 1981→1985/THE SLUDGE


 昨日まで3日間出張していましたです。鉄道がない地域への出張だったので高速バスで行ったのですが,はっきり言って疲れました。行きはまだすいていたので,隣の席が空席だったので,狭いながらもまだなんとか我慢ができたのですが,帰りは隣の席も人が座っていたので,身動きを取ることすらできずに4時間近くバスに乗るっていうのは拷問以外の何者でもないですね。しかも,手すりがゴムのような素材でできていたため,非常に滑りが悪かったのですが,その手すりにズボンのポケットが引っかかっているのに気づかずにそのまま座ったため,ズボンは破れてしまうし,多分,バスの中で名刺入れを落とした(としか考えられないのですが)のですが,バス会社に電話したところ,そんなものはないですっていう対応をされてしまうし。名刺はどうせパソコンで印刷した奴なのでまた印刷すればいいのですが,名刺入れはお気に入りで7年近く使っていたアルミ製の奴なので,それがなくなったのは辛いなぁと思っています。バス会社からやっぱりありましたっていう連絡が入るかもしれないので,とりあえずは100均で適当な名刺入れを買って,それで間に合わすことにしましょうかね。本当に出てこなかったら,また東急ハンズで探してみましょうかね。それとも100均で適当に買った物でもういいやってなってしまうのかなぁ。まぁ,そんなに名刺を使う仕事をしていないのが幸いなんですけどね。

 などとグダグダと書き進めながら,今回はいぬん堂でTHE SLUDGEの初期音源集のCD-Rが売られていたので,これ幸いにとゲットして,紹介したいと思いますです。以前からいぬん堂掲示板では名前が出ていたTHE SLUDGEなんですが,東京方面での活動がメインなので音を聴くことがなかったのですが,なんか伝説のバンドっぽい扱いも一部ではされているようなので,80年代のアンダーグランドな日本のロケンロールに目がない私としては,とりあえず聞いておくしかないと思い,買いましたが,さすがいぬん堂,私にとってはずしてくれたことはないですね。というわけで,早速,曲の紹介などを。
 1曲目から3曲目はライヴハウス出演依頼時の1981年のデモテープということですが,それらしい音になっています。
 1曲目の“赤いルールブック”はちょっとポップなイントロにびっくりしつつ,唄が始まるとなんだか初期リザードを思い出してしまうような声で,これまたびっくりしましたです。ヴォーカルの人の名前は菅原というのですが,リザードのモモヨの本名も菅原なので,菅原という名前の人はこういう声になってしまうのかなぁとちょっと妄想してしまいましたです。
 2曲目の“夜光少年”はイントロの沈み込むようなギターのアルペジオからちょっとダークなベースラインもいいよね!と思いつつ,1曲目とはちょっと声が違うんでないかいという感じもしながら,曲によって声を使い分けているのかなぁと思いつつ,サークル部屋のカセット録音のせいか,ヴォーカルがモコモコしていて何を言っているのかあまり聞き取れないのが残念でございます。しかし,曲の雰囲気ははっきり言って好みでございます。
 3曲目の“I Can Tell You”はイントロのギターとベースの掛け合いから,もう大好きな雰囲気でございます。言葉の投げつけ加減に少しフリクションを感じてみたりもしますが,やはりフリクションとは異なり,もう少しストレートなロケンロールとなっています。この曲も歌詞を読んでみたいなぁと思ってしまいましたが,CD-R作品なので,そこまで求めるのは辛いでしょうね。
 4曲目から7曲目までは,1984年に発表された1枚目のシングルの箱男からの曲なんですが,音がやはりサークル部屋一発録りよりも良いので,聞きやすいものもありますが,どう聞いてもスタジオ一発録音のようなものもあります。
 4曲目の“箱男”はイントロのシンセの音から,デモテープとは違う感が漂っていて,シンプルなリズムに乗って「オイラはオイラは箱男,いつも箱の中」と唄われているのですが,特にストーリーがあるわけではないのですが,その雰囲気,ノイジーなギターソロとどれをとってもカッコヨイです。
 5曲目の“夜光少年”はデモにも入っていたのですが,ヴォーカルもはっきり聞こえるので,歌詞を聴きながら聴いていると,そうかぁ曲を更に速くするとE.D.P.Sっぽいなぁと思ってもみたりしました。
 6曲目の“恋するギャルソン”はハルミという謎の女性がメインヴォーカルを取る,なんかよく分からない曲なんですど,なんか初期リザードの匂いがするメロディーラインだなぁと思ってしまいました。ひょっとしたら違うのかもしれないのですが,なんか私にとっては聞き覚えのあるメロディーラインです(音はちょっと悪いですけどね。)。
 7曲目は,THE SLUDGEでは有名な曲と言われている(私はもちろん初めて聴きますけど。)“工事現場で見つかった死体”なんですが,シンプルなドラムにベースが絡み,そして,ギターとシンセが絡んでいきながら加速していくというロケンロールバンドとしては王道なアレンジなんですが,それに「工事現場で見つかった死体」っていきなりシュールな歌詞が乗っけられると,これはたまりませんですねぇ。残念なのはもう少し音が良ければなぁと思いますが,1984年なのでまぁこんなもんでしょうか。
 8曲目から10曲目までは2枚目でありかつ最後の音源となった1984年のafter the sludgeからなんですが,ここからは音も良いので非常に楽しんで聴くことができますです。
 8曲目の“工事現場でまた見つかった死体”はイントロのエフェクトのかかりまくったカッコイイギターで始まり,リズムボックスのタイトなリズムに沈み込むようなベースライン,浮遊しているギターと更にパワーアップしています。「おじさんも喜んでいるよ,おばさんも喜んでいるよ。工事現場で見つかった死体,工事現場のギャルソンの死体」とここで初めて,工事現場で見つかった死体がギャルソンの死体であることが分かりました(最後は管理人の死体になってしまうんですけどね。)。というか,音がともかくカッコイイです。特にギターの音が初めてはっきり聞こえ,どんなフレーズを弾いているのかが分かるので,これまでよく分からなかったギターフレーズが非常によく分かりましたです。
 9曲目の“窓辺のアルルカン”はイントロのギターカッティングのカッコヨサだけで心を持って行かれてしまいましたです。そこにリズムマシンとベースが絡みつくとイイですねぇ,ロケンロールでございますよ。サビのメロディーラインやぶった切りのようなエンディングもカッコイイです。
 10曲目の“La Vie〜生”は徐々にフェイドインしながら始まる曲で,なんかエコー・アンド・バニーメンのような感じの曲ですね。もしかしたら狙っているのかもしれませんけど。終わりのシャウトは何を言っているのかよく分からないのですが,多分,タイトルとは関係ないことを言っているのだと思います。というか,全く,このタイトルを想起させる言葉が歌詞にないんですけど。それはそれで素晴らしいことだとは思いますです。
 11曲目と12曲目は未発表の1985年のスタジオ録音なんですけど,これまた音が良いので,聴きやすいです。
 11曲目の“The Brain Kept A Rollin'”はまた音というかメロディーラインの作風が変わっていて,なんか独自の世界にたどり着いてしまったのではないかと思います。はっきり言って,この路線でアルバムを作ることができていれば,また違う流れができたかもしれないと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Red Cross”は力強さを感じさせるナンバーなんですが,Red Crossというタイトルなんですが,Red Armyって唄っているので,連合赤軍日本赤軍を意識しているのだろうと思いますです。というか,1981年に大学生ということは多分,私よりも少し年上だと思うので,連合赤軍とか日本赤軍に何か思うところはあるのではないか?と思ってしまいましたが,「シンパシー岡本公三」と最後にシャウトしているので間違いないですね。

 しかし,20年の時を経て,THE SLUDGEも復活したようで,これから新しい音源が聴けることを楽しみにしていますです。

 さて,話は変わって,月曜日にプレトレの新しいライトのマグボーイが届きましたです。水曜日から出張だったのでどうしようかと思ったのですが,火曜日に職場にマグボーイと工具と軍手を持って行き,駐輪場の蛍光灯の灯りの下でシコシコと取り替え作業をしましたです。その間,何人かの人に交換作業を見られてしまい,何やってんの?と聴かれましたが,笑ってごまかさせてもらいましたです。間違いなく変な人だと思われたことでしょう。取り替えた感想ですけど,カッコイイ,軽い,明るいの三拍子が揃っていまして,何も言うことはありません。特に明るさに関しては,かなり光が遠くまで届くことと,横のオレンジのLEDが側面からの危険防止になるでしょうし,あと本当に驚いたのが,乗っているときと,押しているときでほとんど明るさが変わらないので,子供を塾に迎えに行って,一緒に歩いて帰るときも安心でございますですよ。
 さらに話は変わるのですが,昨日,出張から帰って,家に持って帰りたくない荷物を職場へ置いて,さて,2日振りに自転車で帰ろうかということでプレトレのペダルを踏み込んだところ,ガシャーンという音とともにペダルが動かなくなったので,どうしたことやらと駐輪場の蛍光灯の灯りで見てみると,チェーンが外れていました。グリップシフトは4のまま(停止時はいつも4にしているので。)なので,だれかがディレイラーをいたずらしたのかなと思いつつ,チェーンを引っ張り上げて(こういうとき,変速付きは楽ですよね。)直しましたが,手がオイルでドロドロになってしまったので,仕方なく,また職場に戻り,トイレでトイレの液体石けんを使って一所懸命手を洗ってから,帰りました。職場の駐輪場なので,弄られたりはしないだろうと思っていましたが,やはりだれが何をするか分からないので,1日以上起きっぱなしにはしないようにしないといけないなぁと思いましたです。