ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

たんぽぽサラダ/谷山浩子


 今週もアマゾンからコケシドールのCDが届かなかった。
 いったいどうなってるんだ!と思いつつ,今週は谷山浩子のアルバムを紹介したいと思います。

 谷山浩子はデビューは古いものの,あまり売れることもなく,地味な活動をずっと続けていたのですが,週間ヤングジャンプで連載していた「ネコじゃないモン!」という漫画での宣伝(この漫画のこともいつか取り上げたいと思っています。)やオールナイトニッポン木曜第二部のレギュラーを経て,発表された本作は,今までの谷山浩子像を変える(根本では変わっていないのですが,バックの音や歌い方がかなりポップになった。)もので,(谷山浩子からすれば)かなり売れたのではないかと思います。

 このアルバムに入っている全10曲はラブソングあり,谷山浩子お得意のワケノワカラナイ歌(人によってはメルヘンというらしいが,私にはよくわからない。)ありで,谷山浩子の歌というテーマ以外ははっきり言って1曲1曲を聞くと混沌とした感じもするのですが,アルバムを通して聞くと,なんとなくまとまりがある素敵な(本当かよ?)アルバムです。
 というよりも,谷山浩子の歌は「聞いていると歌の絵が見える」ものが多く,したがって,多分,私の頭の中には,アルバムの1曲ごとの絵が絵日記のように切り替わり,アルバム1枚を通して聞くことによって,違和感を感じなかったのではないかと思います。

 で,このアルバムのおすすめの曲ですが,私としては,最後の曲の「地上の星座」しかないと思います。なんか似たような曲が最近大ヒットしましたが,この曲が発表されたのは,1983年ですので,誤解のないように。この曲は夜景(というよりも真夜中の住宅地等の風景の方がぴったりきますが・・・)を基に作っていると思うのですが,「ここであって,ここでないもの」,「日常の中の非日常」的な歌が,曲,アレンジとともに心に染みます。私は今も,日の暮れかかった川土手でぼーっとしながら,この歌を口ずさんでいます。

 ちなみにこの曲は,このアルバムのバージョンもいいのですが,その後,ピアノの弾き語り及びキーボードだけで構成された「眠れない夜のために」というアルバムにも収録されており,そのバージョンも大変,素晴らしいです。

 最近はNHK教育の幼児向け番組等にも曲を提供しているようですが,元々童謡っぽいところもあった(幼稚という意味ではなく,童謡のグロテスクなところとか。)ので,違和感はないですね。
 それ以外の最近の音は聞いていないのですが,そのうち機会があれば・・・とは思っています。