ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ベストセレクション/谷山浩子


 先週の金曜日から少し遅めの夏休みに入らせてもらいましたが,毎日,猛暑だっていうのにプレトレでゼイハア言いながら走っていました。とはいえ,毎年,そうなんですけど,午前中はいろいろと普段できない雑務を片付けつつなので,午後半日走っているのですが,その午後半日がどうしようもなく暑いんですよね。で,雑務のうちの一つに大型ゴミの処分があるのですが,今年はとうとうこれまで手を付けていなかった楽器類の処分をすることにしましたです。正直,30年以上前に買った2万円のアコースティックギターやチューニングの不安定なミニギターや弾く当てのないベースとかは処分してしまえ(子供が楽器をやれば一緒にやろうかと思っていましたが,そんなことは今後ないことが明白なので。)というわけで,弾かない楽器類や小型アンプ等をサクっと処分することにしましたです。その結果,私の手元にはオベーションのエレアコテレキャスターのコピーモデルのエレクトリックギターの各1本しかなくなりましたが,基本,オベーションのエレアコがあれば足りると思いますし,もし,結婚式の披露宴に呼ばれるようなことがあって,ギターを弾いて何か唄うような機会があれば,ミニギターを買うのではなくて,オベーション用のソフトケースを買おうかなぁと思っていますです。で,引っ越しの時から段ボール箱に入れっぱなしになっていたシールド類も10年以上前のシールドなんて使い物になるわけないじゃないということで,不燃物のゴミの日にサクっと出してしまいましょうということで,これまで段ボール箱を置いていたスペースがスッキリと空いたので,そこにはレンタル倉庫に入れっぱなしにしていた,文庫本とかCDケースが収納できるボックスを空いたスペースに入れ,今後もブログネタで増えることはあっても減ることはないCD類を当分片付けられるだけのスペースは確保できましたです。
 で,プレトレの方ですが,金曜日に北方面峠コースを皮切りに,日曜日から木曜日まで3コースをローテーションで走って,目標の累計走行距離500キロを越えましたです。体が煮え煮えになってきついなぁとか,5日目になるとさすがに尻が痛いなぁとかいろいろありましたが,無事に今年も目標距離を達成できたので,まぁ良かったのではないかと。暑い上に向かい風で体力を消耗しまくり、辛かったときもありましたが,グローブのせいでまだらに焼けたこの手が勲章さ!というわけで,自己満足なんですけどね,いいんです,それで。しかし,木曜日の復路では残り15キロというところで久しぶりにパンクしてしまったのですが,手慣れたもんで,サクサクとチューブ交換をして,CO2ボンベの使い方も失敗することもなかったので,この日は晩ご飯を作るように嫁さんから言われていたのですが,帰ってシャワーを浴びて,洗濯をして,一息入れてから晩ご飯を作れる時間に帰ることができましたです。やはり大切ですよね,経験(というか,各種の失敗)は。
 で,昨日は500キロ走った結果を踏まえて人間ドックを受診したのですが,血液検査で腫瘍マーカーの数値が少し高かったことを除けば全く問題なしでした。ちなみに前日までに自転車で500キロ走ったことを診断医に話したところ,その影響はあるかもしれませんねぇとのことでした(オマケにトレーニングもいいですけど,ほどほどにしてくださいとも言われてしまった・・)。が,念のため2,3か月後にもう1回血液検査を受けておいてくださいとのことでしたので,涼しくなってから受けに行くことにしようと思っていますです。ついでに,今年は大腸内視鏡検査の再検査指示がなかったのでラッキーと思っていたのですが,2,3年に1回は受けて下さいねと言われてしまいましたです。う〜ん,大腸内視鏡検査は辛いのであんまり受けたくないんですけど,これもまぁ,歳ですから仕方ないですかね。で,人間ドックも無事終わり,お昼ご飯を食べに行き,当然のように生ビールで祝杯をあげたのですが,胃カメラを飲んだ後のビールはうまいぜ!と思いつつ,家に帰る前につまみをコンビニで買って,買い置きしておいた缶酎ハイを飲んで,鎮静剤の効果もあってか夕方までグッスリ昼寝をさせていただきましたです。で,夕方から職場の若い子たちがバンドのライヴを演るので見に来てくださいと言われていたので,イソイソと新幹線に乗って職場の近くのライヴハウスへ行き,始まる前にライヴハウスで何か少し食べようかと思っていたのですが,乾き物程度しかないようなので,仕方なく(そうか?)ビールとかバーボンを飲みつつ,ライヴを楽しませてもらいましたです。で,終わって家に帰ったら午後10時過ぎでしたので,これはもう晩飯は食べられないなぁというわけで,スーパーでつまみだけ買って帰って,いつものようにアルコールを注入してから寝たのですが,よく考えるとこの日は1食しかまともに食事をしていないではありませんか。まぁ,いいやこういう日があってもというわけで,今日は朝からきちんと食べて,普段の生活にシフトして,来週からの社会復帰へ向けてGO!というわけで。
 最近は新譜を入手していない(というか,うつみようこGROUPのアルバムが20日発売だったのですが,アマゾンの発送が遅れているため,まだ手に入ってないんですよね。)ので,今回もアーリー谷山浩子シリーズということで,今回は1983年11月に発売された谷山浩子初のベストアルバムなのに,いろいろといわくつきのアルバム“ベストセレクション”を紹介したいと思いますです。というか,このアルバムは元々は“谷山浩子”という身も蓋もないタイトルで発売されたのですが,発売された理由というのが,前作”たんぽぽサラダ”が結構売れて,“風になれ−みどりのために−”が某エーザイのサクロンという胃薬のコマソンに抜擢されるなど,風向きが良くなったと判断したレコード会社がシングルのSide Aコレクションという形で発表したもので,谷山浩子の意向は関係なく発売されたため,オフィシャルサイトのディスコグラフィーにも載っていないという非常に不遇なアルバムとなっています。ただ,基本的に谷山浩子のシングルなんて1983年当時で既に入手はほぼ不可能でしたので,そういう意味では谷山浩子本人の思惑はどうあれ,ファンからすればありがたい企画だったんですけどね。
 1曲目の“お早うございますの帽子屋さん”という曲は1975年2月発売のシングルで,こうやって各年代のシングルを続けて聴くと声が若いねぇという感じですが,でも個人的にはつかみどころのない歌詞が谷山浩子たしいなぁと思ってしまう名曲ですよね。どうして「だからお早うございますの帽子屋さん」なのかは谷山浩子にしか分からない世界観なんだろうなぁと,今聴いてもシミジミ思ってしまいましたです。
 2曲目の“河のほとりに”という曲は1977年3月発売のシングルで,これもいいですねぇ,大好きな曲です。曲自体についてはアルバム“ねこの森には帰れない”でコメントしていますので,更に書くことはないのですが,このシミジミとした切なさがいいなぁと。ん,シングルバージョンの方がヴォーカルのボリュームがアルバムバージョンよりも大きくなっているかな?という気がしますが,谷山浩子の澄んだ声が良く聞こえるこちらのミックスの方が好みですねぇ。
 3曲目の“窓”という曲は1977年10月発売のシングルで,曲自体についてはアルバム“鏡の中のあなたへ”でコメントしていますので,更に書くことはないのですが,こうやって初期シングル3曲を続けて聴くと,アコースティックピアノの音(多分,谷山浩子が弾いているのだと思いますけど。)を中心にした,しっとりとしたアレンジだよねぇと思いつつ,でも曲にしても,詩にしてもあんまりフォーキーではないというか,既に谷山浩子の唄としかいいようがないのが素晴らしいと思いましたです。
 4曲目の“忘れられた部屋で”という曲は1978年9月発売のシングルで,この曲も“鏡の中のあなたへ”でコメントしていますので,更に書くことはないのですが,エレキギターの泣きのフレーズがあぁ70年代という感じで,私的には好きな曲でございます。でも,もう少しポップでないと売れないんじゃないのと思いつつ,きちんと1年に1枚はシングルをリリースしたキャニオンレコードは偉い!と思ってしまいました。
 5曲目の“あやつり人形”という曲は1979年2月発売のシングルで,アルバム“ここは春の国”に入っていますが,後に発売されたアルバムバージョンよりも少し軽めのアレンジで,ワルツのリズムが強調されていて,ゆったりと踊る感じが曲のタイトルに合っているなぁと思ってしまいました。そういう意味では少しシングルを意識したアレンジになっているのかなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“風を追いかけて”という曲は1979年9月発売のシングルで,アルバム“夢半球”に入っていた曲で,これはタイミング的に先行シングルカットという感じで,アルバムバージョンのままとなっていますが,アコースティックピアノの音は少し後退し,前半のストリングス中心の音と,サビのバンド中心の音との落差が気持ち良いなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“カントリーガール”という曲は1980年3月発売のシングルで,当時は谷山浩子というとこの曲という人も多かったなぁという,結構ヒットしたのかな?という感じの曲ですが,シングルでは3番までしか入っていないので,非常に哀しい唄なんですけど,実は4番があってハッピーエンドで終わるのですが,それはまた別のアルバムに収録されているので,そのときに。このシングルではアコースティックピアノアコースティックギターの絡みが非常に美しい曲で,谷山浩子が唄う田舎の少女のイメージとピッタリ合っていますし,しかも曲が若干ポップなので,やっとここにきてシングルらしい曲が出せるじゃないか谷山浩子と思ってしまいましたです。でも,主人公の女の娘はたった7日で男に捨てられてしまうという,とんでもなくひどい唄なんですけどね。
 8曲目の夕暮れの街角で”という曲は1980年9月発売のシングルで,イントロのシンセの音からして切ないんですけど,谷山浩子が得意とする横恋慕系ラヴソングではなく,比較的ストレートなラヴソングになっています。シンプルなメロディーの繰り返しの曲なんですけど,谷山浩子の訴えかけるような唄い方のせいでこっちにグイグイと迫ってくる感じがする曲になっています。
 9曲目の“ごめんね”という曲は1981年3月発売のシングルで,谷山浩子にしては珍しい男性目線の歌詞なんですが,やっぱりお得意の横恋慕系ラヴソングで,男性目線で歌詞を書いている分だけ主人公の男の子のひどさというか自分勝手さが際立っているというか。「夜が明ければ,きみはひとりだ。さよならは言わないよ,そのままお休み。」だの「きみはひとりで生きてい行けると,信じてもいいよね。信じて帰るよ。」だの私の目から見てもこんなひどい男は困るなぁというか,なんでこんな困った男に付き合うかなぁと言うか,はっきりとは書いていないけど,不倫の唄ですよね,はっきり言って。それをこんな爽やかに唄われると,困るなぁと思ったりもして(なんか,困ったという言葉が非常に多いのですが,正直な感想なので,ご勘弁を。)。
 10曲目の”てんぷら☆さんらいず”という曲は1982年4月発売のシングルで,アルバム“時の少女”のアルバムバージョンよりもこちらのシングルバージョンの方が大好きな曲です。イントロのギターのリフにフクロウのようなキーボード,ボサノヴァっぽいアコースティックギターのカッティング,ポップなメロディーに訳の分からない歌詞とここから谷山浩子のイメージが変わったのではないかと思うのですが,とにかくアレンジも含め,全てが整っている曲だと思いますです。
 11曲目の”サーカス”という曲は1982年10月発売のシングルで,9曲目の“ごめんね”を女性目線で唄った曲なんですけど,アレンジがポップでシングルリリースを意識しているなぁという感じですが「ごめんねと言って帰った。ごめんねと言ってあなた。人の気持ちもしらないで,やさしい人が待っていると。」という歌詞を呼んでいると、切ないなぁというか,どうしてこういう辛い恋ばかり選択するのですか?と思ってしまいましたです。
 12曲目の”たんぽぽ”という曲は1983年3月発売のシングルで,アルバム“たんぽぽサラダ”の先行シングルなんですが,アルバムとは全く関係のない曲になっているところが素晴らしいと思います。メロディーラインや歌詞の感じはみんなの歌系なんですけど,ポップで哀しくない歌詞,というかたんぽぽを擬人化している歌詞なので,本当,サラッと安心して聴ける曲になっています。
 ラストナンバーの“風になれ−みどりのために−”という曲は1983年9月発売のシングルで,谷山浩子の声とコーラスだけで始まり,そして鼓のようなパーカションにアクセントとして入るドラムとベースという,本当,谷山浩子の唄を中心にしたスカスカなアレンジなんですけど,逆にそれが曲の透明感を高めていて,この曲を名曲にしていますです。間奏のストリングス系のキーボードソロも素晴らしいの一言です。しかし,やはり圧巻なのは,最初から唄われる「空にうつれ,水にひびけ,空気に染まれ,みどり。静かな腕に力をこめて,たたけ風のドラム。」というこの曲のテーマとも言える言葉ではないかと思いますです。
 しかし,こうやってデビューから表舞台に踊り出すまでの8年間のシングルを通して聴くと,時代の音っていうのもあるとは思うんですけど,谷山浩子色は変わることなく,ポップにそしてある意味パワフルになっていっているのが素晴らしいなぁと感じました。初期の内向的な少女から,ワケガワカラナイものも含め,外部に対して何らかのメッセージを発信するようになっていったからこそ,80年代当初のブレイク(というほどではないかもしれませんが,谷山浩子ファンにとってはブレイクだったのだろうと思いますです。)があったのではないかと思っていますです。
 
 話は変わり,岡村靖幸の,むこうみずでいじらしくてツアーのライヴDVDが発売されるということで,サクっと公式サイトから予約させてもらったのですが,なんとこのツアーで発表された新曲が,6年ぶりのシングルとして発売されることになったそうです。タイトルは“ビバナミダ”で,作詞は岡村ちゃんノーナ・リーヴス西寺郷太,作曲,全ての演奏及びプロデュースは岡村ちゃんということで非常に楽しみなんですが,カップリングの“ヘルシーメルシー“という曲は,作詞作曲編曲&プロデュース,全て岡村ちゃんという完全な新曲らしいので,非常に楽しみにしています。で,もちろんですが,サクッとアマゾンで予約購入させてもらいましたです。
 ところで,私の住んでいる地方都市は昨日の夜から雨が降っていて,どうも明日の夕方まで降水確率が50パーセントを切ることがないようです。これは,走りすぎて疲れた体(と尻)をいたわって,来週からの通常営業に備えなさいということなのかなぁと思いつつ,プレトレのリアタイヤのチューブが非常用チューブなので,チューブを新しい奴に交換しておかないといけないし,できれば500キロ(各種移動もプレトレがメインでしたので,そういったのも含めると500キロは超えていますし。)走ったので,チェーンのオイルを塗り直したり,掃除もしたいので,夕方までには少し雨が上がって,作業できる時間ができればいいなぁと思っていますです。そういえば,非常用チューブもここ何回が頑張ってもらいましたので,非常用チューブも交換しようかなぁというわけで,ベランダにパンクしたチューブとポンプを持ち込んで,ベランダのシンクで確認したら,やはり1か所穴が空いているのが確認できましたので,パッチで修理させてもらいましたです。ここ何回か活躍してもらった非常用チューブはこれでお役御免にして,次からはこの新しい非常用チューブを持ち歩くことにしましょうかね。しかし,チューブ交換のときには異物がないような気がしたのですが,やはりもう1回きちんと異物がタイヤに刺さっていないか確認してからチューブ交換しないとね。で,プレトレのプチ・ドレスアップについてですが,写真をアップするほどの改造でもないしなぁと思っていたのですが,パーツ交換してみると思っていたよりも(個人的には)印象が変わったので,天気の良かった日に写真を撮ったのでアップさせてもらいますです。自己満足ですよ,えぇ。


 横から見た感じです。あんまり変わっていませんが,サドルに入っているラインがX-1 FLOWの特徴になっていますです。


 前から見た感じです。そんなに変わった感じはないですが,フロントのクイックレリースのレバーが赤くなりました。


 後ろから見た感じもそんなに変わった感じはないですが,いいんです、自己満足ですから。


 フロントのハブ部分のアップです。赤いレバーがなんかワンメイクのパーツみたいでカッコヨイです。


 リアのハブ部分のアップです。フレームの色と被っているので,そんなに目立たないけど,そんなことは気にしないのさ!