前々回,日本一の3ピース・ロックバンドはTHE GROOVERSだと書いたので,今回はTHE GROOVERSのアルバムを取り上げたいと思います。
さて,私がTHE GROOVERSと出会ったのは,まだこのバンドが4人編成でやっていたときで(そのときも格好良かったですが。),その後,ボーカルの西村茂樹が脱退し,いったいどうなるのかと思っていたら,アルバムでは時々ボーカルをとっていた藤井一彦がボーカル兼ギターで復活するという,涙なくしては語れないバンドです(それも遙か昔の話になってしまいましたが・・・)。
で,これまでに6枚のオリジナルアルバムと1枚のベスト盤(なお,初版限定でライブCDがオマケでついていた。)を出しているTHE GROOVERSですが,何を紹介するか悩んだ結果,やっぱり事務所とメジャーレーベルを離れ,ファンをさんざんヤキモキさせた上で発売された最新アルバム(と言っても,昨年リリースですが。)のSEZNAを紹介することにしました。
このアルバムは,発売時のインタビューで各メンバーが語っていたとおり,「やりたいことしかやっていない。俺達はこれしかできない」という思いがガンガン伝わってきます。
また,これまで藤井一彦のメインギターはフェンダーリードⅡでしたが,今回,グレッチに持ち替え,どんな音になっているのか,ライブに行けない地方ファンとしても気になっていました。
いや〜これが,いいんだ。3曲目のミスター・デザイアにしても,5曲目のHOT ROD ADDICTにしても,グレッチの似合う,ロカビリーっぽいご機嫌なRock'nRollをぶちかましてくれています。
また,名曲「日が暮れていく」に匹敵する,9曲目の遙かなるも,シミジミ良い曲だし,本当に個人的には捨て曲なしのアルバムです。
4月には広島県福山市でライブをやるので,ぜひ行きたいと思っているのですが,土曜日の夜なので,多分,嫁さんが許してくれそうにないので,涙を飲んであきらめることになるでしょう。
もし,行く人がいれば,思いっきり楽しんできてください・・・