ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

夜想曲/森田童子


 日々バタバタしている間にふと気がつくと6月になってしまいましたが,6月になったからといって何か変わるわけでなく,ボチボチやっています。とはいえ,とりあえず助かっているのは,平日は雨が降ったりしていますが,今週も週末は雨が振らないことでしょうか。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は天気も晴れということで,パナモリに乗って北方面峠コースを走りに行きました。往路はいい感じの追い風でしたので,河川敷を気持ちよく走らせてもらい,若干,上り気味の道をひとまずフロントアウターで走り,峠に到着しましたです。峠の上りなので追い風はあまり関係ないよなぁと思いながら,フロントをインナーに入れて粛々と走っていると,反対車線を気持ちよさそうに峠を下ってくるロードが。お互い挨拶しながら,楽しい下りをイメージしながら峠を上りきり,そこからは若干下り目の道を気持ちよく走らせてもらい,かつてコンビニがあったところまで到着したので,そこでUターンし,休憩ポイントのコンビニまで走らせてもらいましたです。休憩地点のコンビニに到着したので,この日はアンパンが食べたいよねということで,パンの棚へ行ってみると,パンの棚にパンが少なく,これはまいったなと思いながら薄皮ミニパンシリーズのところを見てみると,薄皮ミニパンシリーズのところにアンパンを無事に発見しましたので,これこれ!ということで,アンパンと紙パックのカフェオレを買って補給して,復路を走らせてもらいましたです。往路が少し追い風なら復路は少し向かい風ということで,少し上り担っている道を粛々と走り,峠の下りに到着したので,自動車が後ろから来ていないことを確認し,峠を下らせてもらいましたです。少し向かい風のはずですが,風向きとの関係でいい感じで山が風の邪魔をしているのか,風の抵抗をあまり感じることなく,楽しく峠を下らせてもらいましたです。とはいえ,峠を下っている途中で,何か不自然い足の長い犬のような動物がいるなぁと思っていると,なんと鹿でした。う~んさすが山の中だなぁと思ってしまいましたが,鹿とぶつかるようなことがなくて,それはそれで良かったのではないかと思ったり。峠を下り,市街地を若干走ると河川敷に入るのですが,さすが遮るもののない河川敷,向かい風が思いっきり堪えるなぁと思いつつも,復路の終盤なので無理をしても仕方ないので,ボチボチ走らせてもらいましたです。しかし,緊急事態宣言で外出自粛が出ているというのに,パナモリでこうやって走っている自分を含め,河川敷では少年野球をしていたり,ミニサッカーをやっていたりで,皆さん,いろいろと楽しんでいるじゃないですかという感じで,少し罪悪感が減りましたです。河川敷ではクロスバイクに乗った学生を追い抜いたところ,ムキになって追いかけてきましたが,途中で諦めたようでした。向かい風でなければ追いつけたかもしれませんが,思いっきりアプライドな姿勢のクロスバイクだと向かい風は堪えただろうなと思いながら自宅まで自分のペースで走らせてもらいましたです。
 月曜日からは仕事で,日々ジタバタとしている間にあっという間に週末になってしまいました。今日はいつものとおりゆっくり目に起きてから朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから買い物に行ってきました。買い物から帰ってさて一息つこうかと思いながら買ってきたものをエコバックから出していると,詰替え用の風呂用洗剤の詰替え用に違和感を感じたので,これは?と思ってよく見てみると,新型コロナウイルスの関係からかアルコール成分が配合されているという表示が。今使っているのは,もちろんアルコール成分が配合されていないものなので,仕方がないので交換してもらおうということで,再度,ドラッグストアに行き,間違って買ったものの返金処理をして,同じ値段のアルコール成分が配合されていないものを買わせてもらいましたです。というか,メーカーも同じようなデザインのパッケージに単にアルコール成分入と書いてあるだけでなく,もう少し全体として別物だと分かるデザインにしてくれるとありがたいなと思いましたです。お昼ごはんを食べた後は,午前中,少しバタバタしたこともあって疲れたのか,少し眠たくなったので,少し昼寝をしてからブログネタを打っています。
 今日は雨は振らないまでも終日曇り空ですが,明日の天気は予報では晴れ昼前まで時々くもりで午後の降水確率が0%,最高気温が26度なので,明日もパナモリで走りに行けるなぁと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も森田童子を紹介しますということで,1982年11月にリリースされた“夜想曲”を紹介したいと思います。このアルバムがリリースされたとき,その頃よく聴いていたNHK-FMのニューサウンドスペシャルに出演し,あまり聴いたことのなかった森田童子の“ぼくは16角形”とかを「これは何なんだ?」と思いながら聴いたことを思い出してしまいました。
 1曲目の“蒸留反応”という曲は,森田童子とは思えない爽やかなキーボードの音で始まり,これはひょっとするとポップな森田童子なのか?と思っていると,ピアノと風のS.Eだけをバックに森田童子が唄い出し,アレっ?と思っていると,これまで森田童子の音であまり聴くことのなかったドラムとベースがしっかりと入っているではないですか。これまでアコースティックギターやピアノの隙間から聴こえてくるのが森田童子の唄だったのですが,ここに来ていわゆる当時の「ニューミュージック」化か?と思ってしまいましたが,あくまでも森田童子の唄う唄の内容はあくまでも「ぼく」と「きみ」の関係性の中のことなんですが,ことさらに盛り上げようとするドラムには,ちょっと違うかなぁと思ってもみたり。とはいえ,森田童子が望んでいるのかどうかは別にして新しいやり方を目指そうとしていることは感じ取れます。
 2曲目の“寂しい猫”という曲は,ピアノで静かに始まり,そこに入ってくるアコーディオンとベースとドラムがいい感じで鳴っています。ドラムとベースは入っているのですが,そんなに自己主張が強いリズムではないので,そんなに違和感はありません。森田童子の唄もドラムがリズムをきっちりキープしていることもあり,フワフワした感じではなく,タイトに唄っている感じです。個人的には風鈴のような効果音は要らないんだけどなという感じです。森田童子の唄は言葉を伝えるというよりも,バンドサウンドの中の1つの楽器みたいな感じであまり歌詞が届いて来ないなぁと思ってしまいました。
 3曲目の“ぼくは16角形”という曲は,アコースティックギターのフィンガリングにシンセのピュンピュンした音が入っているという一体なんなのこの音?という感じで始まり,森田童子の唄が始まるとアコースティックギターとドラムだけになり,サビからはまたシンセの音が入るという不思議な曲ですが,1コーラス目が終わると,思いっきりパワフルなバンドサウンドになり,こうなると,つい「これ,別に唄っているの森田童子でなくてもいいんじゃない?」と思ったりもしますが,「ぼくは寂しい勉強部屋で青いインクの血を吐く。ぼくは斜めにねじれて逆さに宙吊りだ。」なんて歌詞を唄えるのはやはり森田童子しかいないよなぁと思ってしまいました。なお,なぜ16角形なのかは歌詞からは明らかにはされていませんが,多分,「斜めにねじれて逆さに宙吊り」の状態が16角形なのではないかと。
 4曲目の“麗子像”という曲は,ピアノで静かに始まり,淡々と森田童子が唄い出すと,これぞ森田童子という感じの曲に仕上がっています。途中から入ってくるフィドル森田童子の唄を邪魔することなく,センチメンタルな気分を静かに盛り上げてくれます。やっぱり,こういう音の隙間から森田童子の唄が聴こえてくるという感じのアレンジがいいねぇと思ってしまいました。最後は死を想像させる歌詞も森田童子らしいなぁと思ってしまいました。
 5曲目の“サナトリウム”という曲は,ピアノとアコースティックギターで始まり,そこにフィドルが絡むという森田童子王道のパターンなのですが,やはりこれがいいという感じでしょうか。無理にドラムとかベースとかシンセとか入れる必要はないんじゃない?と思っていたら,森田童子の唄が始まるとベースがハイハットが入ってきて,どうしてベースとハイハットを入れるんだよ!と思ってしまいました。正直,ロックやパンクでないのだから,森田童子に音圧なんて求めてないんですよね。森田童子の唄はというと,なんか森田童子の言葉がベースやハイハットにかき消されている感じです。最後の語りもベースやハイハットに負けないように力んでいるような感じですかね。とはいえ,“サナトリウム”というタイトルや,最後の「もうすぐぼくの左の肺の中に真っ赤な花が咲くはずです。」なんて言葉は森田童子らしいなぁと思ってしまいました。
 6曲目の“船がくるぞ”という曲は,バンドサウンドに甘めのエレクトリックギターのソロでこれは一体何事?と思ってしまいました。森田童子の唄うメロディーラインも少しポップな感じを目指しているみたいで,これはねぇ,誰得なの?って思ってしまいました。新機軸と言えば,新機軸なんでしょうけど,ちょっとねぇ,これはねぇ。しかも各コーラスの初めに「ねぇ,きみ」と唄いかけているのですが,井上陽水の「桜三月散歩道」のようなポップさがあるのですが,何となく「これじゃない!」感を思いっきり感じてしまいました。本当,バックの音は普通にあの時代のいわゆる「ニューミュージック」な音になっています。
 7曲目の“孤立無援の唄”という曲は,ベースにブルースハープにエレクトリック・ギターにベースというブルースな感じの音なのですが,森田童子の唄う唄にブルーズっぽさなんて毛頭なくて,ミスマッチ感満載な感じです。こんな音にする必要があったのかなぁと思いながら,森田童子の唄っている唄は相変わらずの森田童子の言葉なのですが,それがバックの音とマッチしていないなぁと思ってしまいました。死んでしまいそうな森田童子の言葉に力強い音は要らないんだなと正直思ってしまいました。これが森田童子のバックでなければ,問題はないと思うんですけどね。あと,「でんぐり返って地獄固めだね。」とか「ぼくは空を飛べない年老いたスーパーマンみたい。」とか,こんな言葉を森田童子に選んでほしくないなぁという言葉もあったり,森田童子テイストが薄いなぁと思ってしまいました。
 8曲目の“哀悼夜曲”という曲は,静かにピアノで始まり,いい感じだねぇと思っていると,ピアノの音の隙間から森田童子の唄が聴こえてくる感じなのですが,普段よりも高い音で唄っていることもあり,少し感じが違うなぁという感じです。どちらかというとクラシックの声楽的な唄い方をしているのですが,そういう意味ではタイトルである“哀悼夜曲”に合っているという感じですが,クラシックの声楽的な唄い方をしているので,言葉というよりも楽器の一部としての声みたいな聴き方になってしまい,言葉がスッと入ってこない感じがしました。
 ラストナンバーの“ラスト・ワルツ”という曲は,1年前にリリースしたアルバムのラストナンバーの再録ですが,ピアノで始まるイントロはほぼ同じで,前作と違うところ言えばドラムの音が前に出ているくらいかなぁという感じでしょうか。そういう意味ではどうして,このアルバムのラストナンバーにこの曲を再録したのかがちょっと分からないなぁという感じでしょうか。なお,前作ではいったん終わった後,スクラッチノイズにまみれた音が再度流れますが,その部分は省略されています。
 1982年ということで時代はいわゆる「ニューミュージック」の時代であったことは間違いないのですが,あえて森田童子がこんな音にする必要があったのかは正直疑問ですが,そういう時代だったんだと言われれば,そうだったのかもしれません。とはいえ,森田童子の唄や唄っている内容からすると,ドラムとベースがリズムをきちんと刻む,パワフルで前向きな音はやはり合わないのではないか?というのが個人的な正直な感想でしょうか。

 冒頭で,緊急事態宣言で外出自粛要請が出ているのに,パナモリで走っていることに少し罪悪感を感じると書きましたが,でも,よく考えてみると,プロ野球なんかは観客を減らしているとはいえ,観客を入れて試合をしているわけで。そんな状況で外出を半分に減らせと言われてもなぁというのも正直な思いだったりもします。まぁ,ワクチン接種も進んでいるようですし,重症化する世代である高齢者に対するワクチン接種が終了すれば,新型コロナウイルスもそんなに気にしなくてもよいのではないのあかなぁと思ったり。そもそも新型コロナウイルスって結局は風邪で,ただ,肺炎等,重症化しやすい(ただの風邪でも重症化すれば肺炎になりますしね。)だけなので,重症化しやすい世代のワクチン接種が終われば,そんなに問題ないのでは?と思ってもみたり。そうすると,今年の夏はビアガーデンで美味しいビールが飲めるかなぁ・・・なんて思ってみたり。
 別に外食がしたいというわけではないですし,1年以上一人でパソコンでTverを見ながら一杯(現実には2杯ですが。)やっていますが,これはこれでいいんですけど,やはりたまにはみんなでワイワイ話をしながら飲みたいななんて思ったりもするのですが,今はそのみんなでワイワイ話をすることが飛沫感染の大きな原因(飲食をしているときに一切黙っているというのも難しいと思いますし,マスクをしながら酒を飲むのもなんだかなぁという感じですしね。)なので,自粛するのは仕方ないのかなぁと思っています。下手に感染したりすると,今の状況では無症状でも自宅隔離状態になってしまうので,パナモリにも乗れなくなってしまいますからね。