ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

万歳ハイウェイ/オサム&守村大


 今回は,マンガの話をしたいと思います。
 このマンガは,週間モーニングで連載されていたマンガで,ストーリー的には,バイク屋の五郎さんのバイクと女の話で,だから何なのと言われると困るのですが,高校を卒業した後,ヒマさえあれば,バイクに乗っているか,音楽やっているかの私にとっては人生を変えたと言ってもいいマンガでした。

 実は私がバイクに乗り始めた当時は,レーサーレプリカ全盛時で,レーサーレプリカに乗ってない奴は,変わった奴だと言われていた時代でした。私は,HONDAのハンターカブ(CT-110)に乗りたくて,やっと探し当てて,購入し,さんざん乗り回した後,YAMAHAのSR400に乗り換えたという,当時マイノリティの部類のバイク乗りでした。もちろん,マンガも”バリバリ伝説”が大流行だったのですが,自分的には「ただひたすらどこまでもバイクで行く」っていうのが大好きで乗っていたので,かなり違和感を感じていました。

 で,このマンガ,“万歳ハイウェイ”に出会ったのですが,このマンガはほとんどレーサーレプリカは出てくることなく,旧車(私がデザイン的に大好きな60〜70年代製のバイク)やSRとかでしたので,同じ趣味の人もいるんだ!とうれしくなってしまいました。
 まぁ,バイクの話もアレですが,主人公の五郎さんの生き方もすごく好きで,女好きでスケベなところとか,何にも縛られることなく(バイク屋を経営しているけど,それは店員のサブちゃんに任せっきりで,自分は好きなことをやり放題)生きている姿は,自分もこうありたい(サラリーマンであっても自由な生き方はできるはず。)と思っていました。
 五郎さんの生き方は一言で言えば”思い切りマジメにフマジメな生き方”ということ(作中でも「フマジメマジメな五郎さんだぜぇ〜」という発言はよくあったように思う。)になると思うんだけど,それは今も自分の中で大事にしていますし,周りに迷惑を掛けない程度にやっていきたいと思っています。しかも,あんまり,このマンガが好きだったので,“万歳ハイウェイ”という曲も作って,ライブで演っていたなぁ・・・

 実際,このマンガは私が思っていたよりコアなファンがいたようで,マンガに出てくる「MOTO SHOP 五郎」をマンガのまま本当にオープンさせたりしていましたからね(確か,横浜の方だったと思う。)。実際の店が出来てからは,結構作中でも連動していて,MOTO SHOP 五郎のジャンパーを五郎さんが作中で着ていたりして,それがまた本当にカッコイイデザインだったので,欲しいなぁ〜といつも思っていました(それこそ,今ならパソコンで画像を取り込んで,著作権法違反承知で勝手に作ることもできましたが,今から15年以上前のことですので,とてもそんなことはできませんでした。)。
 
 このマンガは,最初は結構,線が固い絵だったのですが,段々と柔らかい絵に変わり,ものすごく読みやすくなったと私は思うので,もし,手に入るのならば全巻揃えて読んでいただきたいのですが,やっぱり2巻以降がメチャクチャ面白くなるので,ストーリー自体は1話完結型なので,ぜひ読んでいただきたいと思います(ただ,バイクやエロ親父が嫌いな人は読んでも面白くないし,むしろ気分が悪くなると思いますので,おすすめはしません。

 ところで,守村大は,このマンガの前に,やはりモーニング誌上でバンドの話のマンガを描いていましたし,このマンガの後は“愛してる”(これも個人的には傑作だと思います。難点は少し話が長いので,全巻読むには気合いが必要ということかな。),“考える犬”を描いた後,モーニング誌上から消えてしまい,これ以降の守村大の作品を読んでいないのですが,ググってみるとヤングサンデーでボクシングマンガを連載しているようですので,機会があれば読んでみようかな・・・と思っています。実は五郎さんも好きだけど,守村大の描く女の娘は何とも言えない色っぽさがあって,すごく好きなんでね!