ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

マザー・スカイ/森田童子


 なんか知りませんが,よく分からないうちに今年もゴールデン・ウィークが終わってしまいましたが,木曜日と金曜日もついでに休みにしたところは明日までゴールデン・ウィークなんだろうなぁと思いながら,カレンダーどおりの仕事なもので,フルカワのゴールデン・ウィークは終わりということで。まぁ,別に休みだからと言って,パナモリに乗るくらいしか楽しみがないんですけどね。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予報どおり雨でしたので,プレオで楽しく北方面峠コースを走らせてもらいましたです。雨も降っていることもあり,道もあまり混んでいなかったので,県境の山の中まで走らせてもらいましたです。正直な話,黄砂の影響で結構プレオが汚れていたのですが,雨の中走らせてもらったので,多少は黄砂が流れ落ちてキレイになったです。寒波の影響で雨が降っているで,県境の山の中は5月なのに一桁の気温で,寒いなぁと思いながら,山の中のコンビニで休憩させてもらいましたです。復路では,前回,北方面峠コースの休憩ポイントにしていたコンビニがローソンとの統合のため工事をしていたので,無事,工事が終了し,リニューアル・オープンしているのか確認しておこうということで,休憩ポイントにしていたコンビニの前を通りましたが,無事,リニューアル・オープンしていたので,これでまた休憩ポイントとして使えるねということで。この日は100キロ以上プレオで走らせてもらったので,今月はこれだけ走っておけば,とりあえず問題ないだろうということで,安心してパナモリに乗れるかと。
 月曜日はやっと天気が良くなりましたということで,パナモリに乗って東方面海岸線コースを走らせてもらいましたです。ゴールデン・ウィークとしてはやっと晴れた!という感じでしたので,反対車線を走っているロードもいつもよりも多い感じでしたが,なぜか私の走っている車線にはロードがいない・・・という感じでしたが,反対車線を走っているロード乗りと挨拶を交わしながら楽しく走らせてもらいました。いつものように休憩ポイントのコンビニに着いたので,さて今日はアンパンでも食べて補給しようかなと思いながらパンの棚に行ってみたところ,なんとアンパンもクリームパンもないではないんですか。あるのはパンケーキ(というかホットケーキですか?)だけでしたので,補給しないわけにもいかないので,パンケーキでやむなしということで,パンケーキとカフェオレで補給させてもらいましたが,食べてみたら結構,イケるんでない?と思ってしまいました。復路は少し追い風で楽しく走らせてもらいましたです。
 火曜日は2日連チャンで走るか少し迷ったのですが,翌日の天気が悪いことがほぼ確実でしたので,パナモリで走っておくしかあるまいということで北方面峠コースを走りに行くことにしました。旧バージョンのVAAMは前の日に飲んでなくなったので,この日から現行バージョンのVAAMのデビューとなりましたが,旧バージョンのVAAMがグレープフルーツ味でしたが,現行バージョンのVAAMはレモン味で,まぁ酸っぱめ系の味なので,そんなに変わりはないかという感じでした(まぁ,レモン味と言っても,飲んで酸っぱいなぁと感じるような味ではなく,よくあるミネラルウォーターのレモン水っぽく,ほんのりレモン味がするという感じです。)。VAAMの話はさておいて,この日は往路が結構追い風風でしたが,往路は上りが多いので,追い風でもなぁ・・・という感じでした(むしろ,復路が向かい風の方が厳しいし。)。とはいえ,シャコシャコと峠を上った後は若干の下りを追い風を受けて気持ちよく走らせてもらいましたです。Uターン地点でUターンし,休憩ポイントのコンビニに到着して店内に入ったところ,おぉ,まさにこれはローソン,地場コンビニの雰囲気が全くなくなっているじゃないかと思いながら,今日こそはアンパンを食べたいよね,ということでパンの棚に行くと,この日はアンパンが無事にあったので,アンパンとカフェオレで補給させてもらって,復路を走らせてもらいました。えぇ,往路が追い風でしたので,復路は向かい風ですよね・・・ということで向かい風に思いっきり吹かれながら峠まで走り,さて,峠の下りで楽しませてもらおうかねと思いながら峠を下っていると,なんと後ろにセダンが。いい感じで車間距離を取ってくれているので,無理のないところで抜いてくれるんだろうなと思っていると,長めの直線でこちらに不安を感じさせないナイスな抜き方をしてくれたので,非常にありがたかったです。しかし,困ったのはセダンの後ろにいた軽トラで,この軽トラはカーブの途中で追い抜いてくれたので,正直,勘弁してくださいよという感じでしたが,とりあえず事故にならなかったので良かったなぁということで。その後は後ろから自動車が来ることもなく,向かい風の割には楽しく峠を下らせてもらいました。そのまま若干下りになっている市街地までの道を走り,市街地を抜け,さぁ問題の河川敷に出たのですが,案の定,吹きっさらしの河川敷で向かい風が非常に辛く,勘弁してくださいよ・・・と思ってしまいましたが,パナモリ2連チャンなので,無理をせず,淡々を走ろうと心に決め,反対車線を気持ちよく走っているロードを横目で見ながら,市街地に入るまで淡々と走らせてもらいましたです。市街地に入ってしまえば,向かい風も建物で邪魔されて弱まるので,まぁまぁ気持ちよく走らせてもらいました。新しいVAAMの効果がどの程度あったのかは分かりませんが,まぁ美味しく飲んで,水分補給できたので問題なしということで。
 私のゴールデン・ウィーク最終日である水曜日は昼過ぎまでは雨ということで,どうせ路面も乾かないだろうということで,JRの各駅沿いの町へ歩いて行ってみようかなぁということで,楽しく歩かせてもらいましたです。最初の駅は,そういえば昔はこの辺りに中古レコード屋があったよなぁと思いながら歩きましたが,そんなものはとっくの昔になくなっていたようで,寄り道するところもなく,その町はそのまま通過させてもらいました。その次の駅は自分が小学生のころよく行っていた町で,プラモデルとか買いに行っていたデパートのようなものが現在は取り壊され広場になっているとニュースになっていたこともあり,楽しみに行ってみたのですが,なんと,JRの駅も工事中で,近いうちにきれいな駅舎になるということでした。で,昔,プラモデルとかを買いに行っていたデパートのようなところはきれいな更地になっていて,えぇ,こんなに狭かったっけ?みたいな感じのスペースしかなかったのですが,今から40年以上前の記憶ですもんねぇ,そんなもんかなぁと思ってもみたり。そこまで歩くと,そろそろ折り返しの時間になったので,今度はルートを変えて自宅までブラブラと歩かせてもらいましたです。
 木曜日からは仕事で,まぁ2日しか仕事をしないこともあり,あっという間に週末になってしまいました。今日はいつもどおりゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べてから洗濯をし,買い物に行き,昼ごはんを食べた後,ブログネタを打っています。明日は予報では晴れ明け方から朝くもりで,午後の降水確率は0%,最高気温は26度ということなので,パナモリで走りに行きたいなぁと思っています。フルカワの住んでいる地域は緊急事態宣言もまん延防止対策の適用もない地域なのですが,今日から6月1日まで地方自治体の方針で外出の機会を半分にしようというアナウンスがされているのですが,外出の機会を半分にとは2回の外出を1回に抑えることでもいいよということのようなので,来週はマンションの管理組合の関係でパナモリで走りに行けないので,そういう意味では明日は走りに行っておこうかなぁと思っています。パナモリに乗って走ると言っても,どうせぼっちで淡々と走っているので,密でも何でもないですしね。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も森田童子を紹介しますということで,1976年11月にリリースされたセカンドアルバムの“マザー・スカイ”を紹介したいと思います。このアルバムの正式なタイトルは“マザー・スカイ-きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか-”なのですが,少し長いので省略した形で記載させてもらっています。それから,このアルバムは十字架が砕け散っているところの写真が使われており,非常に印象的なジャケットになっています。
 1曲目の“ぼくたちの失敗”という曲は,静かにピアノで始まり,そこにふわふわした声で森田童子が「春のこもれびの中で君のやさしさに埋もれていた僕は弱虫だったんだよね。」と唄い始めると,それだけで森田童子の世界に持っていかれてしまいます。流れとしては前作のラストナンバー“さよなら ぼくの ともだち”と繋がる曲になると思うのですが,淡々とした唄い方なのに,ピアノにアコースティックギターが加わり,そこに口笛が吹かれ,ストリングスまで入ってくると,静かに盛り上がるしかありませんね。「駄目になって僕を見て君もびっくりしただろう。あの娘はまだ元気かい。昔の話だね。」なんて歌詞は本当70年代初頭を思いっきり引きずっているなぁと思ってしまいました。
 2曲目の“ぼくと観光バスに乗ってみませんか”という曲は,アコースティックギターの鉄弦という響きの突き刺さる音がたまりません。そこからアコースティックギター2本とフィドルをバックに森田童子が唄うのですが,これまた素晴らしいです。間奏で「僕の小さな海辺の観光地にもうすぐ冬が着ます。君も一度気が向いたら訪ねてください。」なんて手紙を読み上げるようなモノローグが入るのですが,これもまた素晴らしいです。そして終盤で唄われる「君と今夜が最後ならトランジスタラジオから流れる,あのDo You Wanna Danceで昔みたいに浮かれてみたい。」なんて歌詞が染み込みすぎます。
 3曲目の“伝書鳩”という曲は,というか,伝書鳩なんて今どき知らないでしょ。昔は趣味で伝書鳩の流れを組むレース鳩を飼っている人もいましたけど,今はもうそんな人はいないではないかと思って調べてみたら,なんとレース鳩協会ってのがあるみたいで,やっている人はやっているんだなぁと。それはさておき,曲の方ですが,キーボードのふわふわした音から始まり,さてどのような展開になるのだろうと思っていると,静かにアコースティックギターに切り替わり,そこに森田童子が1人で唄っているところに少年少女合唱団っぽい声でコール・アンド・レスポンスをしているのですが,そこで唄われているのが「目に染みるぞ,青い空。寂しいぞ,白い雲。僕の鳩小屋に伝書鳩が帰って来ない。」なんて歌詞なので,それだけでしびれてしまいます。しかも,その後「もうすぐ僕の背中に羽が生えるぞ。朝の町に僕の白い開襟シャツが飛ぶ。母よ僕の鳩を撃て。」だなんて,そのまんま自殺の唄ですね。この曲がメジャーからリリースできたこと自体が素晴らしいと思います。
 4曲目の“逆光線”という曲は,いきなりギターのアルペジオ森田童子の唄で始まるのですが,これまたリフを弾いているアコースティックギターの鉄弦という響きがたまりません。そこに柔らかなフィドルの音と,柔らかな森田童子の声が加わると,あとは聴きながら静かに沈んでいくしかないでしょう。特に「真夏の寂しい青さの中で僕は一人,優しく発狂する。」なんて唄われたら,もう何も言うことはないですね。
 5曲目の“ピラビタール”という曲は,ストリングスで静かに始まり,「悲しいときは頬を寄せて,寂しいときは胸を合わせて。ただ二人は息をこらえて虫の音を聴いていました。」なんて歌詞を淡々とピアノだけをバックに唄われると,それだけで4畳半のアパートで静かに暮らしている様子が目に浮かんできます。ちなみにピラビタールとは鎮静剤の名称なので,オーバードーズの自殺の唄なのかな?と思いながら聴いていましたが,やはりそういうラストでした。
 6曲目の“海を見たいと思った”という曲は,アコースティックギター2本のきれいな絡みから始まり,そこに淡々と唄う森田童子が入ってくると,それだけでぐっと唄の世界に引き込まれてしまいます。なぜ「今すぐ海を見たいと思った」のかはよく分からないのですが,間奏の「行く先のない旅の果てに一人砂浜に寝そべって,飲めない酒を飲んで泣いてみようとしたが泣けなかった。」という森田童子の死にそうなモノローグがあれば,それだけでもう十分という感じです。
 7曲目の“男のくせに泣いてくれた”という曲は,アコースティックギターの鉄弦の音が左右に振られ,その真ん中をアコースティックギターとオルガンが鳴り,そこに森田童子の声が入ってくれば,これでもかというくらい森田童子の世界に浸れます。これぞ4畳半的な世界観の歌詞も素晴らしいのですが,その言葉を深めるようなメロディーも素晴らしいです。
 8曲目の“ニューヨークからの手紙”という曲は,アコースティックギターのフィンガリングにジャージーなフルートの音にイントロからやられてしまいますが,森田童子の唄は深めのリバーブで遠くから唄っているという感じになっています。そういう意味では「ニューヨークから」という遠くからのイメージを出しているのかなぁと思ってしまいました。「ニューヨーク」という言葉からすると,すこいパワーを感じさせる曲なのかなぁと思ってしまいますが,きっちり森田童子な曲に仕上がっています。
 9曲目の“春爛漫”という曲は,ストリングスとフルートがすこい春めいた音を聞かせる中をアコースティックギターが少し激しく弾かれ,森田童子もサビのところではギターのカッティングに負けじと少しシャウトしています。ドラムやベースといったいわゆるリズム楽器はあまり前面に出ていないのですが,森田童子の唄う言葉の韻の踏み方に独特のドライヴ感があって,非常にリズムを感じます。
 ラストナンバーの“今日は奇跡の朝です”という曲は,ストリングスとベースが不協和を感じさせるような演奏をしながら徐々に跳ねたリズムを作り,ドラムがが少し入っているのですが,リズムを感じるというよりも,ともかく森田童子が淡々と演劇っぽく唄っています。2コーラス目からはベースも加わり,ベースラインでリズムを立たせようとしていますが,森田童子のヴォーカルが負けていないので,あまりリズムを感じないのですが,森田童子の唄が入っていないところでは,結構ベースとドラムが激しいリズムを作っていますが,森田童子の唄とのコントラストにめまいがしそうです。特に終盤の「今,聖母マリアが浮上する。」なんていう宗教的な歌詞を繰り返し唄われるところは鬼気迫っていて素晴らしいです。
 しかし,このアルバムの凄いところは,10曲中,2曲が自殺の唄なのはさておいて,ラストナンバー以外ベースやドラムといったリズム楽器がほぼ入っておらず,基本的にアコースティックギターとストリングスで音が作られているのですが,それが逆に森田童子の世界観を思いっきり浮かび上がらせているということでしょうか。特にアコースティックギターの鉄弦を強調した音は,思うように何もできないヒリヒリした悲しさを増幅させているなぁと思いました。

 話は変わって,通勤時も含めて歩いているときはほぼSHANLING M0で音楽を聴きながら歩いているのですが,SHANLING M0にはパソコンでリッピングしているデータがほぼほぼ転送されているので,まだプレイリストを1巡できていないのですが,聴いてみるとやはりミスっているところはあるもので,昨日から「関西系コミカルアーティスト」というプレイリスト名で上田正樹有山じゅんじ憂歌団,てつ100%,おかげさまブラザースを聴いているのですが,てつ100%の2枚目のアルバムが全曲再生されずに飛ばされてしまったので,再度,転送してプレイリストの書き直しか?と思いつつ,単発でファイルを直接再生してみたら再生できたので,自宅に戻ってからプレイリストを確認してみたところ,プレイリストでアルバム名として「あと3センチ」となっていないといけないところが,なんと1枚目のアルバムのタイトルの「てつ100%」の%が残っていたため,アルバム名が「あと3センチ%」となっていました。これじゃあ再生できないよなぁと思いながら,プレイリストのアルバム名を修正して,SHANLING M0に再度転送して再生したところ,無事に再生できましたです。まぁ,1巡するまではプレイリストの修正だったり,アルバムアートが表示できないものを再度アルバムアートの取得をしながら修正していくしかないんだろうなぁと思っています。
 プレイリストと言えば,これまで日本のアーティストでアルバム1枚しか持っていないアーティストについては「アルバム1枚アーティスト」というプレイリストに突っ込んでいましたが,正直,プレイリストの曲数が多すぎるのと,例えば,BARBEE BOYSの次にBis階段が繋がるというあまりまともではないプレイリストになっているので,「アルバム1枚アーティスト(HARD)」と「アルバム1枚アーティスト(POP)」に分けてみたところ,いい感じで収まりましたです。あと,余談ですが,「アルバム1枚アーティスト(POP)」は,今のところBARBEE BOYSで始まり爆風スランプで終わるというなんとなくソニー系なプレイリストになっています(もちろん,BARBEE BOYSから爆風スランプまでの間にはソニー系でないアーティストの方が多いんですけどね。)。