ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GOOD BYE/森田童子


 今日から(正確には一昨日から)ゴールデン・ウィークですが,天気はあまり良い感じではなく,どうしたもんかなぁと思っています。なんか窓の外は風がびゅうびゅう吹いていますが,今日はパナモリに乗るわけではないので,まぁいいかと思っていますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は午後3時という他に何もできない時間帯にマンションの管理組合の会合が入っているので,予定どおりレコードをCD-Rに焼こうということで,レコード棚を確認して,まだCD-R化していないレコードの中から友部正人の“CANTE GRANDE”,豊田勇造の“走れアルマジロ─拾得ライブ”,EP-4の“Multilevel Holarchy”と,せっかくレコードをCD-R化する気になったのならと新たに購入した,よしだたくろうの“今はまだ人生を語らず”をセレクトして,レコードプレイヤーで再生し,パソコンで取り込んで,Windows98SE時代に買ったソフトのミュージックCDデザイナー3を使って,ファイル分割と無音部分を削除し(この作業は重要でして,やはり無音部分はノイズが目立つので,手間がかかってもきちんと削除しておいた方が,後々,音を楽しめるんですよねぇ。),そしてwavデータとして出力し,出力したwavデータを焼きソフトのB’s Recorder17でCD-Rに焼いて(一応,Windows 10の互換モードでミュジックCDデザイナー3は動くのですが,さすがに焼くところは動いてくれないので,そこは別の焼きソフトを使っていますが,Windows98SE時代のソフトで編集作業部分まで動けば御の字ですかね。),CD-Rに焼いた音源を今度はWindows Media Playerリッピングして・・・という作業をレコード4枚分やって,それをSHANLING M0に転送して,プレイリストを作成して,作成したプレイリストをSHANLING M0へコピーしてという作業をしていると,あっという間に午後3時前になったので,マンションの管理組合の会合へ行ってきましたです。やはり,レコード4枚分をミュージックCDデザイナー3に取り込む作業はリアルタイムの再生時間なので,そこさえ乗り越えれば後は手慣れた作業なんですけどね。
 月曜日からは仕事で,相変わらずバタバタしている間にあっという間に週末を迎えてしまいましたが,木曜日は一応ゴールデン・ウィークの初日でしたが,予報どおり雨が朝から降っている天気でしたので,この日も散髪に行くまではレコードのCD-R化をすることにしました。で,レコード棚を漁っていたら,なんと,既にCDでベスト盤(というかリリースされた3枚のアルバムが2枚のCDにまとめられたもの)を持っているのでCD-R化する必要のないSONHOUSEの“POISON”を除けば,JACKSの“Legend”,爆風スランプの“よい”,TEARDROPSの“TEARDROPS”,The Jesus and Mary Chainの“Barbed Wire Kisses(B-SIDE AND MORE)”の4枚しかCD-R化していないものがないではありませんか。それならば,この4枚を一気にCD-R化してやれということで,シコシコとパソコンに音源を取り込んで,ファイル分割して,無音部分を削除して,wavデータを出力して,焼きソフトでCD-Rに焼いて,リッピングして,SHANLING M0に転送して,プレイリストを作って,SHANLING M0にコピーしてという作業をシコシコとやっていたら,やはり午後3時前になってしまったので,いそいそと散髪に行かせてもらいましたです。さすがによく伸びていたので,散髪屋の店員さんに「よく伸びてますねぇ。」と言われてしまいましたが,今年の4月は肌寒い日が結構続いたので,まだ切らなくても大丈夫かな?と思いつつ,ずるずると4月末になってしまったというのが正直なところですので,店員さんにそう言われるのもやむなしかと。
 今日は,いつもどおりゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから買い物に出かけ,昼ごはんを食べた後,ブログネタを書いています。明日は予報ではくもり朝から昼前雨,所により夕方まで雷を伴うという訳の分からない天気ですが,午後の降水確率は30%で夕方以降は0%,最高気温が17度なので,路面さえ乾けばパナモリで走りに行けるのではないかとい思っていますが,月曜日は晴で降水確率が10%,最高気温が21度ですし,火曜日は晴後曇で降水確率は30%,最高気温は23度,水曜日は曇時々雨で降水確率は70%,最高気温は19度ということなので,少なくとも月曜日と火曜日はパナモリで走れそうなので,明日が無理そうな感じだったら無理はしないようにしようとは思っていますが,個人的には1日置きの日曜日と火曜日にパナモリで走りに行ければありがたいなと思っていますが,最悪,月曜日と火曜日の2連チャンでもそれはそれで楽しいかと。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回からは森田童子を紹介したいと思います。森田童子はCDが売られているうちに買っておかないと手に入らなくなるんだけどなぁと思いながら,1枚1枚買うとなると大人買いをしないといけないので,どうしたもんかなぁと思っていたのですが,T字路sを大人買いしてしまったので,なら森田童子大人買いできるでしょということで,今回,大人買いさせてもらいましたです。森田童子は1975年にデビューし,1983年に活動を休止し,2018年に亡くなった女性シンガーで,本名は不明,カーリーヘアにサングラスという正体不明なシンガーでしたが,全共闘活動に影響を受け,高校を中退したことが唄のバックボーンになっているということです。活動休止後,テレビドラマで曲が使われたことで再評価を受けましたが,その時,一切表に出てこなかったことは筋が通っているなぁと思いました。今回は1975年11月にリリースされたファーストアルバムの“GOOD BYE”を紹介したいと思います。しかし,ファーストアルバムにして“GOOD BYE”っていうタイトルなのも凄いなぁと思ってしまいました。
 1曲目の“早春にて”という曲は,ピアノとフィドルで静かに始まり,そこにリバーブをかけたヴォーカルが淡々と唄い始めるのですが,そこにアコースティックギターがリフを弾くのですが,そのリフの音も悲しさでいっぱいな音です。サビの「悲しく色あせていく青春たち。」という歌詞,間奏で入る森田童子のモノローグと,1曲目から一気に森田童子の世界観に引っ張りこまれてしまいます。やはり森田童子の声が大きいのかなぁと思ったり。曲の終盤でスピーカーの右から左へとジェット機の音が流れていくのですが,これは羽田闘争のオマージュでしょか?と邪推してしまいました。
 2曲目の“君は変わっちゃったネ”という曲は,アコースティックギターアルペジオから始まり,そこに森田童子の声が乗っかると,もうそれだけで森田童子の世界観に引きずり込まれてしまいます。タイトルの“君は変わっちゃったネ”の“ネ”が時代だなぁと思いつつも,その“ネ”がより悲しみを感じさせてくれます。2コーラス目からはギターやストリングスも入ってきますが,森田童子の淡々とした唄い方は変わることなく,ズルズルとこちらを引きずり込んでくれます。
 3曲目の“まぶしい夏”という曲は,ギターのアルペジオフィドルで始まり,森田童子が「玉川上水沿いに歩くと君の小さなアパートがあった。」と唄い始めると,目の前に70年代の風景がパァッと拡がる感じがします。やけに金属的なイコライジングをしているアコースティックギターが感情的にソロを弾くのですが,これがまた森田童子の絞り出すようなシャウトと合っています。また「君から借りた太宰の本が悲しい形見になりました。」なんて歌詞があるのですが,どうやって考えれば,こんなに似合い過ぎの歌詞が書けるんだろうと思ってしまいましたが,きっと,狙わずに出てくる言葉を綴ったのではないかと思ってもみたり。
 4曲目の“雨のクロール”という曲は,軽やかなアコースティックギターのフィンガリングに,ハーモニックスを奏でるアコースティックギター,ヴォリュームを抑えめにしながらも曲を支えるベースを聴いていると,森田童子が唄い始めるのですが,リバーブが深すぎて,楽器の音よりもヴォーカルが後ろに引っ込んで夢の中で語りかけられている感じのヴォーカルだなぁと思っているといきなり前に出てきて,そのまま曲が終わってしまうという不思議な曲です。
 5曲目の“地平線”という曲は,雷のS.Eから始まり,いきなり「地平線の向こうには,お母さんと同じ優しさがある。だから僕はいつも地平線の向こうで死にたいと思います。」といきなり「死にたい」と唄い始めるなんて凄すぎです。しかし,「死にたい」と唄っているのですが,押し付けがましく「死にたい」と唄っているのではなく,独り言のように「死にたい」と唄っているので,スッと「死にたい」という言葉がこちらに入ってきます。音の方も基本的にはアコースティックギターアルペジオにストリングスとピアノが入る程度で,間奏も森田童子スキャットがメインと,どうしようもなく悲しい唄になっていて,また雷のS.Ehが入り,終わっていきます。
 6曲目の“センチメンタル通り”という曲は,オートバイの走るS.Eが右から左へと流れていき,アコースティックギターのカッティングにエレクトリック・ギターの甘いソロという,曲のタイトルに合ったイントロで始まり,「いつかこの町捨てるとき,君は一人で出て行けるかい?」という歌詞を森田童子が唄い出すと,もう森田童子の世界観にぐっと引き込まれてしまいます。深いリバーブがかけられたギターにヴォーカル,よく聴くとバックはアコースティックギターとエレクトリックギターの2本だけじゃないですか。これに森田童子の声が加わるだけでこの世界観が生まれるのですか。本当に凄いなぁと思ってしまいました。それから,最後の「今夜は何にも言わないで,昔みたいに酔ってダンスを踊ろうよ。青春って奴のお別れに。」という歌詞も極めてるなぁと思ってしまいました。
 7曲目の“淋しい雲”という曲は,アコースティックギターアルペジオとベースとブルースハープで始まり,そこに息を吐くように森田童子が唄い始めるのですが,その空気感が素晴らしいです。森田童子の曲の中ではポップな曲だと思うのですが,全く力みなく語りかけるように唄っているので,そのまま言葉がスッと入ってくる感じです。「ぼく一人ではとてもやっていけそうにないよ。」とポツリと呟くように唄われた一言がこちらにそのまま届く感じでしょうか。
 8曲目の“たんごの節句”という曲は,尺八で始まり,いきなり森田童子が「しょうぶ湯沸かして」と唄い出すのですが,“たんごの節句”という曲なんだから間違ってはいないよなぁと思いながら,金属的なアコースティックギターの音にドアを叩くような音の太鼓,そして絞り出すように「たんごの節句」と唄う森田童子,はっきり言って,「たんごの節句」というどちらかと言うと牧歌的な言葉がここまで狂気を孕んだ悲しみのような表現になってしまうのかと。特にところどころ入れられる森田童子スキャットの素晴らしいこと。このスキャットが曲の悲しさを倍増させているような気がしますし,微妙に不安定なテンポアップやテンポダウンも不安感を掻き立てているなぁと思いました。
 9曲目の“驟か雨”という曲は,静かにアコースティックギターアルペジオから始まり,そこに森田童子の声が乗ると,それだけで森田童子の世界だねぇと思ってしまいましたが,サビの「俄か雨」のところは少しこぶしが回っているかな?と思ってしまいました。しかし,その後に入ってくるストリングスの音が悲しみを倍増させてくれています。「僕の水色のレインコート,色あせて。思い出,遠い。」なんて歌詞が更に悲しみを倍増させます。
 ラストナンバーの“さよなら ぼくの ともだち”という曲は,森田童子スキャットから始まり,ギターをかき鳴らし,アルペジオを弾きながら,淡々と森田童子が唄い始めるのですが,これがもう学生運動(そして,その敗北)を思いっきり感じさせる歌詞になっています。サビの「さよならぼくのともだち」のところは,普通ならば「さよなら~ぼくの~ともだち~」という感じになるのでしょうが,大げさに書くと「さよなら/ぼくの/ともだち」という感じで唄っているので,押し殺した感情がそのまま伝わってくる感じが素晴らしいです。しかも,最後は「さよなら ぼくの ともだち」を2回繰り返し,ギターをジャラーンと流して引いてそんまま終わってしまうという,もう全てが整っているという感じの終わり方をしています。
 昔から森田童子は暗いと言われていましたが,こうやって聴いてみると,「暗い」のではなく「悲しい」のだと思いますが,80年代の明るい・暗いの2極で語っていた時代なので仕方ないのかなと思いつつ,多分,森田童子の唄が染みるのは昭和の時代を覚えている世代なんだろうと思いますが,とはいえ,昭和の時代を覚えていなくて,森田童子が唄っているのは青春が終わっていくことへの悲しみだと思いますし,その声は染み渡るのではないかと思っています。だからこそ,その後,全く森田童子を知らない世代がテレビドラマで唄を聴いて,心に残ったんだろうと思います。
 
 普段愛用しているパソコンはデスクトップなので,キーボードはもちろん外付けなのですが,サンワサプライメンブレンスイッチのコンパクトキーボードを使用していたのですが,長く使っているのでキートップの文字が消えたり,汚れが目立ったりしているし,メンブレンスイッチなので,キーに高さがあることもあって,結構,キーボードを打っているときの音がガシャガシャ鳴るので,そろそろ買い替え時かな?と思っていたのですが,相変わらずの「そうは言ってもまだ使えるし・・・」ということでグダグダと使っていたのですが,この間,CD-Rのケースを買いにビックカメラに行ったとき,ついでにキーボードを見ているとエレコムの有線超薄型ミニキーボードのTK-FCP096BKが値段的にも気に入ったのでビックカメラのポイントで買わせてもらいましたです。エレコムのキーボードはノートパソコンと同じパンタグラフ方式を採用しているので,キーはメンブレンスイッチと異なり平べったいので,打っていてもあまりガシャガシャ鳴らない(要はキーの高さがないからだと思うのですが。)ですし,キーボード自体が薄いのでたわみ感があるかと思ったらそんなこともないので,調べてみると,なんと,キートップ下に鉄板を内蔵しているということで,それならこの薄いキーボードでもたわみ感はないよなぁと思ってしまいました。
 今回のブログが新しいキーボードで初めてある程度の文章を打つ作業(普段は起動時のログインパスワードを入力するだけなので。)でしたが,最初は少し慣れないかな?という感じもありましたが,打っているとそのうち慣れて,むしろキーを打つときにあまりガシャガシャ鳴らなくなった分だけストレスがなくなったような気がします。それと,サンワサプライのキーボードはキーボードを使うときに傾斜を付けるための足を出してから使わないといけませんでしたが,エレコムのキーボードは最初から傾斜が付くように作られているので,足を出してはいるものの,出し方が悪くてキーボードが微妙に安定しないということもないので,これもいい感じで使えるかなぁと思っています。キーボードは,さっきも書きましたが普段はキーボードは起動時のログインパスワードを入力する程度しか使わないので,パソコン机が昔のパソコン机であまり広くないこともあり,キーボードは普段はパソコン机の奥側に置いていて,使うときだけ手前に引っ張り出して使っているので,そういう意味では薄くて,使うときに一手間要らないキーボードの方が自分の使い方に合っているのかなぁと思いました。