ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

お母さん,いい加減あなたの顔は忘れてしまいました/遠藤ミチロウ


 せっかくの3連休だというのに,今晩が夜勤のため単身赴任先でウダウダしているフルカワでござます。単身赴任先にいるのならパナモリに乗れるのであれば良いのですが,なんと台風が日本列島を直撃ということで,この3連休はパナモリに乗れそうにありませんです。せめて,パナモリのシート高の調整ぐらいはできればなぁと思っていますが,果たしてどうなることやらですかねぇ。まぁ,ここのところバタバタだったので,雨なら雨でマッタリと過ごすのも良いかなぁと思っていますが,パナモリにろくに乗れない間に秋があっという間に終わるのだけは勘弁してほしいなぁと思っていますけど。
 さて,前回のブログネタをアップした後のフルカワの日常でございますが,土曜日はブログをアップしてから,嫁さんと晩御飯を食べ,午後7時30分には自宅を出発し,プレオで山の中の町までひた走り,アパートに戻ったら午後10時30分だったので,夜は山の中の町から自宅へ戻るよりも,自宅から山の中の町へ戻るほうが早いんだなぁと思ってしまいましたです。翌日は仕事ですので,荷物を片付け,一杯飲んでからサッサと寝させてもらいましたです。翌日は午前10時30分に家を出なければいけないので,昼ご飯を食べてからだなぁと思いつつ,午前8時に起きて,前の晩にコンビニで買っておいた菓子パンを食べ,ご飯の準備をし,午前10時に嫁さんから貰ったレトルトのスープカレーを食べてから仕事に行き,何とか午後6時に仕事が終わったので,アパートに戻らず,そのままプレオに乗り込んで,買い物に行かせてもらいましたです。月曜日からは通常営業でしたが,いろいろありまして,火曜日まではバタバタで午後9時過ぎにやっと職場を後にできるという感じでした。おかげで水曜日は朝から既に寝不足で腰が重く,午後になると腰が痛いなぁという感じでしたので,定時退勤日だったこともあり,さっさと帰らせてもらいましたです。木曜日も若干グダグダと仕事をしていましたが,何とか午後8時には職場を出ることができ,昨日は午前中はちょっとのんびりした感じだったのですが,午後からバタバタで結局,職場を出ることができたのは午後8時前でしたが,まぁ,翌日は夜勤があるとはいえ休みなので,朝ゆっくり寝ればいいかということでノンビリと一杯飲んでから寝させてもらいましたです。
 今日は,案の定,朝から雨で,掃除と洗濯を済ませ,徒歩で行く買い物を済ませ,昼ご飯を食べ,プレオに乗って午後の買い物へ行き,ブログネタを打っていますです。ブログネタをアップしたら夜勤ですが,まぁ明日も休みですし,どうせ雨なのでゆっくりすればいいかなぁと思っていますです。

 さて,今回,紹介するのは,遠藤ミチロウ監督作品の“お母さん,いい加減あなたの顔は忘れてしまいました”です。2011年のスターリン復活ライヴから還暦ソロツアー,そして3.11を経たプロジェクトFUKUSHIMAまでの一連の遠藤ミチロウの旅と演奏をただ記録している映画なのですが,素顔の遠藤ミチロウがてんこ盛りで描かれていて,これまでステージ上の遠藤ミチロウしか知らなかったフルカワとしては,物凄く感動したというか,ミチロウさん,60歳過ぎなのに,自分がやりたいことをやりたいようにきちんとやっているところは凄いなぁと思いつつ,自分もこういう60歳になれればいいなぁと少し思ってしまいましたです。
 映画は,素顔の遠藤ミチロウが実家へ帰り,玄関でお母さんに呼びかけるところから始まります。「お母さん,いい加減あなたのことは忘れてしまいました」というタイトルなのに母親に呼びかけるミチロウにアンビバレンツな感情が湧いていると,雷の鳴る中,石塚俊明抜きのNOTALIN'Sの“天国への扉”で始まり,ミチロウのギターの音と叫びと雷の音がメチャマッチしていてカッコよいです。ここで牽かれているのはいつものアリアプロ?のミチロウモデルではなく,ピックガードの形からするとギブソンのJ45系なのかなぁと思ったりも。NOTALIN'Sの演奏がフェイドアウトしながら,ミチロウの独白が始まり,3.11のときのことが語られます。そしてTHE STALIN Zのライヴが始まるのですが,昔ながらの爆竹が鳴り響く中,観客のSTALINコールが続く中メンバーが現れ,ミチロウがタムが亡くなったことを告知し,黙祷し,トラメガからサイレンを鳴り響かせ,“ロマンチスト”の演奏に変わり,上半身裸で唄うミチロウは,とても60歳を過ぎた年齢とは思えません。そこからまたミチロウの独白が始まり,「旅」への思いが語られるのですが,「一人が好きなんですよ。」とか「失恋の唄が原点なんですよ。」と語るミチロウに非常に共感してしまいました。
 場面が変わりAPIAのマスターとミチロウの対談になり,ギターを背負い,電車に乗って旅に出るのですが「誤解と理解は大して変わらない。」という言葉もカッコよいです。そして,三角みづ紀との対談になり,「人に嫌われた感覚を持ったことがなかった。そういうのが結構逆にスターリンのような偽悪をやった。」というのはそうだったのねという感じでした。しかし,後ろにこっそりと虫のポスターが貼ってあるのは笑ってしまいました。
 場面は変わり,ソロライヴになるのですが,ミチロウの独白が始まり「皆に見られるのは好きじゃない。だからメイクをするんです。」というミチロウの,それまでの素顔とステージ上のメイクしたミチロウのギャップが結構面白いなぁと思いつつ,ここで唄われるのは“電動こけし”です。そして,自動車での移動風景からビジネスホテルでのインタビューになり,ここでは「実家に帰りたいと思ったことは一回もない。」と言った後,3.11となり,画面はその風景に切り替わります。そして,またソロライヴの映像になり,こうやって聴くと,インタビューの時の話し方とライヴの時の話し方はかなり違うんだなぁと思っていると“原発ブルース”が始まります。タイトルどおり,ブルースコードに乗せてミチロウの想いが唄われています。
 また,三角みづ紀との対談になり,「中途半端っていうコンプレックス,どっち付かずのコンプレックスがある。それが極端な行動に走ってしまう原因かもしれない。」っていう言葉を聴いて,アイデンティティの「どうしようもなく普通だったんだ。」というのを思い出してしまいました。そして,船で奄美へ渡るシーンに切り替わり,たて琴屋へ行き,奄美民謡を聴くのですが,この演奏も素晴らしい。たて琴と拍子木しかないのですが,これがメチャリズムが立っていてカッコよいです。そして,雨のビーチでソロライヴが行われるのですが,子供もいるのにミチロウは関係ないねという感じで“オデッセイ・2011・SEX”を唄ってしまうのですが,ノーメイクで楽しそうに唄うミチロウはとてつもなくカッコよいです。
 ミチロウの独白の後,フルメンバーのNOTALIN'Sの演奏になり,“父よ,あなたは偉かった”が演奏されるのですが,フリーキーな坂本弘道のチェロ,リズムキープではなく,インパクトでドラムを叩いている石塚俊明,リズムをキープしながらシャウトするミチロウとやっぱりカッコいいなぁと思ってしまいました。そして,三角みづ紀との対談に戻り,ミチロウの実家へと向かうのですが,また対談に戻り,宇和島ライヴハウスに切り替わるのですが,そこのマスターが退職してからライヴ食堂を初めたという話は凄いなぁと思ってしまいました。そのままソロの映像になり“負け犬”が演奏されます。
 そして,プロジェクトFUKUSHIMAの話になり,8月6日に広島へ来たミチロウは平和公園へ行き,竹原ピストルにたまたま会い。ミチロウが竹原ピストルに「この人がいるから,(後は託して)もう死んでもいい。」って言っているのは印象的でしたね。そしてライヴハウスでのソロライヴの映像になるのですが,ここでは“お母さん,いい加減あなたの顔は忘れてしまいました”が演奏されます。しかし,ギター1本だけでここまでパワフルなのは素晴らしいなぁと思ってしまいました。
 “お母さん,いい加減あなたの顔は忘れてしまいました”がフルコーラス演奏された後,また三角みづ紀との対談とミチロウの実家が交互に映されるのですが,母親に照れながら誕生日プレゼントを渡すミチロウはとてもチャーミングです。あと,帽子をかぶったりバンダナを巻いていたミチロウが,帽子を脱いで母親に頭を下げたとき,髪が薄くなっているなぁと思いつつ,母親から「禿げたね。」とまで言われているのは少し切なくなってしまいましたです。
 そして,プロジェクトFUKUSHIMAの映像になり,まずはオーケストラFUKUSHIMAの演奏から始まり,野球場でのTHE STALIN246ライヴが始まるのですが,野球場とスターリンの似合わなさに苦笑しながらも,トラメガでサイレンを慣らしまくりながら“虫”が始まり,ミチロウが「気味の悪い奴だな!胸を掴まないでくれ!オマエなんて知らない!」とシャウトすれば,もうミチロウの世界になってしまうところが凄いなぁと思ってしまいましたです。そして“STOP JAP”が演奏されるのですが,客との距離がありすぎて,客のヒートアップの状況が分からないのが残念ですが,ひたすらスピーディーな演奏は気持ち良いです。そしてミチロウはトラメガを手にサイレンを慣らし“ワルシャワの幻想”が始まります。ミチロウは客との間を埋めるようにトラメガを鳴らしながら観客席まで行き,観客席にTシャツを投げ入れ,そして野球場内を走り回り,ステージへ戻ると「俺の存在を頭から輝かせてくれ!」とこれでもか!ってシャウトし,最後は「死なないぜ!」と言い放うのですが,めちゃカッコよしです。
 そして,1か月後も旅を続けるミチロウの日常が映され,最後に“JUST LIKE A BOY”を唄い出すとクレジットが流れ出すのですが,最後にこの曲を持ってきたのは「まるで少年のように町に出よう。」という歌詞が旅を続けるミチロウの気持ちを表しているからなんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 60歳を過ぎた遠藤ミチロウがどこまで行ってしまうのか私には分かりませんが,これからもずっと唄い続けるミチロウが死ぬまで聴き続けていくんだろうなぁと思ってしまいました。

 しかし,ここのところフルカワの触手をそそるような新譜がなかったので,聴いてみたいけど聴けなかった昔のアルバムをボックスセットで買って紹介してきましたが,今回の遠藤ミチロウの映画もそうですが,やっと新譜が手に入りそうです。まずは,10月18日に岡村ちゃんプロデュースで,“ステップアップLOVE”というシングルがDAOKO/岡村靖幸名義で発売されるのですが,最初は,DAOKOなんて知らないし,岡村ちゃんの強烈なコーラスが入る程度なら買わなくても良いかなぁとおもっていると,なんとカップリングが岡村ちゃんの新曲で,タイトルは“忘らんないよ”ということで,これは買うしかない!ということで,アマゾンで速攻でカートにインさせてもらいましたです。それから,10月4日には中川敬のソロアルバム“豊潤なる闇のバラッド”がリリースされるということで,こちらは専用サイトの方でサクッと購入させてもらいましたです。専用サイトで買うと,9月26日から発送開始ということで,少し早く手に入れられるかなぁと思っています。アマゾンの方はコンビニ受取できるので問題はないのですが,専用サイトの方はコンビニ受取できないので,どうしようかなぁと思いましたが,配送センターまで取りに行くのも面倒なので,思い切ってメール便にしてみました。メール便は過去に事故があったので少し不安ですなのが,そんなに事故ばかり起きないだろうと楽観的に考えて,届くのを待ってみることにしましょうかね。
 古い名盤達も良いのですが,やはり,この時代の音も素敵なので,そういう意味ではいいタイミングでリリースしてくれるなぁと思っていますです。とはいえ,ネタ切れ防止のため,古い名盤もしっかりストックしてあるんですけどね。