ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Live at APIA40 2016-2018/TOUCH-ME


 9月になってちょっと涼しくなったかと思ったら,少し暑さがぶり返してきた感じです。多分,台風13号と15号が同じペースで日本に近づいてきているので,その影響もあるのではないかと思っていますが,まぁ,真夏の煮える・・・という感じではないので,扇風機を回していれば,まぁ何とかなるかなぁという感じですかね。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は降水確率が全く下がらないので,定期的にエンジンを回しておかないとねということで,午後からプレオに乗って,西方面海岸線コースを走らせてもらいましたです。途中で若干パラパラ雨が降ったものの,路面が濡れるまでは雨が振らなかったので,これならパナモリで走りに行っても良かったかな?とも思いましたが,パナモリで走りに行ったら,きっと土砂降りに見舞われるんでしょうから,これで良かったのではないかということで。プレオで走るときも2時間でトイレ休憩を入れるので,セブンイレブンを見つけたので,そこで休憩をすることにしたのですが,コンビニって薄皮シリーズをプライベートブランドっぽくして税込み100円で売っていることが多くありがたいなぁと思っていたのですが,セブンイレブンはあんこを増量して少し値段を上げたものを出したと思ったら,クリームパンもクリームを増量して少し値段を上げたものを出しているので,今後はセブンイレブン以外のコンビニで休憩しようかなぁと思ったりもしましたが,10月になれば消費税が上がり,それに伴う便乗値上げも多少はあると思っていますので,少し様子を見ることにしたいと思っています。
 月曜日から金曜日は仕事ということで特に書くことはないので省略し,今日は朝ゆっくりと起きた後は普段どおりのお休みパターンでしたが,買い物に行くとき,そろそろ朝ごはんで食べているふりかけがなくなるなぁということで,どうしようかなぁと思いましたが,ふりかけも少し飽きたなぁ(いろいろな味のものを買っていますが。)ということで,瓶詰め食品にしようということで,ノリの佃煮系となめたけ系を買わせてもらいましたです。瓶詰め食品は空き瓶や金属製のキャップがゴミになるので,ゴミがプラゴミしか出ないふりかけにしていましたが,ゴミはゴミで捨てればいいので,自分が食べたいものを買えばいいや!ということで。とはいえ,もう少しふりかけが残っているので,それはそれできちんと食べておこうとは思っていますです。明日は,天気予報では晴れ時々くもり所により明け方まで雨で午後の降水確率は20%,最高気温は34度ということなので,パナモリで走りに行こうと思っています。よく考えると,髪を切りに行ったり,降水確率が高かったりで,2週飛ばしていますが,まぁ,なんにせよパナモリで走れば楽しいのでよいかと(プレオに乗るのも楽しいのですが,やはりパナモリで走るときとはワクワク感が違うんですよね。)。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は遠藤ミチロウが亡くなった後の6月にリリースされたTOUCH-MEの“Live at APIA40 2016-2018”を紹介したいと思います。このアルバムは買おうかどうしようか悩んだのですが,遠藤ミチロウの最後の作品になるし,やっぱり買うしかないか!ということで買わせてもらいました。TOUCH-MEは遠藤ミチロウ中村達也とともに結成したアンプラグド・パンク・デュオで,結成18年目にして初の単独音源となるライブアルバムがこのアルバムになります。20166年と2018年にAPIA40で行われたライブから,遠藤ミチロウが病床で選曲したというんだから買うしかないよね,やっぱり。
 1曲目の“MISER”はTHE STALINの曲ですが,遠藤ミチロウ(以下,「ミチロウ」と書かせていただきます。)のザックリとしたギターのカッティングにタイトな中村達也のドラムが絡むと,それだけでカッコよいです。そこにミチロウが唄えば,それだけでグイグイ引き込まれてしまいます。年のせいか少し声が落ち着いている感じがしますが,パンクなブルーズという感じで素敵です。
 2曲目の“オデッセイ・2018・SEX”はMichiro Get The Help!の曲ですが,中村達也のドラムにミチロウのギターが乗っかり,加速していき,ブレイクしながらシャウトするミチロウがカッコよいです。そこにむりやりコーラスと言うよりヴォイスで絡んでくる中村達也もかわいいです。とはいえ,あの分厚い音で聴かせていたこの曲をブレイクだけで突っ走ってしまえる生身のリズム感が素晴らしいです。最後の方は少しミチロウの声が出なくなってしまうところもありますが,年を考えるとねぇ。とはいえ,この年齢でこのライヴはめちゃくちゃパンクだと思ったり。
 3曲目の“限りある限り”はSTALINの曲ですが,少し乾いたギターをシンプルな8ビートのドラムがしっかりと支えているという感じで,その上でミチロウが淡々と唄っているという感じなのですが,この乾いた感じが妙にいいんですよねぇ。いわゆる「THE」抜きのSTALIN時代の曲なので,そんなにハードな曲ではありませんが,乾いたシンプルな8ビートが心地良いっていう感じで,中村達也もヴォイスで絡みまくっています。
 4曲目の“負け犬”はTHE STALINの曲ですが,原曲よりは少しテンポを落としていますが,その分,重ために演奏しています。ミチロウの声が出ていないのですが,よく考えなくても,これ30年以上も前の曲だもんなぁ。というか,古さを全く感じないのは凄いなぁと。
 5曲目の“下水道のペテン師”もTHE STALINの曲ですが,原曲に近いテンポで中村達也が軽やかにリズムを刻み,そこにミチロウのギターとヴォーカルが乗っかる感じで,この曲をこんなに軽やかに唄っても良いの?という感じですが,ミチロウが唄っているんだから問題なしということで。この曲ではミチロウがバキューム・ヴォイスをキメてくれていますし,声もいい感じで出ています。
 6曲目の“音泉ファック!!”はソロの曲ですが,ソロの曲だけあって,ヴォーカルとギターとドラムの組み合わせに全く違和感がなく,中村達也のドラムに自然にミチロウのヴォーカルとギターが乗っかっていて,安心して聴くことができます。安心して聴くことができると言っても,安心して聴くことができる歌詞ではないんですけどね。とりあえず「ぬるいのは嫌いだぁ~!」ということで。
 7曲目の“STOP JAP 音頭”は羊歯明神の曲ですが,この曲を音頭で演りますか?という感じですが,ミチロウが演りたいって言うんだから仕方ないです。しかし,仕方ないというよりも,これは今の“STOP JAP”と理解して聴けば,これはこれで面白いかも?と思ってもみたり。
 8曲目の“マリアンヌ”はジャックスのカバーですが,いきなりのミチロウのバキュームヴォイスと中村達也の暴れまくりのドラムに果たしてどうなるんだ?と思っていると,ミチロウが3拍子のリズムでギターのカッティングを始めると,いきなり“マリアンヌ”になって立ち上がってくるところが素晴らしいです。
 9曲目の“解剖室”はTHE STALINの曲ですが,中村達也のドラムから始まり,ミチロウもそのリズムに乗って,スピーディーにヴォーカルとギターを乗せています。ほぼ,オリジナルのスピード感で最後まで突っ走ってくれて,カッコいいとしか言いようがないです。「バラバラになって,出ろ!」でございますね。
 10曲目の“コルホーズの玉ネギ畑”もTHE STALINの曲ですが,ちょっとコミカルなノリで演奏されていますが,元々,なぜに玉ねぎなのかよく分からない曲なので,こういノリも良いのではないかと。ところどころ入ってくる中村達也のバカっぽいヴォイスもカッコよいです。
 11曲目の“溺愛”もTHE STALINの曲ですが,元々重い曲なので,どうくるか?と思っていると,割と正攻法で,ミチロウのヴォーカルとギターだけで淡々と始まり,中村達也のドラムも控えめに叩かれていますが,ヴォイスだけは遠慮なく入れてきています。淡々と唄いながらも最後は壊れていくところがカッコいいです。まぁ曲の中でも「壊れていくのか?そのままでいいなら。」って唄っていますしね。
 12曲目の“ロマンチスト”もTHE STALINの曲ですが,オリジナルと同じテンポで突っ走っていますが,この曲は最初から中村達也のヴォイスが暴走気味になっていますが,ヴォイスが暴走していてもリズムがカッコいいからいいか?と思わせてくれます。
 13曲目の“誰だ!”はSTALINの曲ですが,原曲はハードロック風でしたが,果たして2人でどんな感じになるんだろうと思っていると,これが思い切って淡々とした感じにリニューアルされていてビックリしてしまいました。淡々とした感じなのですが,中村達也がサビで派手にドラムを叩きまくってくれているので,サビでは盛り上がってるなぁと思ってしまいました。
 14曲目の“午前0時”はCOMMENT ALLEZ-VOUS?の曲ですが,COMMENT ALLEZ-VOUS?自体がミチロウがサイケデリックな感じで演りたかったバンドなので,元々しっとりとしたメロディーラインなので,ギターとドラムだけでもしっかり曲として成り立っています。しっとりしたメロディーラインなので,中村達也のヴォイスも暴走することはなく,ミチロウの唄とギターを支えるようにドラムを叩いています。
 15曲目の“先天性労働者”はTHE STALINの曲ですが,この曲は本当,いつ聴いても,ギターとドラムだけで成り立っているなぁと思ってしまいます。この曲を聴いて思うのは,ギターを引きながらミチロウがアジっているのですが,ギターを弾きながらよくこれだけアジれるなぁということでしょうか。しかし,「万国のプロレタリアートは団結せよ~!」なんて言葉をこの時代にシャウトできるのはミチロウだけだったと思うんで,ミチロウ亡き後,この言葉も死んでいく(ミチロウは逆説的に使っていましたが。)んだろうなぁと思ってしまいましたです。
 16曲目の“Drum solo”は,タイトルどおり中村達也のドラムソロなのですが,こういうところにミチロウの優しさを感じてしまいました。とはいえ,中村達也のドラムソロがかっこ悪いわけはなく,叩きまくりながらヴォイスを所々に入れてくるのですが,最後は“天プラ”を唄ってしまうところは苦笑させていただきました。
 17曲目の“ワルシャワの幻想”はTHE STALINの曲ですが,トラメガを鳴らして始まり,そこに中村達也がドラムが入り,ベースがいないのにどうするんだろうと思っているが,ベースなんかいなくても関係ないという感じでギターのカッティングが入り,あとはミチロウと中村達也のシャウトしまくるというとんでもない曲になっていました。結局はミチロウの声なんだなぁと思い知らされてしまいました。「お前らの貧しさに乾杯!」だよなぁ,本当。
 ラストナンバーの“仰げば尊し”はソロの曲ですが,軽やかなギターカッティングで始まったと思ったら,そこに中村達也のドラムが入り,少し爽やかさが低減しますが,とはいえ,中村達也のドラムのドライヴ感に乗って,ミチロウが加速していく感じがカッコよいです。途中でお互いに紹介し合うのですが,そこにお互いの信頼感を感じたりして,少しホロッとしてしまいました。
 ミチロウのこの手の音ではM.J.Qがありますが,M.J.Qはドラムのクハラカズユキ以外にギターの山本久土が入っていることから,音は確かに厚いのですが,その分,バンドとしてのアンサンブルを意識した,きっちりした演奏になっていますが,TOUCH-MEはミチロウと中村達也だけなので,プリミティブというか,そのときの気分で2人ともやりたいようにやっているとしか聴こえない音になっているのですが,それがまた気持ち良いんですよね。

 ところで,話は変わってTHE GROOVERSの新しいアルバムの“RAMBLE”は先行リリースツアーに行って入手しているので,そろそろ紹介するか?とも思ったりもしなくはないのですが,実はこのアルバムは9月25日(水)が正式なリリース日になっています。そういうわけで,それまでネタにするのは待っていようかと思いましたが,なんとブレスト音楽出版のネット通販サイトのArtist-Direct Shop 405では先着200名限定で先行発売しているということなので,それなら正式リリースまで待たなくてもよいかなぁと思いつつ,そろそろ気まぐれというかネタのために買ったDiana Ross&THE SUPREMESも書きたいなぁということで,次からはTHE SUPREMESネタにして,正式リリースの前の週にTHE GROOVERSを書こうかなぁと勝手に考えています。