前回は自宅でブログをアップしたので,今週は単身赴任先のアパートからブログをアップする予定だったのですが,嫁さんから緊急帰宅を命じられ,今週も自宅でブログネタを書いているフルカワでございます。来週は定時の帰宅週なので連続3週間自宅にいることになりますが,仕事の都合で連続3週間単身赴任先にいることもあるので,まぁこういうこともあって良いのではないかと思っていますです。というか,普段は自宅に居ないので,嫁さんからの頼みであれば帰らせてもらいますですよ。これから先のこともありますしね。
というわけで,今週もバタバタのフルカワでございましたです。日曜日は単身赴任先のアパートへ帰る前に自転車屋へ寄り,タイヤとチューブを買い,本当なら明日(天気予報では雨なので)タイヤ交換をする予定でしたが,自宅に戻りましたので,5月の連休までにタイヤ交換をしておきたいなぁと思っていますです。月曜日は人事異動の日でしたが,私自身は異動はなかったものの,異動する人,異動で来た人との挨拶やらなんやらでバタバタしていましたが,新入社員の歓迎会があるということで,仕事はサッサと片付け,飲みに行かせてもらいましたです。火曜日は月曜日に仕事ができなくて溜まっていた仕事を何とか片付けていると,ふと気付けば午後9時を過ぎてしまいましたです。4月の頭から仕方ないなぁと思いつつも,水曜日は定時退勤日だから何とかなるだろうと安直に思い,週末に単身赴任先に居ないので,土曜日の午前中に片付けておきたい買い物等を仕事帰りにしようかなぁと思っていたのですが,そうは甘くなかったです。なんと木曜日中に処理しないといけない仕事が出て来て,午後5時の段階で私の前の作業担当者が処理中ということで,これは今晩中に片付けておかないといけないよねぇと思いつつ,仕事帰りにやろうと思っていた用事をどうしようかなぁと思いつつ,私の前の作業担当者に確認すると,「あと1時間程度かかると思います。」ということだったので,それなら先に用事を片付けてやれ!ということで,足早に用事を済ませ,アパートに荷物を持ち帰り,また職場に戻ったところで,私の前の作業担当者から「私の作業が終わりましたぁ!」ということで作業を引き継ぎ,それ!と作業をして,何とか午後8時30分過ぎに作業を終了させることができましたです。木曜日は若干体がヘロヘロでしたが,上司が着任するので歓迎会をやるぞ!ということになり,こういう話では私に「No」という選択肢は最初から用意されていないので,参加させていただきましたです。久しぶりに上品な店で日本酒をちびちびと飲ませてもらいましたが,アパートに帰って「何か飲み足りないなぁ。」ということで,風呂上がりに焼酎をロックで飲んでしまいましたです。昨日は自宅に帰らないといけないので,足早に仕事を済ませ,アパートに帰り,洗濯と簡単な掃除を済ませ,ファミマで晩ご飯の弁当を食べ,プレオに乗って自宅へ戻りましたです。しかし,暖かくなったですよね。今も長袖Tシャツ1枚でブログネタを書いていますが,これなら着て帰った冬用ジャンパーは要らないと思うので,このまま自宅に置いておいて,来週,まとめてクリーニングに出そうと思っています。
そういえば,よく考えれば今週誕生日だったんですよね。ということは50歳かぁ・・・40代もあっという間に通りすぎてしまったような気がします。「四十にして惑わず」という言葉がありますが,そんなことはなく惑いっぱなしだったので,多分,50代も惑いっぱなしで過ぎてしまうんだろうなぁと思っていますです。
フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回もPublic Image L.t.d.ということで,今回は。1983年9月にリリースされた“Live In Tokyo”を紹介したいと思いますです。このアルバムは,1983年6月に東京中野サンプラザで行われたライヴを録音されたものですが,この時期にはギターのキース・レヴィンも脱退してしまい,ドラムのマーティン・アトキンス以外はサポートメンバーという,バンドの形をなしていないライヴであったため,かなり批判されたような気がします。ちなみに,当時の12インチシングルの人気を受けて,12インチ45回転2枚組の形でリリースされました。
1曲目の“Annalisa”という曲は,タイトなドラムから始まり,やたらとパワフルな演奏が繰り広げられています。やはりキース・レヴィンのギターの音ってノイジーで陰湿な音だったんだなぁとスタジオミュージシャンの弾くギターの音を聴いて思ってしまいましたです。ジョン・ライドンのヴォーカルは変わらないのですが,演奏自体は普通のロックバンド然とした音になっています。
2曲目の“Religion”という曲は,荘厳なキーボードの音で始まり,ジョン・ライドンの「This Is Religion!」というシャウトから始まるのですが,演奏はノイジーになることはなくあくまでもタイトで,あの1枚目のアルバムでのヒリヒリするような緊張感はなく,ロックショーを聴いているといった感じでしょうか。そういう意味では悪くはないんですけどね,やっぱりあのヒリヒリするような緊張感のある演奏と比較すると,聴きやすいのですが,それだけという感じがしてしまいます。
3曲目の“Low Life”という曲は,ベースから始まるのですが,不安定なジャー・ウーブルのベースではなく,ピシッとしたリズムを弾くベーシストのおかげで非常にタイトな演奏になっています。しかも,キース・レヴィンであればノイズまみれにしてしまうキーボードの音も小綺麗な音にまとまっています。まぁ,スタジオミュージシャンがバックだからねぇと思わずにはいられない音でございます。
4曲目の“Solitaire”という曲は,キース・レヴィンとの決別によりお蔵入りになったコマーシャル・ゾーンというアルバムに入っていた曲で,このライヴ盤は初出なんですが,やたらとタイトなリズムのギターのカッティングがカッコイじゃありませんか。こういう音と当時のジョン・ライドンは望んでいたのかなぁと思わざるを得ない曲です。
5曲目の“Flowers Of Romance”という曲は,ドラムから始まったと思ったら,キーボードがウネウネとした音を鳴らしながら,ギターも少しはノイジーな感じで弾いていたりするのですが,そこはそれ,やはり本家のキース・レヴィンのノイジーで陰湿な音には叶いませんわね。でも,ベースレスにして原曲の感じを醸し出そうと頑張っている点については好感が持てる音になっています・
6曲目の“This Is Not A Love Song”という曲は,これもコマーシャル・ゾーンに収録されていた曲ですが,タイトなドラムに「This Is Not A Lovesong!」とシャウトしまくるジョン・ライドン,その他のメンバーは淡々と(レコードなので見えないので,そういう感じということで。)タイトに演奏をするという感じです。次のジョン・ライドンの展開は次のアルバムを待て!ということなんでしょうね。しかし,観客に手拍子をさせ,ノリノリで唄っているジョン・ライドン(これまた,レコードなので見えないので,そういう感じということで。)に,客に「黙れ!」と罵っていたパリライヴから遠くに来てしまったなぁと思ってしまいましたです。
7曲目の“Death Disco”という曲は,もっと陰湿な感じだったのに,えらいタイトでパワフルな曲になっています。まぁ曲名に「Disco」って入っていますので,ダウナーなダンスチューンでもいいんですけどね,この大胆な変わりようにはちょっと驚いてしまいましたです。まぁ,陰湿な感じの源はキース・レヴィンだったということで。
8曲目の“Bad Life”という曲は,これもコマーシャル・ゾーンに収録されていた曲ですが,これまたタイトなドラムから始まり,シンセが普通のフレーズを弾き,ギターはタイトにカッティングをキメ,ベースはところどころスラップを入れるなど,文句ないダンスチューンになっていますが,この音をP.I.L.が出す必然性があるのか?と初めて聴いた当時は思ってしまいましたです。
9曲目の“Banging The Door”という曲は,ドラムもベースもキーボードもギターもタイトないい演奏をしていますが,当時,私が聴きたかったP.I.L.の音はこんなんじゃない!って感じの演奏になっています。だって,P.I.L.の曲でベースがスラップしまくるなんて考えていなかったもんねぇ。でも,今聴くと,これはこれでカッコ良いのではないかと思いましたです。
ラストナンバーの“Under The House”という曲は,ジョン・ライドンがシャウトして始まり,そこにドラムの連打が絡みつき,ドラムだけをバックにジョン・ライドンが唄うのですが,中々カッコ良いです。そして「Thank you.
Tokyo」とジョン・ライドンが言い残して、このアルバムは終わります。
当時は,P.I.L.の魅力は,あの以上にヒリヒリした緊張感だと思っていたので,このアルバムで聴けるなんとなくリラックスした,タイトな演奏にはリリース当時は違和感を感じながら,次のアルバムでは一体どんな音になるんだろうと思ってしまったことを思い出してしまいましたが,こういう音をジョン・ライドンが目指していたからこそ,キース・レヴィンと決別することになったんだよなぁと今であれば思えたりもします。
加川良が逝っちゃった・・・私の大好きなシンガーである加川良が4月5日,急性骨髄性白血病でお亡くなりになりました。昨年12月に発売された“みらい”が最後のアルバムになってしまっただなんてちょっと信じられません。加川良のホームページで昨年の12月中旬にアップされた「2016年,ありがとうございました。私のお気に入りの「みらい」でした。ことしもあと2週間,もう半月で新春だ。良いお年をお迎えください。また,お会いします。2017年ありがとう「みらい」」という言葉が最後の加川良からのメッセージになってしまいました。このメッセージを読んだときは,まだまだ加川良の新しい音に触れることができるのではないかと思っていたのに,こういうことになってしまったのは,非常に残念でなりません。
加川良が唄うたいであったときの私に与えた影響は非常に大きなものでした。その頃,ニューミュージック(と呼ばれていた音楽)全盛期で,キレイな言葉であなたが好きだのどうしたのと唄うことが唄なんだという感じでしたが,そんな中,URCレコードがSMSレコードから復刻され,“教訓”を買って聴いたときの衝撃は忘れられません。自分の感情を,良いところも駄目なところも全て丸ごと唄にしていいんだ,そのとき自分が唄いたいうたを唄えばいいんだということを教えてもらいました。「死んで神様と言われるよりも,生きてバカだと言われましょうよね。きれいごとならべられたときも,この命を捨てないようにね。青くなって尻込みなさい,逃げなさい,隠れなさい(教訓?)。」,「もぐらはこの先,どこまで進む。腹で笑って最敬礼。一生ダメならせめて死ぬとき,苦しかったよ,泣いてやる。たまにはつぶやいてほしい。くやしまぎれの捨て台詞。唄は世につれ,風任せ。コンコン唄うはキツネかタヌキ(親愛なるQに捧ぐ)。」こんな唄を60年近く前に唄っていたんですよね。私にとってはこれらの言葉は今も生きていて,十分に通用する言葉達だと思っています。
特に“親愛なるQに捧ぐ”は私にとって永遠のテーマソングになるのではないかと思っています。加川良の初期のアルバムは残念ながら今は流通していないのですが,アマゾンMP3でアルバムごと買えるようになっています。“教訓?”は全ての楽曲が揃っているものの,“親愛なるQに捧ぐ”は多分,権利関係なんでしょうが,あの名曲“こがらしえれじい”がなぜか入っていないんですよねぇ。I Tunesでは入っているのにどうしてなんだ?と思ってしまいますが,何らかの権利関係があるんでしょう。ギター1本で叩きつけるように唄うこの曲をが1曲目の静かで内省的な“偶成”の後に入っているからこそ,このアルバムは名盤たり得るのだと個人的には思っているのですが,何とかならないですかねぇアマゾンさん。こうなると追悼再販を期待するしかないのかなぁ?と思っています。きっと追悼再販になったらサクっとカートにインするのだろうと思っていますです。