ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Hard Again/Muddy Waters


 先週のバタバタ感はいったいなんだったんだというような感じがしている今週末ですが,昨日は夜勤でしたので,午前中は掃除と洗濯をして,午後からは大型スーパーへ食材を買い込みに行き,パナモリを整備&掃除させてもらいましたです。よく考えるとパナモリの整備&掃除は初めてですが,まずはSPDペダルの調整をさせてもらいましたです。というのも,パナモリを買って初めてSPDペダルにし,自転車屋で初めてならクリートの固定力を最弱にしておいて,慣れたらもう少し強めにしたら良いですよということで,これまではクリートの固定力を最弱にしていたのですが(最弱でも立ちごけはしましたけどね。),最近峠を登っているとペダルから何か擦れるような音がするので,多分,クリートの固定力が最弱なので,クリートとペダルに少し遊びがあって,そこで擦れる音がしているのでないかと思うようになりましたです。そう思えば,自分で調整すれば足りるだけですので,駐車場へパナモリを出し,アーレンキーでまずは最弱から半分ほど強めてみたのですが,全く問題なくクリートが外せたので,もう少し強めても良いかな?ということで,もう半分ほど強めてみましたです。そうすると,これまではウニョっという感じではめたり,外したりしていたクリートが,カチっという感じではめたり外せたりできるようになったので(もちろん,外れなくて慌てることもなく。),当面はこれで走ってみようかなぁと思っていますです。それから,部屋の中にパナモリを持って帰り,チェーンの掃除をして,オイルを塗り直し,フクピカで綺麗に磨かせてもらいましたです。で,先週無理やり帰ったのも,パナモリの整備の関係があって,自宅では駐輪場までプレトレを持って降りて整備していましたが,正直,単身赴任先では室内で整備できるだけのスペースがありますし,自転車整備シートも買っているので,室内で整備することは全く問題ないのですが,クリーナーで滴り落ちるチェーンオイルをどうするかなぁということで,それなら自宅に余っているウエスを単身赴任先に持って来ればいいんでないかい?というわけで,先週はスラックスをクリーニング屋から回収するのを口実に帰りつつ,実は(スラックスの回収も落ち論大事ですが)整備用のウエスを取りに帰るのが裏の目的だったんですね。で,部屋の真ん中にパナモリを置いて,ウエスをオイルが滴り落ちそうなところに敷いて,室内できっちり整備させてもらいましたです。正直,自宅の駐輪場で整備すると,夏は暑いし,蚊には刺されるしで,結構,大変だったりするのですが,室内だと蚊に刺されることはありませんし,サーキュレーターで送風しながらの作業なので,結構涼しく作業もできますしね。
 で,先週は生存報告だけだったので,書けませんでしたが,先々週の日曜日は天気が良かったので,これは日本海側へ走るしかない!ということで,延々峠を超えて,行って来ましたパナモリで日本海を見に。これまでバイクで日本海側へ出たことはありますが,自力で日本海側まで出ると,やはり感動しますねぇ。峠の上りの苦しさもなんのその,目の前に開ける日本海を見れば,そんなことは吹き飛んでしまいましたです。実はそれよりも問題なのは,復路の下りなのですが,それは後で書くとして,復路の上りで登っていると,反対車線をバー・センター・バーを握って峠を下ってくるロードが1台いたので,頑張っているなぁということで,手を振ると,向こうも頷いて走り去っていきましたです。しかし,こっちは下ハン握って峠を下るのも結構ヒヤヒヤなのに,バー・センター・バーを握ったまま下れるなんて本当に凄いなぁと思ってしまいましたです。私も慣れれば余裕で峠が下れるようになるのかなぁと思いながら,まぁ精進して走りこんでいくしかないかなぁと思いながら,峠を登らせてもらいましたです。で,峠の下りに入るのですが,なぜか,道路に補沿い溝が掘ってあるんですよねぇ。登るときは良いんですよ,スピードが出てないから。しかし,これが下りでかなりスピードが出る上に,自動車に追い越されながらということになると,溝でタイヤを取られて転んで自動車に踏まれるのは正直避けたい話ですので,バックミラーを見ながら,後方に自動車の影が映ると,道路の左端に寄りながらブレーキを掛け,自動車をやり過ごしたらまたブレーキを離しという走り方をせざるを得ず,精神的に疲れてしまいましたですね。とはいえ,峠を越えて往復90キロを5時間で走れたのでまぁまぁかなぁと思っていますです。正直,結構きつい登り坂が多くて,目の錯覚で少し下りになったかなと思ったら,緩い上りだったという心が折れそうなところもありましたし。でも,自力で足をつくこともなく,最後まで走り切れたので,自分としては気分爽快!ってなところでしょうか。
 で,肝心の今日なんですが,降水確率70パーセントということで,パナモリで走りに行くのは無理だったのですが,昨晩は夜勤であんまり寝ていないので,まぁちょうど良いかなぁと思っていいつつ,レーダー・ナウキャストを見てみると,午後から何とか2時間ぐらい雨が振らないような雲行きなので,いい加減パナモリの初期点検を出しに行きたいなぁと思っていましたが,結局は断続的に雨が降るわ,風はメチャクチャ激しいわで断念させていただきましたです。明日の午後はこの間の休日出勤の代休日なのでパナモリで走りに行きたいと思っているのですが,なぜか降水確率が明日も高いようなので,家で腐っているしかないかなぁと思っていますです。せめて自転車屋に行けるくらいの天気だったらいいんだけどなぁと思っていますが,台風が近づいているみたいなので,やっぱり無理かなぁと思っていますです。せっかく昨日パナモリを綺麗にしたばかりなのに無理して走って汚すことはないので,明日の午後も大人しくしておきましょうかね。

 さて,音楽系ネタが尽きると,昔の洋盤の3枚ボックスセットを買っているフルカワでございますが,今回はシカゴ・ブルースの父とも呼ばれているMuddy Watersのボックスセットを買ったので,それを1まいずつ紹介したいと思いますです。とはいえ,今週中に多分THE GROOVERSの新譜が届く予定になっていますので,途中でTHE GROOVERSの新譜を挟み込むかもしれませんが。というわけで,今回ご紹介するのはMuddy Watersが1977年に発表した“Hard Again”というアルバムです。ジャケットの写真からしてもうかなりのお歳であることが伺え,パワフルというよりも渋いという感じですかねぇ。でもパワフルだったりしますし。まぁフルカワの能書きなんてどうでもいいんだよ!というくらいカッコ良いアルバムになっています。
 1曲目の“Mannish Boy”という曲は,Muddy Watersのシャウトとギター1本で始まり,そのバックで誰かがシャウトしていると思ったら,シンプルな1フレーズをひたすら繰り返し,自由に言葉を乗せながら,徐々に盛り上がっていく曲なんですけど,バックのコール・アンド・レスポンスとはいえない単なる叫び声がスタジオ録音なのにライヴ盤と勘違いさせてしまうかのようなライヴ感があって,もの凄くカッコヨシです。中盤からMuddy Watersがちょこちょこギターをバンドの音に挟みこむのですが,その挟み込み方が難しいことはしていないのですが,メチャクチャツボを抑えた音なので,思わずブルースよねぇと思ってしまいましたです。
 2曲目の“Bus Driver”という曲は,Muddy Watersが語り始めたと思ったら,バンドの音がザクッと入ってくるんですけど,この曲はブルース・ハープの音がメチャクチャたまりませんねぇ。ちょっとゆったりめのリズムに自由自在にブルース・ハープで曲の色付けをしていくのですが,知っている人は知っていると思いますけど,ブルース・ハープってそんなに音の数が多くないのですが,そのブルースハープでここまで曲の色付けができるのは本当,凄いなぁと思っていましましたです。間奏のMuddy Watersのギターとブルース・ハープの絡みも堪らんなぁという感じですねぇ。後半のボトルネックのソロもメチャカッコいいですしね。
 3曲目の“I Want to Be Loved”という曲は,最初のスネアの音からちょっとポップな感じを受けましたが,バンドの音が入ると,跳ねたリズムの(フルカワ的には)ポップなエレクトリック・ブルースになっています。本当,ドラムもベースもシンプルな叩き方だったり,ベースラインだったりするのですが,それが微妙に跳ねていて,本当,本場のブルース・マンは違うよねぇと思ってしまいましたです。1977年録音なのにざらついた感じの音も非常に雰囲気を出していますです。
 4曲目の“Jealous Hearted Man”という曲は,う〜んブルースよねぇという感じの曲で,少しくぐもったブルース・ハープの音色に言葉を放り投げるようなMuddy Watersのヴォーカルがぴったり合っています。間奏のブルース・ハープのソロもこれでもかっ!っていうくらいに吹きまくっていて,非常にカッコヨシです。後半のギターソロも音色からMuddy Watersだと思うのですが,結構,気持ち良く弾きまくっていて聴いている方も思わず一緒になってエアギターを弾きたくなってしまいましたです。
 5曲目の“I Can't Be Satisfied”という曲は,アコースティック・ブルースで,アコギのボトルネックの音がもうたまりませんねぇ。リズム隊もスネアをブラシで叩くくらいで,後は薄っすらとアコースティックギターがガシャガシャとした音で過ティングしているだけなのですが,妙にハマるというか,気持ち良いんですよね。流石,Muddy Watersと思ってしまいましたです。とこどころ合いの手みたいなシャウトが入るところは,思わず合いの手は世界をつなぐ!と思ってしまいましたです。
 6曲目の“The Blues Had a Baby and They Named It Rock And Roll (Part 2)”という曲は,ブルース・ハープの音で始まったかと思うと,ゴキゲンなエレクトリック・ブルースを演奏してくれています。タイトルにRock And Rollって入っているとおり,結構,ノリノリの曲で,間奏のギターソロもこれぞエレクトリック・ブルースっていう感じで弾きまくっていて,これまたスピーカーの前でエアギター状態になってしまいましたです。
 7曲目の“Deep Down in Florida”という曲は,タイトルどおり重たく引きずるようなリズムの曲で,しかし暗くならないところがブルースだなぁと思ってしまいました。多分,日本人がこんなに重たいリズムの曲を作ったら情念ドロドロの曲になってしまうような気がしますが,Muddy Watersはそんなことはなく重たいリズムの曲なんですが,カラッとした感じで唄っていますです。ただし,フルカワは英語が全く分からないため,歌詞の内容が一切分かりませんのでので,こんないい加減な感想を書いていますが,そこは勘弁してくださいということで。だって「フロリダで深く落ちていく」っていう直訳しかできないので,ごめんなさいです。
 8曲目の“Crosseyed Cat”という曲は,ちょっとファンキーなノリのエレクトリック・ブルースで,ホーンの代わりにブルース・ハープがリフを吹きまくっているのですが,それがメチャカッコいいんですよね。ドラムとベースとギターはあくまでもリズムをきっちり刻みながら,その上をブルースハープがリフを吹きまくり,途中でピアノが少し奥まった音でソロを取ったり,ギターはギターで自由にソロを取りながら,きっちりブルース・マナーに乗っかっていたりと,エレクトリック・ブルースバンドここにあり!みたいな音になっていて聴いていて非常に楽しい音になっていますです。
 9曲目の“Little Girl”という曲は,音が出た瞬間のギターの音から,「はい,文句は何もありません。」っていう感じの音で,ゆったりとしたテンポの曲なんですけど,ドラムとベースがリズムをきちっと刻む中をギターもブルース・ハープもピアノも弾きまくっていて,ここで弾きまくりの曲を持ってくるかぁという感じでバンドの音を堪能させてもらいましたです。弾きまくりというと比較的早めのリズムの曲というイメージがなきにしもあらずですが,そこはブルース,ゆったりとしたリズムの中にこれでもかっ!っていう感じで各楽器が弾きまくっていて,聴いているこっちはただただ圧倒されてしまいましたです。
 ラストナンバー(というかボーナストラック)の“Walking Through the Park”という曲は, Johnny Winterの“Nothin' But the Blues”にも入っていた曲で,この曲だけがクリアな音で録音されているので,少し違和感があるのですが,クリアな音なので各楽器がどんな演奏をしているのかがよく聴こえるので,ボーナストラックとして聴けば,違和感なく聴けるのではないかと。もちろん Johnny Winterのアルバムではないので,ヴォーカルはMuddy Watersですしね。Johnny Winterのヴォーカルと違って,渋みがあるなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,このアルバムで凄いなぁと思うのが,多分,ほぼ一発録音なんですよね。というのも綺麗にフェイドアウトさせてごまかしている曲もありますが,大方の曲では曲が終わるとみんなで「Yheh!」とか言っているので,とてもフェイドアウトでごまかすことができずに,そのまんまフェイドアウトしていっているのですが,それがまた味というかイイ感じなんですよね。ブルース・ブラザースの裏話で「撮影だけして後で唄を合わせるけど,昔のミュージシャンはそれができないので,一発撮りで臨んだ。」っていう話がありましたが,きっとMuddy Watersもそうなんだろうなぁ(というか,昔はそもそもダビングなんてできないので,レコーディングも一発録りしかありませんでしたしね。)と思ってしまいましたです。

 ところで,話は急に変わり,プレオに載せているカーナビ(というかポータブルナビ)なんですが,どうも自宅から単身赴任先まで走っても満充電にならないことが続き,その上,途中でコンビニ休憩している間に電源が落ちてしまうので,これまもう,あれだね,バッテリーが死んだんだねということで,プレオに乗ることも増えましたし,この際カーナビを買い換えることにしましたです。よく考えると,ポータブルナビって,その昔,家族で旅行に行った時に買ったものなので,今から少なくとも8年前に買ったことになりますから,バッテリーが死んでも無理はないだろうということで。で,いつものようにアマゾンで,高機能でなくても良いし,有名ブランドでなくても良いので,適当なのがないかなぁと思って探してみると,1万2307円で「旅ナビ 7インチカーナビゲーション るるぶDATA内蔵 MA-715」とかいうのがあったので,サクッとカートにインさせていただきましたです。この値段ならこの間,自宅のあるブロック支店へ行った出張費でペイできるなぁ(往復新幹線のチケットは現金購入したので,引き落とし用口座に振り込まれた出張費はそのまま引き落とし口座に残しておけるので。)というのもありましたし,今使っているカーナビの液晶は3.5インチという今では信じられないようなサイズですが,今度のナビは7インチということで画面も見やすいでしょうし,wmaファイルも再生でき,マイクロSDカードが8GBまでなら対応可能ということなので,パソコンのメディアプレイヤーで管理しているwmaファイルを転送しておけば,カーステレオで自由に聴けますしね(実はプレオに積んでいるカーステレオはAUX入力対応なので,100円均一でステレオミニプラグ−ステレオミニプラグのケーブルを買って,場合によってはZen X-fi3を繋いで聴くのもありかなぁと思っていたのですが,わざわざZen X-fi3を繋ぐもの面倒なので,ケーブルは使っていなかったのですが,カーナビなら繋ぎっぱなしにしておけば良いので。)。問題はナビを使いながら音楽が聴けるのか?という疑問がないではないですが,まぁやってみながら試してみれば良いかぁという相変わらずのいい加減な感じで。とりあえず,今週末は自宅に帰りますし,3連休なので時間がある(3連休なのでパナモリは持って帰りませんし。)ので,自宅で新しいカーナビを弄りながら,取り付けてみようかなぁと思っていますです。
 まぁ,少なくとも,今のカーナビよりは便利になるのは間違いないので,良いのではないかと思っていますです。