ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ゴールデン☆ベスト〜As Time Goes On〜/原田知世


 ネット上でソニータイマーという言葉はよく聞いていたのですが,まさか自分が経験するとは思いませんでしたねぇ。というのも,この間の土曜日の夜に嫁さんから「テレビの電源が入らなくなったんだけど,取扱説明書を見ても何も書いていないのでよく分からない。」と言われて,約1年前に購入したソニーブラビアの前に行ったところ,電源を再投入しても赤いランプが点滅するだけで,うんともすんとも言わないテレビが。ソニーのサイトで調べてみたところ,他のコンセントに繋ぎ変えてみてくださいという訳の分からない指示が。他のコンセントに繋ぎ変えてみたところで何も変わるわけはないだろうと思いつつ,まぁ念のためやってみたら,やはりうんともすんとも言わないわけで。仕方ないので,ランプが7回点滅していることを確認した上でネットで検索してみると,出るは出るは同じような症状になった人が。要は温度管理のセンサー異常らしいのだけど,こんなに書かれているっていうことは,はっきり言って欠陥品ではないの?自動車だったらリコール対象だよなぁと思いつつ,翌日,サポートセンターに電話をすると,サポートセンターのお姉ちゃんにブラビアの型番を告げたところ,延々待たされたあげく,型番が違うとか言われ,お姉ちゃんに型番を言わせると,向こうが0を1つ入力し忘れていたことが判明し,更に待つこと数分,「それは温度センサーの異常のようです。」としれっと言うもんだから,そんなことは知って居るんだよ,早く修理について説明しろよというわけで,それは知っているから,早く修理法方に変われよということをやんわりと告げると,待つこと数分,「担当の電話が繋がらないので,後でかけ直して良いでしょうか。」と言ってきたので,さすがに切れてしまいました,いつまで待たせるんだ,せめていつころまでにかけ直すのか時間を言ってくれないと,こっちはずっと待つことになるだろうと言うと,「お昼までには掛けます。」とのこと。おいおい,今はまだ9時20分だぞ,更に3時間近く待たせるのか世,ということで,オブラートに包むことなく言うと,「では何時まででしたらお待ちいただけますか?」とのことでしたので,10時までなら待ちます,私だって他の用事があるんだし,5年使って壊れたとか,使い方が悪くて壊れたのであれば,こちらも考えますけど,普通に使って1年も経たないうちに壊れたのでは,そちらもそれなりの対応をしてもらわないと納得できませんよと伝えると,「10時までにかけ直すようにします。」ということだったので,待っていると,10時までには掛かってきたので,それはそれで評価しますが,修理の時間が月曜日が最速で,昼に家に誰もいないのであれば,午後6時から9時の間に伺いますとか言うので,平日のそんな時間に家に来て作業してもらっても困る,独り身ではないので,子供にご飯も食べさせないといけないしと言うと,では午後3時から午後6時の間に伺いますということだったので,仕方なくそれで了解し,遠距離通勤をしているので,修理に来る前に携帯に電話してほしいとお願いして了解してもらって,月曜日はなんとか仕事の都合をつけて午後から家に戻って(と言っても遠距離通勤なので,家に着いたのは午後2時30分でしたけれど・・・)まぁ,せいぜい3時過ぎか4時までには来るだろうと待つこと,3時から1時間30分後,家の電話がなぜか鳴ったので,出てみるとソニーの修理担当者で今から行くので5時前になるということでした。おいおい,どんだけ待たせればいいんだよ。こっちは黙って待ってるんだよ。前後の作業が入ることはよく分かるけど,それなら3時間でなく,2時間程度の幅にしてくれよ。そんなことをやっているから,個人情報が流出したりするんだよ(あんまり関係ないか・・・)。しかし,テレビに合わせてブルーレイもソニーにしたので,こっちもソニータイマーが発動するんだろうか。まぁ,今回救いだったのは,購入後1年経過まであと20日あるので,無料保証期間内だったことかなぁ。日曜日の段階では1晩テレビを寝かしておいたら電源が入るようになったので,修理受付担当の人は修理は次にしますかというようなことを言ったのですが,購入後1年を経過したら有償修理になるので(修理受付担当も1年を経過したら有償修理だと言った。),いつ調子が悪くなるか分からないので,すぐに交換してくださいと強くお願いして無償修理をしてもらったぐらいでしょうかねぇ。それ以外は,本当,ひどい目にあったとしか言いようがないんですけどね。でも,まぁ修理担当者のお兄ちゃんは良い人で,温度センサーの基盤(35回もエラーが出ていたようです。)の交換以外に,スピーカーの防振処理が片側しかされていない(これもどうかと思うのですが・・・)ので,防振処理がされていないほうをやってくれたり,ついでに防振処理をしておいた方が良いところもやってくれたしな。ついでにブルーレイのリセットの話をしたらHDMIケーブルが値段の割に大したケーブルではないので,映らないときにはRCAケーブルで繋いでみて,それで大丈夫ならHDMIケーブルを疑った方が良いなど,良い話も聴けたし,画面用のクロスもくれたしな。帰り際に兄ちゃんが,何かありましたらまたお願いしますとのことだったけど,まぁ,当分何もない方が良いんですがね,こちらとしては,はい。

 で,ソニータイマーの話はこれくらいにして,今回は原田知世フォーライフレコード時代のベスト盤が新たに発売されたので,それを取り上げたいと思います。フォーライフレコード時代の原田知世のベスト盤といえば,Best Harvestっていう奴があるのですが,後藤次利がアレンジャーになった以降,原田知世の音楽から離れていた私としてはベスト盤に3000円を出してハズレなのもなぁという思いから今まで買っていなかったのですが,今回ゴールデン☆ベストシリーズから2000円で発売されるということなので,2000円ならまぁハズレでもあきらめもつくかというわけで買ってみたのですが,これが思ったよりも良かった。というか,フォーライフレコード時代の原田知世を一切聞いていなかった私としては逆に新鮮に聞くことができましたです。フォーライフレコード時代があって,music&meに繋がり,今があるということがよく分かりましたです。
 1曲目の“Silence Blue”という曲は,シンセの静かな音が当分鳴っていたと思ったら,原田知世のヴォイスが入り,リバーブの掛かったドラムの音が入り,アコースティックギターのカッティングとドラムが気持ちの良い拡がりを出している曲なんですが,原田知世のヴォイスと唄い方の変化に驚いてしましました。これより前の唄い方は,もっとアイドル系というか,特に後藤次利がアレンジをしていたころは,なんか声質にバックの音が合っていないというか,無理をしている感じがあったのですが,この曲では原田知世の柔らかい声を包み込む拡がりのある音で,原田知世のヴォイスの良い面が生かされているなぁと思いましたです。
 2曲目の“うたかたの輪舞曲“という曲は,タイトルに「輪舞曲」とあるとおり3拍子の曲で,リズムと原田知世の唄い方が非常にイイ感じで融合しています。やはりアレンジはドカドカした音でない方が原田知世には合うなぁと思ってしまいました。シンプルで拡がりのある音に柔らかな原田知世の声を,そして無理して声を張り上げることのない曲調であれば,こんなにもイイ感じになるんだなぁと思ってしまいましたです。これもアイドルを脱皮したから出せる音なのかもしれませんけどね。
 3曲目の“Jamais-Vu”という曲は,打ち込み系のリズムの立った曲ですが,歪み系のギターは廃して,アコースティックギターと歪ませないエレクトリックギターがさわやかにリズムを刻み,その上を原田知世が唄うという,これもイイ感じだなぁ。打ち込み系の音と生楽器が気持ちよく絡んでいるところはpupaにも繋がるところがあるかもなどと,少し思ってしまいましたです。
 4曲目の“さよならを言いに”という曲から7曲目までは鈴木慶一が作詞,作曲,編曲をして,鈴木慶一の考える大人のアイドル(?)を具現化しているような感じの選曲です。で,“さよならを言いに“という曲は,いかにも鈴木慶一という感じのエレクトリックノイズを織り交ぜながら基本的なリズムはレゲエなんですけど,メロディーはバラードというか,スローなテンポで,ヴォーカルはレゲエのリズムではないのですが,そこがまた面白いなぁというか,多分,鈴木慶一的にも原田知世にもろレゲエのリズムで唄わせても似合わないと思ったんだろうなぁと勝手に解釈しているのですが。
 5曲目の“月が横切る十三夜”という曲も,いかにも鈴木慶一らしいふにゃふにゃしたシンセの音で始まり,基本的には音をあまり詰め込まずに(とはいえ,鈴木慶一御大なので,トリッキーなエレクトリックノイズは随所に飛び道具のように使われてはいますが・・・),原田知世のヴォイスを前に出すアレンジにしていますです。間奏のふにゃふにゃしたシンセに絡むギターの音もインチキ臭くていいですねぇ。
 6曲目の“100 LOVE-LETTERS”という曲は,ストレートなポップな曲,というかモータウンかな。でも思いっきりモータウンっぽくせず,軽く,サラっと流れるような音にしているので,原田知世の声質とぶつかり合うことなく,うまく融合していると思います。これをモロにモータウンっぽくしてベースラインなんかも思いっきり前に出したりすると,このサラっと感がでないんだろうなぁと思ってしまいましたです。そういう意味では鈴木慶一サウンドプロデュースのおかげかなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“消せない大文字 I LOVE YOU”という曲は,タイトルは恥ずかしいのですが,楽曲的には“雨に唄えば”チックなフレンチポップっぽい曲なんですが,これがいいんですよ。ここから8曲目から11曲目までのトーレ・ヨハンセンのスエディッシュ・ポップ路線に行ってしまうのかと思うと,少しターニングポイント的な曲なのかなぁと思ってもみたりしました。
 8曲目の“シンシア“という曲は,music&meでも再演されていましたが,オリジナルのアレンジもいいですねぇ。基本,アコギのフィンガリングの音に乗せて,原田知世が押さえた感じで唄っているのですが,本当,歌詞の内容,メロディー,アレンジの全てが素晴らしいというか,大好きなんですよね,この曲。個人的には大好きなラブソングのベスト10には絶対入る曲ですね。素晴らしい。
 9曲目の“ロマンス”という曲は,ストレートでポップなんだけどうるさくない名曲ですね。トランペットのリフも気持ちよく,アコギのカッティングのリズムに乗って,原田知世が軽やかに唄っているのですが,この曲もいいですねぇ。メロディーラインも非常にシンプルなのですが,シンプルが故に原田知世の声質が際だつというか,曲や歌詞のコンセプトもスっと入ってくる感じがあります,素晴らしいでございます。
 10曲目の“春のうた”という曲は,反復系のキーボードの音で始まったと思ったら,いきなり原田知世のヴォイスが乗っかってくるというファンにとっては,いいぞ,このいきなり感歯という感じですね。“シンシア”や“ロマンス”が少し大人の女性の雰囲気を醸し出しているとすれば,この曲はかわいらしさ感を出しているというか,いや本当,唄い方というか声というか,いいんですよ,キュートで。えぇ,ファンのひいき目が200パーセントぐらい入っているとしても,それを差し引いても,原田知世の可愛いさが前面に出ている曲だと思いましたです。
 11曲目の“Blue Moon”という曲は,ドラムがちょっと変則的なリズムを刻みながら始まり,ちょっとダウナーなベースラインとギターのリフとフルートのメロディーが曲の雰囲気を盛り上げてくれています。原田知世のヴォイスにも少し深めのリバーブを掛け,雰囲気たっぷりに唄ってくれていますです。基本的にはダウナーな曲なんですけど,重たくなりすぎないのは原田知世の唄のおかげだと思いますです。
 12曲目の“Road and Blue Sky”という曲は,タイトルどおり自動車の唄なんですが,原田知世の自動車の唄といえばあの迷曲“雨のプラネタリウム”があるのですが,あんな大仰な唄ではなく,本当,さりげなく,サラっと唄ってくれています。イントロや間奏で吹かれているフルートが非常に気持ちよい音を聴かせてくれています。やっぱ「やさしくするのはやめて,もうこれ以上!」とかシャウトするようなキャラが似合うようなタイプじゃないもんなぁ,原田知世は。本当,力まず,軽やかに唄うのが一番似合うと思いますです。
 13曲目の“Take me to a place in the sun”という曲は,スネアの連打から始まり,キュートな原田知世スキャットが入る,ポップでキュートなポップソングです。本メロ部分も良いのですが,この曲ではスキャットが素晴らしくキュートで,もうそれだけでファンとしては満足でございますが,ラストの「Take me to a place in the sun take me there」の伸びやかなヴォイスのリフレインも良いですし,いったん終わったと見せかけてスキャットフェイドアウトしていく構成にもやられてしまいましたです。
 14曲目の“As I like”という曲は,うって変わってシンプルなアコースティックギターのリフレインが印象的な曲なんですけど,歌詞の内容は原田知世的には過激というか,いきなり「もしも明日,この世界が終わりを告げるなら,何をしよう。こんな朝はぼんやり考えてみるの。変わりない毎日に少し飽きて。」で始まるんですけど,アコースティックギターアコーディオンの柔らかい音に挟まれて,淡々とした唄い方をしているので,少し毒気が見えにくくなっていますけど,結構,毒のある曲だと思うんですけどね。
 15曲目の“空と糸 -talking on air- (Edit Version)“という曲は,全編英語詩で,原田知世の全編英語詩というと“Help Me Linda”のあのいかにもカタカナ英語な唄しか知らなかった私ですが,この曲を聴いて,あぁ本当にシンガーとして成長したんだぁと思いましたです。本当,全然カタカナ英語でないんですもの。ストリングスを中心にしたアレンジですが重たくなることもなく,原田知世とストリングも含めたアレンジが上手く絡み合っているなぁと思ったら,アレンジは鈴木慶一でした。やるなぁ,鈴木慶一!と思ってしまいましたです。
 16曲目の“砂の旅人”という曲は,ドラムのリムショットとピアノで静かに始まり,そこにドラムがシンプルな8ビートを刻み,フルートがアイリッシュなメロディーを奏でながら,原田知世流のメッセージソングが奏でられていますです。「単調に思える日常の中で,流されて行けば何処へ着くのだろう。ぬるい水に浸かった夢はやがて溶けて消えるよ。」だの「見つけた機能の応えさえ,今朝は違う気がしてる。届きそうで届かない新しい明日」とか,私的にはグサグサ突き刺さってくるような言葉を柔らかい声で静かに突きつけられると「やられました」という感じでございます。
 ラストナンバーの“あした”という曲は,原田知世流の応援ソングなんだと思いますが,8ビートの早いリズムに乗せて,安直に「ガンバレ!」だとか「負けないで」etc,etcと安直な言葉を吐くのではなく,ゆったりとしたメロディで「悲しみも,喜びも繰り返す今日も。その全てあしたのあなたのために。」「お月様ひとつ,お日様ひとつ,一人一人のあしたのために。」と全てのことは明日に繋がっていて,そして誰の上にも等しく月と太陽があるじゃないかという間接的に元気づけてくれる唄になっています。間奏のスライドギターがイイ感じだなぁと思っていると,アレンジは鈴木慶一だったりして,本当,やるなぁと思ってしまいましたです。
 フォーライフ時代の原田知世も素晴らしかったのねと思いつつ,多分,リアルタイムで聴いていればこのベストアルバムも物足りないものだったかもしれないなぁと思いつつ,逆にスルーしていたからこそ,今回,新たな気持ちで出会えたのではないかと,あえてスルーしていたことに感謝したいと思いますです。でも,やっぱり私にとって永遠のアイドルなんだよなぁ。

 で,梅雨だよ,梅雨。本当雨が良く降るよなぁと思いつつ,今日は少し晴れ間が出たので,プレトレのチェーンにサビが浮いていないことを確認して(隣にGIANTのROCKは可哀想にチェーンからスプロケまで真っ茶色なんですが,私の自転車ではないので,知りませんということで。),長くなった髪を切って,思ったより早く済んだので,リアルあさひに工具を買いに行きましたです。というのも,振動でバックミラーが緩んでしまうことは既に書きましたが,それであれば携帯型マルチツールを持っておけば少しは安心かと思い,本音バンバンのサイクルベースななしで調べてみると,リアルあさひのハンディツールマイクロ 6機能(+,−,アーレンキーの3,4,5,6がセットになったもの。)が評判が良いので買いに行ってみると480円で売っているではありませんか。しかもコンパクトだし。これならプレトレで走っているときに愛用しているヒップバッグに英式バルブアダプターと一緒に入れておいても財布とか家の鍵とか入るなぁと一人でニンマリしていますです。まぁ,こんなもののお世話にならないように,定期的に増し締めをしていればいいんですけどね。まぁ安心料ということで。
 しかし,駐輪場の前で道路工事をやっている上に雨が降ったりしているので,プレトレが非常に汚くなっていますです。明日,雨が降らなければ,キレイに拭き取って,空気圧をきちんとして,走りたいよなぁと思っているのですが,どうも明日の予報は雨のようなので,どうなることやらなんですけどね。でも,まぁ,今日も予報では「雨ときどきやむ」という予報が良い天気だったので,明日の「くもり後雨」もなんとかならないかなぁと思ってはいるんですけどね。