ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

陽水 II センチメンタル/井上陽水


 6月らしいどんよりとした空ですが,今週末にはもう7月になるので,ぼちぼち良い天気にならないかなぁと思っているフルカワです。普通は梅雨入りしても雨が降らず,梅雨明けしてから雨がフルみたいな感じですが,今年は梅雨入りしてからしっかり雨が降ったので,梅雨があければ良い天気が続けばいいなぁと思っています。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は昼ごはんを食べてから,プレオに乗って山の中の町まで戻りましたです。予報どおりくもりの天気でしたので,窓はフルオープンにして,暑くもなく寒くもなくという感じでいい感じで走れましたです。いつものようにセルフのガソリンスタンドで満タンにして,途中の道の駅で音源をCD-RからカーナビのSDカードに切り替え,アパートに戻る前に大型スーパーで週末までの食材を買ってからアパートまで戻りましたです。
 月曜日からは仕事ということで,相変わらずジタバタしている間にあっという間に週末になってしまいましたが,今週は山の中の町で過ごす週ということで,食パンが1枚残っているので,仕事帰りにドラッグストアで追加のパンを買って帰ったのですが,ここのところ買えなかった塩バターフランスパンが買えたので,ちょっとご機嫌になりましたです。土曜日は少しゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べたあとはワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をして,大型スーパーへ1週間分の食材を買いに行き,昼ごはんに献血ルームでもらったルーロー飯を食べてから,久しぶりに知人に会いに行くことにしましたです。山の中の町なので最寄りの駅が新幹線駅ではないことから,徒歩で駅まで行って,在来線で新幹線駅まで行って・・・とやっていると無駄に時間がかかってしまうので,それなら新幹線駅までプレオで行ってしまえということで駐車料金を調べてみると,新幹線駅があると行っても街ではなく町なので,24時間の駐車場料金がめちゃ安いではありませんか。これは駐車料金を払ってもプレオで行った方が体も心も楽だなということで,プレオで新幹線駅まで行くことにし,そうするとどうせ飲むのでビジネスホテルを確保して,次の日ゆっくり帰ればいいじゃん!ということでビジネスホテルも確保させてもらいましたです。というわけでプレオで出発し,無事新幹線駅近辺に到着したのですが,なんとコインパーキングというコインパーキングが満車ではありませんか。しかし,乗る予定の新幹線の発車時刻も近づいていることから,多少の支出はやむなしということで駅の駐車場に止めたのですが,なんと24時間だと5000円近い金額になるとのこと。とはいえ,乗る新幹線を遅らせることもできないのでやむなしということで。予定どおりの新幹線に乗り,知人の住んでいる街に到着したので,まずはビジネスホテルにチェックインして,そそくさと待ち合わせ場所に行ったのですが,普段,山の中の町で歩いている人なんてほとんどいない生活をしているので,歩いている人の多さに圧倒されてしまい,知人に「こんなに歩いている人を見るのは久しぶりだよ。」なんて言ってしまい,笑われてしまいましたです。正直,3年ぶりになる人との会話を楽しみながらの飲酒は本当,幸せな時間でしたね。一人で飲んでも美味しいけれど,たわいのない話をしながら飲むのもやっぱりいいなと思ってしまいました。知人と分かれて,ビジネスホテルの隣にコンビニがあったので,そこで朝ごはん用の惣菜パンと紙パックのカフェオレともう少し飲みたかったので缶ビールと缶酎ハイとつまみを買ってビジネスホテルに戻り,ウダウダ缶ビールを飲んで,ちょっと横になったら,そのまま寝てしまいました。
 今日は少し飲みすぎたかな?と思いつつも午前7時に目が覚めてしまう悲しいアラ還でございます。冷蔵庫に入れておいた惣菜パンと紙パックのカフェオレで朝食を取った後,缶ビールの底に少しビールが残っていたので,それを流して,水で缶をすすいでからしてて,缶チューハイは未開封でしたので,持って帰って飲めばOK!ということで,持って帰ることにして,シャワーを浴びたりなんだりと身支度をすると午前9時には出発準備ができたので,丁度いい新幹線があればもう帰るかな?ということで調べてみると丁度いい新幹線があったので,ビジネスホテルをチェックアウトして,新幹線に乗って昼前に山の中の町へ戻ってきましたです。さて,問題の駐車料金ですが,5000円超えを覚悟していたのですが,4600円弱ということで少しホッとしました(とはいえ,当初の想定よりもはるかに高い駐車料金になってしまいましたが・・・)。帰る途中に昼ごはんを食べて帰ろうということで,どうせなら味噌汁が付いている松屋がいいねということで帰る道の途中にある松屋で昼ごはんを食べてからアパートに戻ってきましたです。荷物を片付けて一息ついてからブログネタを打っていますが,ブログネタをアップした後は,掃除をして,洗濯したワイシャツが乾いているので,ワイシャツにアイロンをかけておこうと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回で初期の井上陽水は終わりということで,1972年12月にリリースされたセカンドアルバムの“陽水 II センチメンタル”を紹介したいと思います。初期の井上陽水というのは,ポリドール期までを言うのか,名盤“氷の世界””までを言うのかで若干意見が分かれるような気がしないでもないのですが,個人的には,ミリオンセラーとなった“氷の世界”までが初期の井上陽水ではないかと考えています(もちろん,アンドレ・カンドレが初期の井上陽水だという意見もあるでしょうし。)。ちなみに,ファーストアルバムの“断絶”のジャケットはセピアカラー,このアルバムと“氷の世界”の間にリリースされた“陽水ライヴもどり道”と3枚目の“氷の世界”のジャケットはモノクロなのに,このアルバムのジャケットだけカラーで,しかも,両端にフィルムのような穴が空いているよなデザインになっています。そういう意味ではレコード会社も気合が入っていたのかな?と思ってもみたり。
 1曲目の“つめたい部屋の世界地図”という曲は,重厚なストリングスで始まり,それがぶった切られて,アコースティックギターとフルートをバックに井上陽水が唄っているのですが,前作よりもフォークっぽさを出しているかな?という曲ですが,バックの音が薄めなだけに突き抜けるような井上陽水の声の凄みを感じてしまいました。
 2曲目の“あどけない君のしぐさ”という曲は,アコースティックギターアルペジオで静かに始まり,それに乗って井上陽水が唄い始めるのですが,「洗濯は君で,見守るのは僕」と,おぉ,これぞ四畳半フォークではないか!という曲になっています。井上陽水がつぶやくように唄っているのですが,つぶやくように唄っているのに,この存在感は何?という感じです。
 3曲目の“東へ西へ”という曲は,アコースティックギターのハードなカッティングで始まり,そこにドラムが入ってきて,バンドの音が重なるのですが,それがめちゃカッコイイです。しかし,この曲の凄いところは,いきなり「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわけだ。」で始まり,意味がありそうでない,井上陽水の独特な歌詞がすでにこの段階で生まれていることではないかと個人的には思っています。
 4曲目の“かんかん照り”という曲は,アコースティックギターのリフから始まり,これはかっこいいじゃないの!と思っていると,井上陽水の唄が始まり,そこにベースが入って,これまた太い音でブイブイ弾かれてカッコいいじゃないの!と思っていると,今度はハイハットが入ってきて,クールにリズムを刻みだし,サビで思いっきりバンドサウンドになり,しかも,井上陽水の唄がショートディレイをかけたかのようにダブリングで重ねられていて(時代的にデジタルディレイって何?な年代なので,ダブリングだと思いますが・・・)メチャかっこいいです。
 5曲目の“白いカーネーション”という曲は,ピアノで静かに始まり,そこにホンワカした声で井上陽水が唄い出すのですが,この声がまた凄いんですよ。甘いんだけど,甘すぎないっていうか,そこの隙間を突き抜けていくというか,そういう声です。4曲目ということで箸休めっぽい曲ですが,それでこのクオリティは凄すぎです。
 6曲目の“夜のバス”という曲は,重厚なストリングスとピアノで重々しく始まり,そこにバンドの音が入ってくるのですが,ドラムは暴れまくり,ビヨビヨした音のシンセが鳴らされ,これをフォークのくくりで語るのは無理があるのでは?と思えるようなアレンジの曲なのですが,そんなバックの音に井上陽水の唄が入ると,井上陽水の唄になってしまうんですよねぇ。本当,井上陽水の声のパワーには圧倒されてしまうなぁとシミジミ思ってしまいました。終盤でフェイドアウトで終わったと思わせて,また復活して,ビヨビヨした音のシンセが鳴らされまくるアレンジも素晴らしいなと思いました。
 7曲目の“神無月にかこまれて”という曲は,ちょっとスパニッシュっぽいアコースティックギターで始まり,井上陽水が「人恋しいと泣けば十三夜。月はおぼろ淡い色具合。」と唄い始めるのですが,なんなんですかこの歌詞は,素晴らしすぎです。というか,どうやればこういう言葉の組み合わせが思いつくのか,本当,天才だなぁと思ってしまいました。間奏ではドラムとベースとピアノがユニゾンで鳴っている中,浮遊感のあるスライドギターが弾かれ,これまた,どうすればこういうアレンジが思いつくの?という感じです。
 8曲目の“夏まつり”という曲は,風鈴のS.Eで始まり,そこに重ためのアコースティックギターのカッティングが鳴らされ,つぶやくように震えるような声で井上陽水が唄い始めるのですが,吉田拓郎の“夏休み”にはあっけらかんとした突き抜けたポップさがあるのに,この曲はどちらかといえば,夏まつりの風景を眺めているだけで,夏まつりを楽しめていないような唄になっています。こういう曲があるから,井上陽水にポップなイメージがあまりなかったのかなぁとも思ってもみたり。
 9曲目の“紙飛行機”という曲は,ストリングスとアコースティックギターで静かに始まり,“陽水ライヴもどり道”とかなり違うアレンジだなぁと思って聴いていると,今度はシンプルな8ビートのバンドサウンドに変わり,そこから井上陽水が唄い始めるのですが,“陽水ライヴもどり道”では結構ハードな曲になっていましたが,このアルバムでは結構,聴かせるアレンジ(これはこれで良いですし。)になっているなぁと思ってしまいました。
 10曲目の“たいくつ”という曲は,アコースティックギター2本のリフで始まり,井上陽水が唄い始めるのですが,「爪が伸びている親指が特に。伸ばしたい気もする。どこまでも長く。」というこれまた深読みしても何も出てこないような歌詞で,こんな歌詞をサラッと唄ってしまえるところは凄いなぁと思ってしまいました。で,歌詞はこんな感じですが,バックではアコースティックギター2本がタイトにメチャかっこよく弾かれていて,このアンバランスがカッコいいなと思いました。
 11曲目の“能古島の片想い”という曲は,アコースティックギターのカッティングをバックに井上陽水がいきなり唄い始めるのですが,「尽きせぬ波のざわめく声に今夜は眠れそうにない。浜辺に降りて裸足になれば,届かぬ波のもどかしさ。僕の声が君に届いたら素敵なのに。」なんて歌詞が素晴らしいです。2コーラス目からはバンドの音になるのですが,井上陽水の唄と言うか,この曲の世界観を壊すことなく演奏されています。曲の終盤にデキシーランド・ジャズっぽいアレンジになった後,弦楽四重奏で終わるところも素敵です。
 ラストナンバーの“帰郷 (危篤電報を受け取って)”という曲は,アコースティックギターアルペジオに乗って,井上陽水が淡々と唄い始め,サビで「もうすぐだね,君の家まで。」と唄っているのですが,その言葉とタイトルとのアンバランスが凄いなぁと思ってしまいました。ここだけ聴くとラヴソングみたいですが,タイトルからすると,とてもラヴソングとは思えず,どうすればこの歌詞からこのタイトルがつけられるのか,本当,天才の考えることってやつは!てことでしょうか。
 しかし,このアルバムにはたいとるのである“センチメンタル”って曲がないのですが,アルバムを通して聴くと,個人的に一番センチメンタルだなぁと思ったのは11曲目の“能古島の片想い”でしょうか。この曲を初めて聴いたのは40年以上前の地方Amラジオ番組だったのですが,モノラルの小さなスピーカーから流れてくるこの曲を聴いて,「この曲は凄い。僕もこんな曲を書いて,唄えるような唄うたいになりたい!」と思ったことを思い出してシミジミしてしまいましたです。まぁ,あれから40年以上経って,その想いが形になることはなく,サラリーマンのおじさんをやっているんですけどね。

 前回,サーキュレーターのことを書きましたが,よく考えたら,そろそろ壊れそうだなと思って買ったものの,押入の中で出番を待っているものが他にもありましたね。まずは,Bluetoothのスピーカーで,前回の単身赴任のときに買ったCreative MUVO miniを引き続き使っているのですが,思ったよりもバッテリーが早く落ちたことがあり,これはそろそろバッテリーが限界かな?ということで,AmazonでANKERのSoundcore 3を買ったのですが,その後,MUVO miniのバッテリーがヘタれることはなく,しかも,自宅で使っていないときは加水分解でベトベトになっていたのですが,単身赴任で毎日使っていると,加水分解ってなんですか?みたいな感じでべとつくこともなく,普通に使えるんですよね。どういうことですか?と思いつつ,まぁ,使えるのなら問題なしということで,バッテリーがへたるまでMUVO miniを使わせてもらいましょうかね。
 あと,アンドロイドタブレットですかね。ディスプレイの上の方が指で触れても反応しなかったり,電子書籍の関係で本体メモリの容量が全く足りなくなっていたり(仕方がないので,ダウンロードしていた書籍を一部削除して対応していました。)ということで,ぼちぼち使えなくなるかな?ということで,予備機を買って,128GBのSDカードを入れて,Amazon KindleもGoogle PlaybooksもSDカードに電子書籍のデータを保存するようにして,これでいつ壊れても大丈夫ということでセットアップはしてあるのですが,ディスプレイの上の方が反応しないことは相変わらずなのですが,壊れる雰囲気はなく,容量の方もゴールデンウィークに暇だったのでやってしまえ!ということで,SDカードをフォーマットし直して,Google PlaybooksのデータをSDカードに入れて,Amazon Kindleのデータは本体メモリに入れるようにしたら,あら不思議,本体メモリを圧迫することなく(もちろんSDカードも圧迫することなく。),問題なく使えるようになったじゃないですか。というわけで,アンドロイドタブレットも壊れるまでは現在使っているものを使ってみましょうかということで。
 まぁ,Bluetoothスピーカーにしても,アンドロイドタブレットにしても,私にとっては日常使いの道具なので,壊れて空白ができるとあまり良ろしくないので,ストックしてある分には全く問題ないんですけどね。ただ,ストックの時間が長くなっているのが何だかなぁという感じですが,こればっかりは自分の判断ミスなので仕方ないですよねということで。