ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

20世紀と伝説と青春 Disc 6/岡村靖幸


 前回,ブレーキシューを換えないといけないなぁと書いた次の日の日曜日,日課のワイシャツのアイロンがけが終わったものの昼ご飯まで1時間以上あるので,天気も良いしもうブレーキシューも交換してしまうかというわけで,ブレーキシューの交換作業に着手させていただきましたです。で,駐輪場に整備スタンドと工具を持って降り,まずはフロントブレーキから交換を開始したのですが,左側のシューの交換を終え,さて右側のシューをというわけで,カートリッジを止めているナットを緩めてっと思っていると,カートリッジがポロリと落ち,何かがコロコロと転がり,その後ポチャンという何かが水に落ちる音が・・・ん?と思いながら落ちたカートリッジを確認すると,カートリッジを止めているナットがない・・・ということはナットが排水溝に落ちてしまったのね。というわけで,駐車場の排水口の蓋を開け,のぞき込んだのですが,それらしいものは見当たりません。仕方ない,手を突っ込んで探ってみるかというわけで,排水口に手を突っ込んだのですが,手が届きませんでした。んんん,今日は天気も良いし,最高気温も12度まで上がるので,こんな日に走らないわけにはいかないというわけで,一番近所でパーツを売っているイオンサイクルまで取り急ぎプレオを走らせ,イオンサイクルへ行ったのですが,当たり前ですがブレーキシューのナットだけ売っているはずもなく,こうなりゃダメ元で店員さんに「このブレーキシューのナットだけあれば,売ってほしいのですが。」とお願いしたところ,店員さんが整備している店員さんの所へ行き,「ナットだけってあります?」と確認すると,整備をしている店員さんは,ごみ箱を漁ると,なんとナットを手にして「どうせ捨てる物だから,これでよければタダであげますよ。」とのことでした。これは渡りに舟というわけで,ホクホクでナットをもらって帰り,ディオーレについていたナットは黒だったのですが,もらったのは銀色だったので,まぁつや消し黒のタッチアップペイントで塗れば問題なしというわけで,家に戻ってからフロントブレーキの作業を終了させ,引き続きリアブレーキの作業を終了させ,タイヤの空気圧チェックをしたら,この時点で午後零時10分だったので,いったん家に戻り,嫁さんにもう少し作業をしてから昼ご飯にするからと言い残して,黒色の立ちアップペイントを片手にまたプレトレの元に戻り,ナットをつや消し黒に塗ればできあがりということで,出発は午後1時15分になってしまいましたが,何とか東方面海岸線コースで75キロ程度走らさせてもらいましたです。信号待ちでマジマジとフロントVブレーキシューのナットを比べてみると,多少,イオンサイクルでもらったナットの方が長いみたいなのですが,いいです。そんなことは気にしません。タダでもらったものに文句を付けては罰が当たります。どうしてもなら,ディオーレのカートリッジを買い足すしかないですけど,そこまですることもないと思いますしね。
 で,新品かつシビアコンディション用のブレーキシューの感想ですが,正直,最近はブレーキをかけるとシャリシャリといった感じの音がシューからしていたのですが,古いブレーキシューを外して納得しました。なんか,ゴムというよりも砥石みたいな感じの表面になっていましたです。というわけで,新品のシューに交換したので,シャリシャリ音はなくなりましたので,これだけでも気持ち良いでございます。ブレーキの効き具合ですが,基本的に天気がよいときにしか乗らないので,まぁこれまでと変わりはない感じですね。雨が降ったら比較できるとは思うのですが,雨の日は乗りたくないので,途中で急に降られたときにでも感想を書こうかと思いますが,そんなことはない方がいいですしね。それから,自分で振れ取りをしたリアホイールですけど,特に問題もなく走らせてもらいましたので,こうなると,リアルあさひに振れ取りで持ち込むのは更に先延ばしになりそうな予感でございます。う〜ん,本当に自分でいろいろできることが増えるとなんかうれしいなぁと自己満足のフルカワでございます。

 さて,今回も引き続き岡村靖幸の“20世紀と伝説と青春”のDisc 6を紹介したいと思いますです。Disc 6は“Stories”と題して,デビュー曲である“Out of Blue”から“真夜中のサイクリング”,そして,エピックソニー制作のテレビ番組eZから1曲の全19局のPV集になっていますです。
 1曲目の“Out of Blue”は岡村ちゃんのデビュー曲なんですが,デビュー曲らしく映像の左端には「岡村靖幸」の表示がずっと出ていて,とりあえず名前を売り込むぜ!という感じが伝わってきます。映像自体はただひたすら唄いながら踊り続ける岡村ちゃんにいろいろな人が絡むのですが,そんなことは関係ないぜ!とばかりにひたすら唄い踊る若い岡村ちゃんがカッコヨイです。っていうか,本当シンプルな映像なんですけど,十二分に岡村ちゃんの魅力が伝わってきますです。
 2曲目の“Check Out Love”は,髪が伸びてソバージュにした岡村ちゃんが部屋の中でひたすら電話をかける,ヤキモキしながら待つ,また電話をかけるの繰り返しの映像なんですが,友だち以上の関係になれない女の娘のことを唄っている歌詞の内容にピッタリの映像だと思いますです。岡村ちゃんがかけている電話はもちろん固定電話(コードレスではありますけど。)で,固定電話だからこそこのヤキモキとした映像になるんだろうなぁとオジサンはシミジミ思ってしまいましたです。携帯電話だったら話し中でない限りサクっと繋がるので,こんなにヤキモキすることはないもんねぇと,同じようにヤキモキした経験のあるオジサンは思うのでした。
 3曲目の“Young Oh!Oh!”は打って変わって,オシャレな部屋の中で唄い始める岡村ちゃんなのですが,金髪の彼女が歯磨きをしながら部屋に来てもテレビに夢中で,彼女が差し出した食材をシェイカー代わりに振ってみたり,牛乳瓶をマイク代わりに握って唄ってみたりと妙にコミカルなんですが,それがやたらとアッパーなこの雰囲気に合っているので,まぁいいかと思っていると,最後は彼女が怒って荷物をまとめて出て行ってしまうという,当時のプロモーションビデオらしい終わり方になっています。
 4曲目の“Dog Days”は,髪が短くなった岡村ちゃんが,黄色と黒のボーダーシャツにケミカルウォッシュのデニムの上下にサングラスという今では考えられないファッションで登場しているのが,ハッキリ言って驚きでございます。多分,湘南の海で撮影したのだと思うのですが,ところどころで映される待ちの風景がやたらと懐かしく感じられてしまうのはそういう年代だからでしょう。特に街を走っている自動車がやたらと四角いデザインだったり,黄色い公衆電話とか懐かしいなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目の“19(nineteen)”は,スーツを着た岡村ちゃんが唄い踊っているのですが,岡村ちゃんの周りで楽器をもった人は微動だにせず立っているというシュールな映像で始まるのですが,女の娘の持っているベースがスタインバーガーのヘッドレスタイプなので,そういう時代もあったよなぁと思ってしまいました。間奏に入ると岡村ちゃん以外の人達が踊り出すのですが,そのギャップも楽しいと思っていると,間奏が終わると同時にまた止まってしまうので,役者の方も大変だなぁと思ってしまいましたです。この曲は間奏が1回で少ししかないですしね。で,曲が終わると同時にみんな岡村ちゃんを置いて出て行ってしまい,寂しそうな顔をする岡村ちゃんもキュートです。
 6曲目の“いじわる”は,黒ずくめの岡村ちゃんが淡々と街角で唄い踊るという設定で,最初は酔っ払いが延々とゲロをしていたり,街角で女の娘を口説いていたり,喧嘩していたりと,歌詞と全く関係のない映像なんですが,岡村ちゃんだけは,歌詞の世界をひた走るというか,いや岡村ちゃんのダンスがもの凄くカッコイイんですよ。本当,シンガー,ソングライター&ダンサーだなぁと思ってしまいましたです。しかし,後ろに延々と貼ってあるポスターに書かれているのが「YASUYUKI OKAMURA FOR LADIES ONLY」なのには笑わせてもらいましたです。
 7曲目の“聖書”は,もはや聴くことができなくなったファンキーなシングルバージョンなんですが,このバージョンの聖書が聴けるだけでも感動ものです。ファンキーなベースのスラップに合わせてクールに唄い踊る少し痩せた岡村ちゃんと,その後ろでWINKのような女の娘2人のダンサーが踊っている(後は一応バンドメンバーという設定の方がいますが。)というシンプルな映像なんですが,シンプルなだけに岡村ちゃんのダンスが引き立っていると思いますです。あぁ,本当にシンガー,ソングライター&ダンサーだなぁと思いつつ,後半でサングラスをかけた岡村ちゃんが踊りまくるのですが,岡村ちゃんはサングラスは似合わないなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“だいすき”は,岡村ちゃんの頭の上に青い大きな球体があり,それが何を意味するのか最初は分からないですが,後方にボディコンシャスなスーツをまとった女性が唄っている岡村ちゃんを見つめているのですが,白いバックに黒いスーツの女性,青い球体と幾分シュールな構成だなぁと思っていると,今度はピンクの三角形が現れ,清楚な感じの女性が現れ岡村ちゃんが二人の女性の間でどうしたもんかと思っていると,黄色い雨合羽を着た女の子が岡村ちゃんの周りで踊り出し,岡村ちゃんも踊り出したりするのですが,最後は素っ気ない女性,その気の女性,ニコニコ笑っている女の子に囲まれて少し困った感じになっている岡村ちゃんが可愛らしいでございます。
 9曲目の“Punch↑”は,バレエシューズの足だけが映っていたかと思うと,女性二人がゆっくりと踊る中,岡村ちゃんはひたすら唄い踊るというお得意の構成なんですけど,映像がオーバーダブされていることもあり,曲自体がネットリとしたファンクなんですが,映像の方も非常にネットリとした感じになっていてカッコヨシでございます。
 10曲目の“友人のふり”は,前回紹介した映画“Peace-どんなことしてほしいのぼくに-”の映像を編集しているだけなんですが,前回,この映画は全編岡村ちゃんのプロモーションフィルムだと書きましたが,台詞を一切廃した映像を編集しているだけなんですけど,胸が熱くなるというか,締め付けられるというか,そういう映像になっています。もちろん,曲が素晴らしいので,それとの相乗効果なんでしょうけどね。
 11曲目の“Vegetable”は,めずらしくアコギを抱えて登場し,このままいくのかと思いきや,やはりギターを手放し,女の娘達に野菜を配り,みんなでツイストを踊るというシュールな映像になったと思いきや,岡村ちゃんがにんじんをマイクに見立てて唄い踊るし,何はともあれベジタブルでみんな幸せというなんかよく分からない映像なんですが,結構テンションが高い曲なので,まぁいいかという感じでございます。しかも最後は岡村ちゃんを除いたみんながおもちゃのギターを持って踊りまくっているし。
 12曲目の“Peach Time(Complete Version)”は,映画仕立てのロングバージョンのプロモーションフィルムになっていて,どうもバレンタインデーという設定らしく,岡村ちゃん(先輩)と外2名の後輩が部屋の中でウダウダとチョコレートもらえただの,もらえなかっただのと話をしているのですが,3人でナンパへ出かけることになり,自転車(MTB)に乗って六本木を目指すのですが,そのハッピーな映像が曲のポップな感じに合っていて,非常に良い感じです。そうこうしていると,岡村ちゃん達は六本木へ到着し,岡村ちゃんがナンパをするものの成功するはずもなく,そうこうしていると微笑みかけてくれた女性を追いかけてクラブへ行くのですが,そのバックでは“どんなことしてほしいの僕に”のバックトラックが流され,意味深な雰囲気が盛り上がる中,岡村ちゃんが微笑みかけてくれた女性にモーションをかけるのですが,徐々にダンスがヒートアップしていき,女性も少しずつ相手にしてくれだしたところで,相手の男性が登場し困ったことになったと思っていると,曲が再開し,3人で踊り出し,さてどうなるんだと思っていると,やはり何とかなることはなく,強面の皆さんが現れ,クラブを追い出されてしまうという予想どおりの展開だなぁと思っていると,その女性が後ろで待ってくれているという,これまた予想どおりの展開だなぁというか,こういう感じが岡村ちゃんらしくて良いなぁと思ってしまいましたです。
 13曲目の“どぉなっちゃってんだよ”は,髪が少し伸びて,プリンスのような髭をうっすらと生やした岡村ちゃんが怪しい映像をバックに50’sっぽいスタンドマイクで唄いながら,黒人バックダンサーを従えて踊りまくるという,もう岡村ちゃんの魅力全開な映像になっています。思いっきりシンガー,ソングライター&ダンサーで,ただただカッコイイとしか言いようがないです。
 14曲目の“(E)na“は,怪しげな研究施設のようなところでメガネをかけた岡村ちゃんが軽やかに唄い踊るだけのだけの映像なんですが,男性ダンサー2名と女性ダンサー3名を従えてひたすらカッコヨイダンスを決めてくれるのですが,シンガー,ソングライター&ダンサーの岡村ちゃんここにあり!って感じの映像で本当素晴らしいです。っていうか,こんな作品を作った後に長い沈黙を続けるから,生きているのに伝説になってしまうんだよ!と思ってしまいましたです。
 15曲目の“Peach X'mas”は,映像からすると家庭教師ツアーでのライヴなんですけど,カッコイイです。ライヴのときの岡村ちゃんの熱さが伝わってくるというか,最初は音源と映像を重ねているだけだったのですが,途中から音の方もライヴ音源に切り替わり,本当にライヴの岡村ちゃんを堪能堪能させてもらいましたです。
 16曲目の“ハレンチ”は,ちょっぴり巨大化した岡村ちゃんが踊る映像と目線にモザイクを入れた女子高生がラブホで援交をしている映像が交差する,曲の内容に合わせた映像になっているのですが,巨大化しつつあるのにダンスのキレが落ちない岡村ちゃんはさすがだなぁと思いつつも,目線にモザイクを入れた女子高生がやたらと生々しいなあとか,ルーズソックスってあったよなぁと思ってしまいましたです。
 17曲目の“真夜中のサイクリング”は,岡村ちゃんは映像に現れることなく,ただただいろいろな風景が流れる中,曲が流れていくのですが,何気ない日常の光景が流されていく中,祈るようなこの曲が流れていくのは,姿を見せなくても音と声だけで岡村靖幸という存在を表現できるということなんだろうなぁと思いつつも,更に巨大化が進んでカメラの前に姿を出すことができなかったのかなぁとも思ってしまいましたですが,そうでなくても,この曲がエピックソニーでのプロモーションビデオの最後の作品になってしまったので,個人的には少し思い入れがあるんですけどね。
 18曲目の“いじわる(eZ Version)は,黄色いバックの前で黒のスーツを着た岡村ちゃんがただ唄うところを斜め上から撮しているだけなんですが,途中から全体の映像に切り替わると,岡村ちゃんの足下が黄色いだけで,残りのバンドのメンバー役の人も一応いたりするのですが,まぁ基本的にはシンプルな映像ですね。さすが番組での作品というか。でも黄色だけをバックに唄う岡村ちゃんをただ撮しているというのも、その他の映像が濃いので逆にシンプルで良いのではないかと思いましたです。
 ラストナンバーの“Peach Time(Video Clip Version)は,12曲目の映像を曲のサイズでジャストに編集したものですが,自転車で楽しく六本木の街を走り回る(というか,自転車はスタジオで撮影し,六本木の映像と重ねているだけなんですけどね。)岡村ちゃん達が妙にキュートです。というか,自転車をダンスのお伴にしているのは自転車好きの私とすれば非常にうれしいんですけどね。
 1986年のデビューから“真夜中のサイクリング”までの2000年なので,14年間の映像ということになるのですが,音もファッションも,そして岡村ちゃん自体の変化も全て見ることができるという意味では資料的にはものすごく素晴らしいものではないかと思いますが,でも岡村ちゃんが出てこない“真夜中のサイクリング”以外は,どこを切ってもシンガー,ソングライター&ダンサーの岡村ちゃんというスタンスは変わっていないなぁと思ってしまいましたです。

 話は変わって,今週は仕事の関係で1便早い新幹線で仕事に行かないといけなかったのですが,やはり朝の20分は大切だなぁと実感してしまいましたです。普段は5時50分に起きて,6時50分に家を出て,7時10分の新幹線に乗っているのですが,雪や霜で新幹線が遅延して時間に遅れることができないため1便早くしたのですが,それが6時47分発なので,5時30分には起きて,6時30分に家を出るという生活をさせてもらったのですが,木曜日ぐらいから夕方になると明らかに頭が回らないなぁという状態になってしまいましたです。そもそも早く帰って寝たいなぁと思っても,家に帰ってから洗い物だの風呂掃除だのして,挙げ句の果てに子供が先に風呂に入れば,こっちの体調なんておかまいなしに長風呂なので,風呂に入れるのが10時過ぎになり,なんだかんだで寝るのが12時前だったりするので,早く帰ってもあまり意味がなかったりしたので,本当,ヘロヘロになってしまいましたです。なんとか昨日で1便早い新幹線で行かないといけない仕事が終わったので,来週からは通常時間での通勤なので助かったなぁと思っていますけど。眠いのもそうなんですけど,冬の6時30分って本当真っ暗だし,寒いので,とぼとぼと駅までの道程を歩いていると,本当何やっているのかなぁ・・・という気持ちになったりもしましたです。これが夏場で明るかったらもう少し違ったのかもしれないですけどね。
 春の人事異動で新幹線通期は解消かなぁと思っていたのですが,どうも解消しそうにない雰囲気なので,まだまだ新幹線通勤が続きそうですし,もう40代後半ですから体を大事にしないと最後まで持たないよというか,週末にプレトレに乗る元気を残しておく程度にしておかないとね。仕事だけの毎日じゃ,味気なさ過ぎだし,そんなこんなで「あぁ,サラリーマンだなぁ。」とシミジミ思ってしまったフルカワでございます。