ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

20世紀と伝説と青春 Disc 5/岡村靖幸


 この間の週末は寒かったですねぇ。で,日曜日は降水確率は30パーセントと微妙だった上,最高気温は6度ということで,光電子インナーグローブの威力を試してみるか(正しく人柱ですな。)という気になっていたのですが,昼前から山の方に寒波の関係か明らかに雪雲と思える黒い雲が立ちこめてきたので,これはヤバイかも・・・と思い,気象庁のレーダーキャストナウを確認したところ,やはり1ミリから5ミリの降水量の雲が近づいてきていましたです。う〜ん,どうしたもんかなぁと思いつつ,これだけ寒かったら雨でなく雪になるはずなので,雪ならまぁ降られてもなんとかなるだろうという,相変わらずの無茶振りなんですけど,いいんです,前日にチェーンのオイルアップもして整備したばかりのプレトレに乗りたいんですから。で,曇りで日も差さず,寒いなぁと思いつつ西方面海岸線コースへ出発したのですが,凄いよ!光電子インナーグローブ。これまでなら走り出して30分ぐらいで手が痛くてごめんなさいという感じになっていたのが,少し指先が痛いかなぁという感じで最後まで走れましたです。おまけに途中で予想どおり雪が舞ったり,思い切り向かい風の北風に吹かれたりもしましたが,手が死にそうに痛くなることはありませんでしたです。途中のコンビニ休憩でグローブを外してみると,ほんのりと汗ばんでいたのには本当,驚きましたです。復路は夕方になるので冷え込みが厳しくなることもあり,ここのところ手がかじかんでフロントをミドルに落とすとアウターに上げることができないくらい手がかじかんでしまっていたのですが,今回はフロントをミドルに落としても余裕でアウターに上げることができましたです。
 この日は往復で75キロほど走りましたが,これまでは家の駐輪場に着くと,もう手がかじかんで,痛くて,トップチューブバッグを外したり,鍵をかけるのも,もう嫌だ!状態だったのですが,そういうこともなく,サクっとプレトレの片付けもできましたです。で,光電子インナーグローブの全般的なインプレですが,手が暖かくて真冬でも大丈夫ということはありません。正直,手は冷えます。しかし,手が冷えても,かじかんで痛くて,走っているのが苦痛という限界エリアまではいきません。末端冷え性の私にとっては,限界エリアまで達しないのであれば,多少指先がかじかんで痛いなぁという状況になっても許せます。というか,フロントディレイラーの操作ができなくなるほど手がかじかむことがないのであれば,買った意味は十分あると思っています。末端冷え性の方でなければ,もっと恩恵があるのではないかと思いますが,残念ながら私は末端冷え性なもので,この程度で満足でございます。まだまだ寒い日が続くとは思うのですが,今年の冬は光電子インナーグローブで乗り切れる気になりましたです。買って正解でした。
 なお,気をつけないといけないのは,光電子インナーグローブはかなりベルクロにくっつくので,光電子インナーグローブを両手にはめてから,ウインターグローブをはめようとすると,ウインターグローブのベルクロにくっついてしまうことぐらいでしょうか。まぁ,所詮はインナーグローブなのでベルクロにくっついて毛玉ができても別に問題はないのですが,やはりウインターグローブをはめにくいので,片手ずつインナーグローブをはめてからウインターグローブをはめれば問題なしということで,あと気づいたのは,休憩ではずすときは,とりあえずウインターグローブと一緒にはずしておいた方がバラバラしなくて便利ですかね。ウインターグローブと別々に外してコンビニのトイレに急いで駆け込んだら(冬なもので・・・),危うく便器の中にインナーグローブを落としそうになり,おぉっと危ない!っていう感じになってしまったので,やはりウインターグローブと一緒に外しておいた方が安全でしょうね。いくら暖かいとはいえ,びしょ濡れのインナーグローブをつけたら,間違いなく冷え冷えになるでしょうからね。

 さて,今回も引き続き岡村靖幸の“20世紀と伝説と青春”のDisc 5を紹介したいと思いますです。Disc 5は1989年に公開された,初の(って言っても,これしかないんですけどね。)岡村靖幸主演映画“Peach-どんなことをしてほしいのぼくに-”で,主役のOKAMURA-KUN(まんまですな。)役はもちろん岡村靖幸が,友人のKINTA役は金山一彦が,ヒロインの吉川枝里子役は藤井かほりが演じており,ほぼこの3人でドラマが進むのですが,はっきり言おう,映画全編が岡村ちゃんのプロモーションフィルムであると。いきなり青いスーツを着て,ゴーグルをしたOKAMURA-KUN(面倒なので,以下「岡村ちゃん」という。)が踊りながら画面の中央に飛び出してくるだけで,なんかテンションが上がってしまいますね。で,ゴーグルをしたまま女の娘をナンパする岡村ちゃんなんですが,正直,あり得ないでしょと思いつつも,岡村ちゃんだから許してしまおうという気になってしまいますです。で,シーンが変わり,ピザ屋のスクーターに乗ったKINTA(面倒なので以下「キンタ」という。)が外人の乗ったMGにメチャクチャな英語で勝負を挑み,そこにYoung Oh!Oh!が流れだし,ストーリーが動き出すのですが,街中をエンジ色のコートを着て,相変わらずゴーグルをしたままでナンパしては振られまくる岡村ちゃん,吉川枝里子(面倒なので以下「エリコ」という。)は鉄くずのオブジェ制作をしているといった感じで,これからどのようなストーリー展開になるのだろうという気持ちになるのですが,エリコが黙々とオブジェ(しかし,この鉄くずのオブジェっていうところが何か妙に時代を感じてしまうのですが・・・)を作成しているのですが,岡村ちゃんがエリコに「そんなのいつだってできるよ,明日にしよう。」と言うのですが,この言葉もなんかあの時代に,あの若さだから言える言葉なんだろうなぁと思ってしまいましたです。さすがにこの年になると「いつだってできるよ。」っていうのは少し難しいですし,また,今の時代だと,「明日にしよう。」っていう言葉もなんか言いづらいなぁという気がしたりもします,
 そして岡村ちゃんとエリコとキンタで行きつけのジュンちゃん(なんと戸川純!)がやっている店に行くのですが,とりあえず店に入るなり踊り出す岡村ちゃんに苦笑しつつも,ステージ上の岡村ちゃんのイメージを忠実になぞっているなぁと思ってしまいましたです。しかし,店内での岡村ちゃんとエリコの会話が友だち以上恋人未満という微妙な感じを醸し出していてなんか青春だなぁと思ってしまいましたです。
 で,エリコに誘われて,3人で美術館に行くシーンでは,美術館の中だっていうのに棒付きキャンディーを口にくわえ,所在なさそうにうろうろしている岡村ちゃんが妙に可愛かったりするのですが,しかし,そもそも美術館の中で棒付きキャンディーなんてありえないだろ?と思いながら,まぁ映画だからいいかぁと思ってしまいましたです。ここでエリコは南米の作家の近代絵画(絵心のない私には理解できない絵だったりするのですが。)をずっと見ているのですが,これが後半の伏線になるとは思いもしませんでしたね。
 3人で自動車に乗って湘南へ行くシーンでは,キンタが運転する自動車がスバル360のオープントップだったり,その後部座席に乗る岡村ちゃんはといえばピンクに青い水玉の傘を差していたりと,やたら可愛かったりするのですが,このシーンで圧巻なのは,後部座席でギターを弾きながら唄う岡村ちゃんなんですよね。ステージでの弾き語りを彷彿とさせる,自由奔放な唄で,ギターも格好良ければ唄も最高!と思っていると,スバル360の横を江ノ電が通り過ぎると,いきなり謎の電車の唄になって笑わせてもらいましたです。
 3人で高そうなレストランで食事を食べていると,エリコの婚約者である小松原が現れ,エリコは小松原と帰ってしまうのですが,そこで岡村ちゃんの名曲,友人のふりが流れるのですが,胸が締め付けられるくらい切なさがぐっときてしまいましたね。そしてエリコは小松原のベンツで帰って行くのですが,スバル360に乗ったキンタが負け惜しみのような捨て台詞を吐くのですが,これもどうしようもできない思いが溢れていてたまりませんでしたね。「だって知ってるんだよ,こんなんじゃどうしようもない。」という歌詞が,本当にどうしようもない岡村ちゃんとキンタに合いすぎていて,一緒になって落ち込むような気持ちになってしまいましたです。
 しかし,落ち込ませてもらった後に,小松原への仕返しが会社へ忍び込んでデスクの椅子に画鋲を置いておくだなんて,ガキみたいなことをしているなぁと思ってしまいましたです。普通に考えて,この程度のメンタリティではエリコを取り戻すことなんて無理なんでないかと思ってしまいましたが,まぁ,そこは演出なんだろうとは思いますけど。
 そして,岡村ちゃんとキンタはビジネススーツを着て,小松原の会社へと乗り込むのですが,その乗り込み方が,あまりにも社会人度が0なので笑ってしまうのですが,さすが映画ですよね,エリート証券などといういかにも胡散臭い会社名を名乗っているのに受付を通してもらえるんだから。で,小松原の席まで乗り込んだところまではいいんですが,オフィスの中でキンタが絶叫してしまうのですが,正直,サラリーマンのフルカワとしては,実際こんなことをされたら勘弁してほしいなぁという感じですかねぇ。「若さはバカささぁ」という近田春夫の歌詞を思い出してしまいましたです。で,小松原からエリコに結婚を申し込んでいること,そして一緒に南米へ行くことになっていることを伝えられ,美術館での現代絵画のシーンが挟み込まれ,そこにまた岡村ちゃんの名曲Lion Heartが流れるのですが,岡村ちゃんがエリコの作りかけのオブジェをなで,公衆電話から(多分)エリコに電話をかけるのですが繋がらないのですが,切ない,切なすぎでございますよ。携帯電話がない時代だからこそのシーンだなぁと思ってしまいましたし,今の若い人にはこのシーンの切なさは分からないんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 そしてエリコが南米へ出発することが分かり,岡村ちゃんとキンタはスバル360で空港へと向かうのですが,途中で岡村ちゃんは空港へ行くことを断念してしまいます。多分,何者にもなれていない自分と,社会人としてきちんと生活をしている小松原とを比較して,自分が惨めになってしまったのではないか,空港へ行ったとしてもエリコを引き留めることなどできない自分のふがいなさを感じてしまったのではないかと思いました。
 シーンは変わり,サーモンピンクのスーツにゴーグルを付けて,相変わらずナンパにいそしんでは振られまくっている岡村ちゃんのシーンに切り替わり,あぁ男の子と思っていると,岡村ちゃんの父親が現れ,岡村ちゃんにはそんな才能はないので,将来を考えて堅実な生活ができないのであれば,生活費は出さないと言われ,店を飛び出してしまう岡村ちゃんなんですが,なんか若さだなぁと思ってしまいましたです。気がつけば,自分がこの父親に近い年齢になりつつあることに愕然としたりもしますが・・・
 そして,髪を切ったエリコと再会するのですが,エリコの立ち位置が分からないもどかしさなのか,単純にエリコが戻ってきたことへのうれしさなのか,それとも両方なのか岡村ちゃんが泣き出してしまい,そのバックにはじめてが流れるのですが,そのうちエリコも泣き出してしまい,その涙は岡村ちゃんの思いに応えられないことへのものなのか,それとも岡村ちゃんに対する気持ちなのかが判然としないまま,カチンコが鳴らされ,ラブタンバリンが流れ,ラストのシーンになるのですが,何となく幸せそうな岡村ちゃんとエリコの会話を聞いていると,少なくともBad Endではないのではないのだろうと思ってしまいましたです。
 ボーナストラックで,映画の予告編がまず入っているのですが,これが青春!っていう感じの映像が思いっきり化とアップされていて,映画の中の岡村ちゃんの魅力が思いっきり濃縮されています。
 ボーナストラックその2はPeach撮影日誌になっているのですが,映画には入っていない,岡村ちゃんのボケや,キンタのボケに笑わせてもらいましたです。それから会社で暴れるシーンはエピックソニーの親会社であるCBSソニーで撮影されていたっていうのも少し笑わせてもらいましたですね。
 そして,ボーナストラックその3は幻の岡村ちゃん主演のエドウィンのCMなんですが,初めて見ましたが,これも当時の岡村ちゃんらしさ(というか,パブリックイメージ)全開だなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,多分,正直なところ岡村ちゃんのファン以外はあまり(ほとんどか?)面白くない映画なんだと思いますけど,個人的には終わらない日常っていうのはあり得ず,現実はどこかで終わり(それがHappy EndなのかBad Endなのかは分かりませんが。)が来るんだということを,切ないくらいに感じさせてもらいましたです。というか,こんないろいろあって楽しい青春(まっただ中の人には楽しくないこともあるんでしょうけど。)なんて私にはなかったもんなぁとシミジミと思ってしまいましたです。

 しかし,話は変わって,プレトレのリアホイールの振れが気になりつつも,平日にリアルあさひに持って行く時間が作れない状況が続いているので,どうしたもんかなぁと思っていたのですが,いいや,あんまり大きな振れでもないので,自分で振れ取りをやってみて,自分でやってどうしようもなくなったら,リアホイールを外してプレオでリアルあさひに持って行けばいいし,というわけでアマゾンでPARKTOOLのスポークレンチを1200円でカートにインさせてもらいましたです。で,ブログをアップする前に振れ取り作業に着手したのですが,初めての作業なもので,最初はブレーキシューが当たる部分を調整してみたのですが,どうもうまくいかないので,逆にしてみれば1というわけで,ブレーキパッドがリムにを当たるようにブレーキを調整してみると,なんと当たらない部分の方が少なかったので,これなら当たらない部分を当たるように調整してやった方が簡単だなぁというわけで,再度振れ取り作業を行ったところ,無事,振れ取りをする前よりもマシな状態になりましたです。でも,そのうち平日に休みを取って,リアルあさひに持ち込んで,きちんと振れ取りをしてもらった方がいいんだろうなぁとは思っていますので,まぁ,当面の応急処置ということで。しかし,振れ取りをしていて改めて思ったのは,リアのブレーキシューが片側だけよく減っているので,ブレーキシューもそろそろ交換しないといけないかなぁということですかね。昨年の年末に買ってはいるのですが,まだ大丈夫ということで交換していないのですが,振れ取りでリアルあさひに持ち込む前には交換しておいた方がいいんだろうなぁと思っていますです。
 ついでに、もう一つ。MOMO9と一緒に買った,中華英語キーボード付きケースなんですが,さすが中華ケース,頻繁に折り曲げる部分の合皮に裂け目が入ってしまいましたです。キーボード自体は問題ないので,どうしたもんかなぁと思いつつ,ケースが黒だから黒のビニールテープで補修することも考えたのですが,ビニールテープは時間が経つとネチャネチャするので嫌だけど,1000円ちょっとのケースを補修するのにホムセンで値段の高い補修テープを買うのも本末転倒だしなぁと思いつつ,悩ましいときは100均で何か探してみようというわけで,近所の100均へ行き,テープ類を探していると,なんと幅広の布テープがあるではありませんか。しかし無地はなく,千代紙のような和物の柄が印刷してあるので,う〜ん,黒のシックなケースなんでどうしたもんかなぁと思いつつ,なんか良い柄がないかと探してみると,なんと招き猫柄があるではありませんか。多少派手でも招き猫柄なら私的には全く問題がないので,サクっとお買い上げさせていただき,ケースの蓋を止める部分は巻き付ける形で補修すると,なんかイイ感じになったのですが,問題はケースの角になる部分で,あまり大きく貼るのもなんだしなぁと考えていると,招き猫が互い違いに印刷されていることに気づき,これならば招き猫部分を分けるように幅を半分にカットして,ケースの正面に招き猫が向かい合わせになるように貼ってやればいいんでないかいというわけで,イメージしたとおりに作業をしてみると,なんかイイ感じになりましたです。ノーマルじゃ気が済まないフルカワですので,アマゾンで良く売られている中華英語キーボードケースが一部招き猫柄入りケースになったので,非常に満足していますです。というか,怪しさ成分がアップしたような気がしないでもないんですが,いいんです,もともと怪しい中華パッドなんだから。